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社会福祉法人龍田福祉会についての市長記者会見(平成15年)

最終更新日:2003年3月31日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

社会福祉法人龍田福祉会について

 昨日、議会も終わりまして、また今日はこういう機会を作っていただきましてありがとうございます。昨日、北口議員からの質疑の中で、社会福祉法人の龍田福祉会について、私の父が理事をしていると、それがその同族経営になっていて、法的におかしいのではないかという質疑をいただきました。答弁の中で、父に関しては問題がないはずであると、その他についても調べてみるということを答弁いたしましたので、今日この機会を設けさせていただいて、中身について調べましたので、報告をさせていただきたいと思います。

 お手元に家系図のようなものと、あと、社会福祉法、法律の基準と、それから、これは指導の基準があります。その中で、社会福祉法上は、2枚目の、役員のうちに各役員についてその配偶者及び3親等以内の親族が役員総数の2分の1を超えて含まれることになってはならないと、社会福祉法上はなっております。理事が2分の1を超えて、その配偶者及び3親等以内の親族がうんぬんというのがございますが、それよりさらに厳しい基準というのが、その次のページにあります。社会福祉法人定款準則というところですけれども、「役員の選任にあたっては、各役員についてその親族その他特殊な関係がある者が理事のうちに○名を超えて含まれてはならず、監事のうちにこの者が含まれてはならない」とあります。その中で、まず、社会福祉法人龍田福祉会に関しましては、理事がですね、8名、理事長も含むんでしたかね、これは。理事長も含めますから9名理事がおります。となりますと6名から9名ですから、親族等の人数は1名ということに定款準則上はなっております。それで、この家系図の方を見ていただきたいんですが、まず、これは、情報公開の対象になってきますと理事の氏名までは出せないということになっておりますので、こういう形でA、B、C、Dと記載をさせていただいておりますことをお許しいただきたいと思います。しかしながら、私の父がどこにいるかというところなんですが、Cです。私の父はCになります。どこまでが親族、その他特殊な関係ということになるかといいますと、血族の場合は、6親等までということだそうであります。及び、配偶者、血族の配偶者までということになっておりまして、理事長から見ますれば、そのうちの父との関係は、理事長のご姉妹の配偶者の姉妹の配偶者の兄弟ということになっておりますので、うちの父はこの理事長から見た場合にここでいう親族にはあたらないということになります。ですから、あの指摘は間違いであるということであります。

 で、その他についても、その他の理事さんについても調べさせていただきました。そうしますと理事長から見ましたら、一人、息子さんが理事でいらっしゃいます。Aという方です。この方がだからさっき6名から9名までは1名ということでしたね、ここにまず一人、親族、息子さんがいらっしゃいます。それと、調べてみてわかったことなんですけれども、理事長の妹さんの子どもさんがいらっしゃいます。これは親族になります。ですから、1名を超えて2名いらっしゃるということになる、これが今回調べてみて明らかになりました。後は、全員確認をさせていただいたんですが、その親族に当たる人はいらっしゃらないということであります。それで、今後の指導方針といたしましては、ここに書いてございますように、龍田福祉会に対しては社会福祉法人定款準則及び審査基準に基づきまして、二人おりますから一人超過している親族理事の早急な交代を実施するように指導をいたします。それと、それ以外、龍田福祉会以外で、こういうところがないかというふうなご指摘もあろうかと思いますので、その他の社会福祉法人に対しましては、新年度の監査説明会で説明を行うと共に、合致してない法人については改善指導を行う、更に、新年度の定期監査において、理事の状況、改善の状況等の把握を行って、未改善の場合は改善指示を行い、早急な改善を指導するというふうな対応を取らさせていただきたいと考えております。以上が、私の方からの昨日の質疑に対しましてのご報告であります。

質疑応答

[記者]指導は市の方から指導されるんですか。

[市長]市のほうから指導をすることになります。今回も詳しく調べてみて、このようなことが明らかになったわけですから、他にも同じようなことが無いのかどうかということは、今申しあげたような指導方針の中で調べていきたいというふうに思っております。ただ、罰則規定は、特にありませんけれども、しかしながら、こういう基準がございますので、きちんと基準に沿った対応をしていただくように指導してまいりたいと思っております。

[記者]市長名でされるんですか。

[市長]それはどうなりますかね…

(健康福祉局:いろいろ方法がありましてですね、口頭で改善できるものもございますし、口頭で改善ができない場合には文書での指示をする場合もありますし、状況を見ながらということになります。)

[記者]今日ですか。

[市長]その指導ですか?いや、まずは、龍田福祉会に関してですか?それはもう既に指導は行っております。口頭での指導は行っております。

[記者]そのとき福祉会のほうはどのようにおっしゃっていたんですか。

[市長]すみません、私直接お話をしたわけではないので…

(健康福祉局:早急に改善をするように考えているということで返事はもらっています。)

[記者]昨日の段階でですね。早急に改善ずるというのはお一人辞めていただいて…

[市長]辞めていただいて、新たに別の方を入れられるということになるんだと思いますけど。

[記者]違反してるというか、そういう事実は認識されてたんですかね。

(健康福祉局:法人がですか?)

[記者]はい、法人が。

(健康福祉局:そこまではちょっと確認しておりませんが…)

[市長]どこまで親族に当たるかというのが、なかなかわかりにくいところもあったんだろうというふうに思いますけれども。今回私も改めてこうやって家系図を見て、こういう関係だったんだなということを再認識いたしましたので。

[記者]今回は理事長さんから見て三親等以内という見方、そういう見方をされてますけど、他の方から見ても適応はされないということでいいんでしょうか。

[市長]他の方からといいますと。

[記者]他の理事さんから見て、このような家系図を作ってみても同じようなこと‥。

[市長]はい、他の理事から見てもありません。

[記者]昨日、市議がおっしゃったのは、お一人、議員さんが含まれていると。その方から見ると6人いらっしゃると、いうような指摘があったと思うんですが。

[市長]その方から見ても、対象にはなりません。ここには、書いておりませんけど、理事長の妹と、左横にありますよね。その夫、そことの兄弟に議員さんがいらっしゃいます。(図を指しながら)ここのところにいらっしゃいます。

[記者]仮にDさんとして、この方、重岡さんからみて1、2‥4親等になるんですね。

[市長]そうです。

[記者]4親等、姻族4親等になるんですね、だから対象外と。

[記者]Bさんは男性ですか、女性ですか。

[市長]Bさんですか、Bさんは男性です。

[記者]Aさんは、ちなみに。

[市長]Aさんですか、男性です。

[記者]昨日の市議の指摘に対して、市長は「これまでもきちんと指導しており、問題はないと思っている」と、「ただ、調べると」おっしゃったんですが、こういう結果になっていたということはどのように受け止めて‥。

[市長]結果的に、指導基準に違反しているということが明らかになったわけですから、これは、早急に改善の指導を行いたいというふうに思っております。昨日の私の答弁の中では、そこまではっきりしていなかった訳ですから、その調べた結果、詳しくは承知しておりませんでしたのものですから、詳しく調べた結果、これが明らかになった、であるならば、早急に対応しなければならないということだと思っております。当初は、私の父のことが最初にありましたものですから、父に関しては、問題がないということだけは、そこだけはきちんと抑えていたんですけど。その他の理事さんのとこまでは承知していな   かったものですから。

[記者]すみません、説明されているかもしれませんが、基準から見て一人超過の状態になったのはいつからですか。

[市長]いつから‥。おそらく当初からだろうと思いますが、ちょっとそこは調べてみないと、確認してみないとわかりませんので、後でまた、ご報告いたします。

[記者]こういう議会の場での指摘に対しての報告ですけど、今後もそういう形で問題の指摘があれば、その都度、調べてこういう形で事実関係を報告なさる姿勢なのか‥。

[市長]私個人にというか、父のことではありますけれども、私に関係することで疑惑を持たれた訳ですから、きちんと説明をさせていただきたいと思っております。当然、昨日質問なさった議員さんにもこのことは既に報告してあります。

[記者]市が毎年、或いは数年に一度、監査というか、チェックはしてる訳なんですよね。ちなみに何年に一度ですか。

[市長]毎年やっております。

[記者]監査っていうんですかね。

[市長]市の監査です。

[記者]毎年あっていたにもかかわらず、はっきりしないんですけど、当初からではないかと、一人親族が多かったというのは。この事態をチェックできなかったという、市側の責任といいますか、問題がなかったのかという点についてはどのように‥。

[記者]関連で、この監査というのは、中核市独自のものですよね。中核市だけにあるものですよね。都道府県以外では、中核市になって降りてきたものですよね、という性質のものであるということも含めて‥。

[市長]中核市以上で‥。

[記者]この監査というのが、中核市として降りてきた市の業務と、その業務で今の見つからなかったということについての‥。

[市長]親族に関しては自己申告で丸をつけることになっているんですかね、で、要 は、それをきちんとチェックすることなしに信じていたということになるんだろうと。その結果としてこういう状況が出てきたんだろうと思ってますから、もっと、監査の際に厳しいチェックが必要ではないかというふうに思っております。

[記者]自己申告というのは、各理事さんの自己申告という‥。

[市長]理事長の申告になります。Aさんに対してだけ、○と、親族として○と、息子さんだけがついていたと、あとは親族ではない、と申告がされておりました。

[記者]何月ですかね。

[市長]監査は何月にあるんでしたか。

(健康福祉局:監査は、時期が違いますが、報告が出てきますのが、年度末の報告 として出てきますので、4月から5月ごろにかけて、現況報告という形で出てきます。)

[記者]じゃ、監査はその後随時‥。

(健康福祉局:はい、スケジュールを組んでします。)

[記者]すいません、新年度の監査説明会というのは、そういう法人を一同に集めてされる‥。

(健康福祉局:はい。)

[記者]どれくらい数ありますか。

(健康福祉局:法人としては117でしたか。ちょっと、細かい数字は‥。)

[記者]すいません、別件で一つ。今日、西合志と植木で住民投票の告示がされてますけれども、西合志については、町の広報誌で問題も指摘されたこともありましたけれども、そういったことも含めて、住民投票について、昨日の会見でも一言おっしゃいましたが、改めてお願いいたします。

[市長]今日、告示ということになって、23日が投票ということになりますけれど も、本当にいい結果が出ることを期待いたしたいというふうに思っております。広報誌に関しては、私も見させていただきましたが、まあ、少しどうかなと思うところもあったんですが、改めて、あれに対してのコメントは控えさせていただきたいと思います。とにかく、私としては、いい結果が出ることを期待したいというふうに思っております。で、法定協の場で、色々具体的なことについて議論をさせていただきたいというふうに思っております。

[記者]すいません、定款、準則の方ですかね、さっき頂いたやつに親族その他の特殊関係にあるものも含まれていると、当然、特殊の関係にあるものっていう人も理事の中には一切いらっしゃらなかったということですね。親族だけじゃなくって。

(健康福祉局:いらっしゃいませんでした。)

[記者]保育園でいいんですね。龍田福祉会は。

[市長]保育園です。たつだ保育園です。

(事務局:以上で終ります。)

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