市長室トップへ

ようこそ!市長室へ(スマホ版)ようこそ!市長室へ

  • 音声読み上げ リードスピーカーを起動します
  • 文字サイズ 拡大標準
  • 背景色 青黒白

平成22年3月定例市長記者会見

最終更新日:2010年4月2日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【はじめに】

 それでは、3月の定例記者会見をはじめさせていただきます。
 本日は第1回定例会終了直後でありますので、まず「議会を終えての所感」を述べさせていただきました後に、4点の発表をさせていただきます。

【市長所感:3月議会を終えて】

イメージ

 まず、議会を終えての所感でございますけれども、予算につきまして一部修正になりましたけれども、それを除き可決いただいたところであります。新年度のスタートに向け万全を期してまいりたいと考えております。最後の議場でも申し上げたところでありますけれども、新年度、実質的には新熊本市としての元年でもございますし、一体的なまちづくりを進めていくということ、そして新幹線開業に向けた本格的な準備、あるいは政令指定都市移行に向けました準備等々も重なってまいりますので、執行に万全を期しながら熊本市の未来を確かなものにすべく全力で取り組んでいきたいと考えております。
 そして所感ということでありますので率直な感想でございますけれども、「長かった」というのが率直な感想でございます。と言いますのも今回、新たに予算決算委員会が設置されました。その予算決算委員会の総括質疑におきましては7割方だったでしょうか、ほとんど私の方で答弁させていただくということもございました。会期的にも通常より少し長かったものと思いますが、そうしたこともございますし、それから議案のボリュームといたしましても今回は合併もあったということもございまして、合併関連の議案、あるいは新市としてボリューム的にも大変多うございました。それと同時に議会の途中に新市としてのスタート、合併の日を迎えることができたわけで、合併の前日まで合併の準備を最後の最後まで詰めさせていただきました。これは私だけでなく職員あげて取り組んできたことでございますが、議会と合併が重なったこともございまして様々な事情もあり、今回の議会は長く感じられたというのが率直な印象でございます。
 予算決算委員会の中でも問われたことでもありますが、合併関連の議案を今回提案させていただき、可決いただいたということ、これは合併に向けてのこれまでの長きにわたる様々なことを思い起こしました時に大変感慨深いものがございました。
 一方、先ほど一部修正と申し上げたところですけれども、桜の馬場の渡り通路につきまして認められなかったことは大変残念に思う次第でございます。しかしながら桜の馬場の観光交流施設につきましては新幹線開業に間に合わせるべく今後も工事は進んでまいりますので、現時点におきましては与えられた環境の中で導線の確保や利便性の向上に努めてまいりまして、訪れていただいた方々におもてなしの心で、また来たいと思っていただけるような環境づくりにこれから全力で取り組んでいかなければならないと考えております。
 その他、今議会では新幹線開業に向けまして、あるいは東アジア戦略、低炭素都市づくり戦略等々、様々なご意見をいただいたところでございますけれども、先ほども申し上げましたように、新年度は大変重要な年でもございますし、熊本市のさらなる飛躍に向けて全力で取り組んでいきたいと思った次第でございます。
 以上で議会を終えての所感を終わらせていただきます。
 続いて4点発表させていただきます。

【市長発表:韓国・蔚山広域市との友好協力都市協定締結について】

 まず1点目は韓国・蔚山広域市との友好協力都市の協定締結についてです。
 同市とは、これまで民間を中心とした交流を図りながら、両市並びに両市議会の相互訪問を通じまして交流の方向性について検討を進めてきたところであります。このような中、この度、両市間で正式に「友好協力都市」として協定締結を行う方向で合意を得たところです。
 そこで、3月15日に同市から経済通商室長一行が来熊されまして、協定締結の内容や締結後の交流、協定調印の時期などについて事務レベルでの協議を行ったところです。
 その結果といたしまして、文化、観光、スポーツ、環境など双方に具体的な交流の成果が期待されます分野において、人的交流を含む多様な交流と協力を通して共に繁栄と発展を促進していく旨で合意したところです。
 また、協定書の調印日ですが、4月26日に蔚山広域市において執り行い、この調印式に、私をはじめ熊本市から5名の訪問団を招へいしたい旨の提案を受けたところです。このようなことから、提案された日取りで同市を訪問することとしたものです。
 なお、協定調印式等に関する詳細な資料については、後日改めてお知らせさせていただきます。

【市長発表:熊本=ソウル線維持に向けた支援策について】

 続いて2点目は、熊本=ソウル線に関する本市の対応についてです。
 このことにつきましては、すでに県の方から報告されているところですけれども、当面継続されるとのことで安堵しているところであります。
 しかしながら、厳しい状況が変わったわけではないということでもございますし、また東アジア戦略を掲げる本市にとりましても、熊本=ソウル線の路線継続は極めて重要な課題であることから、県をはじめ関係機関と連携しながら同路線の利用促進に向けた支援を拡充したいと考えているところです。
 県知事を会長といたします、阿蘇くまもと空港国際線振興協議会においては、「熊本=ソウル線全力応援プロジェクト」が発表されまして、特に4月から6月までの間、熊本=ソウル線利用促進のため、様々な対策が講じられることとなっております。また、旅行各社からも熊本=ソウル便を活用した魅力的な商品が販売されておりまして、私からも市民の皆様に熊本=ソウル便の利用をお願いするとともに、市役所職員にも同様の呼びかけを行いたいと考えております。
 本市におきましては、韓国から熊本=ソウル便を利用して熊本へお越しになるお客様を対象といたしまして、「熊本城無料入城キャンペーン」を実施することといたしております。4月から6月末までの間、熊本=ソウル便に乗られたお客様が、搭乗半券を提示いただくだけでお城の入城を無料としたいと考えております。これは団体だけでなく、個人旅行等でお越しになる方も対象としたいと考えております。あわせて、熊本国際観光コンベンション協会とも連携しまして、熊本市関連のノベルティ(ボールペン、わくわくハンカチなど)を提供したいと考えております。
 県や関係機関とも連携を密にいたしまして、熊本=ソウル線の路線継続に向けて、市も取り組んでまいりたいと考えております。

【市長発表:桂林からのツアー客について】

 続きまして3点目は、今月30日から2泊3日の予定で熊本を訪れます桂林からのツアーについてです。
 昨年11月、桂林市との友好都市締結30周年に合わせまして同市を訪問した際に、旅行関係者を対象とした説明会を開催、それを受けまして、今月、同市から旅行業及びマスコミ関係者等を招へいし、熊本城をはじめ観光スポットの視察や本市の観光関係者との交流会を行ったところでありますが、このような本市の取り組みと県の誘致活動の成果が実りまして、今月末から桂林市のある広西壮族自治区からのツアーが熊本を訪れることとなりました。詳細についてはお手元に配付している資料のとおりです。
 今後とも、県・市一体となって、桂林市や広西壮族自治区をはじめ、中国からの観光客の誘致に努めてまいる所存です。

【市長発表:動植物園わくわくレンタサイクルについて】

 最後、4点目でありますけれども、これもお手元に資料があろうかと思いますが「動植物園わくわくレンタサイクルについて」であります。動植物園では、3月27日から南門にレンタサイクルを配置し、来園者の方が無料で利用できるようにしたいと考えております。
 動植物園では、平成21年10月から江津湖に面している南門を開放しておりますが、レンタサイクルを利用して、江津湖の豊かな自然を更に身近に感じていただき、散策など楽しみながら水環境の魅力を知っていただこうというものであります。動植物の観察や水資源などの環境学習、文学碑散策などお楽しみいただければと考えております。
 なお配置いたします自転車は、子ども用も含めまして9台で、自転車のハンドルはわくわく都市熊本のイメージカラーである青、赤、緑の3色に仕上げているということです。利用時間は開園日の午前9時~午後4時30分までといたしまして、動植物園周辺の散策路及びサイクリングロードで利用していただくことにしております。
 以上、議会を終えての所感と発表4項目を終わらせていただきます。

【質疑応答:予算決算委員会について―1】

イメージ

【記者】今回初めて、予算決算委員会がありました。「長かった」という感想でしたけれども、意義のあるものだと思いましたか。

【市長】今回からの取り組みですけれども、議会の活性化には確実につながったのではないかと思っています。
 対面式で非常に距離が近いということもありまして、また一問一答という中で、こちらの方もより具体的な答弁が求められるわけでありますけれども、私どもとしては説明責任をしっかりと果たさせていただくということ。議会側としては、やはり活性化。その両面において効果があったのではないかと思っています。
 ただ1回目ということでもありますし、お互いに少し戸惑いがあったのも事実です。今後は本会議で取り上げるべきこと、あるいは常任委員会で取り上げるべきこと、予算決算委員会分科会等で取り上げるべきこと、その辺をもう少し整理していく中で、より活発で、なおかつ建設的な議論につながっていけばと期待しているものであります。

【質疑応答:桜の馬場観光交流施設整備事業について】

【記者】桜の馬場の修正議案にしてもそうなのですが、一部議員から「事前に報告してほしい」というような内容の意見が出ていたと思うのですけれども、議会との距離というか、そのあたりについてどう思われますか。

【市長】これまでも議会からは、カチッと案が固まる前に報告してほしいという話は、今回の渡り通路に限らずいただいているところであります。私どもとしてもできるだけそのことを心がけてきたつもりでありますが、今回につきましては唐突感があったという指摘があったのも事実であります。
 私どもとしては、現在整備を進めている観光交流施設も含めた城域の回遊性を高めていくという必要性については理解をいただいていたと思いますけれども、しかしながら渡り通路という部分につきましての段階的な説明を、もう少し丁寧にやっておく必要があったかとの反省もあります。
 しかしながら私どもとしましては文化庁との協議、当初は渡り通路ができるかどうか、渡り通路ではなく動く歩道のような話もありましたし、エスカレーターのような案もございました。様々な案がありました中で、文化庁との協議で理解を得られるものは何かとギリギリまで詰めた中で、最終的にあの案であればと提案させていただいたところでありますので、そうしたプロセスもあり、なかなか途中での報告というものの丁寧さに欠けた部分があると思っています。
 しかしながら現時点におきましては、先ほども少し申し上げましたが、与えられた環境の中でいかに導線を確保するのか、来られた方の移動の利便性を確保するのか、その辺をしっかりと検討しなければならない。開業までにしっかりと検討し、そして具体的なものにしたいと考えています。

【記者】今の部分の確認ですけれども、「与えられた環境の中で」というのは、今回こういう形での渡り通路の提案でしたが、現状の中でということで新たな対策・方策をしないということなのかを教えてください。

【市長】今回、議会での論議を踏まえました上で、今後文化財の関係者など様々な方々のご意見もお聞きし、どのような方法があるのかを検討しなければならないと考えておりますが、観光客にとって円滑な導線の確保と安全対策のためにも様々な方向を考えていかなければならないと思っています。
 例えばということで予定しておりましたけれども、シャトルバスの充実や、さらには桜の馬場の北斜面に既設の階段がございます。しかしながらその状況はあまり良い状況ではございませんので、そこの整備ができないかということでありますとか、あるいは慶宅坂(けいたくざか)というスロープ状の上り口がありますけれども、そこの整備ができないかでありますとか、ただ今申し上げたようなことも含めて様々な角度から検討したいと考えております。

【記者】もう一度確認ですが、動く歩道だったりエレベーターだったり、新たに設置するというのは除いてということですか。

【市長】まずは新幹線開業と観光交流施設の完成までに何ができるかということを優先して考えていかなければならないと思っています。そういう中で今回の渡り通路については予算も認められなかったということで、なかなか現実的に難しくなったと。それから動く歩道やエスカレーター的なもの、これらもこの1年間を考えた時には現実的にとても無理だと思っています。
 そういう中でできる対応にはどういうものがあるかということ。先ほど事例を申し上げましたが、そういうことを早急に検討して、また考え方をまとめたいと思っています。

【記者】それ以外の方法での代替案で、とりあえず新幹線開業への対応を進めたいということでしょうか。

【市長】はい、そうです。やはり観光交流施設に来られての移動ですね。あそこで終わってしまってはいかんと思いますので、いろんなルートを作るとか、できるだけ移動しやすい環境を整えるとか、大変重要なことだと思っています。そのあたりは至急検討を急ぎたいと思っています。

【記者】シャトルバスなどが一番メインになってくるのでしょうか。

【市長】もともと渡り通路と並行してシャトルバスを検討しておりました。当時は渡り通路とシャトルバスということだったのですが、渡り通路がないという前提の中でシャトルバスのルートをどのようにするか、あるいは間隔をどのようにするのかですとか、その辺の細かい詰めがこれから必要になってくるだろうと思います。

【質疑応答:予算決算委員会について―2】

【記者】予算決算委員会ですが、先ほど「もう少し整理する中で本会議や委員会等(で取り上げるべき質問もあった)」とありました。議会の方も模索というか手探りの中での初回だったと思うのですけれども、この1回目を終えての課題として挙げるべきことはありますか。

【市長】課題に挙げるとすれば、先ほど申し上げたとおりですね。確実に議会の活性化につながったものと思いますけれども、課題として私の方から挙げさせていただくとするならば、本会議の質問や常任委員会、予算決算委員会、どのように議案を整理、住み分けするのか。その辺のことが課題として残ったのではないかと思います。

【記者】様々な質問、当然予算に絡む話から枠を広げればいろいろ質問できるということなのですが、その辺はどうなのでしょうか。質問の範囲、ストライクゾーンと言いましょうか。

【市長】それは予算決算委員会に限ってということですか。

【記者】はい。予算決算委員会の総括質疑内の。

【市長】もともと議会の方で決められたルールがあると思うのです。予算決算委員会では予算とその関連議案についてのみということでありましたし、それ以外については常任委員会でと。ですからその辺は試行錯誤でしょうから、議会の方ではまた検討されると思います。その中で、先ほども申し上げましたようにより活発で建設的な議論につながっていくことを期待しているものであります。

【記者】より活発な議論ということであれば、事前通告制でない方がより自由に議論ができるのではないかと思うのですが、その辺についてはいかがですか。

【市長】確かにそういう考えもあろうかと思いますけれども、事前通告制というのは、どの程度まで通告するのかというところもあろうかと思いますが、やはりそれは必要だと思います。
 当然、委員会となれば本会議以上に細かい質問でありますとか数字を求められるということも出てこようかと思います。
 そういう中で全く事前通告なしとなりますと、議論の展開につながっていかない可能性もありますので、やはりそこは議論の基本的な柱について通告していただく中で、こちらとしても具体的な答弁をし、建設的な議論になっていけばと期待しているものでありますけれども。

【質疑応答:人事案件について】

【記者】人事案件について、最大会派の自民党が一斉に退席されましたけれども、事実上の2階級特進ではないかということでしたが、その点についてもう1回市長の見解をお願いします。

【市長】2階級特進という認識は議場でも申し上げました通り、そのような考えはございません。局長級の中で適材適所を考えた上での配置ということで考えております。局長級、次長でラインの局長を経験されずに特別職になっておられる方も今回が初めてではございませんので、そういう意味におきましては、これまでもそうした意識は持たずに局長級の中での適材適所を意識して配置してまいりましたので、今回も同じ思いで配置させていただいたところであります。

【質疑応答:政務調査費返還訴訟について】

【記者】今日、政務調査費の返還訴訟の判決が出ています。これを見ると、490万円ぐらい市長に返せという内容が出ているのですけれども、このあたりの対応をどう考えていらっしゃるのか教えていただけたらと思います。

【市長】政務調査費に関しましては本日の議会開会中に判決が出されているようでありまして、私自身、詳細を把握しておりません。ですから現時点におきましては具体的なコメントができないことをご理解いただければと思います。
 今後のことにつきましても詳細を見せていただいた中で検討したいと考えております。

【記者】かなり細かく判決内容が出ているのですけれども、具体的に政務調査費の使途等に関して条例を変えて使途を絞ったりとか、そういうことは検討に入ってくるのでしょうか。

【市長】すみません、詳細については(申し上げられません)。
 一度、平成20年度からだったでしょうか、政務調査費については領収書の添付をしたり、使途について明確化したり、そうした見直し等も行われているようですので、いずれにしても今回の判決内容と現時点とも照らし合わせなければならないと思いますし、いろんな角度から分析は必要だろうと思っています。

【記者】分析した上で、変えるならいつまでにというのはありますか。

【市長】変える、変えない、それは判決が出てできるだけ早くしなければならないとは思いますが、現時点ではいつまでということを申し上げられる状況ではございません。
 とにかく判決内容を私自身が承知することから始めなければならない。そこを急がなければならないと思っています。

【記者】控訴するか否かに関しても(判決文を)読んでからということですね。

【市長】まだまだ、そんなことがここで申し上げられる状況ではございません。

【記者】いつぐらいまでに市としての対応を決められるおつもりですか。

【市長】いつまでに控訴する、しないは決まっているのでしょうか。(事務局に確認)

【事務局】期限は4月9日までです。

【市長】4月9日までということでありますから、遅くともそこまでに決めなければならないということです。

【記者】市長として、より適正な政務調査費の支出につながるような働きかけを、ご自身として議会側にしていきたいと思っていらっしゃいますでしょうか。一般論として。

【市長】今回もう判決が出ているわけですから、現時点におきましてはなかなか一般論として申し上げられる状況ではないということをご理解いただければと思います。
 ただ、いずれにしても、今透明性を求める声は日に日に強くなっていることは間違いありませんので、それに応えられるようなものにしていくということは不断に求められることではないかと思います。

【質疑応答:桜の馬場観光交流施設整備事業について―2】

【記者】渡り通路の件で、先ほど言われたシャトルバスとか、できることから対応を検討したいということなのですが、これは一旦できることをやって開業までに何か対応を取って、その間にまた2億円の渡り通路に匹敵するような本格的な整備をまた立ち上げ直すということになるのですか。それとももうできることで対応しますということですか。

【市長】まずは開業までにできることを検討するということですね。まずはそれをやるということが急ぐべきことだろうと思っています。

【記者】開業後の状況を見た上で、やはりそこはしっかりしたものが何か別に必要だとなればその時点でというようなことなのでしょうか。

【市長】それは、そうですね。開業後の状況や、あるいは来ていただきましたお客様の声、やはりそうしたものは当然うかがいながら、さらなる検討ということになろうかと思います。

【記者】駅前開発も開業時には間に合わないという状況があって、熊本城のお客さんを街なかに引っ張ってくる施設としての交流施設の交通利便性を下げるような形に今回なってしまいましたけれども、新幹線開業で市に与える影響はあると思いますが、今回(渡り通路が)できないことによって、観光客等に与える影響をどのようにお考えになりますでしょうか。

【市長】私どもとしては渡り通路もぜひ必要だということで提案させていただきましたので、認められなかったというのは残念であるということです。しかしながら、今与えられた環境の中で最大限努力し、そのような思いを持っていただかないようにする、最善を尽くすだけだと思います。

【質疑応答:新幹線開業に向けた整備事業の遅れについて】

イメージ

【記者】新幹線というのが非常に永い熊本の悲願で、ようやくあと1年というところですが、その中で、対応の整備が東Aも含めいろいろとされています。桜の馬場もその一つ。東Aが開業時期に遅れるという状況があるし、この前の議会では、これは県が事業主体ですけれども万日山トンネルが遅れるという状況がある。今回、桜の馬場も新幹線開業に向けてギチギチしたスケジュール感の中で進むという状況があります。
 こういう市なり県なりの状況はどう見られますか。当事者でもあるのでなかなか難しいでしょうが。非常に相対的なお話ではありますが。

【市長】先日、新幹線についてはレール締結式も行われましたように目前に迫ってきている中で、これまで進められてきた事業があちらこちらで本格化している状況にございます。そうした中で、今の万日山トンネルの話でありますとか、今回の桜の馬場の渡り通路の話、東Aの話もおっしゃいました。
 確かに中には新幹線開業に間に合わないものや一部できなくなったものがあるのも事実ですけれども、それ以外にいろいろと新幹線開業に向けて動かしている事業もたくさんありますので、しっかりとそうしたものを進めて、やはり開業時というものは非常に大きな目標でありますので、新幹線を使って熊本に降り立っていただいた方にそれこそ「わくわく感」を持っていただいたり、おもてなしの対応ができるよう、残された1年弱の中でしっかりと整備を進めていきたいと考えています。
 前向きに行きましょうという話です。よく(熊本の中では)ストロー現象とか九州の中では福岡や鹿児島と比べて熊本がどうだという後ろ向きな話がよく出てまいりますけれども、その気持ちがいかんと思っていますので、前向きに取り組んでいきたい。ただ先ほどのような現実もありますので、しっかりその辺は、それ以外の手法を用いる中で工夫していきたいと思っています。

【記者】万日山トンネルが遅れることについてはどう思いますか。

【市長】万日山トンネルですか。確かに駅側、新幹線側ですから、そこからのアクセスを考えました時には非常に残念ではございますけれども、1日でも早く完成していただくよう県には求めたいと考えています。


(終了)

このページに関する
お問い合わせは
政策局 秘書部 広報課
電話:096-328-2043096-328-2043
ファックス:096-324-1713
メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp 
(ID:1528)
※資料としてPDFファイルが添付されている場合は、Adobe Acrobat(R)が必要です。
PDF書類をご覧になる場合は、Adobe Readerが必要です。正しく表示されない場合、最新バージョンをご利用ください。
〒860-8601 熊本市中央区手取本町1番1号 代表電話:096-328-2111(代表)096-328-2111(代表)
[開庁時間]月曜~金曜日の午前8時30分~午後5時15分(ただし、祝・休日、12月29日~翌年1月3日を除く)
copyrights(c) 2013 Kumamoto City Allrights Reserved