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廃置分合の告示の内示を受けての富合町長との共同記者会見

最終更新日:2008年2月14日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:熊本市及び下益城郡富合町の廃置分合の告示について】

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【幸山熊本市長(以下、市長)】それでは、本日は富合町さんとの廃置分合の告示に関する発表でございますので、村﨑町長さんにもご同席いただいております。まず私のほうからお話をさせていただきたいと思います。
皆様方にも報道資料として配布させていただいておりますけれども、本日午後に連絡を受けまして、明日総務大臣から告示をされるとの報告をいただいたところであります。市町村合併につきましては、総務大臣の告示によりまして、その効力が生じると規定されておりまして、明日の告示をもちまして本年10月6日に本市と富合町とは正式に合併が決定することとなりました。正式には明日ということでございますが、その報告を受けまして大変うれしく感じたところでございます。そして10月6日、新市のスタートに向けましてこれまでも準備を進めてきたところでございますけれども、着実にその準備を進めることによりまして、10月6日に新市としてスタートしました時に、やはり双方の住民にとって合併して良かったと言っていただけますように準備に努め、それから新市基本計画に基づいたまちづくりを鋭意進めてまいりたいと考えております。この富合町さんとの合併は大変意義のあるものだと思っております。
そして少し余談になりますけれども、ここにきまして近隣の城南町さんでありますとか益城町さん、植木町さんで新たな合併の動きも生まれてきております。やはりこのことも、富合町さんとの合併というものが新たな合併の動きにつながったと考えておりまして、政令指定都市実現に向けましても富合町さんとの合併は大変意義のあるものだと感じているところでございます。繰り返しになりますけれども、10月6日に向けましてしっかりとその準備を進めてまいりたいと思います。私からは以上でございます。

【富合町長発表:熊本市及び下益城郡富合町の廃置分合の告示について】

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【村﨑富合町長(以下、町長)】今、幸山市長からございましたとおり、総務省の告示が明日に決まりましたので大変うれしく思っております。長い間、富合町の合併協議は色んな問題を提起致しました。しかしながら協議の中で熊本市からも大変ご配慮いただきまして、立派な合併協議ができたと思っております。私たち富合町といたしましても10月6日に向かって事務的な手続き、その他色々ございますので、滞りなくその日に合併が出来ますように努力したいと思っております。また町内には、批判される方々もおられましたが、町を挙げて、合併して良かったということが出来るように熊本市にお願いしながら進めていきたいと思っております。
 先ほど幸山市長がおっしゃったとおり、富合町といたしましても、ただ富合町だけが熊本市に入るというのではなくて現在、城南町、植木町、益城町にあのように波及したことは私たちも大変ありがたく思っております。共に合併して、熊本市が政令市になるようなことが私の一番望むところでございますので、今後大変なことであるとは思いますが、各町の努力に期待したいと思っております。

【質疑応答:現在の心境と合併に向けた準備事項について】

【記者】それぞれの市長・町長に一言ずつ、今日の日を迎えられたということで、現在の心境について心情的な部分をもう少し語っていただきたいと思います。もう一つは10月6日に向けて準備を進めていきたいと言われましたが、具体的に特にこの点に留意して準備を心がけていきたいという点があればその点も併せてお願いします。それぞれ幸山市長、村﨑町長の順でお願いしたいと思います。
【市長】合併に向けましては、色んな協議や手続きがあるわけでありますけれども、協議で言いましたら行政レベルの研究会から任意協議会、そして法定協(議会)と、それを終えてそれぞれの議会での議決、県議会での議決、調印式もございましたけれども、様々な手続きを経てきたわけでありますが、明日の告示を持ちまして正式に決定するということでありますから、そういう意味ではこれまでのことが色々と思い出されますけれども、改めて大変感慨深いものを感じるものであります。本当によくここまでたどり着くことが出来たなとも思っておりますし、そういう意味におきましては村﨑町長さんをはじめ富合町の議会や町民の皆様方にも心から感謝申し上げたいと思いますし、また本市におきましても議会をはじめ様々な方々にご協力をいただいたわけでありますので、そうした関係者すべての皆様方に心から感謝を申し上げたいと思います。
 それから今後の準備を進める上において特に留意すべき点ということでございますが、特にということではございませんが、これから様々進めていかなければならないことがあります。例えば新たな組織や人事をどうするかでありますとか、あるいは電算関係の準備でございますとか、これはかなり金額的にもあるいは作業量としても莫大なものになりますので、そういった電算関係も含めまして色んな手続き等が残っておりますので、それを着実に進めていくということだろうと思います。それから10月6日のスタートに向けまして、住民サービスに滞りのないように、しっかりとその準備を進めていきたいと思っております。
【町長】一口に言いまして、大変うれしく思っております。感慨無量でございます。熊本市さんをはじめ、また富合町の中にも多くの皆さんにご協力・ご理解を賜ってきたことに本当に感謝したいと思っております。
その次のことについては、やはり富合町は熊本市に編入されるわけですので、町民の皆様方も大変不安を感じている面もたくさんございます。総合支所はどのような位置付けをするのか、また特例区をつくりましたけれど、その特例区の仕事の内容とか、また職員がどのような位置に置かれるのか、基本計画も法定協(議会)の中で出来上がりましたので、どのような段取りで富合町に色々な事業、その他についてしていただくのか、そのようなことを今からお願いしながら、またすり合わせをしていかねばならないと思っております。総体的に熊本市さんには大変配慮いただきまして、法定協(議会)の中で決めたこと、その他について私としては大変満足しておりますが、まだ小さな事務的なこと、今おっしゃられました電算の問題とか事務手続きの問題とか、その他色々ございますので、これからもそれぞれの立場でお願いをし、すり合わせをしていかねばならないと思っております。10月6日には立派な協議が整いまして安心して熊本市富合町となるようにお願いしたいし、また私たちも努力したいと思っております。
協力いただきました皆様方に、熊本市をはじめ富合町の色々な皆様方に感謝を申し上げたいと思っているところでございます。ありがとうございました。

【質疑応答:合併に反対する住民への対応についてーその1】

【記者】村﨑町長に(お尋ねします)。合併に反対する方々がいらっしゃったかと思いますけれども、こういった方々への説明を着実に進めていきたいと前回調印式のときにもおっしゃっていました。その説明というのはスムーズに進んでいるのでしょうか。
【町長】一応、合併協議の中で色々と合併協議の報告書や広報富合なり、町内で何回も説明会を開いて説明をしてまいりました。まだ今から上水道の問題、その他色々ございますので、必要であれば説明会を開催し説明をしたいと思いますし、また合併の話し合いの状況等については広報などで啓発していきたいと思っております。
【記者】理解は深まっているというのは、今の段階ではどうでしょうか。
【町長】合併反対というような意見は聞きません。今そのような意見は沈静化したと私たちは思っています。

【質疑応答:今後の合併に関する動きについて】

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【記者】どちらともになるかと思うのですが、今まさしく植木・城南・益城、それぞれ違う過程で進んでいますけれども、合併にこぎつけた中でアドバイス的なことになるかもしれないのですが、こういう点が今回進める中でポイントだったとか、そういったのが今進んでいる植木・城南・益城町の方々にもし言えるとしたらどういった点が挙げられますか。
【町長】皆さんご承知のとおり、富合町でも色々議論がございました。やはり「反対」と言われる方にはなかなか説明しようがない。また説明しようと思っても出てこられない点に私どもも大変苦慮いたしました。出来るだけ話を聞いていただいて、そして判断していただきたい。やはり地域性がございますね。しかしながら総合支所も作りますし、政令都市になれば区役所もできるという話でございますので、説明を十分聞いていただければ必ずそれぞれの疑問は解けてくるものだと思っております。「反対」と言われる方は、ただ自分たちの思惑でそういうことを反対の立場の方だけに流しておられるのは一番問題だと思いますので、できるだけそういう方あたりにも出ていただくような機会を作っていただきたい。そして聞いていただきたい。そういうことが一番大事だと思います。
【市長】直接今の問いに対する答えになるかどうか分かりませんが、熊本市の合併に対する姿勢は富合町さんとの協議を見ていただければ、基本的な姿勢というものは他の市町村の皆様方にもご理解いただけるのではないかと思っています。その基本が富合町さんとの協議の中にはあると思っています。基本的な姿勢がですね。ただそれぞれの町には個別の事情がございますので、そこに対しても今後丁寧に向き合っていくということが必要ではなかろうかと思っています。富合町さんとの今回の合併協議というものを基本にしながら、それぞれの町の独自の事情に対しましても丁寧に対応していくことによって、合併政令市の実現に向けて努力していきたいと思っています。

【質疑応答:次期町長選が持つ意味合いについて】

【記者】総務大臣の告示をもって合併の効力が発生するわけですが、その後町長選がありますよね? 町長は出馬を表明されているということですが、合併の効力が発生しながら町長選が行われると。これは任期との関係で仕方のないことなのですが、その町長選の位置付けというのを、町長ご自身はどういうふうに考えていらっしゃるでしょうか。
【町長】町長の任期は3月17日から10月5日までですので、あと6ヵ月くらいですかね。その間に先ほど申し上げましたとおり熊本市との合併問題、事務的なことやその他色々なことについて総仕上げをしたい。それとうち(富合町)は、あまり話題になっておりませんが新幹線の車両基地、これが莫大な土地を費やして大変な事業でした。これは合併と同等に私は苦労いたしました。町内に波紋を投げかけましたし、苦労しました。この2つの問題を6カ月の間に仕上げをしたいと思っております。車両基地については周辺整備なり、またその他、駅をつくらなければならないとか色々なことがございますので、6カ月の間にできるだけ目途をつけまして、熊本市に引き継ぎしたいと思っています。そして県道田迎木原線とか富合町へのアクセス道路とかそういったものがたくさんございますので、出来上がるように努力したいと思っております。
【記者】そういうことを主張していく選挙になるということですね。
【町長】はい。私の今一番の問題は、合併と新幹線車両基地の仕事を仕上げたいという気持ちで立候補を決意したところでございます。その責任が私にはあります。

【質疑応答:合併に反対する住民への対応について-その2】

【記者】村﨑町長にお伺いしたいのですが、合併に反対をしていた人たちには境界変更を求めている人たちもいましたが、この人たちへの対応というのは現状としてどうなのですか。
【町長】その人たちは議会に請願を出されております。境界変更したいという住民の請願と、境界変更に反対の請願が同等に出ております。議会としては苦慮の選択の中で両方採択しておられる。これも議員が批判を受けられましたけれども、私は仕方ないことだと思っております。境界変更については、合併後、再度検討・議論し住民の合意形成を得ることを望むというような付帯決議を付けてあります。そういうことです。それで今のところ議論は出ておりません。合併には反対ではないという請願でございましたので。

【質疑応答:合併政令指定都市実現への抱負などについて】

【記者】改めてなのですけれども、政令市への第一歩を踏み出したということで市長に政令市に向けた抱負と、町長には市長に対するエールみたいなものを一言ずつ。
【市長】とにかくこの富合町さんとの合併というのが、やはり大きな一歩であったと思っておりますので、富合町さん、町長さんたちの思いをしっかりと受け止めて更なる一歩につなげていき、政令指定都市の実現という大きな目標に向かって着実に前進させていきたいと思っています。そういう意味では、今年は非常に重要な年だと思っておりますので、今年その動きを加速できるように全力で取り組みたいと思っています。
【町長】私も熊本市の合併を標ぼうしてきましたし、政令都市を目指すことが熊本県のために総体的な発展につながると私は再三申し上げてまいりましたし、先ほど申し上げましたとおり富合町だけの合併では大変寂しい気持ちでしたけど、城南町とか植木町とか益城町あたりが議論に入られましたので、是非幸山市長もその問題に真剣に取り組んで、私たちと熊本市との協議内容あたりも十分お知らせ願って、平成22年までに合併できるように、政令指定都市が成立するよう是非努力していただきたいと思います。私たちも全力を尽くしてご協力したい、城南町とは隣町でもありますので、是非協力しながら進めていただきたいと思っております。熊本県の総体的な発展は、熊本市が政令指定都市になることが一番大きな問題だと思っております。

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【質疑応答:富合町の新幹線車両基地について】

【町長】一つ申し上げたいことがあります。新幹線の車両基地の件です。熊本駅の問題なんかはマスコミが大変取り上げておられますけれど、富合町の車両基地も20町ぐらい、富合町の中の土地を費やして大きな事業をし、施設をつくっておられます。皆さん、取り上げていただきたいと思っております。本当に、合併以上に大変苦労しながら出来上がりつつあります。大きな施設が出来ますので、少し取り上げていただきますようお願いしたい。
【市長】それは私からもお願いします。九州新幹線の車両基地がこの熊本にあるということは、色んな意味で九州新幹線の全線開業で波及効果を及ぼすと思っていますので、このへんは町長さんの思いをしっかりと受け止めて車両基地の完成、活用ということを考えていきたいと思っております。是非よろしくお願いします。
【町長】お願いします。
【記者】新幹線の車両基地が出来ることの具体的なメリットを(教えてください)。町長も熱心に事業に取り組まれたわけですけれども、どういった点にあるのですか。それは新市に影響する意味で。
【町長】しばらくの間は三島特例とか新幹線特例で固定資産税が減免されております。しかし、時限立法でありましたので、その後はかなりの税金が入ってくることになると思います。それと併せて、車両基地祭りとか常時見に来られる方を合わせれば年間数万人という方が来られると思います。仙台の利府町には大きい施設があります。車両基地祭りをすれば3万人ぐらい来ると聞きますし、年間に見学者が多数来るということでございますので、地域の活性化になる施設だと思っております。雇用も数百人規模の雇用をすると聞いております。それと併せて下請け会社とかが入ってくるのではないかと思っております。そういう経済効果がたくさんあります。
【市長】例えばダイヤ編成を組む時にも、始発なり最終なり熊本が起点になるのではないかと、車両基地があることによってその可能性は高くなるだろうと思っています。

(終了)

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