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城南町・植木町の住民投票結果を受けての市長記者会見(平成21年)

最終更新日:2009年12月21日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長所感:城南・植木両町の住民投票結果報告を受けて】

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【市長】それでは、住民投票の結果を受けましての記者会見を始めさせていただきます。まずは私の方からコメントを述べさせていただきたいと思います。
 先ほど植木町、それから城南町、それぞれの住民投票の結果報告を受けたところでございます。その一報を聞きましたときには大変安堵いたしました。植木町におかれましては、賛成された方が10,591票、反対された方が7,493票、城南町におきましては賛成が6,782票、反対が5,844票ということで、結果的に植木町では約3,000票、それから城南町では約1,000票と差が開いた中で今回合併について賛成多数という結果になったところでございます。私どもといたしましては、この合併を何とか成就し政令指定都市を目指したいという思いを持っておりましたけれども、そこに向けての一つの難関をクリアする事ができたということで大変嬉しく思っております。
 しかしながら、これからが大事でもございます。また今回賛成票を投じられた方、反対票を投じられた方、いずれにしましても、植木町あるいは城南町に対する愛着、思いというものはどちらの方々も変わらないのではないかという思いを持っております。そうした町民の皆様方の思いというものをしっかりと受け止めさせていただきまして、一体となったまちづくり、合併あるいはその先の政令市に向けまして今後も着実に一歩一歩、歩を前に進めてまいりたいと思っているところであります。改めまして両町民の皆様方に対しまして心から感謝を申し上げたいと思いますし、このことについてはそれぞれ植木町や城南町の問題だけでなく、熊本市民あるいは多くの県民の皆様方にも多大なるご理解・ご協力をいただいたところでございますので、全ての皆様方にこの場をお借りして感謝を申し上げたいと存じます。私の方からの報告は以上でございます。

【質疑応答:城南・植木両町の住民投票結果報告を受けて】

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【記者】2点ほどお尋ねいたします。今、所感を述べられましたけれども、今回の票の差、3,000票余りと1,000票弱ということですけれども、そのことを含めた形で、実際告示後も市長は両町に入られて(賛成を訴えて)いたと思いますが、反対票も城南町ではかなり多いということを注視して考えますと、どのように受け止めていらっしゃいますか。
【市長】先ほども少し触れたところではあるのですけれども、賛成された方も反対された方も、それぞれの町に対する思いというものに変わりはないと思っておりますので、今回賛同いただけなかった方、反対された方々の町に対する思いというものも重く受け止めさせていただく中で、今後の合併に向けていろいろな手続きを進めていかなければいけないだろうと思っています。
【記者】これから合併・政令市に向けて準備を進められると思いますが、合併特例法の期限などを見据えたうえでの今後のスケジュール的なもの、その中での課題などがあるとすればどういったことになるでしょうか。
【市長】まずはやはり廃置分合の議決をいただかなければなりません。ですから両町の議会、議員の皆様方にこの住民投票の結果を重く受け止めていただきまして、両議会での議決を是非ともお願いしたいと思いますし、また私どもの市議会においても廃置分合の議決をお願いしなければならないだろうと思っています。具体的なスケジュールにつきましては、これからできるだけ早くと思っておりますけれども、八幡町長さん、藤井町長さんとお話しする中で今後のスケジュールは詰めていかなければならないと思っていますが、可能な限り急ぎたいという思いはあります。
【記者】可能な限り急ぎたいということですが、7月にはそういう運びになるのでしょうか。
【市長】7月の臨時議会ということも想定して、視野に入れて話し合っていかなければならないだろうと思っています。これは両町長さんだけではなく両議会とも話し合いながらスケジュールを詰めていきたいと思っています。
【記者】今回、結果的には賛成が過半数となりました。その大きな要因といいますか、市長としてはどの点が賛成過半数となったと分析していらっしゃいますか。
【市長】やはり法定協議会で協議を詰めてきたこと、その協議内容、あるいは新市基本計画に対する期待というものの表れではないかと思っています。住民投票の選挙期間中にも、協議内容や新市基本計画が実現できるのかという、特に反対される側からの懸念の声をたくさん伺ってきたところでもございますので、合併を成就させていただきました折には、是非ともこの計画に基づいてしっかりとした、一体的なまちづくりを進めていきたいと思っています。具体的に新市のまちづくりを進めていくうえでは、住民の皆様方、特に両町の町民の皆様方の力は絶対に必要ですので、ここは反対された方々にも是非ともご協力いただけるように私としましても最大限今後も努力をしたいと思っています。
【記者】城南町の八幡町長とはもう電話をされたのですか。
【市長】先ほど電話をしました。
【記者】どういうお話しをしたのですか。
【市長】結果についてはその前にもう連絡を受けておりましたので、「本当に良かったですね、ほっとしました」ということを申し上げました。あまり長くは話せなかったわけですけれども、とても喜んでおられました。ですからいろいろと今後のことについては、できるだけ早く、明日以降になりますけれども、お会いしてお話しをしましょうと申し上げたところでございます。これは藤井町長に対しましても同じでございます。先ほどご覧いただいたとおりです。
【記者】市長は今回の住民投票を6年間の総決算ということで臨んでこられました。今まで平坦な道のりではなかった、いろいろありましたけれども、この段階まで来て市長の率直なお気持ちの部分をお聞かせ願えますか。
【市長】決して今回の住民投票の結果でゴールというわけではないのですが、ただ今日が大きな山であったことは間違いありません。それを乗り越えることができたということは大変嬉しく安堵しているところであります。確かにこれまで合併・政令市の実現に向けましてはいろいろなことがありました。就任直後の相次ぐ周辺町からの熊本市の合併に対する、議会なり住民の皆様方からの拒否から始まりまして、その時のことを教訓として懸命に財政の健全化、建て直し、あるいは「数合わせ」と指摘されることのないように、ビジョンづくりにともに取り組んでまいりましたり、そういう地味なことも含めまして周辺の町村との信頼関係等も含め、一つ一つコツコツと積み上げてきたつもりでございます。そういう中で今回、一つの大きな山を乗り越えることができたということを大変嬉しく思いますし、それと同時にこれまでこのことについて多くの人たちに支えてもらいました。私一人の力でできることでもありませんし、また市役所だけの力でできるものでもありません。ご協力、お支えいただきました多くの皆様方に改めてこの場をお借りして心から感謝を申し上げたいと思います。
【記者】先般、協議途中で益城町が反対多数という結果になり、市長も非常にいろんな思いもあったと思いますが、その辺はどうですか。
【市長】確かに益城町での住民投票の結果というものは大変強いショックといいますか衝撃を覚えました。しかしながら、あの住民投票は法定協議会の途中でもございましたので、協議内容の全貌、あるいは新市基本計画を決定という形でお示しする事ができなかったと。そして住民投票の告示の間にも住民の皆様方に対する説明という意味におきましては、説得力に欠けていたのかなという反省と教訓が残ったところです。そして先般の益城町での住民投票での結果を教訓にして今回臨んだところでもございまして、そういう意味では益城町とは残念ながら今回ともに合併・政令市というわけにはいかなくなりましたけれども、益城町の皆様方にも改めて感謝申し上げなければならないと思っています。
【記者】今回、法定協議会を終了しての住民投票ということで、先ほど新市基本計画等々の期待の表れということを市長は話されましたけれども、今回はこの協議内容も含めて住民のご理解は得られたという認識ですか。
【市長】全て得られたという認識ではありません。それは反対の方もいらっしゃったわけでありますから、依然として熊本市との合併に対して懸念を持つ方々もおられるだろうと思います。ただ、多くの皆様方にご理解・ご賛同いただいたことは間違いないと思っています。私自身もそれぞれの町に出向かせていただきまして、セミナーでありますとか街頭演説でありますとか、今回は直接両町民の皆様方に訴えさせていただく機会を多くいただいたわけでありますけれども、そのことも少しは町民の皆様方に対する理解につながったのかなという思いもございます。
【記者】今回の結果を受けて合併それから政令指定都市への道筋が見えてきたことになると思うのですけれども、今後は熊本市民、熊本市側の機運の醸成はどのようになさっていかれますか。
【市長】熊本市民に対しましては、これまでも住民説明会や私自身の直接対話の場ですとか、さらには経済界や市民の皆様方を中心としました政令指定都市推進の協議会ですとか、いろいろな機会を通して周知や機運の醸成に努めてまいりましたので、着実にその高まりはできつつあるのではないかと思っています。ただ今回、政令指定都市の形がある程度見えつつありますので、これまで以上に、熊本市がどんな合併・政令指定都市を目指すのかという明確な姿を市民の皆様方と考え、作り上げていかなければならないと思っています。そういう中で、さらに政令指定都市に対する市民の皆様方の期待や機運の醸成に努めてまいりたいと考えております。
【記者】八幡町長と藤井町長とは、明日(6月29日)お会いになるということでよろしいのですか。具体的に何か決まっていることがありましたらお願いします。
【事務局】その点につきましてはまたご連絡申し上げますが、明日(6月29日)の11時に藤井町長が幸山市長を訪問、続きまして11時30分に八幡町長がお見えになります。
【記者】蒲島知事に会いに行く予定はございますか。
【市長】蒲島知事とは先ほど電話で結果の報告をさせていただきました。大変喜んでいただいておりました。この合併・政令指定都市ができるかどうかということは、市だけの話ではなくて県全体のことなのだ、あるいは道州制等も見据えたということを知事がよくおっしゃるわけでありますけれども、本当に我が事のように心配していただいておりましたので、大変喜んでいただきました。これからいろいろと県の方にも協力をいただかなければならない場面が多々出てくると思いますので、そのことについて私の方から改めて、電話ではありましたけれども、お願いしたところであります。近々お会いして、直接ご報告もしなければならないとは思っていますが、スケジュールは決まっているものではありません。
【記者】「熊本の未来のために非常に大きい(結果だ)」と話されていましたけれども、もし2012年4月に政令市になるということになれば、今日は運命の日だったと思うのですが、今後に向けての意気込みというか気持ちをお聞かせ下さい。
【市長】熊本市が政令指定都市に移行できるかどうかということは、先ほども少し申し上げたところではあるのですが、熊本市だけがその力を付けるというのではなくて、それにとどまらせてしまってはいけないと思っています。やはり熊本都市圏、あるいは熊本県全体のリーダーとしてもっとこれまで以上に力を付けて都市圏や県全体を牽引していくような役割を果たしていかなければならないと思っています。それからもう一つは都市間競争がますます激しさを増してくるでしょう。それから九州新幹線の全線開業があと2年を切ったという状況でもございます。そういう中で九州全体に対しても影響を及ぼすような、あるいは少しおこがましい言い方かもしれませんけれども、九州全体の牽引役としての役割も果たせるような都市になっていかなければならないと思っています。政令指定都市という手段を使ってそうした役割を果たせるように、これからが大事だと思っています。
【記者】私たち報道側は「政令市への運命の日」「道筋ができた」と受け止めているのですが、市長自身は今日のこの2町の賛成多数という結果が、政令市実現に向けての何だと表現なさいますか。
【市長】先ほども申し上げたように、大きな山を一つ越えたと思っています。ただ、今日の住民投票の結果をもって合併も決まっておりませんし、政令指定都市も決まったものでもありません。ただ大きく前進した、近づいたことは間違いないと思っています。

(終了)

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