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城南町・植木町との合併告示を受けての共同記者会見(平成21年)

最終更新日:2009年12月21日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【熊本市長・城南町長・植木町長の所感】

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【幸山熊本市長】本日、総務大臣によります熊本市及び城南町、熊本市及び植木町の合併に関する廃置分合の告示が行われました。そのことを受けまして、このように八幡町長、藤井町長と一緒に会見ができますことを大変嬉しく思っております。
 両町との合併につきましては、それぞれの議会で廃置分合議案の可決を受けて今年の7月17日に県知事への申請を行い、9月14日に県議会で可決していただき、県知事が廃置分合の決定を行い、総務省への届け出を行っていただいたところです。最終的に総務大臣の告示によりその効力が生じるとされておりますので、本日の告示によって来年3月23日に本市と城南町及び植木町の合併が正式に決定したということになります。昨年の富合町との合併に続き、城南町・植木町との合併が決定しましたことは、政令指定都市を目指している本市にとっても大変意義のあることでございまして、皆様方の期待を感じているところであります。
 また、ここに至るまで各市町の住民の皆様方をはじめといたしまして議員各位、あるいは合併協議会の委員の皆様方、そして合併政令市を応援していただいている各団体の皆様方、さらには県知事をはじめ県の関係者の皆様方、本当に多くの皆様方に様々なご支援ご協力をいただきましたことに心から感謝を申し上げたいと存じます。
 これから来年3月23日の新市誕生に向けて様々な準備がございますが、両町と協力しスムーズな新市への移行ができますように、着実に準備を進めてまいりたいと考えております。そしてそれぞれの住民の皆様方に「合併してよかった」と感じていただけるよう全力で新しいまちづくりに取り組んで行きたいと考えております。私の方からは以上です。

【八幡城南町長】この度、総務大臣の告示がなされ熊本市との合併が正式に決定いたしまして、大変嬉しく、またありがたく思っております。これまで合併に向けてご協力いただきました関係者の皆様方、関係各位に心から感謝申し上げたいと思います。また熊本市におかれましては、合併協議の中で大変ご配慮いただきましたことに改めてお礼申し上げたいと思います。この後、来年3月23日の合併に向けまして市と協議を重ねながら、用意万端、スムーズな合併ができますように万全を期していきたいと考えております。改めまして、これまでご協力を賜りました関係者の皆様方に心から感謝を申し上げまして、お礼のご挨拶といたします。ありがとうございました。

【藤井植木町長】本日の総務大臣告示によりまして、合併が確定したということですが、本町といたしましてはこの合併問題につきまして約2年の歳月をかけて取り組んできたところでございますけれども、この問題に決着が図られたということで感慨無量でございます。また今後におきましては合併協議を着実に進めまして、将来「合併してよかったな」と住民の皆様方に思っていただけるような合併にするためにしっかり努力していきたいと思っているところです。


【質疑応答:合併に向けた今後の日程について】

【記者】合併に向けて今後の具体的なスケジュールについては、どのようになりますか。区割りなどは。

【幸山熊本市長】現在、合併に向けた準備を進めております。それは合併協議によって整った協議内容に基づきまして事業の調整とか、あるいは電算システムの統合に向けた取り組みとか、様々な準備を進めているところでございますが、今回の正式決定ということもございますので、さらにそれを加速させて来年3月23日の合併に向けて遺漏なきよう、準備を進めているところであります。

【記者】政令市の区割りについては。

【幸山熊本市長】政令市の準備に向けましては現在、行政区画等審議会の立ち上げに向けた準備を進めているところであります。ただ現時点においてはスケジュールが発表できる段階ではございませんけれども、近々公表できるのではないかと思っておりますし、県からの権限移譲もかなりございます。そこに向けた県市連絡会も近々立ち上げるべく、今準備を進めているところであります。それ以外は私どもの5つの専門部会の中で、それぞれ協議を進めているという状況であります。

【質疑応答:両町住民に対する説明会等について】

【記者】植木町では「見守る会」というような、合併の時の約束がきちんと果たされるのかを見守る会ができたりしていますけれども、両町の住民の方たちに「熊本市と合併した後に生活がこう変わります」というような説明会を開くお考えは、両町ではございますか。

【藤井植木町長】合併協議の内容等につきましてはこれまで説明しておりますけれども、さらに具体的に、合併する時に組織がどうなるのか、住民サービスにどのような変化が出てくるのか、そういったものについては今進めております調整の後に、住民の皆様方を対象にしっかりした説明を行っていきたいと思っているところです。時期はもう少し先になるかと思いますけれども、住民の方も不安を抱えておられますので、説明をしていきたいと思っているところです。

【八幡城南町長】各組織や団体で、どうなるかということについてはそれぞれ協議があっているようですけれども、今のところ住民向けに説明会をするスケジュール的なものはありませんが、ただそのような組織・団体におきまして、熊本市から来てもらって内容の説明を受けるということは断片的に予定されているようです。全体的なことについては、まだそこまで具体的な計画はありません。

【質疑応答:合併についての住民間の融和と政令市に向けての課題について】

【記者】お三方にお伺いしたいのですが、これまで合併については住民間の融和というのが両町で懸念されていました。両町長にはその点がその後どうなったのかと、それを含めて合併するまでの課題として何か感じていらっしゃるものがあるのか、あれば挙げていただきたいと思います。
 もう1つは政令市に向けて現在課題として考えていらっしゃることを、市長を交えてそれぞれ一言ずついただきたいと思います。

【藤井植木町長】賛否両派に分かれて、この合併問題についての議論がされてきたところですけれども、融和を図るということは極めて重要なものであると認識をしておりまして、色んな機会を捉えてそのような認識で住民の皆様方への対応をしてきたところです。そして今日、総務大臣告示があったわけですが、その間段階的な手続きを経ることによって住民の皆様方にも、合併をするのだという認識が徐々に高まってまいりました。そういった意味では期間の経過あるいは手続きの段階的な進み具合によって融和は図られてきていると思っているところであります。
 それともう1つ、そういった意味では議会内の融和も随分図られてきていると思っているところでございまして、引き続き取り組んでまいりたいと思っております。
 それから政令市に対する取り組みについてですけれども、今合併協議で出されたものの最終的な調整を進めておりますので、それが完了すれば不安はなくなるかと思っております。常に抱えております不安は、熊本市さんは非常に大きい自治体、かたや植木町は人口3万の自治体、20分の1です。そして北の端になります。そうしたものが不安としてあるわけですけれども、合併協議の中でそういったものを和らげるような取り組みがなされるという約束になっていると思いますので、それに向かってしっかり努力していきたいと思います。

【八幡城南町長】私ども城南町におきましては、町内融和はもちろん大変重要なことでございまして、町外から来た方からは「町の雰囲気が大分変わった」ということを聞きます。とにかく空気が固くてとげとげしい感じだったのが、町内が柔らかい雰囲気になったということを言われる方がおりまして、そう言われればそうかなという思いで聞きました。例えば町の大きな行事につきましても、町民体育祭とかお祭とか全体的な行事の中でなるべく参加してもらい、その機会に融和を図るという働きもあろうかと思いますし、一昨年、昨年、今年と町民体育祭の参加者が増えてきて盛大に行われるということは、やはり町内にそういう空気が大分(できてきた)。今まで政争的なことや合併問題も絡んで、そういうこと(住民の対立)が多少あったようですけれども、今は融和が図られつつあるのではないかと思います。今後に向けてはもっと機会を捉えてそういうことを早く解消するような努力をしていかなければいけないと思っております。
 政令市のことにつきましては、まだ今からということでございまして、例えば熊本市にあります「熊本市政令指定都市推進協議会」から「合併が決まったのだから城南町もメンバーに入って協力してくれ」ということで、今のところ7団体ほど加入申込をいただいております。少しずつ町の機運も高まってきている状況でございます。

【幸山熊本市長】合併のことについて先ほど両町長から話がありましたように、これまでの過程の中で賛否が分かれるという状況がございました。当然その中で融和を図っていかねばならないと私どもも考えておりましたし、熊本市と両町との一体となったまちづくりをきちんと進めていくことが第一だと考えております。
 それから、大きな変化に対しての不安に対してもしっかり応えていかなければならないという中で、それぞれの町に総合支所を設置することにもなります。その準備を進めることですとか、合併特例区や特例区の協議会等の立ち上げに向けてもしっかり準備を進めていく中で、そうした不安に対してしっかりと応えていくことが必要であろうと思っております。
 そういう中で政令市でありますが、先ほど申し上げましたような準備も進めているところでありまして、平成24年の政令市移行を目途に準備を進めているところでありますから、両町の町民の皆様方にも熊本市と両町との合併だけではなくて政令指定都市への移行ということの夢・目標を共有していただけるよう、そこの部分でもしっかりと取り組んでいく必要があるのではないかと思っております。

【質疑応答:区割りと区役所の設置場所について】

【記者】両町長にお尋ねします。政令市準備の件なのですけれども、具体的に行政区画等審議会が立ち上がって、区割りと区役所の位置というのが非常に大きな議論になると思うのですが、法定協議会の中で植木町では「植木町役場を区役所に」という約束事がございます。今の時点で区割りや区役所位置についてどのような希望をもっていらっしゃるか、それぞれお尋ねします。

【藤井植木町長】このことについては、合併協議に入る時に植木町といたしましては一番重要な課題だろうと思ってまいりました。その認識の基で協議が行われまして結果としては植木町役場を区役所にするという決定がなされていますので、その協議結果を尊重していただいて行政区画等審議会においてしっかりとした審議がなされることを期待しております。

【八幡城南町長】私ども城南町は人口が2万人で、単独で熊本市と合併しても70万を越しませんので、法定協議会の中で(区割りと区役所の位置のことを)議題として言いたい気持ちはあっても言えないということで、様子を見ていたところでございますが、最終段階になって(法定協議会)委員の中から「是非政令市になったら城南町と富合町で区制をして欲しい」という意見が出ました。熊本市側からは「そのことについては行政区画等審議会で審議されることなので、ここで責任あるお答えはできないけれども、しっかり伝える」とのことでした。町民としては望んでおりますので、是非その方向でという思いを持っております。そういうことで、是非実現に向けてお願いしたいという気持ちがいっぱいです。」

【質疑応答:対外的なPR方法について】

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【記者】新しい市について対外的には「わくわく都市くまもと」など、市でも力を入れていますし、両町にとっては熊本市と一体となることによって熊本市としての発信ができるという考えは協議の中でも示されたと思います。政令市に移行することも含めて合併することを対外的にどうPRしていくかということについて、お三方の考えをお伺いできればと思うのですが。

【幸山熊本市長】対外的にどうアピールしていくかということですね。法定協議会の協議を通じましても、両町の特色について新たな発見もございましたので、それを今後いかに形にしていくかだと思います。今後政令市のビジョンも策定することになりますけれども、そういう中で本市だけではなくて両町の特色も加味した中で対外的にアピール力のあるようなビジョンづくりに繋げていくことができれば良いと思っています。
余談になりますけれども、先日九州市長会があり、九州各地の市長さん方が集まられた中で、本市の合併や政令市が見えてきたことに対する祝福の言葉をたくさんいただきました。九州全体の発展に向けても熊本市の政令市移行は非常に重要であるという言葉もいただき、ある意味責任の重さ、期待の大きさも感じたところであります。

【八幡城南町長】私ども城南町単独では力の限界がありまして、思ってもなかなかできない点が熊本市の一員となることにより観光資源や農産物など町の特色を熊本市の力を以って対外的にPRして、城南町の特色を生かしたまちづくりに繋げていきたいと思っております。

【藤井植木町長】合併についての対外的なPR活動ということでございましたが、政令市のPRと同じものであっていいと私は思っております。その中において、わが植木町の特色が政令市の中で生かされるようなPRを是非一緒にやれたら、という思いでおります。特色と言いますとスイカをはじめとした農産物、田原坂等の観光資源を活かした観光交流の都市づくりを思っているところでございます。これも対外的にPRしていけたらと思っています。

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