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平成28年5月2日 第30回災害対策本部会議後の市長記者会見

最終更新日:2016年7月22日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:東部環境工場の2号炉の緊急仮復旧について】


市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

【市長】発表項目といたしまして、東部環境工場の2号炉の緊急仮復旧についてご報告をいたします。熊本地震で損傷を受けまして停止をしておりました東部環境工場ですけれども、これまで緊急の仮復旧に向けて修理を進めてまいりました。そして、2炉のうち1炉については修理を完了しましたため、稼働に向けて4月30日に試験的に炉に着火をいたしまして順調に炉内温度を上昇させまして、昨日5月1日の午後8時に炉の立ち上げを完了いたしました。さらに、午後3時の時点で発電用のタービンも正常に稼働をしているということが確認できましたので、緊急の仮復旧として稼働をしていきたいと考えております。残りの炉も早急に修理を進めましてごみ焼却の安定稼働を目指してまいりたいと考えております。


【市長発表:現状の報告】

報告事項でございます。ライフライン関係でございますが、明日5月3日以降の応急給水につきましては、別紙1にありますとおり、上下水道局と熊本新港の2ヶ所のみとなります。各市域においてずいぶん水の供給も出来ていると報告をいただいております。また、漏水箇所についてもまだ引き続きいろいろと市民の皆さんから通報をいただいておりますので、それを一つ一つ改善に向けて取り組んでおりますので、引き続きご協力をお願いいたします。

また、住宅関係でございますが、別紙2にありますとおり、市営住宅提供の抽選は昨日記者会見でも担当の方から申し上げましたとおり、このような形で抽選をさせていただくということで、一番早い方で5月6日から入居という形になるということでございます。それから、民間賃貸住宅の借り上げ制度への申し込み状況でございますが、5月2日までの累計で2,024件ということでございます。

それから避難所関係でございますが、本日13時時点の避難者数については、181ヶ所、5,354人ということになっております。

それから、災害ボランティア関係でございますが、本日のボランティア受付数は、(仮称)花畑広場が1,037人、東区のサテライトが59人、合計1,096人の方に災害ボランティアに従事していただいているということでございます。

り災証明申請件数ですけれども、全壊・半壊の調査申請が2万1,077件、一部損壊証明発行済みが1万1,071件、家屋被害調査の進捗状況でございますが、5月1日時点で累計2,269件となっております。また、熊本市の市内の保育所等々の開園状況でございますが、公立・私立・認定こども園すべて含みますが5月2日本日現在で236園中226園ということでかなりの園が開園をしているということでございます。私の方からは以上です。

【質疑応答:東部環境工場の仮復旧について】

【記者】東部環境工場ですが、仮復旧は今日からということですか。

 

【市長】今日も復旧をしているということです。立ち上げを完了したしましたので、焼却はスタートさせている。ピットの中にたくさん入っていますので、それをどんどん燃やしています。これは試験的な部分もありますけれども、燃やすと物によって水蒸気が発生しますと、カロリーが高くなりますので、炉内の温度とかその辺も非常に変化をしてきます。通常ここの焼却能力が1つの炉で1日300トンぐらい焼却能力があるんですが、260~270トン程度しかできないのではないかということで、十分な状態ではない。ただ、それでも270トン毎日焼却できることになったということは非常に良いことだと思います。今後、本復旧となるまでには資財の製作とか、そういったものも含めて3ヵ月間程度要するということで、現在は焼却ができる最低限の補修で対応をしている状態であると。それで仮復旧という言葉を緊急仮復旧という言葉を使わせていただいているということでございます。今のは2号炉の話であります。1号炉というのがあるんですが、これについても仮復旧の準備を一生懸命進めておりまして、目標で5月16日月曜日を立ち上げの目標としております。

 

【記者】1号炉も処理能力も同じ300トンですか。

 

【市長】そうですね。2つで600トンぐらいです。ですから、それが稼働し始めると今の災害ごみがそれでも1日2,360トンとか3,000トンというオーダーですから、それが稼働したところで焼却能力が東部も西部も併せても全部立ち上がったとしても焼却能力の2倍程度の可燃物が仮置き場を含めて毎日持ち込まれておりますので、当分の間は他都市の受け入れ支援をしていただかなければ非常に難しいというところでございます。現在、他都市では12施設で1日404トン引き受けていただいております。ただ、ご承知のとおりどんどんごみが増えていっておりますので、市民の皆さんにはできるだけごみの出し控えをしていただきたいということを強くお願いをさせていただきます。今、道路等で災害がれきやごみの問題で緊急車両が入れないと、災害復旧の車両が入れないということもございますので、その点ぜひ市民の皆さんにご協力をいただきたいとお願いをさせていただきます。

 

【記者】焼却能力の2倍というのは、現状の焼却の。

 

【市長】全て稼働したとしても、通常の焼却能力の2倍程度、約1,600トンとか2,000トンとか。熊本市がだいたい800トン。東部が600トン、西部が280トン、約800から900ということですから、今の容量で行きますと非常にそれ以上の2倍を超えるごみが持ち込まれているという状況であります。

 

【記者】明日、環境大臣に何をお願いしますか。

 

【市長】環境大臣にはごみ問題だけではなく、いろいろな面があると思いますが、まずは環境工場の現状を見ていただきまして、今のこの緊急仮復旧をできるだけ本復旧に持っていくために、いろいろと政府からもお力添えをいただきたいということをお願いしたいと思います。それと同時に、他の自治体からの応援の体制も政府から全国に働きかけていただきますと、さらに力強い応援をいただけますので、そういう形でお願いをしたいと思っております。

【質疑応答:被災者への住宅支援について】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子


【記者】改めて、住宅支援で被災者が一日でも早くということで、どういった思いでこれを進めていかれるのかお願いします。

 

【市長】まず、仮設住宅の話もありますけれども、仮設住宅が建設をして立ち上がるまで1ヵ月半から2ヶ月近くかかるということで、6月中に300戸供給できると。それまでの間いつまで体育館の厳しい環境で寝ておられるかと思うと、できるだけ良い環境に移っていただきたいと思っておりますので、そういう意味で住宅の供給も含めて、今はありとあらゆる手を使って、1世帯でも多くの皆さんにいろいろな形でご入居いただけるように幅広いメニューを考えておりますので、もうしばらくご辛抱いただきたいと思います。

 

【記者】避難所の環境改善についても、18件の調査をして同じ思いでということですか。

 

【市長】あくまでも避難所の環境改善というのは、それも応急的な話であります。そういう環境からも早く抜け出して1日も早く生活再建に向かっていただけるように行政としては全力を挙げて市民の皆さんの要求にお答えしていきたいと考えております。

 

【記者】避難所の環境改善のことでお尋ねですけれども、お家が壊れてしまって住めない方にそういった環境改善をした避難所を紹介するということですけれども、例えば今いる避難所がいいという避難者の方がいた場合はどのような。

 

【市長】その辺もよく意向調査を明後日までさせていただくということでございます。それぞれご事情が違いますので、そういったことをよく踏まえて。学校は再開しますけれども、避難所と当然共存しながら開校しているところが多いわけです。そういう形もあり得るでしょうし、避難所に避難をされている皆さんの利益を考えていくことが一番重要だと思っています。そのために調査を丁寧に行って、あくまでも学校が始まるから出て行ってくださいとか、そういったことを言う気はさらさらございません。お一人でも、お二人でもできるだけそういう不安がない状態で次の生活再建に向かっていただけるようにするということが大事ですので。本来的には避難所というのは、早い段階で無くなって皆さんが屋根の下で少しでも安心した、どんなに揺れても大丈夫だという気持ちでいていただけるような環境を提供することが一番望ましいと思っておりますので。ただ、それが今すぐというわけにはいかない部分もあります。今、ご質問があったように、そういう個別のニーズにできるだけ丁寧にお応えしていくということでございますので、よろしくお願いします。

 

【質疑応答:り災証明書の発行状況について】

【記者】税務部の方がお見えになっているのでお聞きしたいんですけれども、り災証明をやっていると思いますが、どのような体制で、どのくらい進んでいるのか。応急ではなくて。

 

【事務局】これまで区の税務関係の職員だったんですけれども、他都市・県の応援もありまして、今日は他都市から49人ほど来ていただいておりまして、税務の職員を含めて80名で30班ほど体制を組んで取り組んでおりますし、来週からはさらに他都市から職員も応援に来ていただけて増えてきますので、その辺でできる限り早くやっていきたいと思っております。

 

【記者】今現在で税務職員含めて何人体制ですか。

 

【事務局】今日は80名体制です。30班です。

 

【市長】これは交代要員の方もいらっしゃいますので、実数としてはもっと多いということです。現場に出ている班がそれだけということですから。この体制を増やしていくということです。現実的に、政府の方にお願いしたのは全国から250名出していただいています。

 

【記者】250人お願いしているんですか。

 

【市長】お願いして順次出していただいているということです。

 

【事務局】250人は税関係の方とり災証明の受付とか、それも含めてです。

 

【記者】ここが進まないとですね。全壊とか半壊とか。

 

【市長】そうですね。ここは総務大臣にもお礼を申し上げたんですが、これはかなり早い段階で私も先週にお願いしておりましたので、順次応援がどんどん入ってくるという体制ができあがっていると。さらに来週から増強されるということでありますので。それから、建物の診断が早く進まないといけませんので、さらに大臣に応援をお願いしたところです。そういう意味では、大量の応援職員の方を送っていただいているということは非常にありがたいことだと思っています。他都市の皆さんにもずいぶんご無理をしていただいておりますけれども、交代をしていただいていろいろな形で、みんなが帰るんじゃなくて、みんないらっしゃる方が仕事にシフトして応援をしていただいているという非常に柔軟に対応をしていただいているということで、ありがたいと思っております。

 

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