【市長発表:12月議会を終えての所感】
今議会におきましては、補正予算、条例など提案いたしました議案について慎重にご審議いただいたところです。その中でも熊本市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正については、持続可能な循環型社会の構築に向けてごみ減量リサイクルの推進に一層取り組まなければならないという思いから、再度、家庭ごみ有料化の提案を行い、本会議あるいは委員会において慎重かつ熱心にご論議いただき、ご可決いただいたところです。
今回、委員会における議論を踏まえ、委員長より委員会の総意として、戸別収集やプラスチック製容器包装のリサイクルなど4項目の要望をいただいたところです。今後、いただきましたご意見・ご要望を十分に尊重し、循環型社会の構築に向けて、更なるごみ減量・リサイクルの推進に努めてまいりたいと考えています。
また「熊本市男女共同参画推進条例」については、一部修正のうえでご可決いただいたところです。今後、いただいたご意見・ご指摘を受け止めまして、男女が一人の人間としてお互いに人権を尊重し、共に、平等に社会参画する機会が確保され、その個性と能力を十分に発揮することができる豊かで活力ある熊本市を築いてまいりますために、男女共同参画の取り組みを一層推進してまいる所存です。さらに、職員の綱紀粛正や契約問題については厳しいご指摘をいただいたところでもあり、このようなご意見を真摯に受け止め、全職員と共に危機感を共有し、市民の皆様への市政への信頼回復に向けて全力で取り組んでまいる所存です。
このほか、益城町、城南町、植木町との合併、そして政令指定都市実現に向けた取り組みをはじめといたしまして、今議会に素案を提示いたしました第6次総合計画、ポスト築城400年に向けました観光戦略、バス事業における市営バスの今後の方向性を含むバス交通のあり方など、本市の重要施策や直面している課題、さらには世界的な景気・経済悪化を受けての厳しい経営環境下にある中小企業への支援策、そして中学校への少人数学級導入や児童相談所開設に向けた取り組みなど、市民生活に直結するさまざまな課題等についてもご議論いただいたところです。今後、議会でご指摘いただきましたご意見・ご要望については、市政運営・まちづくりに活かしてまいりたいと考えています。