6月定例市議会を終えて
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それでは、私の方から、議会終了にあたりまして、簡単にコメントをさせていただきます。初めに、今回、問題となりました職員採用試験の出題ミスに関しまして、この場をお借りいたしまして、受験者の皆様やその関係者の皆様方に、大変、ご迷惑、ご心配をおかけしましたことに心からお詫び申し上げたと思います。
また、出題ミス発覚後の連絡体制のあり方、さらには、契約事務の不備など、結果的に市政の信頼を損なうこととなりましたことは、極めて残念なことでありまして、今後は、全庁的に契約のあり方など、厳しく見直しに努め、信頼される市政の実現に繋げてまいりたいと考えております。
それでは、6月議会終了しての所感を申し上げたいと思います。
今回は、市政運営の三つの柱の実現に向けましての平成15年度予算の肉付けとなります補正予算の本格的な編成をさせていただきましたけれども、まずはこの補正予算について、可決いただき、ありがたく思っております。
ただ、収入役を始めといたします、特別職人事案件につきましては、就任後半年を経過し、一日も早く空席となっておりますポストを埋め、市政の停滞を招かないようにとの思いで、前回の人事案を基本として提案をさせていただいたところであります。
しかしながら、本日の議会でのご判断に対しましては、現時点での最善の人事案と信じてご提案申し上げましただけに、その結果につきましては、非常に残念の一言でございます。今後は、前回のときも申し上げましたが、この特別職不在という事態を一日でも早く解消することに努めたいと考えておりますが、まずは、現体制のもとで、職員一丸となりまして、市政改革に、さらには、「新しいくまもと」づくりに、鋭意取り組んでまいりたいと決意を新たにしたところでございます。
また、私が目指しておりました、公の場での活発な議論も、肉付けとなります補正予算を中心に、さらには、私の政治姿勢に関してなど、就任以来、最も本格的な議論を交わすことが出来たのではないかと考えているところでございます。今後も、この公の場での議論を中心といたしまして、丁寧な説明を加えながら、取り組んでまいりたいと考えております。
今後は、早速、今回の補正予算に基づき、事業に着手してまいりたいと思っておりますが、今回は、様々な形での市民の皆様の参画という新たな手法を取り入れておりますので、市民の皆様と一緒に知恵を出し合い、力を合わせ着実に取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。