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熊本市・益城町の任意協議会設置についての記者会見

最終更新日:2008年5月28日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【はじめに】

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【司会】ただ今より熊本市・益城町合併任意協議会設置に関します共同記者発表を行います。まず住永益城町長よりコメントをお願いします。
【住永幸三郎・益城町長】皆さん、おはようございます。昨日今日と、皆さん方にも大変ご苦労かけております。また夜遅くまで取材等をしていただきまして誠にありがとうございました。私も昨日夜遅くまで議会の皆さんのご意見とか、頭の中をしっかりと整理いたしましてその結果、この記者会見になったわけでございます。
本日、益城町と熊本市の合併に関する任意協議会を設置することといたしました。今月2日に「益城町の明日と政令指定都市を考える研究会」の方から報告書の提出を受けまして、益城町も行政の責務として任意協議会を早急に設置しなければ禍根を残すと考えまして、昨日、議会の全員協議会を開いていただきまして、報告書の説明と私の考え方を議員の皆さん方にもお伝えいたしました。その後、幸山市長にご連絡し、本日早朝から益城町にお越しいただきまして、面談をして任意協議会を設置するということに合意いたしました。
 任意協議会を設置し、益城町と熊本市の議員の代表の皆さんや各種団体の方に参加していただき、いろいろな施策を住民生活レベルで分かりやすく比較検討し、また益城町の施策が反映されるかどうかを協議したうえで、住民の皆さん方が政令指定都市移行を望まれるのか、あるいは町政の維持を望まれるのか、その判断をする材料を詳しく提供することが必要だと考えます。これが任意協議会の主旨でございます。
そのようなことから冒頭に申し上げましたように、益城町と熊本市の任意協議会を設置するに至りましたことをご報告申し上げます。以上でございます。よろしくお願いいたします。
【司会】それでは続きまして、幸山熊本市長お願いいたします。
【幸山政史・熊本市長】皆さん、おはようございます。ただ今、住永町長の方から任意協議会設置につきましてご発言・ご報告があったところでございますけれども、私からもこれまでの経緯を含めまして、改めましてお話をさせていただきたいと思います。
本日益城町を訪問した主旨でございますが、昨日、住永町長の方からご連絡いただきまして、先日提出された報告書を精査したうえで益城町に対するメリットが感じられるため、町議会の全員協議会において両市町の協議の場を設けたいとの報告をされたとのことでありまして、本日早朝からの面談となったわけですが、このことを受けまして具体的な内容を協議するために伺ったところでございます。
熊本市と益城町とは、都市圏ビジョンを基にいたしまして両市町が連携して行うことが必要であるとされる事業について、具体的な問題点を明らかにし共有するとともに、実現化のための益城町・熊本市政策連携勉強会を昨年3月に設置いたしまして、その後事務レベルでの調査研究を進めてまいりました。12月にはその取りまとめを行ったところであります。
しかしながらこの研究会におきましては職員同士、行政レベルでの研究会でもございましたために、両市町の住民代表の方々あるいは学識経験者の皆さま方にもご参加いただいた形で、本年1月に「益城町の明日と政令指定都市を考える研究会」を設置いたしまして、両市町が合併を行い政令指定都市になった場合を想定し、益城町の将来像や町民生活に与える影響について調査研究を行い、益城町が抱える課題や疑問点、熊本市の考え方等を取りまとめまして今月2日に報告書の提出を受けたところであります。
この報告書に示された研究会での協議を踏まえまして、研究会よりもステップアップした形で議会の議員の方々や、私、住永町長等をはじめといたしまして各種団体の方や住民の方々にも参加していただきまして、より住民の意向を踏まえて深く議論をし、住民の皆さまに合併政令指定都市になった場合の方向性をお示しするための協議の場が必要であるとの認識でただ今一致したところであり、任意協議会を設けるという今回の報告に至ったわけでございます。私のほうからは以上でございます。
【司会】では質疑の方に移りたいと思います。

【質疑応答:任意協議会設置への感想について】

【記者】まず、今日このような発表になりましたけれども、それぞれ率直な感想を一言ずつお願いします。
【町長】益城町にとりましてこの合併問題というものは、過去5年10年、いわゆる町の移り変わりとともに色々な形で住民の皆様方が頭の中に色々な角度から思い浮かべておられたと思います。そういう経過を踏まえながら、政令指定都市という特例法に絡んだ時期が迫ってまいりまして、住民の皆様方に的確な判断材料を提供するためには任意協議会が必要であるという判断をし、議会の皆さんにもしっかりと理解していただくために、昨日全員協議会を開いていただいて説明をし、またご意見も賜りました。議会のご意見も尊重しながら、しっかりとした間違いのない資料の作成をしていきたいという1つの大きな区切りがついたし、また今から始まるという思いです。
【市長】一言で申しますと、今日の日を迎えられて大変嬉しく思っております。と言いますのも、先ほどこれまでの経緯を申し上げましたけれども、都市圏の研究会を立ち上げまして都市圏ビジョンを策定し、政策連携の勉強会を立ち上げ、先ほどの研究会等々と進めてきたわけでありますけれども、これからいよいよ合併、さらには仮に益城町さんと合併することができれば、ただ単なる合併ではなくて政令指定都市を前提とした協議をすることができるということを考えました時に、今後の協議をしっかりと進めていかなければならないという思いを新たにしたところです。
特に益城町さんの場合はインターチェンジですとか、空港ですとか様々なインフラをお持ちですし、一体性も非常に強い地域ですので、都市圏の中でも要的な存在であると思っておりました。このことから、今日この日を迎えることができて大変嬉しく思っております。

【質疑応答:政令市移行へのメリットと任意協議会での課題について】

【記者】先ほど話の中でメリットという言葉が出てきましたけれども、今後任意協議会を進めていくにあたって政令市移行になっていくと思うのですが、それぞれの考えられるメリットと協議を進めていく中での課題があれば、それぞれ教えていただいてもよろしいでしょうか。
【町長】昨年の2月から熊本市それから熊本県、益城町それぞれの担当課長クラスでの益城町の色々な開発に関する研究会、討論会、勉強会を1年間やってまいりました。また、引き続き今年の2月から政令指定都市に関する研究会をやっていただいて、更に具体的に町民の皆さま方の生活に密着した案件が一つひとつどう反映するのかということを精査するにあたって、やはりこの益城町は熊本市の東側に密着している、そして高速道路のインターチェンジ、空の玄関の空港、広大な大地、それから豊かな水資源。こういう素晴らしい状況があるにもかかわらず、ここ数年人口も増えていない、新しい企業立地もなかなかうまい具合にいっていない等々を考えますと、この政令指定都市というものがどういう影響をもたらすかということについて希望の持てる問題ではないかと考えまして、この町を更に発展させ、町民の皆さまの豊かな生活ということを考えると、素晴らしい機会ではないかと思っています。
しかしいずれにいたしましてもしっかりと精査して、最終的には議会や町民の皆様方のご意見・判断が必要でありますので、しっかりと考えていきたいと思っています。
【市長】メリットや課題ということでありましたけれども、個々のことにつきましては、これまでの政策連携勉強会や研究会等で明らかになっており、その方向性につきましては徐々に明確になってきているのではないかと思っています。ただこの任意協議会の場で更にそれを具体的に詰めることによりまして、そのことをそれぞれの住民に周知することによって、是非ご理解を深めていただくことが必要ではなかろうかと思っております。先ほども少し申し上げたのですが、益城町さんとの合併は、合併による効果ということだけにとどまらず政令市移行というプラスαもあると私は思っておりますので、そういった効果を具体的な形でお示しできるように、しっかりとした協議を進めていかなければならないと思っています。

【質疑応答:任意協議会設置日と初会合日程について】

【記者】設置は本日付なのでしょうか。初会合はいつ頃なのでしょうか。
【市長】設置は今日付ということではありません。任意協議会を設置する合意を得たということで、まだ日付がいつになるかは分かりません。
【記者】初会合がいつ頃かというのは。
【町長】出来るだけ早くと。あまり悠長に構えている時間はないのではないかと思っています。
【市長】私どもは出来るだけ早くという思いはありますが、詳細につきましてお互いに協議していく必要もありますし、また委員の中に議会代表の方も(入れたい)という思いもありますから議会との相談もそれぞれ必要になってまいりますので、できるだけその辺の協議を早く進めた上でスケジュール等を明らかにしたいと思っております。

【質疑応答:任意協議会での重点課題について】

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【記者】任意協で特に話を詰めたいと思っていらっしゃるところは、お互いどんなところでしょうか。
【町長】益城町としては、これだけの豊かな立地条件があるにもかかわらず町の発展が停滞している。熊本市、益城町を取り巻く近隣の嘉島町さん、あるいは西原村さん、大津町さん、菊陽町さんは現在も人口が増え続けていますし、色んな企業がどんどん立地されているという状況にあって、私の判断では一番、熊本県内においても恵まれた素晴らしい開発の出来る場所だと思っておりますが(開発が)進んでいないと。そういう現状を踏まえて政令指定都市そして熊本市さんと一体となることによって可能な発展というものが、大きいものがあるのではなかろうかと、その辺をしっかりと精査したいと思います。
【市長】私も個々の事業というわけではないのですけれども、やはり益城町さんの持つ潜在的なものまで含めた魅力といいますか、それを合併そして政令市ということでいかに引き出すことができるのかということ、そしてそれが熊本市民にとってもあるいは現在の益城町民の皆様方にとってもメリットと感じていただけるような協議をしっかりと進めていきたいと思っております。

(終了)

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