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平成14年市長年末記者会見 

最終更新日:2003年3月15日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

一年を振り返って

 

○ おはようございます。例年のこの年末の会見では、この一年、市政に関しまして、印象に残りました出来事ですとか、特に力を注いだ事業などを振り返り、一年の所感などを述べさせて頂き、皆さんからのご質問をお受けするという形で行われてきたと聞いておりますので、今回もそのようにさせていただきたいと思います。


○ 私の場合、この一年を振り返りますと、県議2期目の前半ではありましたが、熊本市長選への立候補を決意いたしまして、選挙に臨み、そして当選を果たし、12月3日に市長に就任させていただきました。そして、市長として三週間を過ごしたところでありますけど、私にとりまして、これまでの人生の中でも最も変化に富んだ一年であったなと考えているところであります。


○ この市長就任後のわずか三週間だけを振り返ってみましても、初めての経験ということもありまして、毎日が緊張の連続でありまして、一日一日が非常に重く、それでいて、物凄いスピードで過ぎていったなというのが実感でございます。


○ 12月3日の初登庁の際には、多くの市民の方々に迎えられまして、また、職員の方々にも迎えられまして大変うれしく思いました。また、着任早々に職員を前に「市政刷新」を中心といたしました市長訓示をさせていただき、自分自身、これからの市政運営の決意を新たにした次第でございます。先程、毎日が緊張の連続と申しましたけれども、今、振り返りますと、この時が一番緊張していたのではと、感じております。


○ そして、連日の記者会見では記者の皆さんから質問攻めを受けましたり、ありがたい話なんですけど、テレビへの出演や新聞記者の方からの密着取材を受けたり、覚悟はしていましたが、これほどとは思いませんで、ですが、今後とも関心を持っていただけるように努めて参りたいと思っております。また、就任後、直ちに庁内外を回りまして、市の職員の皆さんにも挨拶をさせていただきましたが、市の事業が本当に市民生活に密着しているということを肌で感じさせていただきました。


○ さらに、就任挨拶では周辺町の菊陽、西合志、植木町にも伺いまして、今後の合併に関しての話し合いをお願いして参りましたが、本市との合併を目指した住民発議による合併協議会設置に係る益城町、富合町、城南町からの意見照会がなされたり、これを受けまして、益城町には去る19日、議会に付議する旨の回答を持って伺ったりと、周辺の町との合併に関する動きがさらに本格化していると改めて実感しているところでございます。合併・政令市問題につきましては、今後、合併後のまちの姿がどのようなものになっていくのか、熊本市民、周辺町民の方々にきちんとお知らせし、理解を求めていく中で、合併の機運をどんどん高めてまいりたいと考えております。


○ それから、なんと申しましても、市長として初めて臨んだ12月議会に関してでありますが、これは先日の会見でも若干、触れさせていただきましたが、初の公の場での議論となる市長答弁など、実に中身の濃い、日々反省の中にも、一日一日、充実した日々を過ごすことが出来ました。議会での答弁は、選挙を通し、市民の方々に直接訴えてまいりました私の信念に基づくものでありまして、公約実現に向けた小さな歩みの始まりではありましたけど、確実な一歩、一歩であったと、自分なりには総括をしているところでございます。


○ 先日もお話しましたが、特に今回の市議会におきましては、これまで質問する立場で明確な答弁を求めるあまり、執行部に対して執拗に食い下がっておりました県議時代とは一転し、今回は、答弁する側の難しさというものも実感した次第でございます。それでも、各議員の質問に対し真摯な答弁をしたいと考えまして、関係部局と長時間に亘り打ち合わせを行い、少しずつですが、それぞれの部局が抱える課題などが自分なりに理解できるようになってまいりましたし、さらには、市役所という行政の守備範囲の広さを改めて思い知らされたような気がしております。また、少しでも市民の方々にわかりやすく答弁できるように言葉使いに工夫を凝らすなど、当初、考えていたよりは、まずまずの議会答弁ではなかったのかなと考えております。


○ さらには、議員各位のご理解も頂きまして、私の公約の一つでもあります30人学級実現のための調査経費を含む補正予算案のほか、提出議案全てに可決頂きましたことは大変な喜びでありまして、今回の12月議会は、忘れることの出来ない議会になるのではないかと思っております。ただ、本格的な論戦という意味では、当初予算を審議いただく年明けの第1定例会であり、さらには、予算の肉付けを予定している第2定例会になるものと考えておりますので、今回の気持ちを忘れることなく、さらに自ら研鑚を重ねまして、「日本一住みやすく、暮らしやすい政令指定都市の実現」に向け、全力を傾注していきたい、そして、自らのカラーも出せるような一年にしていきたいと考えております。


○ 以上が、ほんの三週間ではありますが、熊本市長としての私の率直な感想です。本日は、そのほか、新年早々から取り組むと申し上げておりましたうちの一つであります「市民との直接対話」につきまして、その概要が固まりましたのでご報告申し上げます。先の議会でも答弁いたしましたけれども、私がまず持って取り組まなければならないと考えておりますのが、「情報公開と市民参加による信頼される市政の実現」でありまして、市民の皆様との直接対話の重要性から、気軽な懇談の場として、市民交流サロンの活用を考えておりましたけれども、この度、市民の方々との対話を行う「まちづくりトーク」を月2回程度の開催を目標とし、今年度については、試行的に実施したいと考えております。概要については、今お配りした資料のとおりであります。市民の方々への周知を何卒よろしくお願い申し上げたいと思います。


○ 本日、私の方からお話することは以上ですけれども、本当に今年はいろいろとお世話になり有難うございました。それでは、質問を受けさせていただきます。



質疑応答【今年を振り返って(1)】

 

[記者]
就任後、前を問わず、振り返って、十大ニュースじゃないですけど、何かございますか。


[市長]
十大ニュースとして、まとめさせて頂いておりますが、今、資料をお配りしますが、まずは、一つ目は、寿屋、ニコニコ堂の経営破たんですとか、熊本岩田屋の撤退問題など、地域経済への影響が懸念される中で、熊本岩田屋の後継店として県民百貨店が設立され、阪神百貨店の運営支援で基本合意をしたと、この一連の動きを、まずは、トップに挙げさせて頂いております。

さらには、二番目には、中心市街地の二つの再開発ビルが完成したと、現代美術館もオープンさせて頂き、市中心部に新たなスポットが誕生したということが二番目、さらには、合併、政令市問題に関心が高まり、いろんな動きが出てきているということが三番目に挙げさせて頂いています。

四番目が、来年の話でありますが、平成15年から、NHK大河ドラマに「武蔵」が決定したということ、五番目が、国際環境都市会議開催で熊本を世界にアピールできたのではないかということ、六番目が、熊本城復元整備計画の第一号となる南大手櫓門が完成したということであります。七番目が、「くまもと菓子博2002」が、大成功、入場者が56万人を達成したということ、八番目が、ワールドカップサッカーでベルギー選手団がキャンプにために熊本にいらっしゃったということ、九番目が、職員の不祥事が相次ぎまして、市民の市政への信頼が揺らいだということを挙げさせて頂いております。

さらには、十番目、住基ネット稼動により、公用閲覧の問題ですとか、さらには、住民票コード交付通知のはがき受け取り拒否世帯が九州最多など、住基ネットによる波紋が広まったということを十番目に挙げさせて頂いております。以上が、十大ニュースと言いますか、取り上げさせて頂いております。


[記者]
市長が替わったというのは入ってないですけど。


[市長]
入れたかったんですけれども、手前味噌過ぎるかなと思ってやめました。(笑い)案として一つ、あったのはあったんですけど、それは、あんまりだろうと思ってはずしました。

「まちづくりトーク」についてでも質問は結構ですし、今年度は、試行的にということを申し上げさせて頂きました。いろいろやり方も、どうすればいいんだろうと、悩みまして、結果的にこういう形で今年度はやってみたいと思っております。しかしながら、予約制を導入しましたり、さらには、日時もお昼でありましたり、お勤めの方が来やすいように夕方も一部、6時から7時までというのを入れさせて頂いたりとか、とにかく試行的にやってみようじゃないかということで、こういう形でスタートというふうに思っております。

これに関しては、市民の皆さん方が、どういうふうな反応をされるのか、非常にやってみないと判らないところもあるんですけれども、いろいろと試行錯誤をしながら、市民の皆さん方にとって、気軽に本当に来て頂けるような形というものを今後考えていきたと思っておりますので、皆さん方からもご意見を頂ければありがたいと思っております。

質疑応答【まちづくりトークについて(1)】

[記者]
基本的には、一対一ですか。


[市長]
一対一と言いますか、懇談相手方は、個人または、グループに‥‥。


[記者]
いや、一個人、一団体と市長という形に。


[市長]
場合によっては、担当の方に同席していただくことも。


[記者]
市民のほうは、一人、もしくは一グループということですね。


[市長]
そうです。


[記者]
複数のグループ、個人が一緒になってするというのではなく。


[市長]
個人もしくは、一グループと私ということになると思います。


[記者]
(記者配布資料を示しながら)ここに絵が書いてありますけれども、こういうイメージなんですか、沢山に対して市長が一人でお話をされるというのではなくて。


[市長]
そうですね、(絵を見ながら)これ、私なんでしょうけど、あんまり似てないですね。(笑い)一応、イメージとしては、こういうイメージでやろうというふうに思っています。


[記者]
これは、申し込みの段階で、こういうことを市長に話をしたいと、ということを踏まえてというのか、申し込みをしてからなのか。


[市長] 申し込みの段階で、絵の書いてある裏に申込書があるんですけれど、この中に、テーマと内容を記入していただくようにしております。そして、どなたにおいで頂くかは、公開抽選で決めさせて頂こうと思っております。ある程度、やはり、ただ単に来て話を伺ってというだけではなく、もう少し議論を深めた方が良いのではないかという思いもありまして、事前にこういう形でテーマですとか、内容をお示し頂こうというふうに思っております。


[記者]
これは、懇談ということになる訳でしょうが、公開されるんですか。非公開ですか。この話し合いは。


[市長]
懇談ですか。これは、先方の了解がもらえれば、公開する、したいというふうに思っておりますが、相手方が、勘弁してくれということであれば、非公開にせざるを得ないのかな、それは、先方の都合にあわせたいというふうに思っています。


[記者]
抽選の仕方ですが、まちづくりの内容を吟味した上で、抽選される方をまず決めるんですか。


[市長]
吟味した上では、ないですね。集めて、その中から、どれだけ集まるかは判りませんけど、一日3件位になっていると思いますから、その三つを抽出させて頂くと、というふうなことになると思います。


[記者]
中には、物凄い、懇談に値しないようなものもあるかもしれないと思うんですが。


[市長]
懇談に値しないようなことですね、その時には、どうしましょうかね。


[副市長]
まちづくりという中身で懇談をやりますので、それにふさわしくない個別事案のようなものは、事前に事務方で精査させていただきます。ただ、絞り込むということではなくて、本当に、あまりにもふさわしくないものを幾ばくか除外して、あとは、懇談頂く、だから、原則は、ランダムに抽選で選ぶということですが、少しは、調整させて頂きます。


[市長]
そういう意味では、公開抽選前に少しは、チェックはするということですね。


[記者]
そうなると、少し敷居が高くないですか。


[市長]
うーん、敷居が高いと言われないようにしなければいけないと思っております。だから、こちらの都合の良いようなことだけを取り上げるというふうに思われないようにしたいと思っています。


[記者]
これは、熊本市以外の方もオッケーなんですか。


[市長]
はい、懇談相手方として熊本市内にお住まいか、通勤、通学されているということですから、市外に住んでいて熊本市内に通勤、通学されている方も結構ですということです。


[記者]
例えば、合併相手と見られるようなところのグループから、要するに、こっちには、通勤とかしてないけれどもというのはどうなんですかね。


[市長]
それは、この対象からは外れますね。ただ、その中に何人か通勤通学してらっしゃる方がいらっしゃれば対象になるでしょうね。


[記者]
小学生位からでもいいんですか。


[市長]
えー、そこのところは、オッケーです。


[記者]
年齢は問わないということですね。


[市長]
年齢は問わないということですね、特に書いてもありませんから。


[記者]
(資料の)目的のところに直接対話を図るということがありますけれど、市長は、この懇談会に期待されること、なにか提言が出てくるようなことを期待されているのか、それとも、とにかく話をと。


[市長]
いやいや、それは、とにかく、直接対話が大事だと、ただ、話を聞くだけではなくて、それからいろいろと具体的な提言をして頂ければという、そういう期待もあります。で、その中から、いろいろと実現できるものを、実現していくことが出来ればいいのではないのかと思っております。だから、懇談をして、その結果も報告させて頂くことになります。


[記者]
懇談の結果を報告するというのは、懇談した相手方だけですか、それとも広く一般にもですか。


[市長]
相手方にも報告することになりますし、広く一般にも報告することになります。それは、おそらく、次の募集をするときに、前回こういうのがあって、それに対して、こう取り組んだという結果の報告も併せてするような形になると思っております。やはり、言い放しというだけではなくて、それによって、やはり、どう動いているのかということをきちんと、その経過といいますか、結果を説明することが大事だというふうに思っております。


[記者]
今年度は、試行的にということですが、今年度は4回ということでいいですか。


[市長]
今年度は、議会もありますもんですから、これ位しか組めないのかなと、で、回数が、非常に少ないのではというご指摘も受けるのかなと思っております。非常に、三週間経ってみて、かなりスケジュールがタイトだと感じておりまして、しかしながら、こういう形というものは、きちんと優先的に時間を取ってやりたいと思っております。だから、今年度はこの4回ですけれど、新年度は、出来る限り時間を取って、もう少し回数が増えるような工夫をしていきたいというふうに思っております。


[記者]
月に2回程度というのは、新年度以降の話じゃないんですね、そうすると。


[市長]
月に2回程度、とりあえずは、こういう形で。


[記者]
試行の中で、月2回程度。


[市長]
新年度は、月2回か、もしくは、もっと増やせるようであれば、増やしていきたいというふうに思っております。ただ、別の場で報告することになると思いますが、職員さんとの直接対話というものも大事にしていきたいというふうに思っておりますから、その辺との兼ね合いもありまして、どこまで広げることができるのか、今、そこは検討中であります。


[記者]
一日3件までということは。


[市長]
はい、一人20分。


[記者]
20分程度。募集は、始めたでいいんですか。


[市長]
募集は、えー、これは始めたんですか。(今日からという声)今日から始めるということになります。どれだけ、反応があるのか、誰も応募してくれないと、非常に寂しいんでですね、皆さん方、よろしくお願いします。


[記者]
職員との直接対話のほうは、どこで出てきますか、新年度。


[市長]
それは、年明けてから、もう少し詰める部分もあるもんですから、やり方で二、三。例えば、外局をどうするかとか、参加者の服務上の取り扱いをどうするかとか、もう少し詰めなければいけないところもあるもんですから、その辺詰めた上で、年明けに発表させて頂きたいと思っております。


[記者]
敷居が高いように思われないようにするために、何か考えていることがありますか。


[市長]
いや、何か考えていると言いますか、えー、(執行部側に)これは全て3組づつでしたっけ、それとも。


[市長室長]
ただ、今回、試行をやりますので、もう少し、お一人20分で足りないということになれば、二組位に絞るということも、市長、おっしゃっておられますし、もう一つ、広げたと言う意味では、時間外にお昼休みとか、そういう意味では、勤務時間である11時から12時までを1回して、12時のお昼休みに2回、夜の6時から7時という、市民の方がお見えになりやすい時間帯に広げていったということで、敷居の高さというのをカバーしたとご理解頂きたいと思います。

質疑応答【今年を振り返って(2)】

[記者]
十大ニュースの方なんですが、九位と十位に市役所のことが下の方に二つ並んでますが、もう少し上にということは。


[市長]
えー、そうですね。そういうご意見もあるのかも知れませんけど、きちんと、こういうことも入れておくということが大事だというふうに思いました。やはり、負の部分は、負の部分として、きちんと受け止める姿勢が大事だろうというふうに思いまして、低いと言われるかもしれませんが、敢えて入れさせて頂きました。


[記者]
(十大ニュースの資料を見て)2月23日って、これは、何ですか。あとで、調べれば判るんですけれど。


[市長]
2月23日は何でしたっけ。(執行部側に)判りますか。(執行部側から、消防職員の引ったくりとの回答)消防職員の引ったくりだそうです。

質疑応答【まちづくりトークについて(2)】

[記者]
まちづくりトークに戻るんですが、懇談の結果を報告するというのは、懇談にこられた方から、こういう提言があり、それに対し、その場では、こういうふうに回答したけれど、後で、検討した結果、例えば、次の議会で提案することになりましたとか、或いは、こういう理由でもうちょっと検討することになりましたとか、いう形になるんですか。


[市長]
だから、その場では結論が出てこないものも多いと思ってますから、いろいろとやり取りをした中で、結論が持ち越しのなったものは、後日、結果をその方に報告させて頂くと同時に、広く皆さん方にも、こういう経緯がありましたということを、先程申し上げました市政だよりの中で報告させて頂くことが出来ればと思っております。で、その中で事業が出来るものがあれば、事業化していくということも考えていきたいと思っております。


[記者]
そうする媒体は市政だより、今のところはそれだけですか。


[市長]
考えているのは、あと、ホームページもそうですね。だから、皆さん方に少しでも参加の意識を高めて頂きたいという思いであります。ただ単に、言い放しだけで終わったではなくて、先程申し上げましたように、言ったことがどうなってて、結果的にどうなったんだと、それが本当に市の事業に繋がれば、本当に、参加意識が高まるのではないか、そういうふうなものに繋げていきたいというふうに思っております。


[記者]
関連して、市政モニター制度について何か、改革案とか。


[市長]
市政モニター制度は、すいません、内容についてはあまり私は熟知をしておりませんけれども、(執行部側に)今何人位やられてるんでしたっけ。


[市長室長]
まだ、レク途中なもんですから。モニター関連は、私の方からまだ、レクしておりません。詳しいあれが必要でしたら、後日でも。


[市長]
公聴機能ですかね、それをもっともっと充実させていきたいというふうには思っております。


[記者]
たぶん、今の質問は、既にモニター制度という公聴制度があるけれど、十分に生かされていないんではないかと、そこに、こういう形で新しくできてきても、それもどうなっていくのかなというのが、背景にあると思うんですが。


[市長]
そうですね、申し訳ないですが、モニター制度自体が、今、どういう状況なのかということをきちんと把握はしていないんですが、それに加えて、こういうものも付け加えることによって、不足している部分を補っていきたいというふうには思っております。


[記者]
市のトップが、市政の隅々まで把握は、なかなかとても出来ないと思うんですが、事務が今こういうふうに進行しているとか。そのトップが、市民の方と直接対話をすると、つまり、担当課が話をしてればいいんじゃないかという考えも一つにはあると思うが、トップが直接話をするというのにどういう意義があると思われますか。


[市長]
そうですね、担当課の方々と話をされて、それが私の方まで上がってくれば、結果的には同じことだろうというふうには思っておりますけれども、直接対話というものをやっていきたいということは、選挙期間中にも申し上げておりましたし、そういう中で、市民の皆さん方が、非常に市政に対して、選挙期間中も、また、終わってからも、市議会の傍聴にも見られますように、非常に関心を高めて頂いていると感じておりますから、それに繋がるものとして、これも位置付けさせて頂いておりますけど。だから、そうですね、直接、市長に話をしたいんだというふうな方は、結構、多くいらっしゃるんだろうと思ってますから、そういう方達に少しでも門戸を広げたいというふうに思っております。


[記者]
まちづくりトークはどこかの市町村を参考にしたとか。


[市長]
これは、どこかを参考にしたということは、特にないと思います。ないと思いますというか、ないです。


[記者]
日本全国でこのような形で、市民と対話をされているところはありますか。


[市長]
あると思いますけど、これに関しては、どこかを参考にしたということではありません。(執行部側を見て)そうですね。

質疑応答【今年を振り返って(3)】

[記者]
改めて、就任されて三週間の中で、一番感慨深い出来事、それから、先程、市長訓示されたときが一番緊張したとおっしゃってましたが、それからの心持の変化というか、その辺の実感というか。


[市長]
一番、感慨深い場面ですか、えー、そうですね、感慨深いというか、議会が、最終的に提案議案を全部通して頂いて、それが終わった時点というのが、やはり、ほっとしたところでもありますし、感慨深いところなのかなというふうには思います。それと、一番緊張したのは、さっき申し上げたように最初の職員訓示のところが、やはり、今でも一番緊張したなと思っておりますし、それから先もずーっと、緊張の連続でありまして、あっという間に三週間が過ぎて、今日で御用納めになった訳ですけど、今日が一つの区切りではあるんですが、しかしながら、年明け早々から、やらなければいけないことがたくさんあります、人事のことにしてもそうですし、さらには、新年度に向けての予算編成の作業も控えておりますから、一区切りではありますが、ゆっくりはできないなという思いではあります。


[記者]
十大ニュースの十番目に住基ネットのことがありますが、改めて、何か、熊本市として受け取り拒否世帯がかなりいらっしゃるという現状を踏まえて。


[市長]
今、申し上げられることは、やはり、個人情報の保護に関しては、万全の措置を講じてまいりたいということです。議会でも答弁させて頂きましたように、漏洩等の不測の事態が生じましたときには、発信を停止するという措置をとらさせて頂くということであります。

質疑応答【まちづくりトークについて(3)】

[記者]
もう一回、まちづくりトークに戻るんですが、市民の方から担当課が相談を受けて、それが上に上がってくれば同じことなんだけれど、敢えて、それをせずに直接話をされると、市民の方から直接市長と話をしたいというリクエストは多いんですか。


[市長]
そうですね、それは、今の市長への手紙でしたっけ、あの中でも、やはり、直接会って話をしたいというコメントは結構書いてありますから。


[記者]
それは、非常にうがった見方かも知れませんが、事務方、職員の方が受けた相談が、なかなか上の方までいってくれないという、市民の方のもどかしさを受けてのもの。


[市長]
そういう部分もあるのかもしれません。しかしながら、先般、発表させて頂きましたけれども、いろんな要望ですとか、文書化の話をさせて頂きましたが、それにつきましては、きちんと、記録をして頂いて、副市長、私のところまでメールで報告して頂くというふうにしておりますので、そういう部分は、今後は少なくなるのではないかと思っております。

質疑応答【今年を振り返って(4)】

[記者]
十大ニュースで、一番、最初に県民百貨店を挙げられた理由を。


[市長]
県民百貨店と言いますか、これは、前半は暗い話題というか、それに阪神百貨店ができますというようなミックスした形になっているんですが、やはり、今、市民が一番不安に思っていることは、景気の低迷と言いますか、あと雇用にも関連することなんでが、この部分だろうというふうに思いましたので、その一連の動きをトップに挙げさせて頂きました。


[記者]
これは、どうなんでしょう。未来に展望がある、開ける、どっちかと言えば、いいニュース。


[市長]
それは、阪神百貨店が決まったと、正式名称はくまもと阪神百貨店でしたっけ、あそこが空き店舗にならないというふうなことは明るい話題と言うか、あとは、市としてやれる部分をきちんとやって、サポートしていければと思っております。(終了と言う声)どうもありがとうございました。また、来年もよろしくお願いします。

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