【市長所感:6月議会を終えて】
今議会におきましては、補正予算をはじめといたしまして、「熊本市基本構想の策定」や「熊本市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例」の制定など、今後の市政運営に必要な重要案件を含む全ての提出議案を先ほど可決いただいたところです。
基本構想について承認いただいたことによりまして、本市の10年後の目指すべき新しいまちの姿といたしまして「湧々(わくわく)都市熊本」が決定したところです。今後、これを実現いたしますための「基本計画」を今年度中に策定することとしておりまして、新しいくまもとづくりに向けて全力で取り組んでまいる所存です。
このほか、今議会では、合併・政令指定都市実現に向けた取り組み、さらには九州新幹線鹿児島ルート全線開業に向けた熊本駅前の整備、花畑・桜町地区の再開発や桜の馬場地区の整備などの中心市街地の活性化、それから熊本産院に関する問題、さらには熊本城築城400年祭後の観光戦略など、本市が直面しております重要施策や課題、あるいは地球温暖化・ごみ減量に向けた取り組みなど市民生活に直結するようなさまざまな問題につきましてもご論議をいただいたところです。
特に、熊本駅前東A地区再開発事業に関しましては、再開発のビルの完成が九州新幹線鹿児島ルートの全線開業に間に合わなくなったことに対しまして大変厳しいご指摘をいただいたところであり、ご意見を真摯に受け止め、用地取得の早期解決を図りますとともに、あらゆる視点から可能な限りの工期短縮等の検討を行い、一日も早く完成できるよう全力を注いでまいりたいと考えております。また、今議会でご指摘いただきましたご意見・ご要望につきましては、今後の市政運営・まちづくりに活かしていきたいと考えております。