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平成22年4月定例市長記者会見

最終更新日:2010年4月30日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【はじめに】

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 それでは、4月の定例記者会見をはじめさせていただきます。
 本日は3点の発表と、それから2点につきましてお知らせをさせていただきます。

【市長発表:市電サイドリザベーションでの運行開始について】

 まず発表の1点目は、「市電のサイドリザベーション」での運行開始についてであります。九州新幹線全線開業に向けた道路工事の一環といたしまして、市電の熊本駅前電停から田崎橋電停の区間で工事を進めてまいりました「市電のサイドリザベーション」でありますが、このほど完成しまして、来る4月26日(月)の始発電車から、サイドリザベーション区間の運行を開始することとなりました。
 市電でサイドリザベーションが認可されましたのは全国でも初めてでありまして、また今回の整備に併せて、熊本駅前、二本木口、田崎橋の3つの電停をバリアフリー対応とすることから電停の利便性向上による利用者増を期待しているところであります。
 なお、当日は午前10時から、東口駅前広場において「東口駅前広場の電停上屋の完成および市電のサイドリザベーション開通式」を県・市共同にて行う予定であります。

【市長発表:カバの来園について】

 続いて発表の2点目でございますが、動植物園のうれしいニュース「カバの来園について」であります。
 動植物園では、今年に入りまして、ライオンの「リッキー」やオタリアの「オタ」さらに先日はキリンの「ユキ」などの動物の死亡が相次いでおりまして、特に、カバ舎におきましては、一昨年12月にメスの「ザブコ」が死亡しております。そして今年2月には同じくメスの「ケンポウ」が亡くなり、同園におきましてカバが不在となりますなど、悲しいニュースが続いておりましたが、来月下旬に、愛媛県立「とべ動物園」からカバが1頭来園する運びとなりました。
 今回来園するカバは12歳のメスで、愛称は「モモコ」ということであります。熊本市動植物園の新しい人気者になってもらえるのではと期待しているところであります。

【市長発表:熊本市「わくわくソング」の発表について】

 続きまして3点目は、熊本市「わくわくソング」の発表についてであります。
 シティブランド戦略の一環といたしまして、本市の「わくわくソング」の制作を進めてまいりましたが、この度、完成いたしました。発表は4月29日、「くまもと城下まつり」のオープニングステージにおいて行う予定であります。
 歌詞は、一般公募を行いまして、全国から寄せられました53作品の中から、審査の結果、横浜市在住の星合節子(ほしあい せつこ)さんの作品に決定いたしました。
 曲は、本市の「わくわく親善大使」であります、プロの作曲家の寺嶋民哉(てらしま たみや)さんが手がけられまして、歌は熊本の高校生の立花綾香(たちばな あやか)さんに歌っていただくことになっております。
 なお、「わくわくソング」の曲名は、「ときめいて くまもと」であります。29日の発表当日は、立花さんに歌を披露していただくことになっております。また、作詞者及び作曲者にもご臨席いただくこととなっておりまして、それぞれの方に感謝状と記念品の贈呈を行う予定といたしております。
 今後は、市のイベント等におきまして、「わくわく都市くまもと」のイメージソングとして広く活用してまいりたいと考えております。

【市長発表:蔚山広域市との友好協力都市締結調印式について】

 続きまして、お知らせについてでありますけれども、3月定例記者会見で発表いたしました、今月26日に執り行います「蔚山広域市との友好協力都市締結調印式」の詳細が決定しましたのでお知らせさせていただきます。
 今回の「蔚山広域市との友好協力都市締結調印式」にあたりましては、まず、朴 孟雨(ぱく めんう)市長への表敬訪問を行いまして、引き続き蔚山広域市庁舎において協定書調印式を行うこととなっております。なお、詳細につきましてはお手元に配付しております資料をご参照いただきますようにお願い申し上げます。
 今回は現地のマスコミ関係をはじめといたしまして、特に本市の報道各社にもご協力をいただき、調印式の模様や、蔚山広域市の見所などを同行取材していただけることとなっております。ご協力に心から感謝を申し上げます。
 このことによりまして、同市の新たなパートナーとなります本市を広く蔚山広域市民の皆様にアピールすることはもちろん、同市の魅力を熊本市民の皆様方にもご紹介できるものでございまして、相互の交流が今回の締結を契機といたしましてさらに活発化しますことを期待しているものでもございます。

【市長発表:くまもと城下まつりについて】

 最後に、4月29日に開催します「くまもと城下まつり」についてご紹介いたします。
 今回は「九州新幹線全線開業プレ・イベント&新・熊本市誕生記念」という冠を掲げまして、九州新幹線開業関連として、熊本・福岡・鹿児島の三都市のエリアマネジメント協議会(すきたい熊本協議会・We Love 天神協議会・We Love天文館協議会)による各都市のPRや移動販売車による3都市のうまいものを集めて販売することとしております。
 また、新・熊本市誕生関連といたしましては、城南町・植木町各商工会によります地元物産の販売や、メインステージでの各地区を代表する太鼓演奏(代継太鼓・城南火の君太鼓・田原坂太鼓)、さらにサブステージでは富合町・城南町・植木町の子どもたちが出演する企画も予定しているところであります。
 今回の「くまもと城下まつり」は、大型連休の始まる初日でもありますので、市内外から、多くの皆様にお越しいただき、楽しんでいただければと考えております。
 以上をもちまして発表につきましては終わらせていただきます。

【質疑応答:カバの来園について―1】

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【記者】発表の中にありました、動植物園のカバの来園ですね。愛媛からということでありますけれども、今回の来園に至る経緯ですとか、「新しい人気者になることを」という市長の期待の言葉もありましたけれども、今後の動植物園が市民に親しまれていくための見解も含めて、どのような希望をお持ちなのか、その辺をお聞かせください。

【市長】改めてでありますけれども、先ほども少し触れましたが、動植物園におきましては平成20年12月にメスの「ザブコ」が亡くなっておりまして、そして今年2月には「ケンポウ」が亡くなって不在となっていた状況でございます。
 そして先ほど申し上げましたように、愛媛県立「とべ動物園」のご協力によりまして来園することが決定しました。
 来園のスケジュールでございますけれども、先ほども少し申し上げましたが5月中旬を目途に日程を調整中でございまして、5月下旬には一般公開予定です。詳細につきましては決まり次第、追ってお知らせしたいと考えております。
 カバにつきましては、先ほどの「ザブコ」にしても「ケンポウ」にしても、動植物園での人気者でございました。憲法記念日には特に「ケンポウ」の誕生日ということで、おからのケーキを出していたのをおいしそうに「ケンポウ」や「ザブコ」が食べている姿を、私自身も子どもを連れて見に行きました。そしてたくさんの子どもたちや家族連れで賑わっていたりしたことを思い出すわけですけれども、そういう意味では2頭が亡くなったということで、私自身も大変さびしい思いをしておりましたし、多くの子どもたちや市民の皆様方も感じておられたのではないかと思います。
 それが今回、「とべ動物園」のご協力により来園することが決定しましたので、また新たな人気者が加わるということで動植物園の賑わいにつながるのではないかと期待しているところであります。

【記者】譲渡してもらうということなのか、レンタルなのか。その辺りは。

【市長】これは譲渡ということでいいのですか。(事務局に確認)

【事務局】レンタルになります。繁殖のために貸し出していただくということで話を進めさせていただいております。

【記者】ちなみに、おいくらぐらいなのでしょうか。

【事務局】無償レンタルでございます。

【記者】期間は。

【事務局】期間は一応3年ごとに更新ということで、3年をレンタル期間といたしまして、それを過ぎた場合にはまた更新という形をとる予定にしております。

【記者】確認ですけれども、繁殖のためということですがメス1頭のみの来園ということなのですよね。

【市長】メス1頭のみの来園ということでよろしいでしょうか。(事務局に確認)

【事務局】オスとメスを繁殖のためにお借りするのですけれども、まずメスを導入させていただいて、将来(新たな)カバ舎の計画もありますので、そこでオスを導入しペアリングをしまして繁殖につなげたいという計画でございます。

【記者】そこで産まれた子どもは、熊本市動植物園のものになるのでしょうか。

【事務局】現在協議をしているところです。繁殖のための貸し借りをブリーディングローンと言いますが、赤ちゃんができたら第1子は「とべ動物園」のほうに、第2子は熊本にというような詳細を詰めているところでございます。

【記者】熊本市側から交換する動物はいないのですか。

【事務局】今度は動物交換という形ではないので、市長もおっしゃいましたけれども、カバがいなくなったのでぜひお借りして繁殖につなげたいということで申し出をしたところです。

【記者】オスの導入はいつ頃を予定しているのですか。

【事務局】新しいカバ舎ができましたら、繁殖のためのオスが入って、赤ちゃんを産むスペースなどができます。今のカバ舎ではちょっと手狭でできないので、新しいカバ舎ができましたらすぐに段取りをつけてオスの導入を図りたいと考えております。

【記者】いつでしょうか。

【事務局】予定では再編整備の中で平成25年度、26年度頃にカバ舎を作らせていただけたらと考えております。

【質疑応答:区割りについて―1】

【記者】この間、区割り審議会の答申がありまして、市長は「まだ見ていないので持ち帰ってしっかり読みたい」ということでしたけれども、しっかり読まれて、あの原案通りにいくのか、それとも原案の趣旨を守れば変更があるのかをお聞きしたいのですが。

【市長】改めて答申書につきましては、私自身はもちろん内容についてよく見させていただいたところであります。ただ市としての方針をまだ決定している状況ではございません。
 しかしながら答申書につきましては、これまで長い期間をかけて議論されたものでもありますし、住民説明会や様々な市民の声等もお聞きになりながら決定された答申書でありますので、それにつきましてはやはり尊重しなければならないのではないかということ。これは先日も申し上げたところでありますが、その思い自体に変わるものではございません。
 ですから、もう少し内部での検討を進めて、しかるべき時期に方針を決定しなければならないのではないかということは考えております。

【記者】区役所の仮庁舎の問題があり、決定が延びれば延びるほど仮庁舎の可能性が上がっていき、ギリギリのところにきていると思うのですが、いつぐらいまでに方針を決定されるおつもりですか。

【市長】もうギリギリのところまで来ているのは間違いございません。議会との関係もございますけれども、できるだけ早い時期に臨時議会を開催することができないか検討しなければならいと考えております。ただ、まだ具体的な日程が決まっているものではありません。

【記者】4月中は難しいかなという感じですか。

【市長】まだ時期を申し上げられるような段階ではございません。ただ、繰り返しになりますけれども、できるだけ急がなければならないという思いはございます。
 やはりしっかりと手続きを踏んで最終決定をし、議会に諮らなければならないと思っております。その手続きはしっかりと踏んだ上で、とは考えております。

【記者】答申から1週間経ち、これから市の方針決定ということだと思うのですが、その方針を決定するまでに、あとどんな条件が(必要なのか)。どういうことを踏まえて最終的な決定だと市長は考えていらっしゃるのでしょうか。何かが整理された上で、ということでしょうか。まだ決定に足りない何かがあるのか。その辺はどうでしょうか。

【市長】当然、市の内部でも、答申書を踏まえた上で各局それぞれ意見等も集約した上で決定しなければならないと思っておりますが、それと同時に議会の意見等もお聞きした上でとは思っております。
 そうした中で23日に政令市の特別委員会開催が決定しておりますので、その場でご説明し、意見等を伺うことになろうかと思います。そうしたことを踏まえた上で、最終的に市としての方針を出さなければならないと考えています。

【記者】先ほどスケジュールの話がありましたけれども、そうなってくると4月中に臨時議会の開催は非常に厳しいのかなと思います。できるだけ早くということを考えますと、5月のできるだけ早い時期ということになってくるかと思うのですが、いかがでしょうか。

【市長】4月後半から5月あたまにかけてゴールデンウィークもありますので、なかなか日程が組みづらいところは正直ございます。それと議会開催ということになると議会と相談しながらとなりますので、繰り返しにはなりますが、現時点においてまだ時期について明言できる状況ではありません。しかしながら、できる限り急ぎたいという思いはございます。

【記者】議会の意見も踏まえた上でということですけれども、例えば今度23日の特別委員会で、仮に審議会で決めた答申案以外の案もしくは修正を求める声が多かった場合、市長としてはどのような対応を取られるように思っていらっしゃいますか。

【市長】どういう状況なるか分かりませんけれども、いずれにしても23日はご説明し、しっかりご意見を伺いたいと思っております。

【記者】この案で理解を求めていくという感じでよろしいのですか。

【市長】案で理解を求めるというか、基本的には答申書が出ましたので、その説明が主になるのではないかと考えております。答申書の内容をご説明し、そして意見をいただくことが基本になるのではないかと考えております。

【記者】例えば今後の展開として、議会のほうから答申書に対しての異論が色々と出てきた時に、議会の声を受けて答申書の内容を市の判断でさらに見直していくとか、議会の声を反映させていく余地はあるのでしょうか。

【市長】現時点におきましてはまだ何とも申し上げられる状況ではないと考えております。ただ今回の答申書というものは、繰り返し申し上げますけれども、審議会の皆さまだけではなく住民アンケートや説明会を実施し、あるいは議会の代表の方にも入っていただいての審議会の議論を踏まえた中での最終決定ということですので、それについては最大限尊重しなければならないのではないかという思いは持っております。
 いずれにしても正式な形で議会への説明はまだなされておりませんので23日の場でしっかりと説明することがまずは大事だろうと思っております。

【記者】確認です。23日の特別委員会までに市の方針は決めないということで理解してよろしいですか。

【市長】先ほど、基本は答申書の内容を説明するということを申し上げましたので、その前に市として方針を決定することはあり得ないと考えております。

【記者】区役所の仮庁舎は避けたいという方向でお考えということでよろしいのでしょうか。

【市長】はい。それは答申を受けた時にも申し上げたとおりですが、やはりそういう状況は避けたいと思っています。コスト的にもかなりかかることになりますし、市民の皆様方にも不便さを与えてしまうことになりかねませんので、万全な中で平成24年4月1日スタートを迎えるために、しっかりと準備を進めていかなければならないと考えております。

【質疑応答:新党結成の動きについて】

【記者】国政の状況が色々とある中で、先日東京都杉並区の山田区長などを中心とした首長さんによる新党や、昨日は大阪府知事が地域政党ということで「大阪維新の会」という組織を立ち上げ、いわゆる地方の首長さん方が新党を結成する動きがこのところ相次いでいるのですが、こうした動きについて市長はどんな感想をお持ちなのかということと、それから山田区長の作られた新党に関しては、他の首長さん方がメンバーとして加わらなくても応援団という形で名を連ねたりされています。熊本では人吉市の田中市長さんなどもいらっしゃいますけれど、幸山市長ご自身の新党に対するスタンスについてお聞かせください。

【市長】「日本創新党」をはじめとした相次ぐ新党の立ち上げにつきましては、やはり既存の政党に対する不信や不満の高まりが、今のような状況につながっているのかと感じています。
 確か平成3年、4年当時にも「日本新党」や「新党さきがけ」などいろんな新党が立ち上がっています。私自身、政治に対して強い関心を持ち始めたのはそうした新党が相次いで立ち上がり、政治が大きく変わるかもしれないという動きが、政治にチャレンジしたいと思う大きなきっかけになりましただけに、その時のことを思い出しているところであります。
 しかしながら、今回の新党の立ち上げをそれぞれ見ておりますけれども、その旗にしても、どういうことをやりたいのかということにしても、今一つ明確ではない。現時点におきましては明確ではないという思いも持っておりますし、それから国民全体としても新党に対する期待が高まっているかというと、今一つなのかなという印象を持っているところであります。
 私自身の考えで申し上げますと、既存の政党に対してすべて否定するというものではありませんけれども、しかしながら将来に対する不安というものは確かに持っています。首長連合ということで「日本創新党」が立ち上げに至ったわけでありますが、ああいった動きは十分理解できるものであります。地方の首長を行っている中で、国の方針が大きく変わり、そのことによって、言葉は悪いですが地方が振り回されるということを、私自身もこれまで経験してまいりましただけに、国としてしっかりと方向性を示し、目標に向かって着実に進んでいくという姿を示して欲しいという思いも持っています。
 そういう意味において特に首長さんたちが新しい党を立ち上げる動きは理解できる部分もございます。ただ私自身が行動を共にするかということは、現時点におきまして考えているものではございません。
 私自身の政治的なスタンスとしては、どの政党とも等距離でという思いでこれまで7年半、特に市長という立場になってからはそのスタンスを大事にしてまいりました。今の新しく立ち上がった政党は既存の政党とは違うのだということなのかもしれませんけれども、しかしながら今後、連立でありますとか、既存の政党との協力という形が出てくるのかもしれません。いろんな意味で、新しく立ち上がった政党が今後どう成長していくのかが不確定な中で、そこにもろ手をあげて賛成ですとか協力するとかいうことはございません。
 いろいろ申し上げましたが、以上でよろしいでしょうか。

【記者】市長のほうに「参加してくれ」という話はあったのでしょうか。

【市長】直接、働きかけというものはありませんでした。ただ、「日本創新党」のメンバーの1人でもあられます横浜の前の市長さん、中田さんが先日熊本にお越しになった時に、「こういうことを考えているんだ」という話はありました。もし可能ならば協力もという話はありましたが、ただこういう状況になって具体的に話があっているというものではありません。

【記者】今後も参加される予定は今のところないのですか。

【市長】はい。ありません。やはり先ほど市長としての政治スタンスを申し上げたところでもありますし、今やらなければならないことが山積しております中で、その政党に加わるなり活動を共にすることは考えておりません。

【記者】中田前市長が熊本に来たのは、いつの話ですか。

【市長】フォーラムが熊本であった時ですので、2月ですか。そのフォーラムが終わった後で会食する場がありまして、その中で話題として上ったということでした。

【記者】もし可能なら協力も、という話を受けたということなのですけれども、それに対して市長はどうお答えになったのですか。

【市長】特に返事はしませんでした。

【記者】聞くのみですか。

【市長】その思いを中田前市長さんがお話しされたと。そのことについては傾聴し、今申し上げたようなことは確か言ったと思います。そうした動きは理解できるとか、既存の政党、特に地方分権とか地域主権とか言われておりますけれども、なかなか不透明な状況の中で閉塞感を打ち破りたいという思いについては理解できるという話はしたかと思います。

【質疑応答:区割りについて―2】

【記者】話は戻りますが、先ほど仮庁舎にはしたくないというお話しがありましたが、仮庁舎にしないために「あらゆる選択肢」を今のところ考えられているということでしょうか。

【市長】「あらゆる選択肢」。それは何をお聞きになりたいのでしょう。とにかく今は、平成24年4月1日にきちんとした体制でスタートできるように最大限努力します。

【記者】スタートが仮庁舎にならないためであれば、方針決定までの選択肢がどのパターンになるかは、いろいろまだ考えられるということですか。

【市長】「方針決定までの選択肢」。方針をどうするかという話でいけば、やはり答申書を最大限尊重しなければならないという思いを持っています。それと同時に平成24年4月1日にきちんとした体制でスタートしたいという思いを持っているということです。

【記者】区役所を仮庁舎にしないためには4月ごろまでには設計をとか、もっと遡ればもっと早くということでしたけれども、この状況に及んでは「できるだけ早急に」としか言えないと思いますが、だいたいどこがデッドラインになるのでしょうか。

【市長】その辺のスケジュール的なものも内部において今精査している状況であります。

【質疑応答:「おみやげ開発セミナー」について】

【記者】今日の午後、市役所で九州新幹線の全線開通に伴う熊本の「おみやげ開発セミナー」が開かれると伺っています。それに関連してなのですが、新幹線開通まで1年を切ったわけですが、市長ご自身が考えていらっしゃる熊本のおみやげ像といいますか、こんなものがあったらいいなというもの、あるいは県外に行かれることも多々あるかと思いますけれども、熊本のおみやげの現状など、どうご覧になっているのかお聞きしたいのですけれども。

【市長】そうですね。おみやげに関して言えば、例えば熊本の特産品でよく挙げられるのは馬刺しや辛子蓮根、一文字のぐるぐる、あるいはラーメンがありますけれども、それそのものだと、賞味期限の問題もあったり手軽に買って知人友人に配るものということからすれば、おみやげとしては課題がないでもありません。
 今申し上げたことでありますとか、今積極的にPRしている地下水100%をイメージさせるようなものでありますとか、あるいは大変賑わっております熊本城に関連するものでありますとか、おみやげを通して熊本のイメージアップにつながるものが今回の取り組みによって次々と打ち出されてくることを期待しているものであります。
 今日の午後から行われる取り組みの中では、県市の共同事業となっておりまして、こうしたことも非常に重要かなと思っています。熊本をPRする上において県も市もないという意識を持って、連携できる部分はしっかりと県市連携をとって行っていきたいと考えております。

【質疑応答:(仮称)火の国シティマラソン実施構想について】

【記者】2点お聞きしたいのですけれども、まず1点は(火の国)シティマラソンの構想がありまして、これは民間からスタートした話なのですが、ここに熊本市がどの程度コミットしていくのか。いかがでしょうか。

【市長】どの程度コミットするのかということですけれども、先日立ち上がった準備委員会の中にメンバーとして参加させていただいておりますので、今後準備委員会の中でどのような形になっていくか分かりません。しかしながら、実現に向けて市としても最大限応援していきたいと考えております。
 やはり、このマラソンの開催が熊本市を対外的に大いにPRすることにもつながると思いますし、それから新幹線開業や政令市移行という面においても、市民の皆様方の機運の醸成につながるのではないかと思っております。いろんな意味での波及効果に期待しておりますので、実現に向けては最大限努力したいと思っています。

【質疑応答:カバの来園について―2】

【記者】もう1点、カバの話なのですが、これは連休前になんとか(導入する)という話はなかったのですか。連休前までに来ていればという話にはならなかったのですか。

【市長】では、これはあちらから。(事務局に促す)

【事務局】動植物園でございます。可能性はちょっと考えたのですけれども、調整がつきませんでした。
 それともう1つは先ほど市長もおっしゃったかと思うのですが、「ケンポウ」を悼まれる来園者の方たちに、たくさんの献花やお菓子をいただきまして、この場をお借りしてお礼を言いたいのですが、そういう気持ちを大切にしなければという思いもございまして、次から次にという性急な動きは差し控えさせていただきました。

【記者】言葉を変えると、喪に服していたような期間ということですか。

【市長】5月3日が「ケンポウ」の誕生日でもありましたので、そこを越えてという配慮もなされたのかと思います。今の説明を聞いていて、そう思いました。

【質疑応答:合同庁舎B棟建設について】

【記者】サイドリザベーションの件で、サイドリザベーション化する1つの目的に合同庁舎があそこにできるということで、その方々の来訪の利便性ということがあったかと思うのですが、A棟は少し遅れて秋、10月か11月の完成と聞いております。問題であるB棟のその後の状況はどうなのかという部分と、その後市として、県も含めてどういう形で実現に向けて持っていこうと考えていらっしゃるのか。お願いします。

【市長】その後の動きということになりますと、知事と一緒に要望に 伺った以降、具体的な動きはありませんけれども、ただいろんな場面で合同庁舎の必要性は訴え続けたいと思っています。
 繰り返しになるかもしれませんけれども、合同庁舎の建設は駅周辺整備の核となる事業であり、賑わいづくりに大いに貢献するというだけにとどまらず、中心部の賑わいづくりや再開発にも大きく影響を及ぼすと。現在進めております桜の馬場観光交流施設の事業にも影響を及ぼすという意味におきましては、今は凍結状態でありますけれども、できるだけ早く再スタートしていただけるようにあらゆる方面に働きかけていきたいと思っています。

【質疑応答:城主手形について】

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【記者】一口城主証のことなのですけれども。城主手形が今いち活用されていない現状がある中で、市の職員の方たちは最大の消費者でもあると思うのですけれども、この方たちがあまり使っているような気配がないという話を伺うのですが、市長として率先して、まちの活性化を含めて使っていこうと職員の方たちに号令をかけたり音頭を取っていこうというお気持ちはあるのでしょうか。

【市長】職員の活用がどうかという視点で考えたことはあまりありませんでしたけれども、職員が率先して行動するということは大変重要だと思いますので、その辺は改めて現状を捉えて、必要であれば号令をかけたいと思います。
 それと聞かれていませんけれど、この前おっしゃいました城主手形の期限について。「1万円を寄付された方は1年で期限切れになり、新幹線開業時には期限切れ。さあどうする?」とのご質問がございました。その見直し、延長を考えないのかとございました。再度検討しましたけれども、やはりこれまで1万円を1年間、段階に応じて10年までということでスタートしている制度なだけに、それを変更するということはなかなか厳しいと思っております。
 しかしながら城主手形の期限自体は切れてしまいますが、城主様であることに変わりはないわけですし、今後全線開通や様々な催しをお知らせするご案内を、約6万名の城主の皆様方にお送りしまして、その中に城主をおもてなしするような特典なども盛り込ませていただき、城主の皆様に喜んでいただけるような仕組み作りを早急に検討し実行に移していきたいと考えております。
 とくにこれから新幹線開業に向けましてプレ・イベントも各種行われますので、そういうことを検討したいと考えております。

【記者】仮に職員の方にアンケートを取り、10%ぐらいしか使っていないとか、そもそも(城主に)なっていないとかいうことが判明した場合は、なるだけなりましょうと働きかけをされるお考えですか。

【市長】どのように把握するかというのもありますけれども、まずは職員の状況を、どういう手段か分かりませんが把握してみたいと思います。


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