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平成27年8月31日 第3回定例会前市長記者会見

最終更新日:2015年9月4日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:台風15号の被災状況及び対応について】

 第3回定例会前記者会見を始めさせていただきます。
 発表に入ります前に、今回の台風で受けた本市の被災状況や対応等についてご報告いたします。まず、先日25日に熊本県北部に上陸いたしました台風15号により被災された市民の方々に対しまして、心からお見舞いを申し上げます。今回の台風15号は、非常に強い勢力を保ちながら九州に上陸する恐れがありましたことから、本市では、24日午前9時に初動体制として水防本部を設置いたしました。また、同日17時に公民館18ヶ所と2小学校を開放し、結果的に260名の方々が、台風が通過し安全が確保されるまで自主避難されました。
 次に被害の状況ですが、人的被害につきましては、風にあおられて転倒し骨折された重傷者が2名おられました他、軽症者7名が被害に遭われましたが、幸い人命に関わる被害はございませんでした。住宅等の被害につきましては、全半壊5件、一部破損23件の報告を受けておりますが、今後、り(罹)災証明発行申請等で被害件数が増えると見込まれます。また、市民生活に関わるものとしまして、停電や断水が多数発生しました他、倒木等による道路通行止めなど市民生活への影響も大きなものがありました。さらに、農業をはじめ各事業所などにも、多大な被害が発生しており、現在、県と連携をいたしまして調査を行っている状況でございます。今後、全体の状況を把握した段階で改めてご報告を行うこととしております。なお、本市所管施設におきましても、熊本城や学校施設をはじめ多くの施設で建物の一部破損や倒木などの被害を受けたところでございます。
 次に、復旧の状況についてでございますが、当初、市域で停電が約6万8千戸を超えるとともに、断水も約9千100戸を超えましたが、断水は当日中に市内全域で復旧し、停電も27日までに復旧いたしました。また、道路につきましても、千件を超える倒木等の情報提供があり、主要幹線道路から倒木等の撤去作業等を順次行い、27ヶ所の通行止めも当日に復旧いたしました。
 また、各家庭等において災害ごみが発生したことと思いますが、透明袋でのごみステーションへの搬出を呼びかけまして、一昨日と昨日の土曜、日曜で集中的に収集したところでございます。当面の間、市民の皆さんにはご不便をおかけいたしますけれども、できるだけ早急に復旧を進めてまいりたいと考えております。以上が、今回の台風15号に伴う本市の被災及び復旧の状況でございます。

 


 

【市長発表:クリーンセンター職員の家庭ごみ持ち込みについて】

 続きまして、職員の不祥事につきまして、お詫びとご報告を申し上げます。クリーンセンターの職員が、自らの家庭ごみ等を職場に持ち込み、有料ごみ袋を使用しないで廃棄していた問題につきまして、8月28日に14人を減給とするなど、関係者16人を懲戒処分としたほか、環境局幹部2人を含む7人を訓告としたところであります。最前線で市民の皆様にごみの啓発を行い、その模範となるべき職員が、このような不祥事を起こしたことを大変重く受け止めており、市長として、あらためて市民の皆様へ深くお詫びを申し上げます。
 今回の問題が生じた要因には、公私区別の欠如、法令順守に対する意識の希薄化、また不適切な行動を許してしまった組織の体制、管理の在り方にも問題があったと考えておりまして、今後、職員の意識改革・組織の体制、管理体制の見直しを進め、再発防止に努めるとともに、市政の信頼回復に全力で取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

【市長発表:第3回定例会の提出議案について】

 それでは、提出議案につきまして、ご説明させていただきます。はじめに、今定例会に提出する議案は、予算案件1件、決算案件6件、条例案件15件、その他の案件51件の合計73件、及び報告案件21件を予定しております。
 今回の補正予算案は、6月及び7月の集中豪雨に伴います災害復旧経費や、おでかけ乗車券のICカード化に要する経費のほか、今後の業務推進上やむを得ないもの、国・県からの補助内示に伴うもの、さらには、子ども文化会館やくまもと森都心プラザ等の施設の指定管理に伴う債務負担行為などを提出しております。
 まず、補正予算案の概要について申し上げますと、一般会計において、3億2,255万円の増額、補正後の予算額は2,967億3,083万円となり、一般会計・特別会計・企業会計の合計の補正後の予算額は5,934億5,125万円となっております。補正後の予算を前年同期と比較いたしますと、一般会計では2.0%の増、全体の合計額では2.2%の増となっております。
 主な内容でございますが、健康福祉子ども部門では、おでかけ乗車券のICカード化に要する経費や、待機児童解消に向け、保育施設へのきめ細やかな入所斡旋を行うための利用者支援員配置に要する経費等を計上しております。次に、農水商工部門では、集中豪雨により被害を受けました農地や農業用施設等の復旧に要する経費等を計上しております。また、都市建設部門では、集中豪雨により被害を受けました道路や排水路等の復旧に要する経費のほか、国の白川河川改修に伴う龍神橋の架け替え工事の債務負担行為を計上しております。以上が、主な補正予算の歳出の説明でありますが、これを賄う財源として、それぞれの歳出に見合う特定財源及び繰越金を充当しております。
 続きまして、条例議案でありますが、主なものといたしまして、「熊本市教育委員会組織条例の制定」についてご説明いたします。これは、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」に基づき、本市教育委員会の組織について定めるものであり、教育委員会委員の定数を1名増員するものであります。以上が、提出議案についての説明でございます。

【市長発表:江津湖花火大会を終えて】

 

市長記者会見の様子

                  市長記者会見の様子

 

 次に、報告事項が2点ございます。1点目、江津湖花火大会の開催についてご報告いたします。昨日8月30日に本市主催としては5年ぶりに、江津湖においては平成16年以来11年ぶりとなる花火大会を開催することができました。当日は、約10万5千人もの方々にご来場いただきました。1万発の花火が夜空と湖面を鮮やかに彩り、ご来場の皆様方には、大変喜んでいただけたものと考えております。今回の江津湖花火大会の開催にあたりましては、来場者の安全確保を最重要課題として取り組んでまいりました結果、当日は大きな事故等も無く成功裏に大会を終えることができました。また、今朝の「江津湖花火大会クリーン作戦」には、平日早朝にも関わらず、地域の皆様や各種団体などから多くのボランティアの皆様にご参加いただき、会場周辺の清掃を実施しました。これまでの間、ご尽力を賜りました関係者の皆様方をはじめ、市民の皆様のご協力に対しまして、厚く御礼を申し上げる次第でございます。
 一方で、開催日が30日に順延となった際、順延の決定が遅れたこと、また市のホームページにアクセスが殺到したため、順延情報の掲載が遅れたことなど、市民の皆様への情報提供体制等に不十分な点がございました。結果として会場に向かった方々もいらっしゃったとのことで、この点につきましては、心よりお詫び申し上げる次第でございます。
 次年度以降の開催につきましては、今大会の内容検証を十分に行いますとともに、花火大会の持続可能な実施体制と基盤づくりに向けまして、更なる検討を進めて参りたいと考えておりますので、皆様方におかれましては、一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

【市長発表:戦後70年に伴う平和啓発事業について】

 続きまして2点目、戦後70年に伴う平和啓発事業についてのご報告ですが、「戦後70年 つなげよう平和のバトン」は、8月1日(土)から16日間開催しまして期間中、5,000人を超える多くの皆様にご来場をいただきました。また、様々な催しの一つである「平和を願っての千羽鶴折り」について、来場者の皆様にご協力をお願いしましたところ、最終的に約2,700羽もの折鶴を完成させることができました。この千羽鶴は、平和に対する皆様の願いがこもっておりますので、職員が長崎原爆資料館へ直接出向き、寄贈させていただいたところでございます。また、来場者の中には、子どもたちの姿も多く見られ、若い世代に平和の尊さを引き継いでいくことができたものと考えております。私といたしましても、広島・長崎で執り行われました「平和記念式典」及び「熊本県戦没者追悼式」への参列や、8月24日に開催されました「戦後70年 平和と人権シンポジウム」への参加等を通じて、あらためて戦争の悲惨さや平和の尊さを次世代に継承していくことの重要性を再認識したところでございます。

【市長発表:国勢調査の実施について】

 最後にお知らせが3点ございます。まず1点目、国勢調査の実施についてでございます。5年に一度の国勢調査は、我が国で最も重要で大規模な統計調査であり、本年10月1日の実施が予定されております。本市といたしましても、円滑で正確な調査を行うため、本年4月に平成27年国勢調査熊本市実施本部を立上げ、現在、8月17日から9月7日までの予定ですが、自治会等からご推薦いただいた、4,000名弱の調査員の方へ説明会を開催する等、市民の皆様と一丸となって準備を進めているところでございます。また、平成27年調査から初めてインターネット調査が導入されます。国勢調査のスケジュールについてでございますが、まず、IDとパスワードが入ったインターネット回答案内を9月10日から12日の間に調査員が各世帯にお配りして、9月10日から20日までインターネットで回答いただきます。その後、インターネットでの回答がなかった世帯に調査員が紙の調査票をお配りする手はずになっております。このインターネットによる調査は短時間で簡単にできますので、是非、市民の皆様に積極的に活用していただきますようよろしくお願いいたします。なお、インターネット回答ができなかった方には、調査員が9月26日から30日にかけて調査票をお配りしますので、市民の皆様のご協力をお願いします。

【市長発表:ラグビーワールドカップ2015イングランド大会日本代表戦 パブリックビューイングについて】

 続きまして2点目、ラグビーワールドカップ2015イングランド大会日本代表戦パブリックビューイングについてでございます。先日、蒲島知事からラグビーワールドカップ2015イングランド大会日本代表戦のパブリックビューイングについて発表されたところでございますが、この度、会場が決定いたしましたので、ご報告させていただきます。会場は、ホテル日航熊本に決定いたしました。開催日は、9月23日(水:秋分の日)と10月3日(土)で、入場は午後9時30分から、ライブ中継は午後10時30分からとなります。当日は、入場無料となっておりまして、未成年者を除いて、どなたでもご参加いただけます。また、有料ではございますが、飲食物、アルコール・ソフトドリンク・軽食の提供もさせていただく予定となっております。行政と市民の皆様一丸となって日本代表を応援しますとともに、ラグビーワールドカップ2019に向けて盛り上げてまいりたいと思っておりますので、どうぞ皆様方のご参加をお願いいたします。

【市長発表:トリップアドバイザーにおける熊本城の3年連続第1位獲得について】

 最後に、アメリカに本社をおきます世界的な観光の口コミサイトであります、トリップアドバイザー日本法人による「行ってよかった!日本の城ランキング」において、熊本城が2013年、2014年に続き2015年においても第1位を獲得し、3年連続の受賞という大変輝かしい栄誉に輝くことができました。このランキングは、熊本城にご来城いただいた皆様からの口コミ情報を集計したものでありまして、本年3月にリニューアルされた姫路城など並みいる名城をおさえて受賞したもので、トリップアドバイザーにも「圧倒的な人気を証明した」と表現されています。投稿された方たちからも「圧巻の石垣」「行ってみて大満足のお城」「おもてなしが素晴らしい」等の多くの評価をいただいているところです。これも熊本城を愛する市民の皆様と、一口城主の皆様など、熊本城を応援いただいている多くの皆様方のおかげで受賞できたものと感謝する次第でございます。これからも更に皆様に愛され、楽しんでいただける熊本城を目指して参りますので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。私からは以上でございます。

【質疑応答:江津湖花火大会を終えて】

【記者】花火大会は公約にも掲げていましたけれども、早い段階で実現できたことへの所感と、順延が午後4時45分に決まっていたけれども、公式ホームページへの反映が午後5時半以降になったことについてどう考えていらっしゃるかと、今後の対策を改めて聞かせてもらってもいいですか。

 

【市長】花火大会につきましては、昨年の市長選の政策立案会議の時に、市民の皆さんからたくさん要望が寄せられたということもありまして、私のマニフェストにも江津湖の花火大会の実現ということでうたったところでございます。このことは非常にいろいろな条件があって、特に安全面の対応をどのようにするかという点。これは、関係の熊本県警を始め、交通安全あるいは警備の環境として、非常に調整が難しい面があるわけでありますが、私が就任をして以来、熊本市のスタッフを始め、多くの皆さん方からのご協力があって、非常に早い段階で花火大会の開催が出来て、就任の8ヶ月後にこうして実現できたというのは、関係者が並々ならぬ努力をした賜物であって、また、多くの市民の皆さん方のご期待とご支援によるものだと心から感謝を申し上げる次第でございます。そういうことで、昨日なんとか花火大会が成功したということは、私もホッと胸を撫で下ろしているとともに、多くのご来場者の皆さんから「市長さん、花火大会を復活してくれてありがとう」というお声をたくさんいただきました。この点については、市民の皆さんのご期待に応えることが出来たということで、私自身も非常に良かったなと思っております。

 一方で、当初予定をしておりました29日(土)の天候が非常に不安定となりまして、当初は開催を決定したわけでありますけれども、途中から雨の状況が非常にひどくなりまして、市民の皆さん方への告知がうまくできなかったという面は、非常に反省材料としてございます。ですから、こういったインターネットへのアクセスの集中、あるいは「ひごまるコール」もほぼパンクするような状態で問い合わせが殺到しました。私自身もホームページに決定事項がなかなか反映されないということで、ツイッターとフェイスブックを久しぶりに活用しまして、市民の皆さまに出来るだけお伝えをしようということで努力をしたところでございますが、抜本的に、市民の皆さまに対して急な変更が起こった場合の周知の方法、あるいはインターネットでの確認が今は多いわけでありますが、ホームページあたりのアクセスの状況によって、きちんと情報が出来るだけ早く表示されるように、来年以降も開催する予定でこれから検討してまいりますので、こういった反省事項をしっかり踏まえてまいりたいと思います。情報伝達でメディアの皆さん方に非常にご協力をいただいたということで、ありがたく思っておりますけれども、メディアの皆さんへのお知らせも含めて、迅速に市民の皆さんに情報がお伝えできるような体制を取ってまいりたいと考えております。

 

【記者】天候の関係で順延されたことによる経費の増加はあるのでしょうか。

 

【事務局】経費につきましては、これから精査されていくことになりますが、当然、2日間いろいろな形で稼働しておりますので、それに伴う一定の増加は発生すると考えております。

 

【市長】それも含めて全部まとめて、実行委員会がございますので、そちらの方できちんと報告をし、今後のことについても検討していきたいと考えております。

 

【記者】周知の方法の他に、市長として課題に思われたことは特に無いですか。

 

【市長】交通アクセスは、当日が雨だったということもあって、皆さんが公共交通を使うにしてもずいぶんお待ちになったり、接続があまり良くなかったりということで、そういう意味では、その辺の課題はいろいろあるのかなと思いました。一方で、大きな混乱もなく、将棋倒しが起こったりとか、そういう危険な状況に陥ることもなく、この大会が実施できたということは、来年以降の開催についても良い結果になったのではないかと思います。安全対策面では、必要以上と言うといけませんけれども、かなりキャパ的にも容量を見ながらやっておりましたので、そういう点が功を奏したかなと思っているところです。

【質疑応答:第3回定例会の提出議案について】

【記者】ICカード関連経費で、おでかけ乗車券の経費の関係で2月から3月に交付がずれたことによって、6,000万円ほど増えたとお伺いしたんですけれども、その点はどのように考えてらっしゃいますか。

 

【市長】おでかけ乗車券の関連経費については、どうしても地域振興ICカードのシステムとの関係をしっかりと整合性を取る必要がありましたので、その辺の経費が発生してしまったということは、やむを得なかったのだろうと思います。ただ、ICカードへ移行した方が非常に利便性が高まりますので、障がい者の方でありますとか、高齢者の方々にも使いやすくなるという利点がございますので、出来るだけ速やかにおでかけ乗車券のICカード化が実現するように頑張ってまいりたいと考えております。

【質疑応答:不当要求等防止対策会議について】

【記者】今日の議会運営委員会で、不当行為があったかもしれない議員のことについて、「9月議会中に何らか執行部で判断したい。」と話されていましたけれども、市長としてはどのように考えていらっしゃるのかということと、会議はどのくらい進んでいるのかを教えていただいていいですか。

 

【市長】基本的に非公開の会議でございますので、ここで詳しい状況はご説明できませんけれども、複数回、不当要求等防止対策会議を開催しております。それと同時に、政治倫理審査会の懇談会の方でもご議論をいただいているところでございまして、こういったものを受けてもう一回取りまとめをして、議会の方へ速やかに結果をお知らせしたいと考えています。今議会中の議会運営委員会がある時期には提出をさせていただきたい、何らかの報告をさせていただきたい。それが報告書という形になるのか、どういう説明になるのかは、まだ最終的な決定はしておりませんけれども、ある程度の調査は進んでいるということで、最終的な状況を確認しているところでございます。

【質疑応答:クリーンセンター職員の家庭ごみ持ち込みについて】

 

市長記者会見の様子

                  市長記者会見の様子

 

【記者】前回の会見の時に「市民の皆さんは大変お怒りだと思う。」とおっしゃっておられました。そして今日も「このぐらいいいだろうという緩い考えがあったのだろう。」と。その二つを踏まえたうえで、今回の処分について市長は妥当な処分であると思っていらっしゃいますか。

 

【市長】今回の処分に関しては、現在のルールの中でも、他の自治体の同様の事例も含めて検討した結果、一番重い処分ということになっております。そういう意味では、再発させないために厳しく対応したということでございます。市民の皆さんに信頼していただけるためにも、今は災害ごみ等も発生して特別収集も実施しておりますが、そういった仕事面できちんと信頼を回復できるように努力をするように、私の方からも台風の災害が起こった時、東部クリーンセンターに行きまして、災害ごみの状況を見てまいりましたし、職員に対して信頼回復に努めるように申し伝えてきたところでありますので、まずは行動でしっかり示すということが職員一人一人に課されているところであると思います。それと同時に、組織体制、管理の在り方も含めて、しっかりと見直して、どういうチェックが出来るのか、あるいはどういうチェックが足りなかったのか、ガバナンスの問題をしっかりと見直しながら今後の再発防止に努めてまいりたいと考えております。

 

【記者】ごみを「ただ」で持ち込んだということで、ごみ袋を買わずに持ち込んだ方たちというのは、額は少ないかもしれませんけれども、実質の金額として払っていないということになりますけれども、それについて返納ですとか、支払いの請求はされますか。

 

【市長】減給の処分ということでありますので、当然のことながらごみ袋代以上のペナルティが課せられたと考えております。懲戒処分の減給処分ですから、そういったものはボーナスにも反映されますから、それだけでなく、職員のいろいろな問題についても関わってくるのではないかと思っております。

 

【事務局】ごみ袋の分につきましては、当事者に対して自主返納をさせております。最高で2,100円、最低で70円ですけれども、ごみ袋代ということで処分される当日の朝までに自主返納を行っております。

【質疑応答:地方創生交付金について】

【記者】地方創生関係ですが、今日、先行型の交付金の申請の締め切りだと思いますけれども、今回の補正予算の方には具体的な事業として計上をされていないと思いますけれども、熊本市としてどういった事業、目玉になるような事業を申請されていますか。

 

【市長】地方創生の関連について、先行分については、いろいろと議論をしていたところでございますけれども、第1回目の推進本部を昨年12月から開始して、人口ビジョンまで地方創生関連で取り組んでまいりましたけれども、予算について担当部署から説明をお願いします。

 

【事務局】今回先行型の交付申請については、観光と文化を活用して、市長のマニフェストにも掲げております「ストーリーを持った観光振興」を展開していこうと。例えば、西南戦争であるとか、田原坂であるとか、そういったものについて先行型の交付金の事業として申請をさせていただいているところでございます。ただ、予算案については、内示を受けて決まったら対応をさせていただきたいと考えているところでございます。

 

【市長】今話がありましたけれども、地方創生についても、出来るだけ各セクションセクションでいろんな知恵を出して、地方からのアイディアをきちんと国に認められるようにいろんな面で考えていくことが必要だということで、庁内の検討会議も、推進本部とは別にそれぞれのセクションセクションでやっておりますので、そういったものも取りまとめながら、今後提案をしていきたいと思っています。第1次の先行型の分については、今のような状況だということです。他にもいろいろ検討しているものはまだ内部的にはあるんですけれども、十分に煮詰まっているものをしっかり挙げていかなければいけないということで。地方創生の国の考え方と、我々地方の考え方がしっかりマッチングするようにしていきたいと考えております。

【質疑応答:スマートインターチェンジについて】

【記者】スマートインターチェンジの用地買収がなかなか進んでいないということですけれども、今後、用地買収に向けた住民との話し合いをどのように進めていくのかということと、供用開始の目途としては、いつ頃を計画として立てていますか。

 

【市長】スマートインターチェンジにつきましては、報道でもございましたけれども、用地買収の目途が立っておりません。我々としては、現時点でいろいろ考えて、地権者の方々にある程度誠意をもって対応させていただいているところでございますが、なかなか開きがあるということで、希望の金額と折り合わないというところがございます。これは、地権者の方々の要望もさることながら、いくらでも出していいのかというところは当然限度がありますので、提示価格というのはそこまで大きく変動することはできないと考えているところです。そう考えますと、地権者の皆さん方のご理解がいただけるかどうかということが、この事業に対してご理解いただけるかどうかということが非常に重要になってきますので、大切な土地を手放すというのは、非常にどなたにとっても厳しいことだと思いますので、出来るだけ丁寧にお話をしながら頑張っていくしかないと思っているところです。北熊本スマートインターチェンジについては、すぐに「どのくらいの時期」と今言える状況にはないということでございますので、私も出来るだけ早くということで、マニフェストにも掲げている項目ではあるんですけれども、地権者の皆さんの協力なくしては簡単に行く話ではないものですから、その辺はご理解いただけるようにこれからも努力をしていきたいと考えております。

 

(終了)

 

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