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空き瓶リサイクルマナーの徹底についての記者会見

最終更新日:2003年6月19日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

空き瓶リサイクルマナーの徹底について

今日はどうもありがとうございます。
 まず、市民の皆様へメッセージを述べさせていただきたいと思います。
 市民の皆様、日頃から環境行政にご協力をいただいておりますことに、心から感謝を申し上げます。
 私たちが毎日の衛生的な生活を送るためには、ごみ処理は1日も欠かすことの出来ないことであり、私たち一人ひとりが深くかかわっていかなければならない課題であります。
 毎日毎日大量に廃棄されるごみの処理にも莫大な費用がかかっています。
 これからのごみ処理につきましては、市民の皆様や事業者そして行政がそれぞれの役割をきちんと担いながら、社会全体でごみの減量や、資源の有効利用に取り組んでいかなければなりません。
 20年後50年後を見据えて、次の世代に豊かな資源を残していくことが、今、私たちが取り組むべき最も重要なことではないでしょうか。
 すでに、新聞報道などにより殆どの方がご承知のことと思いますが、熊本市が資源物として収集しております空きびんのふたがはずされていないために、リサイクル業者に引き取りを拒否されるという事態が発生しております。これは、資源物として収集したにもかかわらず、ふたがついているために、リサイクルに支障があるからであります。
 先日、事業者のご協力を頂きまして、市の職員で4日間にわたりまして、市内67か所のごみステーションを調査しました結果、約4割のびんにふたがついたままということでありました。
せっかく資源物として収集しましたけれども、リサイクルできないために、最悪の場合埋め立てなければならなくなります。
 びんに限らずペットボトルにつきましても、必ずふたをはずして、分別を徹底し、決まった日に出していただきますよう市民の皆様のご理解とご協力を、何卒よろしくお願い申し上げます。
 分別収集した資源物が、適切にリサイクルされるには、市民の皆様のご協力がなければ成しえないことであります。
 皆様、びんやペットボトルは、ふたをはずして出す。簡単なことであります。是非ともご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

 ここにいくつか、ペットボトルも含めて、びんを持ってきております。
 今、ペットボトルは外しまして、白(透明)と茶とそれ以外の雑びんということで、3種類にびんを分けておりますけれども、要はこのふたがはずされていないということであります。それで、このふたを取って、すすいで出していただくということを徹底していただきたいと思います。ここの部分(びんの先端部分の、ふたを固定するプラスチックの部分)につきましては、機械を使わないと、器具を使わないと取れないので、この部分についてはこのままで結構であります。とにかく、このふたをはずしていただくことを徹底していただきたいと思います。この部分(びんの先端部分の、ふたを固定するプラスチックからつながっているふた)については、ここでつながっておりますけれども、ここ(先端部分のふた)だけを(ちぎって)はずしていただくと、これは少しは力がいりますけれども、ある程度の力で取ることができますから、ここ(先端部分のふた)だけをはずしていただきたいと、でこういうもの(金属のふたがついているもの)は、これ(ふた)を外していただいて、これは金属ですから、埋立のごみとして出していただく。このプラスチックに関しましては、燃やすごみに出していただくということ、これを徹底していただきたいと思います。
 それと、緊急でと言いますか、急々ではありますけれども、庁内で体制を作ってキャンペーンを張ろうということにしております。(図を指しながら)これが、その図でありますけれども、ネーミングといたしましては、"はずして すすいで リサイクル"そのままでございます。「くまもと市 ふたバイバイキャンペーン」ということで、この2か月間かけて徹底して広報啓発活動をやっていこうと思っております。本部長として、私自ら陣頭指揮をとらさせていただきたいと思っております。
 この会見の前に庁議がございましたけれども、庁議の中でもこの話につきましては、今徹底をしたところでありまして、私を通じまして、庁議メンバーさらには職員に徹底をしてまいりたいと思っております。さらには、副本部長としては福島副市長、福島副市長はエコパートナーくまもとの会長も務めていただいておりますから、エコパートナーですとか、ボランティア団体、環境のボランティア団体の方々との連携を、特にとっていただく役目を果たしていただきたいと思っております。さらには、事務総括として、大橋環境保全局長、副といたしまして、環境事業部長が務めることにしております。その下にそれぞれ総務班、広報班、啓発班ということで役割分担をもって、徹底してこの2か月間活動をしてまいりたいと思っております。
 お手元の資料1枚目が、今の体制が載っていたかと思いますけれども、具体的にどういうことをやるのか、4枚目を開けていただきたいと思いますけれども、まず、1番といたしまして、報道、テレビですとか、新聞広告を通じまして、徹底してこのことを周知してまいりたいと思っております。私もいくつかの番組に直接出させていただいて、呼びかけることもしてまいりたいと思っております。
 2番の広報啓発費でございますけれども、この中では特にチラシの全戸配布
をしたいと、なるべく早い段階でやりたいと思っております。チラシにつきましては、ただいま作成中であります。それと、市内にだいたい6千5百か所ぐらいございます、ごみステーションに貼るチラシも用意したいと思っております。さらには、垂れ幕を4本作りまして、鶴屋東館ですとか熊日のビルですとかに垂れ幕を掲げることも検討しております。さらには、啓発専用ジャンバーを作って、街頭キャンペーンも実施したいと思っております。これは、週末の土曜日、日曜日ですとか、人通りの多い繁華街に出まして、街頭キャンペーンをしてまいりたいと思っております。これも当然ながら私も参加をして、市民に直接呼びかけてまいりたいと思っております。さらには、広報啓発費の一番下のところですけれども、ごみの収集車を使いまして、テープをそこに持ち込みまして、呼びかけをしたいと思っております。その費用も用意しております。
 さらには、1枚めくっていただいて、4番の直接啓発活動ですけれども、いろんな会合ですとか機会を通じまして、町内の自治会長会ですとか、そういうものを通じまして、直接市の職員が出向いていって呼びかけることもやりたいと思っております。
 それから1枚めくっていただいて、5番の中では、一番下の各課職員の率先活動のお願いということなんですけれども、これはまず本庁内部を回って、それぞれ環境保全局のほうからお願いをするということにしております。それが終わりましたら、出先のほう、例えば市民センターですとか総合支所ですとか、出先を回ると。職員に対しても、強力な呼びかけをするということも予定をしております。
 その次のページは、この前お配りしたと思いますけれども、調査結果でございます。だいたい4割がふた付きのまま出されているということであります。
 以上であります。とにかく、去年からISOを取得したりですとか、例えば国際環境都市会議を開いたりですとか、環境に力を入れている熊本市にとりましては、大変不名誉なことだと感じております。何とか2か月間の中で、今の4割を少しでも減らしていきまして、引き取り停止を何とか回避したいと思っておりますので、どうぞ皆様方のご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
 私の方からは以上でございます。

記者配付資料2

ワード広報啓発活動等一覧新しいウインドウで(ワード:57.5キロバイト)

エクセルガラスびんのキャップ調査新しいウインドウで(エクセル:22.0キロバイト)

質疑応答   空き瓶リサイクルマナーの徹底について

[幹事社]
各社さんから自由にお願いします。


[記者]
引き取り手のほうなんですけれども、どれくらいにしてほしいという具体的な数字はあるんですか。


[市長]
具体的な数字はですね、ございます。例えば、空きびんでしたら1トンあたり、アルミでしたら30グラム、鉄でしたら50グラムなどがあります。だから、要は100本の空きびんのうちに1本にふたが付いていてもだめだという厳しい基準があります。調査結果では、先程も申し上げましたように、100本の空きびんの中の約40本にふたが付いている。それを1本以下にするという厳しい基準が言われております。


[記者]
昨日、市民グループのほうから提案がありました。その件に関してはどのくらい検討されて、それらも取り入れようとは思われなかったのでしょうか。


[市長]
昨日直接は受けられなかったんですけれども、報告は受けております。やはり市民が自ら今回のことに対して危機感を覚えて、ああいう行動を起こしてくれているということは、大変ありがたいことだと思っておりますし、ご提言につきましても、できる限り取り入れさせていただきたいと思っております。ただ、一つコンテナを使った収集等につきましては、準備期間がいりますから、すぐにそれを導入するということは、なかなか難しいのではないかと思っております。ですが、先程副市長がエコパートナーの会長でそういう団体との連携をということを申し上げておりますように、市民の方々とも連携を取り合って、何とかこの危機的な状況を回避したいと思っております。


[記者]
引き取りの業者のほうは、キャンペーン2か月間ということですが、いつをもっての再調査で数字をクリアできていたら受けますというような、最終的な判断というのは。


[市長]
3月いっぱいの中で改善されていないようであれば、引き取りを停止するということですね。(執行部に確認)


(事業管理課長)
そうです。ですから、透明の部分(びん)については、4月にそのへんのチェックをやりたいということで、連絡を受けております。


[記者]
こういう事態になったのは、どういう点が原因だったと市長自身思われていますか。


[市長]
そうですね、これまでも繰り返し繰り返しといいますか、啓発広報活動はやってきていたはずであります。やってきておりました。しかし、それが一人ひとりの市民まで届いていなかったということだろうと思います。ですから、広報活動、啓発活動にしましても、今後はもっとやり方を考えていかなければいけないのではないかと思っております。やはり、少し危機感が足りなかったのではないかとも感じております。


[記者]
市長はこの分別方法はご存知でしたか。


[市長]
私は知っておりました。ただ、私の身近な人に、いろいろと「知っていましたか?」と言うと、「知らなかった」と、「ふたはずすんですか」と言われる方が結構多いんですね。昨日、おとといあたりも、いろんな会合で一緒になった方にそういう質問をすると、「いやー知らんだった」という人が多いので、いかに浸透していなかったのかということの現れだというように思います。もっと広報啓発活動を工夫したいと思っています。


[記者]
この分別方法は、今回は短期的なものだと思いますけれども、中長期的にはどうあるべきかというふうにお考えですか。


[市長]
中長期的には、新年度新たにいろんな面から見直しをしていきたいと考えているところではありますけれども、具体的にどうあるべきかという点につきましては、もっと今の状況を徹底したいと、まずはそれをやりたいということであります。


[記者]
分別の仕方を充実させてという。


[市長]
はい。


[記者]
もし、この2か月間で改善できなかった場合は、どういった対策をとられるんですか。


[市長]
対策、そうですね。もしできなかった場合は、(2か月の期間を)超えてもやはり引き続きやっていくということになるだろうと思います。この期限の中で、できなかった場合、それであきらめてしまうのではなくて、引き続きこういう活動を徹底してやっていって、一日も早く引き取っていただくような状況にすることだと思っております。


[記者]
2か月間で、もし改善されなければ受け取り拒否ですよね。


[市長]
はい。


[記者]
そうなった場合は、市の予算をかけて独自にリサイクルする方法と、あと埋め立て、どちらかを選択しなければいけないということになると思うんですが、そのあたりに関しては。


[市長]
もし、引き取りができなかった場合は、予算的には確か3千万円ぐらい新たに必要になると言われておりますから、そういう状況はあってはならないと思いますから、とにかくそういう状況をなんとか回避したいと思っております。


[記者]
今、費用はいくらぐらいかかっているんですか。


[市長]
今、これに関してですか。


(事業管理課長)
3億5千万円ぐらい年間使っております。2業者に対して。収集運搬全部で。


[記者]
いや、今3千万円新たに必要と出てきましたよね。


[市長]
新たに3千万円必要、それについてではなくて、うまくいったときにはどれぐらいになるかと。


(事業管理課長)
その他の物、ガラスでございますので、これが今度の予算にもお願いしておりますけれども、75万円で済むわけです。予算としてはですね。


[記者]
うまくいけば75万円が、うまくいかないと3千万以上かかると。


(事業管理課長)
ちょっとそれを超えるかと思いますけれども、それだけのお金がいるということです。


[記者]
埋立処分場造る場合は、どれぐらい費用かかりますか。


(事業管理課長)
そのへんの原価の対比をする必要がありますけれども、今の古い処分場でありますと8千円弱でございますので、それより埋め立て、費用対効果から見れば、1万いくらかかるよりも、うちの埋め立てに埋めたほうが安いということは言えるかと思います。


[記者]
埋立処分場新たに造らなければならない事態もあり得るんでしょう。


(事業管理課長)
いや、今のところ、新しいのが今年の4月から稼動しますので、この部分について今のところ処分場うんぬんというのは必要ないかと考えます。


[記者]
扇田を使うということ・・・


(事業管理課長)
はい。


[記者]
処分場の寿命が縮まるということになり得るわけですよね。


(事業管理課長)
それは言えるかと思います。


[記者]
今の、次期処分場というのは何年ぐらい。


(事業管理課長)
計画では、(平成)15年から29年を考えています。


[記者]
これが最悪の場合だとどれくらいの寿命になるんですか。


(事業管理課長)
ちょっとそこまでは、まだ試算しておりません。


[市長]
今、扇田の二期工事を終えて、これからそこを使うことになるんですが、やはり、今後熊本市の中にも、そんな用地がそうそうあるわけではありませんので、少しでもリサイクルを徹底して、一年でも永く寿命を延ばすようなことを考えていかなければいけないと思います。


[記者]
何より資源ごみとして出したのが、埋め立てという最悪の事態に・・・


[市長]
そういうことにならないように。


[記者]
今回のキャンペーンの費用、予算はどれくらいを見込んでいらっしゃいますか。


[市長]
予算はどれくらい。


(事業管理課長)
広報課の予算と、私どものほう、財政課からいただいた予算合わせて600万ぐらいです。


[記者]
 対策本部は、今日設置されたことになるんですか。


[市長]
 今日、庁議で了解をもらいましたので、今日立ち上げということになります。


[記者]
2か月間というのは、3月31日までの期間ということですか。


[市長]
当面、2か月間ですが、しかし、先程のような状況、もしうまくいかなかった時というのも考えられますので、当面2か月間ですが、延長もあり得るということです。


[記者]
全戸配布のチラシというのは、ふたをはずすとか、市長が先程呼びかけた部分の内容がチラシに盛り込まれて配られるということですか。


[市長]
そうです。とにかくわかりやすくですね。やはりなかなか収集カレンダー等に記載してあっても、読まないんで、もっとわかりやすく絵というか、図柄も組み込んだ形で、わかりやすいチラシにしたいと思っておりますけれども。


[記者]
全戸配布、全戸というのは何戸ぐらいあるんですか。


[市長]
全戸は26万戸。


(事業管理課長)
それについては、いままでもごみ出しルールブックとか、収集の節目節目ではやってきておりますので、今回もその手を使いたいと思います。


[記者]
ごみステーションに貼るチラシというのは、どういうのを検討されていらっしゃるんですか。


(事業管理課長)
だいたいチラシに似たようなものになると思います。ふたをはずして、ちょっとゆすいでという感じの中の、そして資源物の日に出してくださいという話になるかと思います。


[市長]
だいたい、6千5百か所ぐらいありますからですね。


    (記者会見はこれで終わります)


[市長]
ありがとうございました。

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