令和7年11月15日開催 おれんじトーク(こども地域食堂「まんまる」)
令和7年11月15日(土)、中島地域コミュニティセンターにおいて、中島校区で活動する“こども地域食堂「まんまる」”の皆さんと意見交換を行いました。代表の古川久仁子さんをはじめ、スタッフや民生委員の方々にご参加いただき、活動の経緯や課題、今後の展望についてお話を伺いました。
こども地域食堂立ち上げのきっかけ
「まんまる」は令和2年10月にスタートしました。熊本地震の際に高齢者が避難所に行けず孤立する現状を目の当たりにし、「地域で誰もが気兼ねなく集える場所をつくりたい」という思いから始まったそうです。
コロナ禍では食堂形式からお弁当配付に切り替え、令和5年8月に食堂形式を再開。今ではこどもから高齢者まで、誰でも気軽に参加できる場になっています。
地域の力で支える活動
スタッフは民生委員さんも含め約15名、地域全体で運営を支えています。区長からは「代表の思いが地域に広がり、みんなで力を合わせていることが素晴らしいですね」との言葉がありました。
課題と取り組み
〇こどもの参加をもっと増やしたい
保護者が来られない場合、こどもだけで参加できる仕組みを考えています。
〇遠くから来る高齢者の交通手段
AIデマンドタクシーの利用方法をできるだけ多くの高齢者に周知したい。
〇防災拠点としての役割
災害時に食事提供や炊き出しができるよう、防災食の備蓄や保管場所を検討中です。
これからの“こども地域食堂「まんまる」”
「まんまる」は、食事を楽しむだけでなく、地域のつながりを深め、防災や高齢者支援にも役立つ場としても期待されています。区長は「今日いただいたご意見は市役所の関係部署にしっかり伝え、改善につなげます」と話し締めくくりました。