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平成20年9月定例市長記者会見

最終更新日:2008年9月25日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【はじめに】

 それでは、9月記者会見を始めさせていただきます。本日は、先程閉会致しました9月議会を終えての所感を述べさせていただいた後、2点の発表並びに1点の報告をさせていただきます。

【市長発表:9月議会を終えての所感】

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 今議会においては、補正予算、条例など提案しました議案について慎重にご審議いただき、継続審議及び一部修正となった議案を除きまして、原案どおりご可決いただいたところであります。
 その中でも、益城町議会において、昨日法定協議会設置議案が可決され、また本日、城南町議会においては法定協議会設置議案が可決されましたことに伴いまして、追加提案させていただきました益城町及び城南町との法定協議会設置議案にご賛同いただきまして、2町との法定協議会が設置できますということは、合併・政令市実現に向けて大きな前進に繋がるものと大変期待しているところであります。また、「熊本市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について」でありますが、本市における総合的な産科医療や高度な周産期母子医療及び妊産婦支援体制を全市的に拡充してまいりますため、熊本産院機能の市民病院への一体化を提案させていただきまして、本会議あるいは委員会において慎重かつ熱心にご論議をいただき、一部修正のうえご可決いただいたところです。その際「子育てしやすい熊本市を実現するための決議」がなされたところであるわけですが、さらには、市民の皆様方からも様々なご意見をいただいており、これらの貴重なご意見をしっかりと受け止めまして、熊本産院で蓄積されたノウハウを活かしながら、全市的に子どもを安心して産み育てることができる環境づくりを進めていかなければならないという決意を新たにしたところです。
 このほか、今議会では、富合町との合併に伴う議案や城南町、益城町、植木町との合併、そして更なる政令指定都市実現に向けた取り組みをはじめといたしまして、第6次総合計画、行財政改革、九州新幹線鹿児島ルート全線開業に向けた駅前再開発や今後の観光戦略など、本市が直面しております重要施策や課題、あるいは地球温暖化やごみ減量に向けた取り組みなど、市民生活に直結いたしますさまざまな課題についてもご論議をいただいたところであります。
 今後、議会でご指摘いただいたご意見・ご要望につきましては、市政運営・まちづくりに活かしてまいりたいと考えております。
 以上で、9月議会を終えましての所感を終わります。続いて2点発表させていただきます。

【市長発表:合併・政令指定都市について】

 まず1点目は、合併・政令指定都市についてです。
 先月までに城南町、益城町、植木町の3町とそれぞれ任意協議会、研究会を設置いたしまして、合併後の一体的なまちづくりや合併に伴う課題の解決方針等について一定の方向性を示したところであります。それを受けまして、先程も申し上げましたが、今回益城町及び城南町との間で法定協議会設置議案が可決され、政令指定都市というものが現実的になって参りますので、今後の協議におきましては政令市効果というものも含めた中で、合併後の新市の姿を描くことが必要であると考えています。
 また植木町におきましては、先日、町長が法定協議会設置議案を(9月)25日までの議会中に提案すると表明なさいました。植木町議会におきましても法定協議会設置議案が可決をいただくことを心から期待しているものであります。この3つの町としっかりと合併協議を整え、目標であります政令指定都市を必ずや実現したいと考えています。

【市長発表:富合町との合併に伴う新市誕生について】

 2点目ですが、富合町との合併に伴う新市誕生について改めて発表させていただきます。
 いよいよ10月6日には富合町と合併し、新「熊本市」が誕生いたします。ここに至りますまで多大なるご尽力を頂きました村崎富合町長はじめ町民の皆様方、関係各位に厚く御礼申し上げる次第です。合併当日は、「富合総合支所開所式」並びに「合併記念式典」を開催し、市民の皆様と共に、新「熊本市」の誕生を祝いたいと考えています。
 本市の歴史を振り返りますと、その節目節目には大きな飛躍をもたらした幾たびかの合併がありました。そして、今回めでたく実現する富合町との合併は、本市が目指す政令指定都市への飛躍に向けた、新たな一歩であると確信致しています。
 豊かな自然と田園風景が息づく富合町は、南北に九州主要の国道と鉄道幹線が走り、本市の南玄関として位置づけられます。また、日本三大不動尊のひとつ「木原不動尊」、国指定重要文化財「六殿神社楼門」などの観光資源や、整備が進みます九州新幹線の総合車両基地をはじめとする社会資本は、新市産業・経済の発展や教育・文化の振興に大きく貢献するものと期待しています。
 今後は「新市基本計画」に沿いまして、富合地域の豊かな自然や歴史・伝統・文化など多くの地域資源を活かしながら、新市の更なる発展に努めて参りたいと考えています。

【報告事項:中心市街地で開催される秋のイベントについて】

 最後に、10月に熊本城や中心市街地で開催されます各種イベントについて、報告させていただきます。
 例年、熊本の秋の魅力を県内外にアピールいたしますため、熊本城を中心として、民間と行政が力を合わせて様々な催しを開催しているところですが、本年は、昨年の築城400年祭秋絵巻に代わりまして、10月10日(金)から10月19日(日)までの10日間、熊本城におきまして、「秋のくまもとお城まつり」を開催する予定となっております。今回は、オープニングステージにおいて、くまもとお城まつり「500年に向けて」と題したコンサートを開催いたしますほか、太鼓の競演や流鏑馬(やぶさめ)、薪能をはじめとした伝統芸能の披露を予定しています。
 また、期間の最初の週末の11日(土)、12日(日)両日には、「城下町大にぎわい市」と「みずあかり」が、更に銀座通りでは、中心商店街が主体となった「城下町くまもと銀杏祭」が合わせて開催される予定となっています。
 さらに、翌週18日(土)にはアーケードを中心として「ストリートアートプレックス」が、同じく18日(土)と19日(日)には熊本城及びアーケード内において「火の国YOSAKOIまつり」が各実行委員会により開催されることとなっています。
 このような取組みを通じまして、熊本城と中心市街地の回遊性を高め、街なかの賑わいを創出し、多くの方々に何度でも足をお運びいただき、熊本の顔である中心市街地の魅力を満喫していただきたいと考えています。
 以上で、所感並びに発表及び報告について終わらせていただきます。それでは質問をお受けいたします。

【質疑応答:市立産院について】

【記者】市立産院の一体化についてです。産院が可決されましたけれども、一般質問や決議であったように、市が説明責任を果たしたとはいえないという批判がありましたが、それは今回何が原因と思われるかということと、今後何を改善していかれるおつもりかをお聞かせください。
【市長】今回の議会、あるいは市民の皆様方からも様々なご指摘を頂いたところです。そのなかで、説明不足という点も含まれていました。その点につきましては、これまでやはり市民の皆様方あるいは議会の皆様方に対しましても、この一体化につきましてもう少し丁寧な説明、あるいは早い段階から説明をしておく必要があったのではないかということ、今回のご指摘も受けまして改めて感じているところです。
 しかしながら、今回一部修正ということで実施時期につきましては9カ月後という事になったわけですので、その間、修正動議の提案理由説明の中でも言われておりました様に、この一体化につきまして子育てのグループの皆様方、あるいは地域の皆様方にしっかりと説明を行い、理解を頂けるように最大限努力をしてまいりたいと考えております。
 それから決議の中で、「子育てしやすい熊本市を実現するための決議」ということも併せて、今回決議を頂いたわけですが、これまでも「子育てしやすいまち」というものは私共にとっても大きな目標であったわけですから、この一体化を通じて、さらには助産師外来であれ、保健福祉センターと連携をした取り組みであれ、NICUの増設であれ、今回の一体化によって生み出されるものを通じて、この決議等の主旨も踏まえまして、子育てしやすい熊本市のまちづくりに向けて、全て取り組まなくてはならないとの思いを新たにしているところです。
【記者】今後の改善点、説明責任はどういうところにありますか。
【市長】特に市民の皆様方や子育てグループの皆様方に対しまして、この一体化について本格的に説明をしましたのが議案を表明した後ということになっておりますので、まだまだ行き渡っていない部分もあるかと思います。地域に、いろんなグループのところに出向きまして、この一体化をこれまで以上にご理解を頂けるように積極的に、説明を重ねていきたいと思っています。

【質疑応答:合併について】

【記者】合併の話ですが、今日の(益城町、城南町の)法定協議会設置案が可決されたことについての所感を頂いたのですけれども、益城と城南がどちらも議長採決ということで辛くもという状況ですが、それについてはどう受け止めていらっしゃいますか。
【市長】益城町も城南町もおっしゃったようにどちらも議長採決という結果でした。特に城南町の場合は、一旦否決をされて再提案の結果議長採決ということでした。いずれにしても益城町・城南町、拮抗した中での可決であったというふうに認識をしております。それだけに議会でもそうですし、あるいは住民の皆様方におかれましてもこの合併の問題というものは賛否様々な意見がまだまだ飛び交っているといいますか、不安に思っていらっしゃる方も多いと感じています。ですから、任意協議会でそれぞれ協議をしてきました内容というものをベースといたしまして、しっかりと法定協議会の場で議論をし、新市の姿であれ、あるいは政令指定都市というものも視野に入ってまいりますので、政令指定都市効果も重ね合わせましたなかで、今回の合併の意義というものをご理解いただけるように法定協議会の場でしっかりと協議をしていかなければならない、そして、その協議内容を住民の皆様方に周知をしっかりとしていく必要があると思います。ですから、今後も協議を続けながら住民の皆様方に理解を得るという努力を続けていかなければならないと思っています。
【記者】法定協議会の立ち上げの時期は大体いつ頃になりますか。
【市長】法定協議会の立ち上げの時期は、まだ今日議決が終わったばかりですので、できるだけ早くという思いはありますが、まだそこまで両町と協議をしていません。
 それから、もう一つ気になりますのは植木町の動向です。これが25日までの町議会の中でどういう結論が出るのかということを、注視しておきたいと思っています。ただ、いずれにしましても、できるだけ早く法定協議会を立ち上げたいという思いを持っています。

【質疑応答:市立産院について-その2】

【記者】産院についてお伺いします。2年前に提案されて附帯決議が出されて、今議会でも活発な議論があって可決されたということなのですが、それについての感想をきかせていただけますでしょうか。
【市長】この度の一体化案でありますけれども、6月に基本的な考え方を表明して以来、市民の皆様方からも様々なご意見を頂いてきたところです。これらのご意見も踏まえまして総合的な検討のうえで今議会に置いて提案をさせていただいたわけですが、慎重なご審議のうえ、先ほど可決をいただいたということ、これまでの経緯を踏まえまして大変重く受け止めているところです。全ての市民の皆様方が安心して子どもを産み育てていく環境づくりは、厳しい財政状況の中でも、特に力を入れていくべき重要な課題であると考えております。これまでいただいた多くの意見にしっかりと応えてまいりますためにも、目的として申し上げておりました総合的な産科医療体制や高度周産期医療、妊産婦への支援の拡充を早急に図っていかなければならないと考えています。
【記者】(一体化の)時期が12月までずれたことに関してはどのように捉えてらっしゃいますか。
【市長】時期がずれたことにつきましては、議会での決定ですから、この結果を真摯に受け止めなければならないと思っています。先ほど申し上げた通りでありますけれども、修正動議の際に頂いた指摘、市民に対する周知や体制をしっかりと整える準備期間に充てなければならないと思っています。実施時期はずれましたけれども、その他の、例えば助産師外来ですとか、保健福祉センターとの連携、NICUの増床といったものの時期がいつになるのかというのは、実施日がずれたことによって、これから早急に詰めなければならない課題ですが、こうしたことについても、できるだけ早く実現できるように今回の議決を踏まえて内部で調整・検討を急ぎたいと思っています。
【記者】助産師外来が来年の5月からで、NICUが来年の10月からの予定でしたが、実施時期が12月にずれたことによって、これらもできるだけ早く調整するということでしょうか。
【市長】想定しておりました時期の実施というものはなかなか難しくなってまいりましたが、いつ実施できるかということを只今申し上げたように、これから早急に検討・調整をしていきたいと考えています。

【質疑応答:合併について-その2】

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【記者】法定協議会についてですが、手続きだと今後県知事への届出が必要になってくるわけですが、これについては益城・城南両町と協議が必要だということと、来週25日に植木(町議会)が気になる所だとおっしゃいましたが、来週中には(設置)という希望はありますか。
【市長】まだ日程については今からです。全くその辺までの協議はしておりません。両町長さんとは町議会での議決後に少し電話でお話したくらいであり、これから事務的な事を含めて詰めていかなければならないといけませんので、まだまだその辺のことは白紙という状況です。
【記者】新合併特例法の期限を睨んで、この時期に2町との今後法定協議会の可決に至りましたけれども、政令指定都市移行の実現性についてどのように考えていますか。
【市長】実現性といいますか、これまで両町及び、植木町も含めてですけれども、合併あるいは共に政令指定都市を築いていこうという思いの中で、いろんなものを積み上げてまいりましたので、今回ある意味その最終ステージともなる法定協議会という舞台に移ることになるわけですから、先ほど申し上げたようにそこでしっかりと新市の姿、あるいは政令市の姿というものを描いていくなかで、実現をしなければならない、と思っております。実現可能性がどれくらいあるのかというお尋ねかもしれませんけれども、とにかく実現しなければならないという思いを今日の議決を受けて、新たにしたところです。
【記者】合併に関連してもう1つよろしいでしょうか。合併特例法の期限が迫っている中でなかなか時間がないわけですけれども、熊本市が政令市を実現するうえでそれぞれの法定協議会でどういうことが課題になってくるのかと、どういうふうに解決するのかということをそれぞれの町、またはまとめてでもかまいませんので教えてください。
【市長】どういう課題があるのかということにつきましては、益城町も城南町もそれぞれに協議の進め方も違いましたし、また、調整方針等も異なるものもありますので、しっかりと法定協議会の場で、そういうまだ詰めきれていない部分を特に詰めていく必要があるだろうと思っています。どう解決していくのかは、お互いの協議の中でしっかりとした方向性を見出していくということに尽きるのではないかと思います。
【記者】それぞれの町に具体的に挙げられるものはありますか。調整方針か何か。
【市長】ひとつふたつではありませんので、それぞれいろんな課題は確かにございます。しかし、乗り越えられない課題ではないと思っています。

【質疑応答:市立産院について-その3】

【記者】産院での決議の中で、議会軽視という指摘があったかと思いますけれども、それについてはどのように受け止めていらっしゃいますか。
【市長】議会軽視という言葉は決議の中でも、あるいは本会議等の中でも頂いた指摘です。私の思いとしては決して議会軽視という思いではなかったわけですけれども、そのように受け止められたのであれば真摯に受け止め、そう受け取られることのないように、さらに丁寧な説明に心がけてまいりたいと考えています。
【記者】市長ご自身はどんなところが人に説明不足だと思われてしまっていると分析されていますか。産院だけでなく合併協でも市民への周知が足りないと、いろんな話題の中で言われていますし、指摘を受けていますよね。
【市長】確かに、67万人の市民やあるいは議会の皆様方すべてにご理解を頂けるように説明ができているかと問われたときに、まだまだできていない部分もあるのだろうと思います。ただ、こちらとしては出来る限りの努力を、住民説明会や議会に対する事前説明を行ってきているものではありますが、そのことが、受け止め方としてまだまだ足らないという指摘を頂きましたとするならば、それはやはり真摯に受け止めなければならないと思っています。
【記者】例えば産院についても各自治協議会から陳情が来ていますが、その各地域に出向くという計画はあるのでしょうか。
【市長】はい。それはやらなければいけないことだと思っています。やはり、不安に感じておられる方がいらっしゃるのも事実でしょうし、この一体化によってこれだけ、特に子育てあるいは子育てサービスが拡充するんだという部分もしっかりと説明する必要があるだろうと思っています。
 産院の廃止、つまり「なくなる」ということが大きくクローズアップされている中で、不安になる方も多いのではないかと思いますので、産院の機能というものはこういう形で市民病院のなかに残していくんですよ、というご説明ですとか、今の新生児の訪問率は60%程度であるわけですけれども、こういった形で100%を目指していくのですという説明、決して廃止ではない、一体化による充実という部分もしっかりと、これから施行日に向けて説明をしていく必要があるだろうと思っています。そこのところがまだまだ伝わっていないところがあるかと思っています。

【質疑応答:合併について-その3】

【記者】不安という部分なのですけれども、合併の中でやはり多かったのが、色々な事業を今後継続してお任せするということで、3町と合併するかもしれない。そうなると多大な、膨大な事業費がかかるという中で、法定協議会があるにしても、それを引き受けられるのかということと、その影響によって現在の市民への増税はないのかという不安もあるのですが、それはいかがでしょうか。
【市長】それぞれの税の差、使用料・手数料の差、これをどう調整していくのか。この点を法定協で一つ一つ出していきます。そこを見ていただく中で不安を払拭していただけるのではないかと思います。
 確かに、負担が上がるものもあれば逆に下がるもの、新たにサービスを供給できるものもありますので、しっかりと総合的なご理解をいただくような説明が必要ではないかと。任意協議会の場では、「こういうふうにやる」ということがなかなか言えなかったのですが、法定協議会の場ではしっかりとした方針が出せますので、より明確に実感として捉えられるのではないかと思います。
 それから、財政のことにつきましてはこれまでも任意協議会の中で、各町のいろんな重要事業でそういう話があがってきており、そういうものも任意協議会や研究会の場で方針を示せるものについては示してきました。そのときにも、言われたもの全てに「やります」とはいうのではなく、現段階での実現の可能性やある程度の財政的な調整など、それも含めたうえで任意協議会や研究会の場でも議論していますので、法定協議会の場で明確な裏づけをもたせ、それから新市計画の中に位置づけることによって着実に実行していくということを、きちんと打ち出す必要があると思っています。
【記者】それぞれの町と別々に、法定協議会を立ち上げることになりますけれども、以前おっしゃっていました各町の町長さんたちと一堂に会して話をするという計画は、まだ残っているのでしょうか。
【市長】今回、植木町がどうなるかはわかりませんが、まずはぞれぞれの町長さんたちと今後どういうふうに進めていくかという話をしなければならないと思っています。そういう中で、以前、お尋ねがあったかもしれませんが、一つの協議会に出来ないかという話しは、町長さんたち、町と話をしたうえでということになると思います。今の段階ではそれぞれでということになると思います。
【記者】今週中、とはいえ明日までしかありませんが、各町長さんたちとお会いになるのですか。
【市長】今週中に、それぞれの日程が調整できるかどうかはわかりませんが、できるだけ早いうちにお会いしたいと思っています。

【質疑応答:市立産院について-その4】

【記者】産院が市民病院と一体化した後でどのようにかわるのか具体的なものが見えづらいのですが、具体的なものがいつ見えてくるのかということと、素晴らしい施設に変わるということを期待してもよろしいでしょうか。
【市長】これまでも、特に助産師外来の話ですが場所をどこにおくのか、人員をどの程度配置するのかなど、現段階で示せるものについては示してきました。また、その助産師外来でどういうことをやっていくのかということも、項目としてはいろんな項目もあげさせていただきました。さらには保健福祉センターを拠点とした訪問指導の話もいたしましたが、これまで示してきたことを、より具体的に詰めていく必要があると思っています。今回の議決を受けて、今後早急に行い、いろんな方々に説明していきたいと思っています。
 それから、よくなるという話ですが、同じ話の繰り返しになるかもしれませんが、これまで産院で培ってきました機能やノウハウを全市的に広げていくということ。それから、これまで課題としてあったがなかなか実現できなかったことを今回の一体化を契機として実現していくということ。これについては大きな責務があると思っています。

【質疑応答:男女共同参画推進条例について】

【記者】継続審議になった男女共同参画推進条例について、市としてはどう対応を考えていますか。
【市長】委員会でも議論不足ということで継続という結論に至ったようですので、私どもといたしましてもこの条例の主旨、今後の展開方針をご理解いただけるように説明を行っていくことになります。また、今回様々なご意見、ご指摘をいただいていますので、そこにどう対応していくかについても併せて考えていかなければならないと思っています。ただ、いずれにしましても、この条例の必要性については認めていただいておりますので、出来るだけ早く施行できるように最大限、努力していきたいと思います。

【質疑応答:職員の不祥事について】

【記者】不祥事についてお尋ねいたします。(議会の)一般質問でも複数の議員さんがとりあげて、原因の一つとして組織風土をおっしゃっていましたが、組織風土というのは、具体的にどういうふうなところに原因があると思われますか。
【市長】組織それぞれの中で、(職員同士の)コミュニケーションがとれることが、より活発に議論しあえるような雰囲気となり、ひいてはチェック体制等の向上にも繋がっていくのではないかと思っています。いろんな意味で組織風土だけではなく、やはりもう一度基本的なところから見直していくことが大事だと思っています。
 同じことの繰り返しのようになると思いますが、今回の事件を契機として、私たちももう一度、これまでやってきたことを振り返って見直すべきところは見直すべきであり、職員一人ひとりが自分のことと受け止めて、何をすべきかに繋げていかなければならないと思っています。
【記者】再発防止として、倫理規則の徹底ですとか職員倫理の向上などもおっしゃられましたが、一般質問でも市長がおっしゃったように、コミュニケーションですとか働きやすい職場作りのほうが大切ではないかという意見もありましたが、市長はそれについてはどうお考えになりますか。
【市長】確かに働きやすい職場作り、職員間のコミュニケーションのもっととりやすい環境という部分、ここももう一度検証することも大切ですが、その一方で倫理観の欠如と思われるような事件・出来事が次々と発生している中におきましては、そこの部分をもう一度立て直していくという意味で、今回の条例や規則を生かしていかなければならない、あらゆる面から対策を講じていかなければならないと思っています。

【質疑応答:契約内容の検証について】

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【記者】今の件で、契約のマニュアルも守られていなかったという話もありましたが、今後契約マニュアルの見直しなども考えていらっしゃるのでしょうか。
【市長】今、検証をそれぞれ進めておりますので、今回の事件につきましては詳細が把握できてはいないのですが、契約に関すること、マニュアルが守られていたかどうかですが、これは基本的なことですので、しっかりとチェックする必要があると思っています。
【記者】検証のほうなのですが、昨年度、一昨年度で1万5千件程度庁内全体で随意契約があるという結果が出ているのですが、それが市の契約の中でどれくらいの割合なのかとか、一個一個の契約を局内でヒヤリングされているということなのですが、検証の実効性はどの程度あるのでしょうか。
【市長】実効性のあるものにしなければならないと思っています。まずは自ら点検していただくということ。さらには外からの視点でチェックを入れていただくということ。あらゆる角度から検証して、おざなりでないしっかりとした検証・点検にしなければならないと思っています。
【記者】そうすると、各局ごとに全体の契約件数を出して随意契約の割合を調べてもらったりとか、今回調べてもらっている数字がどのような意味をもつものなのかということの追加調査のお考えはあるのでしょうか。今回委員会で検証されたと思うのですが件数と契約数が局ごとに出ているだけで、各局ごとに事情と契約件数が違うのでしょうが、各局の事情が全くわからないような数字しか調査できていない。今後それを局内ヒヤリングして、随意契約として適当だったかを局内で確認するところまでしか今回調査されていないのですが、それが他市に比べてどうなのかとか客観的に見る工夫というのはどんなふうにされているのでしょうか。
【市長】その点については事務局からよろしいですか。
【事務局】委員会のときにも説明いたしたのですが、まず各局で随意契約の場合、注意書の施行例のとおり適正にやっていたか、決裁をきちんとやっていたかを各局毎に現在ヒヤリングしている途中であり、できたところで総務局局次長のほうでもヒヤリングする方向で進めているところです。今はまだ、各局でヒヤリングをしているところです。
【記者】市民病院は5千件くらいありましたが、局長トップにしてヒヤリングというのはかなり大変ではないかと思うのですが、そこで一個一個の調査やヒヤリングがどの程度効果があるものなのかお願いします。
【事務局】期日は決めておりますが、件数が多ければ若干それをオーバーする可能性はございます。局によっては件数の多いところと少ないところで差がありますので、多い分につきましては、その分、時間がかかる可能性はあります。
【記者】これ全体がまとまってから西島副市長が本部長の、検討会議に掛けられるのでしょうか。
【事務局】こちらの随意契約の検討会議の方で出した結果を西島副市長をトップにしているところで報告するという形になります。それとまた、外部委員会にも件数と内容について報告いたしまして、審議していただくという形になります。
【市長】確かに件数はかなり膨大でありますけれども出来る限り丁寧に調査をしなければならないだろうと思いますし、それから中だけではない外部の視点という意味におきましても、入札等監視委員会において、しっかりと検証していただけるような資料提供をしていかなければならないと思います。
 また、随意契約の実態調査の途中経過を報告しましたり、調査体制や調査手法についても意見を頂きたいと考えています。ですから、結果だけを見ていただくのではなく、体制や手法等についてもご意見を頂きたいと思います。

【質疑応答:熊本駅周辺整備に関するトップ会議について】

【記者】話は変わりますけれども、9月議会が終わったらトップ会議をしたいとのお話がありましたが、なにか決まっておりますでしょうか。
【市長】トップ会議の予定については、まだ調整中です。

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