【はじめに】
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【司会】ただ今より熊本市・益城町合併任意協議会設置に関します共同記者発表を行います。まず住永益城町長よりコメントをお願いします。
【住永幸三郎・益城町長】皆さん、おはようございます。昨日今日と、皆さん方にも大変ご苦労かけております。また夜遅くまで取材等をしていただきまして誠にありがとうございました。私も昨日夜遅くまで議会の皆さんのご意見とか、頭の中をしっかりと整理いたしましてその結果、この記者会見になったわけでございます。
本日、益城町と熊本市の合併に関する任意協議会を設置することといたしました。今月2日に「益城町の明日と政令指定都市を考える研究会」の方から報告書の提出を受けまして、益城町も行政の責務として任意協議会を早急に設置しなければ禍根を残すと考えまして、昨日、議会の全員協議会を開いていただきまして、報告書の説明と私の考え方を議員の皆さん方にもお伝えいたしました。その後、幸山市長にご連絡し、本日早朝から益城町にお越しいただきまして、面談をして任意協議会を設置するということに合意いたしました。
任意協議会を設置し、益城町と熊本市の議員の代表の皆さんや各種団体の方に参加していただき、いろいろな施策を住民生活レベルで分かりやすく比較検討し、また益城町の施策が反映されるかどうかを協議したうえで、住民の皆さん方が政令指定都市移行を望まれるのか、あるいは町政の維持を望まれるのか、その判断をする材料を詳しく提供することが必要だと考えます。これが任意協議会の主旨でございます。
そのようなことから冒頭に申し上げましたように、益城町と熊本市の任意協議会を設置するに至りましたことをご報告申し上げます。以上でございます。よろしくお願いいたします。
【司会】それでは続きまして、幸山熊本市長お願いいたします。
【幸山政史・熊本市長】皆さん、おはようございます。ただ今、住永町長の方から任意協議会設置につきましてご発言・ご報告があったところでございますけれども、私からもこれまでの経緯を含めまして、改めましてお話をさせていただきたいと思います。
本日益城町を訪問した主旨でございますが、昨日、住永町長の方からご連絡いただきまして、先日提出された報告書を精査したうえで益城町に対するメリットが感じられるため、町議会の全員協議会において両市町の協議の場を設けたいとの報告をされたとのことでありまして、本日早朝からの面談となったわけですが、このことを受けまして具体的な内容を協議するために伺ったところでございます。
熊本市と益城町とは、都市圏ビジョンを基にいたしまして両市町が連携して行うことが必要であるとされる事業について、具体的な問題点を明らかにし共有するとともに、実現化のための益城町・熊本市政策連携勉強会を昨年3月に設置いたしまして、その後事務レベルでの調査研究を進めてまいりました。12月にはその取りまとめを行ったところであります。
しかしながらこの研究会におきましては職員同士、行政レベルでの研究会でもございましたために、両市町の住民代表の方々あるいは学識経験者の皆さま方にもご参加いただいた形で、本年1月に「益城町の明日と政令指定都市を考える研究会」を設置いたしまして、両市町が合併を行い政令指定都市になった場合を想定し、益城町の将来像や町民生活に与える影響について調査研究を行い、益城町が抱える課題や疑問点、熊本市の考え方等を取りまとめまして今月2日に報告書の提出を受けたところであります。
この報告書に示された研究会での協議を踏まえまして、研究会よりもステップアップした形で議会の議員の方々や、私、住永町長等をはじめといたしまして各種団体の方や住民の方々にも参加していただきまして、より住民の意向を踏まえて深く議論をし、住民の皆さまに合併政令指定都市になった場合の方向性をお示しするための協議の場が必要であるとの認識でただ今一致したところであり、任意協議会を設けるという今回の報告に至ったわけでございます。私のほうからは以上でございます。
【司会】では質疑の方に移りたいと思います。