【市長発表:第3回定例会の提出議案について】
今議会の提出議案でありますが、予算案件4件、決算案件11件、条例案件12件、その他案件36件の合計63件を予定しております。また、報告案件として20件を予定しております。
まず、補正予算案についてでありますが、今回の補正予算案は、旧城南町・植木町との合併協議に基づき、旧町地域の都市基盤整備等を図るために、新たに創設する地域整備基金へ、旧町の減債基金を除く合併前の基金残高相当額を積み立てることとしておりますほか、政令指定都市移行準備経費や来春の新幹線開業を見据えた関連経費等を計上しております。そのほか、今後の業務推進上やむを得ないもの、補助内示に伴うもの、さらには、くまもと森都心プラザ・子ども文化会館などの施設の指定管理に伴う債務負担行為などを提案しております。
まず、補正予算案の概要について申し上げますと、一般会計において、39億7,079万円の増額、補正後の予算額2,589億9,942万円、特別会計において、1億3,549万円の増額、補正後の予算額1,666億5,154万円となり、合計では補正額41億628万円、補正後の予算額は5,042億2,162万円となります。補正後の予算を前年同期と比較いたしますと、一般会計では13.0%の増、特別会計では7.8%の増となりますが、全体の合計額では7.7%の増となっております。
それでは、主な内容について申し上げます。
まず、政令指定都市移行準備として、総合行政情報システム改修経費並びに東部地区と西部地区に新増設いたします区役所建設杭工事費等を、また、新たに国県道の管理を行うこととなりますことから、人員体制の拡充に伴う東西土木センターの増設設計経費などを計上しております。
また、桜の馬場城彩苑と熊本城頬当御門間のシャトルバス運行経費のほか、観光客の利便性の向上に向けまして、熊本城周遊バス「しろめぐりん」のルートを見直し、運行間隔短縮を図るための増車経費、さらには、熊本城周辺の回遊性向上を図りますとともに、城内移動が円滑にできますよう、桜の馬場から熊本城内までの園路舗装等の経費を計上しております。
このほか、下水道施設建設に伴い、来年2月に閉鎖される花畑別館裏駐輪場の代替となる上通り駐輪場用地の取得費及び市庁舎北側緑地に新設いたします駐輪場整備経費などを計上しております。
以上、主なものについて説明いたしましたが、その他、補正予算の個別、具体的な内容につきましては、配付しております「平成22年度9月補正予算(案)の概要」をご参照いただければと思います。
続いて、条例議案でありますが、現在、熊本駅前に建設中であります東A地区の再開発ビルに「くまもと森都心プラザ」を開設するために「くまもと森都心プラザ条例」を制定いたしますほか、熊本城公園内に建設中の桜の馬場観光交流施設について、必要な規定の整備などを行うための「熊本市都市公園条例の一部改正」などを今議会に提案する予定にしております。
以上で第3回定例会の提出議案の説明を終わります。続きまして、4点の発表及び報告をさせていただきます。