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平成14年第4回定例市議会市長定例記者会見

最終更新日:2003年3月15日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

12月議会議案について

 

○ おはようございます。昨日に引き続き、またよろしくお願い申し上げます。


○ それでは、12月議会に上程予定の議案につきまして説明をさせていただきます。


○ まず、今回の補正予算は、まだ私が就任して間もないところでもありまして、今後の事業推進上やむを得ないものを中心に、一部、私の公約に基づくものも含め必用最低限の補正を計上させていただきました。


○ いくつかその項目を申し上げますと、まず、私が公約に掲げておりました「ゆとりある教育環境に向けた小中学校の30人学級」につきまして、その早急な実現に向けた調査を実施するとともに、三役の交際費を減額することといたしました。


○ そのほか、上通り九電跡地の仮設駐輪場が来年1月末で利用できなくなりますことから、その代替施設となる場所を探していましたけれども、この度、近くの民間駐車場を貸借しまして、駐輪場として開設することとしましたので、そのための経費を計上しております。また、本市の勤労者福祉施設のうち、熊本中高年齢労働者福祉センター(サンライフ熊本)及び熊本勤労者体育センターにつきまして、所有者であります雇用・能力開発機構から本市が譲りうけることとし、そのための所要経費、さらには、小中学校におきまして、来年度の特殊学級新設に向けた教室改造の経費を計上させていただいております。


○ 以上が、12月補正予算の概要ありますけれども、この結果、今回の補正額は、一般会計におきまして2,162万円となり、補正後の予算額は、一般会計で2,175億5,642万円、前年同期比3.1パーセントの減、各会計の合計は、4,958億9,742万円となり、前年同期比5.3パーセントの伸びとなっております。


○ 次に、その他の主な議案として、先の人事委員会からの勧告に基づく関係条例の改正案、また、熊本駅西土地区画整理事業に伴い、住宅に困窮される方々を対象にしました住宅を来年3月を目標に供用開始する予定で、そのための条例制定案などを上程する予定であります。


○ 以上、12月議案関連につきましての概略説明申し上げましたが、私にとりまして初の市議会でもありますので、昨日申し上げました自らの市政に対する考え方に基づいて、活発な議論を行ってまいりたいと考えております。

質疑応答【小中学校の30人学級について】

 

[質問]
30人学級実現のための調査ですが、具体的にどのような調査をお考えですか。


[市長]
まずは、先進地の視察を行いたいと思っております。例えばですね、埼玉県の志木市ですとか、上尾市等が先進地として言われておりますので、そういうところの視察も考えております。すみません、調査費の中身についてですか?


[質問]
調査の内容です。


[市長]
調査の内容ですね。


[質問]
視察というのは、市長自ら。


[市長]
私自ら行くことはなかなか日程的に難しいのかもしれません。行きたいという気持ちはあるんですが、なかなかそれだけの余裕があるのかどうかわかりませんけれども。


[質問]
いままでご自身で志木市とかに行かれたことはあるんですか。


[市長]
行ったことはありません。それと、ある方から名古屋市でも取り組んでいてと話も聞いておりますので、行かないまでもいろんな方に電話ですとか、状況を直接聞かせていただきたいなということは考えておりますけれども。実際、視察に私自ら出向くということまでは、今のところは考えておりません。それと、市民アンケートを実施したいというふうには思っております。それと、広報ですね、広報活動ということで、それも調査費の中に含めさせていただいております。これは、市政だよりを活用することになるであろうと思います。


[質問]
市民アンケートなんですが、対象とか規模とかはどうなるんでしょうか。


[市長]
対象・規模・時期は、そこまではまだ、はっきりした対象をどこまでするかということまでは検討はしておりませんけれども、まあ、調査費自体が全体で300万でございますから、そう大々的にはできないのではないかというふうには思っております。ただやはり、非常に注目も、30人学級については注目も集まっているだけに、本当に皆さん方がどういうお考えをお持ちなのかということは、幅広い方々からご意見は聞きたいなというふうに思っておりますから、有効にアンケートは活用したいと思っております。


[質問]
主に小中学校にお子さんを持つ方辺りを念頭においておられるのですか。


[市長]
そうですね、保護者もそうでしょうし、先生方というものも対象になるのかなと思いますし、その対象先というのはまだ明確に決まっているわけではありません。


[質問]
前からおっしゃってることですけど、 教育委員会の方で30人学級実現のための全校にした場合に、かかる費用が150億という試算出されていますが、幸山さんとしてはそこまではかからないんじゃないかとおっしゃってると思うんですが、そのずれがあるのはどういうところだと。


[市長]
例えば、施設にしましても、30人学級にした場合にこれくらい学級数増えますというのが出てるんですが、その施設にしましても全部新設で建てた場合というふうな根拠になってると思うんですね。例えばそれが、空き教室が出てきてるところもあると思いますから、その空き教室を活用した場合とかいうことは考えられると思います。さらには、プレハブでいいのかという議論もあるかとは思いますが、そういうものを一時的に活用した場合、今後子どもの数もどんどん減って行くことも見込まれておりますから、一時的にそういうプレハブを活用するということも考えられるというふうに思います。そういうことをやっていけばですね、150億という数字というものはもう少し削られるのではないのかと、もう一回その算定根拠を見直す必要はあるのではないかと思っております。


[質問]
これは今回の300万円計上した中で、試算というのもやるんですか。


[市長]
300万の中以外でももう一回見直す必要あるんじゃないかと思っております。敢えてその調査費を使わなくてもですね。


[質問]
どのくらいまで抑えられるかというのは


[市長]
その辺の目安はまだついておりません。それに人件費の問題でも、臨時の方は担任ができないといふうなことがありますけれど、専科担当教員を配置するということも考えられると思いますから、まるまる本採用の方を増えた分だけ増やすというふうなことだけでもないのかなと。だから人件費の面でももう一回見直すことができるのではないかと思ってます。施設費、人件費共にもう少し具体的に検討していけば、もっと低い数字が出るのではないかと思ってます。


[質問]
実現の具体的なスケジュール、目標なんですけれども。


[市長]
はい、今年度中に調査を完了して、完了ということにはならないのかもしれません、継続的に必要になってくるかもしれませんが、目標としましては、新年度にモデル校の設置というところまでいければいいのではないかと思っておりますけれども。


[質問]
理想としては、最終的には、小中学校全校での。


[市長]
理想としてはそう考えております。しかしながら、段階的に取り組まざるをえないのかなと思っております。150億までかからないにしても、やはりかなりのお金がかかることは間違いない話でありますから、段階的に実現していきたいとは思っております。

質疑応答【交際費について】

[質問]
三役交際費の方なんですが、今回900万を600万円の減額したということなんですけど、来年度以降は、基本的に600万を計上するのか、もっと。


[市長]
600万を基本として考えていきたいというふうに思っております。最終的に、三役交際費どれだけ使うことになるのか、まだ着地は見えていないんですけれども、恐らく、300万削ってもやっていけるだろうという想定で今回削減、減額させていただいておりますから、当然ながら、来年度はその600万というものを基準として、さらに、削れるようであれば削ることも検討していきたいということは考えております。だから、また900万に戻すというこうとはありえないということです。

質疑応答【小中学校の30人学級について】

[質問]
30人学級のことで、審議会、検討委員会立ち上げたいというお話はいつぐらいのスケジュールになってくるのですか。


[市長]
委員会、審議会の立ち上げというものは、まだ目処は立っておりませんが、できるだけ早くということは思っております。だから、今回の調査費も含めて、新年度にもしモデル校が設置できるのであれば、その効果等も継続して検討していただくような、委員会・審議会になると思っておりますから、ただ、まだその目処については具体的にいつというところまでは至っておりません。


[質問]
広報活動、市政だよりでは何を広報するという、その内容は。


[市長]
今後こうやって30人学級に向けて取り組んでいきますということを広報することになるんだろうと思ってますけれども。だから市政だよりを使いまして、30人学級についてのものを挟み込んでいくとかということも考えれるんじゃないかと思ってますけれども。


[質問]
モデル校というのは、一つ、何々小学校と決めて、それの例えば1年生、2年生で始めるとか、そういう考え方なのか、モデル校全体でやるのか。


[市長]
そこも、具体的に受け入れるところがどこまであるのかというところはこれからなもんですから、一つの学校ですべて受け入れるということができるのか、それとも各学校いくつかにばらしていくのか、例えば1年生は何々学校で、2年生は何々小学校で、3年生はどことか、そういう分けていく、やはり、一つの学校ですべてを受け入れるということはなかなか現実的に難しいのかなという気もしております。その辺はこれから詰めていかなければならない課題だと思っております。


[質問]
モデル校の現在持たれているイメージというのは、新年度、どれくらいの規模が欲しいなと思われていますか。


[市長]
どのくらいの規模というか、例えばその、段階的にと申しあげましたけれども、低学年から始めた方がいいのか、3・4年生から始めた方がいいのか、5・6年生から始めた方がいいのか、その辺どこから導入していったらいいのかということも、これは考えていかなければいけないと思いますから、1年生から6年生まで、さらには、中学1年から3年までという、幅広いというか、ことをやっていきたいなと思ってますけど。


[質問]
ということは、学年の数はともあれ、小学校1年から中学校3年までというところで、一応やってみたいと、そんなイメージでよろしいですか。


[市長]
イメージとしてはそうですね。


[質問]
初年度に、できればモデル的に。


[市長]
モデル的にやれれば。


[質問]
全学年。


[市長]
やれればそんなふうにやりたいと思っています。


[質問]
教職員の雇用システムについては、県の雇用システムがありますので、それとのすり合せなども必要になってくると思うんですが、その辺はどういうふうに組み合わせようと。


[市長]
それはこれから、県の方とも話し合いを進めていかなければいけないと思っております。


[質問]
これから。


[市長]
そうですね。

質疑応答【情報公開について】

[質問]
議案以外の質問もいいですか。昨日聞きそびれたんですが、情報公開の部分で、1点は、幸山さんが公約の中で言われてたのは、行政文書をそのまま出すだけではないぞと、ということを言われたたんですが、その辺をどう具体化されるのか。それと、厳しい質問かも知れませんが、三角市政時代の資料を情報公開をまた求められたり、今裁判とかになってますが、その辺の扱いをどう考えておられるのか。今お考えを。


[市長]
最初の行政資料をそのまま出すだけではないというお話は、私が考えておりましたことは、例えば政策評価制度、事業評価制度のこれから本格的な導入ということを申し上げておりましたけど、その評価表もただ単に評価表を庁内で評価したものをそのままポンと出すのではなくて、加工してわかりやすい形にして、市民の皆さん方がわかりやすい形に加工して出すと、いうふうな丁寧な情報公開が必要ではないかというふうに思っております。そういう意味で行政資料をそのまま出すことだけが情報公開ではないということを申し上げておりました。


[質問]
情報公開のために作った資料を出すと。


[市長]
そういうことも必要だと。情報公開のためにというか、市民の皆さん方に理解していただくためにということです。わかりやすい形に加工してということだと思います。県の話をするといけないのかもしれませんが、県におりましたときにも、評価表を見てなかなかわかりにくいと、私自身も感じておりましたので、これが、全く議会とか行政とか関係のない方が見られたときに、どこまで理解していただけるのかと思ったときに、もっともっとわかりやすくする必要があるのではないかと、県にいたときから考えていたので、市に参りましてもそこのところをやはりわかりやすさというものを、加工してやっていきたいと思っています。それと、情報公開の話ですが、これから先については、特に交際費のことなどについては、100%公開したいというふうに申し上げておりますから、これは、即実行したいというふうに思っております。過去のものを出すか出さないかということは、今のところはそこまでは考えておりません。


[質問]
考えていないと言うのは、出すか出さないかを。


[市長]
出すか出さないかと言いますか、今のところ、過去のものを遡って公開するということまでは考えていません。

質疑応答【事業の見直しについて】

[質問]
総合計画の再度追加の質問なんですけど、三角市政時代にいろいろいくつか目玉的な事業と言うか、例えば復元事業であるとか、そういうものが出てきてるんですけど、そういうものに対しては、一応見直しに含まれるのか、つまり政策的経費の中で、継続分がありますよね、それをまた改めて選別するのか、ただ単に継続は継続としてやっていくのか、その辺はどうされます。


[市長]
継続、見直しとおっしゃられるのは、総合計画の中での話ですか、予算の中での話ですか。


[質問]
予算も含めてになるんだと思うんですけど。いろんな目玉事業。例えば、復元事業をどうされていくのか。


[市長]
そこを聖域にするつもりはありません。見直しの対象に当然入れていくべきだと思っています。結果として、見直すとか、見直さないとかではなくて、見直しの対象には全ての事業を含めるべきだと思っています。それは、お城に限らないことです。

質疑応答【小中学校30人学級について】

[質問]
ずっと30人学級のついておっしゃっておられますが、30人学級は何故いいのか。その点を具体的に。30人学を進める良さについては。


[市長]
良さ。子どもの個性を引き出すと言いますか、そういうことに繋がるのではないかと思っています。また、先生方にとっても子どもたち一人ひとりに目の届きやすい環境に繋がって来るんじゃないかというふうに思っております。いろんな意味で教育の現場で、学級崩壊ですとか、さらには不登校ですとか、いろんなことが社会現象として出てきている中で、そういうものの原因と言いますか、解決に繋がる大きな手段になるのではないかと思っています。しかしながら、30人学級を導入すれば、それらが全て解決するとは思っておりませんが、そういう問題が改めて浮き彫りになって来るんではないかと思っております。


[質問]
その点では、予算の関係でよく言われてますが、予算の関係についてお金がかかるんではないかと、その辺り言われておりますけれども、どういうふうに具体的に進められますか。


[市長]
先程も申し上げたんですけど、予算的にと言いますか、今回、調査経費を計上させていただきます。できれば新年度にはモデル校を設置したいというふうに思っています。で、その効果を検証しつつ、その次の年度から段階的に導入していくことが出来ればと思っています。だから一偏にやれば先程もお話が出てましたが、試算で150億とかいうこともでておりますので、なかなか一偏に取り組むということは難しいと思っておりますが、段階的に取り組んでいければと思っています。

質疑応答【その他】

[質問]
それと議運の中で、資料を出す、出さないで議論されていましたけれども、ご自身はどう思われますか。


[市長]
私は、あれは議会のご判断にお任せしようというふうに思っておりました。私の方からどうこう言えることではないなというふうに思っておりましたので、議運の委員の方々の発言を黙って聞いておりました。あの方たちがどう判断されるかなというふうに思っておりました。ただ、やはり所信表明と言いますか、冒頭の提案理由の説明だけを配布するということは、やはり現実的に少し無理があるのかなということは感じておりました。


[質問]
なぜ難しいと思われるのですか。


[市長]
だから、そこだけを特別扱いするということがですね。お気持ちは、ありがたいのはありがたいんですけれども。


[質問]
提案理由を配ると議案も欲しいとか。


[市長]
そうそう、だから何らかの基準は必要でしょうから、あまりそういう特例を使うことは、現実的には、今後のことを考えれば難しいのかなというふうには感じておりましたけれども。だから、もっとインターネットを活用するとか、いろんな広報の活動、発言にも出ておりましたけれども、もっと議会の公開という意味で、いろんなことを議会のほうで今後検討されていかれるのではないかというふうには思いましたけれども。

質疑応答【小中学校30人学級について】

[質問]
来年度からモデル校を作りたいというお考えなんですけれども、来年度の予算の関係ですけれども、選挙が4月にありますけれども、骨格予算でいくとおっしゃっていたと思うんですけれども。


[市長]
骨格予算に含めるかどうかということですか。モデル校を設置するということになれば、4月からスタートすることになりますから、その点につきましては、場合によっては、骨格とはいえ、3月議会の中に盛り込むことになるのかなというふうには思います。


[質問]
先進地の志木市とか、名古屋とか、そういったところで、まだ導入して日が浅いのかもしれませんが、学力低下とか学級崩壊という意味で、改善された、実際もう効果というのは見られているんでしょうか。


[市長]
そこのところまでは、私も直接先程申し上げたように、訪問しているわけではありませんが、効果は上がっているというふうには聞いてはおります。名古屋はいつから取り組んだんですかね、この前名古屋の話をお聞きしたんですけれども、学力面だけではなくて、いろんな観点からの効果は上がっているというふうには聞いておりますけれども。


[質問]
もちろん、その先進地の効果というのも調査の対象にはなるわけですよね。


[市長]
そうですね。そうなると思います。


[質問]
30人学級に合わせると、今度は先生方の質の向上というか、スキルアップというか、それについては、どういうふうにお考えですか。


[市長]
当然、それも同時並行的に進めていかなければいけないのではないかと思っております。やはりこれだけ財政的に厳しい状況の中で、30人学級に取り組みたいというふうに思っておりますから、やはりある意味では賛成だけではなくて、一方では、市民の方々で厳しい見方があるというのも承知をしております。だから、当然先生方にもその辺を自覚していただかなければいけないというふうに思いますし、質の向上につながるような、そういうことはこちらのほうも検討していかなければならないというふうには思っております。研修制度等いろんなことを考えながら、質の向上につながるようなことを。そうしなければなかなか理解が得られないのかなという気もしております。


[質問]
幸山さんご自身のお考えとして、学級崩壊とか学力低下というのは、どういう事情が原因になっているとお考えですか。


[市長]
学級崩壊と学力低下ですか。それぞれ要因は異なっているとは思いますけど、ただ一つ言えることは、これまで言われていた学校と家庭と地域の連携ということが、常々言われておりましたし、今も必ず教育のことを語るときには、真っ先に出てくるような言葉ではあるんですけれども、やはりその中で、家庭と地域のこれまで果たしてきた役割というものが、だんだんだんだんとやはり低下してきているのではないのかなということを感じます。そのしわ寄せが、ある意味では学校に集中をしてきていると、それがある意味では先生一人ひとりの負担になってきているのではないのかなというふうにも感じております。それが結果として、そういう現象につながってきているのではないのかなということは感じておりますけれども。

質疑応答【その他】

[質問]
話は戻りますが、先程の提案理由を配布するかどうかの件なんですけれども。


[市長]
こだわりますね。


[質問]
市長さんが議案の提案をこういう理由で提案しますというのを文書で配布するわけですから。


[市長]
ただですね、提案理由の説明ですから、原稿はあるのはあるんですが、もしかしたら変わる場合もありますよね。ただ単に、それを読み上げるだけが良いのかどうかというふうな見方もあるというふうに思うんですよ。ただ、ある意味では議案じゃなくて、私からの説明になるわけですから、その場になって、もしかしたら変わる可能性だってあるものをお渡しすることが良いのかどうかということは、別の観点から考える必要があるのではないかというふうに思いますけれども。


[質問]
関連で、私ホームページあまり見てないんですけれども、例えば議会当日ぐらいの夕方、ホームページを開けば、そこに提案理由説明とか議案とかがぱっと見れるというようなシステムというのは考えられないんですか。


[市長]
それは、議会のほうになるんでしょうけれども、そういうことは考えられるのではないかというふうに思います。


[質問]
議会ではなくて、市のホームページの中で。


[市長]
市のホームページの中でですか。


[質問]
国とかは、各審議会とか委員会とかは出るようですが。


[市長]
例えば、昨日14階で職員さん方に訓示をいたしましたね。それは確かすでにアップをしてあります。そういうスピーディな対応が必要なのではないかとは思います。だから、審議会の事に関してもそうなんでしょうしですね。こういう記者会見の内容も、これはどうなるんでしたっけ。載るんですか。


[広報課長]
できるだけ早く載せたいと思います。


[市長]
それで、皆さん方の名前も載るんでしたっけ。


[広報課長]
お名前は載りません。


[市長]
載らないんですか。だめなんですか。


[質問]
関連で、例えば昨日、間接民主制の限界について述べられたんですけれども、例えば今後、市長の公約の中にも、かなり市民の議論を導入したいようなことがあるので、例えば合併問題とか、そういう時に、市側から、もっと議会の方に、この資料を傍聴者に配ってくださいとか、そういう働きかけはある程度できるかと思うんですけれども。そのあたりはどうですか。


[市長]
議会の側から。


[質問]
市長の側から議会に、こんな資料を配っていただけませんかとか、ということであれば、傍聴にきた市民がわかりやすく見ることが可能だと思うんですが。そういうことを提案するとか、働きかけていくお考えはどうですか。


[市長]
そうですね、今のところそこまで考えておりませんでしたけれども、ただ先程の私の提案理由の説明は抜きにして、議会傍聴された方々に対して、そのやりとりがわかりやすく感じられるような、そういう工夫は必要なのではないのかなというふうには思います。


[質問]
議会との関係で、ひとつは依頼文書の問題、もうひとつは根回しの件ですけれども、ひとつは昨日の就任式で、依頼の文書化についてはきちんと制度を運用するようにと言われましたが、実態として、どこまでその範疇に入るのか、職員の方々非常に悩んでいると思います。電話で、「あれどうなっているのか」、ちょっとすれ違った時、「あの件は」と、どこら辺までが、市長は依頼に入ると、文書にすべきだと、議員の経験があるお立場から、どこらへんが文書化の範疇なのかという点がひとつ。もうひとつは議会の根回しについて。鳥取県の片山知事が根回しを廃止したということで効果があったと言われていますが、これは非常に複雑な問題があって、根回しの悪弊もありますが、同時に市政調査権の問題とも兼ね合いがあると思います。そこの、根回しの問題については、どういうお考えで、どうしていかれるのか、二点お願いします。


[市長]
まずは、依頼事項の文書化についてなんですけれども、どこまでを対象にするのか、今おっしゃったようなすれ違いざまにうんぬんとか、電話での依頼とか、そこをどうするのかというふうなお話もありましたけれども、私の気持ちとしましては、できるだけとにかく、今ある制度を徹底して活用してくださいというふうなお願いをいたしました。今、どこまで記載されていらっしゃるのかということを、まず確認しなければいけないというふうに思ってます、実際職員さん方がですね。制度がスタートして、ここまでの間、どこまでを書いていらっしゃるのか、記録していらっしゃるのかということを、まず把握しなければいけないというふうに思っております。そこを把握した上で、やはりもっと徹底してやらなければいけない、どこまで記録を残さなければいけないということを議論していかなければいけないのではないかというふうに思っておりますが、基本的には、残すということを原則として考えていかなければいけないのではないかというふうには思っております。


[質問]
依頼という形があれば。


[市長]
あれば。はい。それは、佐賀市さんの資料を見させていただいたことがあるんですよ。その依頼文書の内容を。かなり具体的な細かいものまで残していらっしゃるなというふうな印象を受けたことがありますので、やはり原則として残すということで考えていきたいというふうに思ってます。それと、議会の根回しの問題ですかね、これはやはり議会がある意味で形骸化してしまってはいけないのではないかというふうに思っておりますから、しかしながら先程おっしゃったように、いろんな問題もありますから、これは今後どういう形でいくのかということは検討していきたいなというふうに思っておりますけれども。


[質問]
現在の、根回しと言われるものについての現状認識は。議会の前にこんな形で進めますと、議会に限らないんですけれども、事前にきちんと議会に話すと。逆にそうしないと、それは慣例になっていると、県議会でもご存知のことだと思いますけれども、そこら辺の現状認識と言いますか、問題点とか、そういう問題意識とか感じてらっしゃる部分があればお願いします。


[市長]
根回しと言いますか、事前のやりとりというのは、全く無しでは議会というのは進んでいかないのではないかというふうに思っております。やはり議場でやりとりを、真剣な議論をすることは大事だというふうに思っておりますけれども、やはり、いろんな形でその意見に対して、質問に対して真摯に答えていくためには、ある程度の事前の考え方と言いますか、それはこちらのほうが承知をしておかないとそういう答えも出てこないと思いますから、全くそういう事前のやりとり無しでということは難しいのではないかというふうに思っておりますが、しかしながら、今までどおりのやり方で良いのかどうかということは、市議会自体、私も傍聴したことはありますけれども、そこまで詳しく、中まで承知しているわけではありませんので、現状等見させていただいて、それから今後どうしていくかということは考えていきたいというふうに思ってます。

質疑応答【情報公開について】

[質問]
情報公開にもう一度戻らせてください。過去のを出すのは考えていないということだったんですが、それは市長交際費等々で、黒塗りしているのをオープンにすることはないという意味なのか、あるいは行政資料等々に関しても、これまでオープンにしてなかったものはオープンにしないということをそのまま続けるということなんでしょうか。


[市長]
ですから、今訴訟になっているのがあって、黒塗りにされている部分がありますよね。それを過去の分を、黒塗りの部分を開くか開かないかという部分があるんだというふうに思いますが、そこをオープンにしますというところまでは、今のところ考えていないということであります。しかしながら、今後のものにつきましては、今まで黒塗りしていた部分もきちんとオープンにしていきたいというふうに思っております。


[質問]
例えば、行政資料をわかりやすい形に加工して出すということは、例えば、これまでの資料を加工してわかりやすくするということはあり得るんでしょうか。


[市長]
それは、物によるというふうに思いますけれども、すべてがすべてを加工して出すというふうなことになると、かなり膨大な事務量にもなるというふうに思いますから、先程は例として事業評価のことを取り上げさせていただいたんですが、そういうものは出来るんではないかと思っております。しかしながら、すべてを市民向けに加工して、それを提供するということは、やはり現実的には厳しいのかなというふうには思いますけれども。

質疑応答【合併・政令市について】

[質問]
政令市の話ですが、総務省のほうは、熊本市に政令市になってもらいたいというメッセージを送っていると思うんですけれども、幸山さんご自身のお考えとして、今の国の市町村合併の進め方ですね、合併特例債を与える代わりに、一方で合併しない自治体の交付税を減らすということもささやかれてますけど、権限と財源の移譲を含めて、合併して政令市を目指す市長として、総務省に対して何か意見とか要望とかありますか。


[市長]
総務省に対して、今の制度に対してどうこう意見をというところまではありませんけれども、今私が言えることは、制度に基づいて期限内に合併をして、政令市を目指すということだろうと思っておりますけれども。


[質問]
今の制度に全く不満は無いということですか。


[市長]
不満は無いと言いますか、そうですね、いろいろ思いはありますけれども、不満というものではないんですけどね。とにかく地方分権全体の話で言えば、もっともっと進みやすいような環境を作っていただきたいなというふうには思っております。

質疑応答【交際費について】

[質問]
交際費、今度600万にする、これを基本にして考えるということなんですけれども、どんな根拠、考え方で600万ということなんですか。


[市長]
ですから、これまでの実績、確か10月までか11月までだったかと思いますけれども、その実績を見まして、この3月末までどれだけ三役交際費が出て行くのかと、今の使い方で見て考えた時には、300万減らしたとしても何とかやっていけるのではないかというふうな見通しがありましたもんですから、300万減額をさせていただきました。で、これまで以上に、より使い方に関しては、厳しく見ていきたいというふうには思っております。それが昨日申し上げた葬式の時の生花とか、そういうことは申し上げたんですが、そういうものは、基本的には出さないというふうな方向で行きたいというふうには思っております。

質疑応答【その他】

[質問]
昨日、今日連続で、記者会見がありまして、さっきの話も昨日出たわけなんですが、まず2日間終わられた記者会見の感想と、それと記者会見というのは前々市長の時はあまりなく、前市長の時は年末年始合わせて6回、これをどういうスタイルにされたらよいかということと、そういう記者会見の場で、どのような記者会見にして、どんなことを記者会見を通じて、市民の方にどんなことを伝えていただきたいのかという基本的なことですが。どんな感じの記者会見に。


[市長]
どんな感じの記者会見。回数は増やしていきたいというふうに思ってますし、最低でも月1回はこういう形でやらせていただきたいというふうには思っております。それと、それ以上に、昨日もお話ししたんですけれども、こういうスタイルではなくて、もう少しざっくばらんにお話しができるような、そういう場もたまにはあって良いのではないのかなと、そういう中で、いろいろ皆さん方と意見交換ができればよいのではないかというふうに思っております。それと、やはりこういう記者会見ですとか、そういう場を通じて、やはりもっと市の施策といいますか、考え方をアピールしていく必要があるのではないのかなというふうにも思っておりますから、そういう場に使わせていただきたいというふうに思っております。それがやはり、もっと間隔を詰めてやっていくことによって、いろんな課題等出てくると思いますから、そういうものをタイムリーに打ち出せるようなことに使わせてもらいたいなというふうには思っております。


[質問]
就任前に、かなり市民の方と集会の中で、今の5階の市長室、奥の院とか言われてまして、何とかなりませんかねというお話しされましたよね。それに関していかがでしょうか。


[市長]
だから、あの時にも申し上げたのかもしれませんが、気持ちとしては1階にしてガラス張りにしてという気持ちはあるんですが、予算的なことも伴いますし、さらには、それをやることが良いのかどうかということも考えていかなければいけないと思ってますから、すぐにそういうことをやるということは、なかなかできないのかなとは思っております。しかしながら、その市長室、部屋だけではなくて、やはり私自身の行動というか姿勢が大事だというふうに思っておりますから、あの部屋の中に、時間がある時にはこもっているだけではなくて、昨日もお話ししたかもしれませんが、交流サロンを有効に活用させていただくだとか、さらには、どんどん下に降りていって、自らオープンな姿勢を示すということが大事なのではないかなというふうに思っております。


[幹事社]
どうもありがとうございました。

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