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市議会第2回定例会を終えての市長臨時記者会見

最終更新日:2003年7月3日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

6月定例市議会を終えて

市長臨時記者会見

 それでは、私の方から、議会終了にあたりまして、簡単にコメントをさせていただきます。初めに、今回、問題となりました職員採用試験の出題ミスに関しまして、この場をお借りいたしまして、受験者の皆様やその関係者の皆様方に、大変、ご迷惑、ご心配をおかけしましたことに心からお詫び申し上げたと思います。
 また、出題ミス発覚後の連絡体制のあり方、さらには、契約事務の不備など、結果的に市政の信頼を損なうこととなりましたことは、極めて残念なことでありまして、今後は、全庁的に契約のあり方など、厳しく見直しに努め、信頼される市政の実現に繋げてまいりたいと考えております。
 それでは、6月議会終了しての所感を申し上げたいと思います。
 今回は、市政運営の三つの柱の実現に向けましての平成15年度予算の肉付けとなります補正予算の本格的な編成をさせていただきましたけれども、まずはこの補正予算について、可決いただき、ありがたく思っております。
 ただ、収入役を始めといたします、特別職人事案件につきましては、就任後半年を経過し、一日も早く空席となっておりますポストを埋め、市政の停滞を招かないようにとの思いで、前回の人事案を基本として提案をさせていただいたところであります。 
 しかしながら、本日の議会でのご判断に対しましては、現時点での最善の人事案と信じてご提案申し上げましただけに、その結果につきましては、非常に残念の一言でございます。今後は、前回のときも申し上げましたが、この特別職不在という事態を一日でも早く解消することに努めたいと考えておりますが、まずは、現体制のもとで、職員一丸となりまして、市政改革に、さらには、「新しいくまもと」づくりに、鋭意取り組んでまいりたいと決意を新たにしたところでございます。
 また、私が目指しておりました、公の場での活発な議論も、肉付けとなります補正予算を中心に、さらには、私の政治姿勢に関してなど、就任以来、最も本格的な議論を交わすことが出来たのではないかと考えているところでございます。今後も、この公の場での議論を中心といたしまして、丁寧な説明を加えながら、取り組んでまいりたいと考えております。
 今後は、早速、今回の補正予算に基づき、事業に着手してまいりたいと思っておりますが、今回は、様々な形での市民の皆様の参画という新たな手法を取り入れておりますので、市民の皆様と一緒に知恵を出し合い、力を合わせ着実に取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。

質疑応答【人事案件について】

[幹事社]時間も限られておりますので、各社質問があればよろしくお願いいたします。

[記者]収入役が否決された点ですけれども、事前の相談、説明という部分では十分だったとお考えですか。

[市長]議長のほうに、事前にと言いますか、考えは報告をしたところではあります。

[記者]その部分での市長自身の「これでいきたい」という熱意とか考え方というのは十分説明尽くされたとお考えですか。

[市長]私の考えは伝えたつもりではございました。

[記者]否決理由についての受け止め方をお伺いしますけど、自民党などは、本人の健康上の理由、健康上の心配が払拭されなかったと、他の会派からは、 野田さんは総務局長の時代、財政悪化の時の財政担当者じゃないかというようなことを反対理由に挙げています。この反対理由についてどう考えていらっしゃいますか。

[市長]否決の理由につきましては、今、議会が終わったばかりでありまして、私自身が直接伺ったわけではございませんので、その件に関しては、ここでのコメントは控えさせていただきたいというふうに思っております。今後、なぜ今回、収入役の人事案件について否決をされたのか、その理由等が明らかになりましたときに、そのときには私の考えも改めて述べさせていただきたいというふうに思っております。

[記者]ただ、今日は、各会派の代表の方がマスコミの前で「うちはこういう理由で反対します」ということを公言されたんですよ。各会派、反対された理由を。そういう意味では、今私がお話した理由というのはかなりオープンだという話で、その前提で、その考えに対する受け止めをお聞かせください。

[市長]健康面に関しては、私なりに大丈夫というふうな思いを持ちまして、当然ながら、提案をさせていただきました。また、財政のことに関しましては、これは、直接聞いたわけではございませんので、また改めてとは思いますが、ただ、現在の財政状況の悪化について、1ポスト、一個人でその責任を論ずるものではないというふうに思っております。

[記者]またしばらく職務代理者の状態が続くということについてはどうお考えですか。

[市長]先程も申し上げましたが、残念の一言に尽きますが、ただ、現体制といいますか、新たに教育長、監査委員はお認めいただきましたので、それを加えての、現体制での、できる限りの対応をしてまいりたいというふうに思っております。全庁一丸となりましてこれからの市政改革、さらには新しいくまもとづくりに取り組んでまいりたいと思っております。

[記者]一日も早くこの状態を解消したいということなんですが、今日の今日でなんなんですが、今後具体的にいつまでに収入役を再度、選任同意を得たいというお考えですか。

[市長]できるだけ早くという思いであります。

[記者]次の定例議会まで待つということですか。

[市長]次の定例議会にという限定されたものではありませんが、とにかくできるだけ早く、また提案をしたいという思いは持っております。

[記者]前回否決された理由が、議会への事前の説明不足というのがひとつあったと思うんですが、今回は、議長に事前に報告をされたということですね。今回の人事案についてはまったく同じなんですが、説明を今回は議長に事前にしたと、前回と違いますが、どういうお考えから説明をして、結果こういうふうになったんですが、健康上の問題についてそのとき説明をされたのか、その二点を。

[市長]そのときに健康上の理由について説明をしたのか、はっきりとは覚えておりませんが、議長に対してはそういうことまではお話してないかというふうに思います。

[記者]前回は説明しなかった、今回は説明した、その違い、お考えは。

[市長]考え、説明が足らなかったのかというふうな思いもございまして、議会
の代表である議長に、私の考えを事前に説明をしたというところであります。

[記者]今回、議会の代表である議長に説明をされたわけですけれども、各会派の方には市長自らはご説明をされていませんでした。今回、市長がご説明をされたら結果は変わったと思われるのか、あるいは各会派に説明をされなかったのはなぜなのか、理由があれば。

[市長]変わったかどうかというのはわかりません。仮定の話はできません。なぜしなかったのか、議長にご説明をして、議長の方から各会派には伝えますということでございましたので、そこまでとさせていただいたというところであります。

[記者]今回、否決されるというような議会の雰囲気、今日の結果というのは、市長はどこらへんまで予測されましたか。

[市長]予測ですとかはしておりませんでした。ただ、自分としては前回、3月議会で否決をされておりますし、今回は何とか認めていただきたいというふうな思いで、できる限りのことをやったという思いはございます。

[記者]各会派から、健康面で不安視している声というのは気づかれてらっしゃいましたか。

[市長]それは、今日、新聞に、一部報道で載っておりましたので、そのとき初めて気が付きました。

[記者]前回が説明不足、今回が健康問題、財政面の問題。財政面の問題とかはその議案を通したのは議会であったと思うんですけれども、なかなか、否決の理由自体が一般市民に理解できないと思うんですが、この辺どう考えますか。

[市長]それにつきましては、先程も冒頭申し上げましたように、直接お聞きした話ではございませんので、先程のコメントまでで留めさせていただきたいというふうに思っております。

質疑応答【議会との関係について】

[記者]今後、合併を目指す中で、結果的に、議会との不協和音というか、この状況というのは厳しい要因ではないかと思うんですけれども、この点についてはいかがお考えでしょうか。

[市長]合併に関して、議会との不協和音、ただ、補正予算案、肉付けとなります補正予算案は多くの方々のご賛同をいただいたわけですし、また、合併・政令市の問題に関しては、大方の議員の方々からもご支援いただけるということになっておりますので、不協和音ということではないのではないかというふうな思いを持っております。ぜひ、合併問題に関しましては、8月3日、住民投票に向けまして、私どもも全力で取り組んでいきたいというふうに思いますし、市議会の皆さん方からのご協力もお願いしているところであります。

質疑応答【人事案件について(2)】

[記者]収入役が不在なことに対して、具体的な支障は今出てますでしょうか。

[市長]それは支障は、代行で、職務代理者でやっていただいておりますので、それはやはり支障なしということはありません。

[記者]一つ二つ具体的に挙げていただければ、こういう面が非常にやりにくいとか。

[市長]こういう面がといいますか、大事なポストであることは間違いないです。こういう財政状況といいますか、厳しい中でもありますし、さらにはこれから予算だけではなくて、決算もきちんと見ていかなければいけない、重視していかなければいけないという中で、収入役というポストはますます重要性を増してきているというふうな思いも持っておりますから、そういう意味で早く認めていただきたいなという思いでおります。

[記者]市長就任から半年過ぎて、定例会は3回目ということで、今回人事案が否決されて、否決の背景、否決の理由は別にしまして、市長として通したい提案が通らなかったと、重要な人事議案だと、それについては、厳しい言い方ですけれども、トータル的に、手腕というもの、通したい議案が通らなかったというところに着眼しますと、その手腕というものが問われてきそうな時期になると思いますが、それについてどう思われますか。

[市長]通したい議案が通らなかったという意味では残念の一言に尽きますし、さらには私の力不足ではなかったかというふうな思いもございます。もっと説明をする必要があったのかなといふうな思いもございますし、いろんな意味でもっともっと力をつけなければいけないのかなという思いをもっております。

[記者]否決された一つの原因は、市長の議会での説明不足というのがあったと、今回の否決の原因ですね、説明不足というのがあったというのはご自分でお認めになられますか。

[市長]だからそれは、まだどういう理由で否決されたのかということは、まだきちんと把握をしておりませんので、そこまではなんとも申し上げられない。ただ、先程そういう話だったということを受けて、少し私の考えを述べさせていただいたわけでありますから、まだきちんと、なぜ、どこが足らなかったのかというところは、今後ということになろうかというふうに思います。

[記者]すみません、議員の方からですね、直接はお聞きになっておられないということですけれども、健康面であり、財政的な以前の業績の問題であるということが反対理由に議員さんが挙げてらっしゃるんですけれども、そういうことを今日の採決の前に事前に聞いておけば改めて市長の方から考えを説明できてたんじゃないかというところもありますか。

[市長]もしお尋ねがあればということですか。もしそれはお尋ねがあれば、きちんと説明はするつもりではありました。

[記者]直接、各会派の方には市長は行かれてないということですけれども、副市長が説明に行かれる機会があったと聞いたんですけれども。

[市長]副市長に?

[記者]副市長のほうが自民党や主要会派の方に、こういう提案をするということで回られたということを議員のほうから聞いたんですけれども、それについて何かそこで意見を聞いてくるということはなかったんですか。

[市長]副市長は副市長なりの説明をしたんだろうというふうに思いますよ。

[記者]そこで議員さんからの声が市長まで耳に届いたということは。

[市長]何か具体的に質問といいますか、ということは聞いてはおりませんでした。

質疑応答【議会との関係について(2)】

[記者]今回、人事案件の一部が否決されたということなんですが、先程、公の場での活発な議論ができたのではないかとの発言がありましたが、市長の考えていらっしゃる執行部と議会との緊張感ある関係というものが、今回の議会では、その理想とする議会となってきたのか、あるいはまだまだ全然足りないのか、その辺の議会と執行部の関係についてはどう思われますか。

[市長]いろんないい議論をさせていただいたのではないかというふうな思いを持っております。ただ、先程冒頭に申し上げましたように、ああいうミスも出てまいりましたり、大変申し訳ない部分もありますんですが、ただ、私達としてやらなければいけないことは、ミスとわかったらすぐ認めてその対策を講じていくこと、対応策を考えていくことだろうというふうに思っております。それが公の場での議論を通して出てきたということは、意味のあることだったというふうに思っておりますし、私たちも丁寧にそれにお答えをし、さらに、謝罪をする場面もございましたけれども、とにかく迅速に対応していくことが必要だというふうな思いを持っております。

[記者]最後に、口利き関係の請願が不採択になったことについてはどうですか。

[市長]請願の不採択については私から特に意見はございません。その件に関しては、総務局長が考えを述べましたが、私も同じ気持ちでおります。

(終了という声)

[市長]ありがとうございました。

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