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市長臨時記者会見(平成15年)

最終更新日:2003年6月10日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

益城町への法定協設置に関する住民投票を求める署名提出を受けての市長コメント

[市長]ただ今、お話がありましたように、益城町におけます住民投票の賛否を問います法定協設置に向けての署名集めが終わり、今回、正式に選管の方に届が出たとの報告を受けたところでございます。聞きました数字、収集署名数が、8,255名、有権者数の32%という大変多くの方の署名がありました。改めましてこの署名集めに携わられた方々に対しまして、心からお礼を申し上げたいと思いますし、署名にご協力いただいた皆様方に対しても、心から感謝申し上げたいと思っております。
 これから、スケジュールでまいりますと、おそらく、早くても7月の下旬ぐらい、遅くても8月の上旬には住民投票が行われることになろうかと思います。私どもといたしましては、今回のこの益城町の住民の方々の思いに答えるためにも、これから積極的にいろんな意味で情報提供していきたいと思っております。これまでも取り組んでまいりました出前講座ですとか、さらにはこの熊本市民に対しましても、合併、政令市に対する意識の高揚といいますか、広報活動も積極的に行ってまいりたいと思っております。是非とも法定協の設置に向けて頑張ってまいりたいと思っております。
 私のほうからは以上でございます。

質疑応答

[記者]先ほど出された住民団体の皆さんが、まだなかなか町内で合併に対する意識が浸透したとは言いがたいということで、熊本市から幸山市長、益城町から川崎町長の、市長同士のトップ公開討論会を求めたいと町に要請したんですよ。もし討論会が実施の場合は、市長は出席なさるお考えでございますでしょうか。

[市長]その話は今始めて聞きましたので、もしそういう話が来れば検討しなければいけないと思いますが、ただやはり、お互いの理解を深めるためにも、そういう試みというのは、こちらとしては大変ありがたいと思っております。是非、そういう場ができましたら参加させていただきたいと思っております。

[記者]ということは、川崎さんにも、同じように、もしあれば出てきて欲しいとお考えですか。

[市長]それは是非出てきていただきたいと、いろいろと意見交換といいますか、させていただければと思っております。そういうことをやることが熊本市、益城町、お互いの住民にとっても、より理解が深まるのではないかと思います。

[記者]今回、西合志と植木が前回否決しておりますけど、その反省を踏まえて、前回と違った戦略といいますか、働きかけ、そのほうはどのようにお考えでしょうか。

[市長]ですから先ほど話したことと重複するかもしれませんが、きめ細かな説明をしてまいりたいと思っております。出前講座も受け身ではなくて、こちらから積極的に出て行くようなこともやりたいと思っておりますし、さらには、もう一つは、熊本市民に対して、この合併、さらにはその先にある政令市の意義がどこにあるのかということも、積極的にあわせて活動していきたいと思っております。
 それと出来得る限り、合併後のビジョンといいますか、これは基本的には法定協の中で話し合うべきものだと思っておりますが、できる限りのビジョンというものも示すことができればと思っております。

[記者]益城町の町民に対しては、熊本市との合併のメリットという最大の部分はどういうふうにアピールされますか。どの辺を一番訴えたいですか。

[市長]熊本市と益城町とが一体となることによりまして、特にいろんな交流の拠点になるんではないかと思っております。それは、例えば高速のインターチェンジもございますし、さらにはその先の空港にもございます。これが一体となることによりまして、いろんな意味での交流の拠点となって、熊本市からさらに益城町に向けて今後の発展の可能性というものがさらに広がってくるんではないかとも思っております。それと同時に、ただ開発だけではなくて、今後の熊本市が目指すべきところとしましては、環境というものがキーワードになってくると思います。地下水の涵養についてもしかりですが、そういうものも一体的に取り組んでいけるのではないかと思っております。それがひいては益城町の方々にもメリットにつながってくるんではないかと思っております。

[記者]改めて、今周辺住民が一番課題としておられる熊本市の公債比率とか、財政悪化ですが、それについてはどういうふうな、具体的な説明をされますか。

[市長]財政状況につきましてはですね、前回の植木町、西合志町の時も、非常にその点は指摘されたところでありました。それからまだ数ヶ月しかたっておりませんので、財政状況がこの数ヶ月で好転したというわけではないのですが、ただやはり少し誤解の部分もあろうかと思っておりますから、きちんと熊本市の財政状況というものを分かりやすく説明していきたいと思っております。それと同時に、これから先どうやって改善していくんだと、立て直していくんだという姿を見せることが大事だと思っております。そのために市政改革本部も立ち上げさせていただいて、行財政改革に徹底して取り組んでいくんだという姿勢を示す、そのプロセスを示していくのが、今後の熊本市の財政の問題につきましても、好転していく姿というものを、方向性というのを見せてまいりたいと思っております。

[記者]確認なんですけど、合併特例債の益城への重点配分については従来の議会答弁とは考え方は変わってないわけですか。

[市長]前回の議会で表明をさせていただきました。重点的に使わせていただきたいと、やはり、熊本市と益城町との格差を少しでも是正するために使うのが適当ではないかとの思いを持っておりますから、重点的に使わせていただくことができればという思いは持っております。

[記者]益城は、植木、西合志と比べると、発展はある程度して、整備もされていると思います。腹案として、例えば、こういったことに使えるんではないかというものはありますか。

[市長]腹案はまだ具体的なものは持っておりません。そういうものは、やはり法定協場でいろいろ一体となってビジョンを描く中で出てくるものだと思っております。ただ、例えばでございますけども、市電の延伸も、今、検討しているところでございますから、特例債とはまた違った形でも、そういうものも具体的に検討していくことができればと思っております。

[記者]最初の質問の、トップ同士の討論会があれば、熊本市側も実施に向けていろいろ協力は惜しまないという考えでしょうか。

[市長]協力というか、是非やらせていただきたいとの姿勢であります。益城の町長さんとは公開討論会という形でもいいでしょうし、それ以外の場面でもいろいろとじっくり話はしていきたいという思いは持っております。

[記者]益城町においては、この熊本市の合併の問題については、町長派、反町長派、町長派の方が熊本市との合併に消極的、反対派、前町長派のグループの方々が積極的、というような構図に捉えられて、中には感情的なしこりもあると言われています。これをひも解いていくのは非常に難しいんじゃないかと思います。それをどう考えておられますか。

[市長]確かにこういう合併の問題が、政治的な流れによって左右されてしまってはいけないのではないかという思いを持っております。私どもが益城町さんの政治的流れに対してどうこういえる立場ではございませんが、私たちとしてはやはり合併することによるメリットというものをできるだけ多くの益城町の住民の方々に訴えていきたい、伝えていきたいというだけであります。

[記者]具体的な出前講座については、もうかなり働きかけはされているんでしょうか。

[市長]今、何回ぐらいやられたんですかね。

(事務局)今まで6回ぐらい、本格的なものについては、これから6月に入りましてからと考えております。

(終了との声)

[市長]どうも有難うございました。

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