【調印式を終えて:三市長挨拶】
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【事務局】調印式を終えてのご感想を、三市長より一言ずつお願いいたします。それでは、鹿児島市の森 博幸市長よりお願いいたします。
【鹿児島市:森 博幸市長】築城400年を記念して再建されました、この熊本城本丸御殿で、三都市の連携協定の調印式を無事終了することができ感激しています。この協定により、これまで以上に三都市が協力していく、そのことが九州全体の活性に大きな歴史の1ページを刻んだのではないか、というふうに思っています。
私は今日、この熊本まで新幹線とリレーつばめと乗り継いでまいりました。1時間あまり乗り継ぎまして、この時間の、時短効果を身をもって感じた次第です。全線開業をいたします鹿児島から熊本まで、また博多まで1時間20分。これまで以上に三都市が隣同士になると思っています。
また、三都市を合わせますと、人口270万人、九州の2割を占める、大きな都市となります。今回の調印の協定が結ばれたことによりまして、それぞれの都市の魅力をこれまで以上に発揮し、このことが三都市の発展に相まって、九州全体の浮揚発展に繋がるのではないかと思います。今後も三都市がひとつになり、またこのことが九州全体の発展に繋がることを心から期待しております。
【事務局】続きまして、吉田 宏市長よろしくお願いいたします。
【福岡市:吉田 宏市長】今日、幸山市長のご好意により、三都市の連携について今調印ができましたことを、大変嬉しく思っております。2011年の新幹線全線開業によって、この3つの都市が非常に短い時間で結ばれます。九州の新たな「背骨」が出来上がると言ってもいいと思います。この3つの都市がどこまで連携できるか、が将来の九州の浮揚にも大変大きな影響を与えるのではないかと思っております。日本各地これまで色んなところでそれぞれ都市連携・地域連携ということが叫ばれてきたと思いますし、実際、実行に移されたと思いますけれども、我々、今日この3つの都市で結んだ連携というものは過去にない、どこにもなかったような連携の実をあげると言うことを目指して頑張っていきたいと思いますので、今日は本当に歴史的な協議の場であったのではないかと思っております。力を合わせて九州全体の発展の為につくしたいと思います。ありがとうございました。
【事務局】それでは幸山市長、よろしくお願いいたします。
【熊本市:幸山市長】ただいま、森市長、吉田市長よりご挨拶がございましたが、私からも一言お礼の意味もこめまして、ご挨拶申し上げたいと存じます。
本日は鹿児島市・熊本市・福岡市交流連携協定書、昨年築城400年を迎えましてこの4月20日に完成いたしました本丸御殿で、この調印式を執り行なわせていただいたわけですけれども、今回の協定調印にあたりまして快くご理解いただきました鹿児島市の森市長、福岡市の吉田市長、両市それぞれの執行部の皆様方に対しまして心から感謝を申し上げたいと存じます。
三都市が、先ほどから申し上げておりますように、九州の機軸としてしっかりと連携を果たしていくということ、これは九州の発展にも大きく寄与するものだと感じているところでもありますし、その責任の重さというものも痛感しているところでございます。
先ほどからお話があっておりますように、九州新幹線鹿児島ルートの全線開業が、いよいよ2年半と迫ってきているところでありますけれども、ますます時間・距離が短縮されます中でこの交流連携、その重要性は増してまいりますし、実のある形、具体的な形でこの協定に基づいてそれぞれの事業を、ぜひとも進めてまいりたいと思っております。
それぞれの市民の皆様方が、この連携協定について実感していただけるような取り組みをぜひとも進めていきたいというふうに思いますし、更には、先ほど申し上げた九州の一体的な発展に寄与するような取り組み、更には、もう少し視点をあげましてアジア、特に東アジアに向けた展開にも是非とも繋げてまいりたいと考えております。
改めまして、この協定にご理解ご協力いただきました両市の皆様方に心から感謝を申し上げまして、意を尽くせませんけれども、お礼の意味をこめました挨拶にかえさせていただきたいと思います。本日は誠にありがとうございました。