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第4回定例会前並びに11月定例市長記者会見(平成22年11月)

最終更新日:2011年1月11日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長報告:市長選後の臨時記者会見から今日までの取り組みについて】

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 それでは、会見を始めさせていただきます。まずは、先の市長選後の11月8日に臨時記者会見を行いまして、3期目の抱負を述べさせていただいたところでありますが、その後、今日までの取り組みにつきまして少し触れさせていただきます。
 改めてではありますが、本市では、いよいよ来年3月12日に新幹線が全線開業し、さらに平成24年4月には政令市への移行を予定しておりまして、これらを本市が大きく飛躍するチャンスとなる新たなステージとして捉えております。
 この新たなステージを迎えるにあたりまして、「挑戦元年」と位置づけて、具体的な取り組み項目をマニフェスト「市民の皆様への新たな約束」で130項目の公約として掲げたところでありまして、スピード感を持って、鋭意取り組んでいきたいと考えております。 
 その具体化に向けましては、8日に私をトップといたします「挑戦元年アクションプラン(行程表)・プロジェクトチーム」を発足させ、同日、第1回のプロジェクト会議を開催し、15日には、2回目のプロジェクト会議を開催し、行程表の策定スケジュールを提示したところであります。
 さらに、18日には、プロジェクトの下に設置しました「市役所の再デザインワーキンググループ」「交通体系ワーキンググループ」「中心市街地の再デザインワーキンググループ」及び「選ばれる都市ワーキンググループ」の4ワーキンググループの関係課会議を開催しておりまして、行程表の策定に向け、具体的な取り組みを開始したところでもあります。これらについては、先日申し上げましたとおり、来年度予算や組織・人員体制などに可能な限り反映させたいと考えており、100日程度を目途に、来年2月中旬までにはしっかりとした行程表を作り上げていきたいと考えております。
 また、これも公約実現に向けた具体的な動きのひとつでありますが、1万人の参加者を目標といたしまして、アスリートと市民ランナーを対象とした「(仮称)くまもとシティマラソン大会」の開催を目指しております。政令市移行を直前に控えました平成24年3月に、中心市街地等における関連イベントも同時に開催することで、本市の歴史・文化・風土など、豊かなまちの魅力を全国にアピールできるものと考えております。
 大会の実現に向けましては、官民を挙げた協力体制の構築が不可欠であり、先週15日には、県、熊本陸上競技協会、熊本日日新聞社、本市による(仮称)くまもとシティマラソン実行委員会が発足いたしまして、同日、本市経済振興局内に熊日、本市職員の計4名からなる実行委員会事務局を設置したところであります。
 この「くまもとシティマラソン」が熊本に元気を与え、全国から注目される大会にしてまいりますためにも、今後、関係機関と実現に向けた具体的な協議を精力的に進めていきたいと考えております。

【市長発表:第4回定例会の提出議案について】

 それでは、本日は第4回定例会の告示日でもありますので、今回の提出議案について発表させていただきます。今議会の提出議案は、予算案件8件、条例案件18件、その他案件61件の合計87件を予定しております。
 まず、補正予算案についてであります。
 今回の補正予算案は、政令指定都市移行準備として、区役所整備関係経費及び土木業務支援システム開発経費のほか、来春の新幹線開業を記念したくまもと城下まつり開催経費や、桜の馬場城彩苑のオープンに伴う関連経費、また、現下の経済情勢を反映して急増している生活保護費などを計上するとともに、今後の業務推進上やむを得ないものや、補助内示に伴うものなどについて計上しております。
 また、来年度の施設の維持管理業務等について、今年度中に入札等の契約事務を実施するための債務負担行為についても計上しているところであります。
 まず、補正予算案の概要について申し上げますと、一般会計において、53億2,823万円の増額、補正後の予算額2,643億2,766万円、一般・特別・企業会計合計の補正後の予算額は5,095億4,986万円となりました。補正後の予算を前年同期と比較いたしますと、一般会計では14.0%の増、全体の合計額では8.3%の増となっております。
 それでは、主な内容について申し上げます。政令指定都市移行準備として、区役所整備関連経費のほか、区の境界を定める行政区画確定業務の債務負担行為を計上いたしますとともに、土木センター整備にかかる債務負担行為や土木業務支援システム開発経費などを計上しております。
 また、来春の新幹線開業を記念して、くまもと城下まつり開催経費や、桜の馬場城彩苑のオープニングイベント、一口城主を対象としたイベント関連経費等を計上するとともに、城彩苑に隣接する合同庁舎敷地での大型バス乗降場の整備経費、更には、城彩苑と熊本駅西口に新たに設置する観光案内所の運営費等を計上しております。
 このほか、急増しております生活保護費や生活保護受給までのつなぎ資金等としての社会福祉協議会福祉金庫貸付金を増額するほか、新型インフルエンザ対策経費、エリア拡大を含めた、ごみ収集運搬業務の民間委託経費や特別支援学級設置のための教室改修経費についての債務負担行為等を計上しております。
 続きまして、条例議案であります。主なものを申し上げますと、「熊本市一般職の職員の給与に関する条例」の一部改正についてでありますが、本年10月に行われた人事委員会の職員の給与等に関する報告及び勧告等に基づいて、本市職員の給与の改定等をするため、所要の改正を行うものであります。
 以上、今回の主な提出議案であります。その他、予算及び条例議案等の内容については、配付いたしております資料をご参照いただければと存じます。以上で私のほうからの発表を終わらせていただきます。

【質疑応答:補正予算案について】

【記者】まず補正予算について伺いたいのですが、一般会計が53億余りということで、昨年が24億、それまでは例年数億円単位で推移していたのですけれども、急増した要因を教えてください。
【市長】今回の補正予算は、大きく3点ございます。まず1つは政令市移行準備経費ということで区役所関係整備や土木センター整備等々です。それからもう1点は、いよいよあと110日ということでございますが、新幹線開業に向けてのイベントや準備経費を上げているということ。そして3点目は経済情勢の変化や制度変更等に伴う補正ということで大きく3つ上げているわけです。
 政令市、新幹線、それから経済情勢の変化等に伴うもの。50数億の中で最も大きなものは生活保護費でございまして、31億9千万ということで、かなりの割合を占めている。これはある意味、今の経済情勢を反映しているものでもあろうかと考えているところであります。そうしたことが重なって今回の大幅な増額補正になったわけでございます。

【質疑応答:くまもと城下まつりについて】

【記者】予算のほうにもありましたが、城下まつり。予算を含め開催方法等が変更と聞いておりますけれども、これについて改めて伺いたいのと、市長ご自身にお考えがございましたら伺いたいと思います。
【市長】城下まつりについてということですが、新幹線開業と重なるイベントでもありますので、市民の皆様方に楽しんでいただくだけではなく、新幹線を使って県外から多くの皆様方に訪れていただけるような、そんなイベントに是非したいと考えております。特にということで一口城主に対する取り組みですけれども、築城400年を見据えて様々復元を進めてまいりました。特に本丸御殿の完成が熊本城の大きな賑わいにもつながっているということでありますが、こうした事業を支えていただいております一口城主の皆様方に改めて感謝の気持ちを表したいということも、この中に含ませていただいております。
 それから一口城主ということ、今はいろんなところで熊本の例を真似されているというと語弊があるかもしれませんが、大変オリジナル性の高い制度でもございますし、他都市と比較しても全国あるいは世界にも幅広い熊本城ファンの方々がおられますので、新幹線開業とお城、一口城主の皆様方を重ねてまいります中で、いろんな意味で熊本の魅力発信につなげていきたいということを狙ったものでもあります。

【質疑応答:市長の退職手当減額について】

【記者】今回、条例の中で退職手当について市長ご自身が提案されています。市長選では対立候補2人が退職手当の廃止を訴えられましたが、1期目も2期目も同様の算定比率を出されていました。今回改めて出されたことについてのお考えと、条例としては3期目だけを対象としているのですけれども、これを恒久的にするお考えはないのか聞かせてください。
【市長】今お話もありましたように、私の退職手当については8年前の就任後間もない時期に100分の70から100分の50へと引き下げさせていただいております。当時の厳しい社会経済情勢の中で、行財政改革計画に基づいて歳出の抑制にも取り組んでいたところでございまして、総合的に勘案した結果、市政の責任者として自らの退職手当を減額するということを8年前に打ち出させていただいたところであります。
 その環境は2期目も変わることがないということで再び条例を出させていただきました。そして3期目に向かうに当たりまして、その状況に変わりはないという思いで引き続き減額の提案をさせていただいたものです。
 恒久的な見直しは考えていないのかということでありますけれども、少なくとも私が市長として仕事をさせていただている中におきましては今の減額を続けさせてもらっているものでありまして、ある意味私の姿勢として示させていただいたということであります。ただ市長の給与や退職手当等につきましては、今様々な角度から議論されているところでもありますし、他都市でもいろんな動きがあるのも事実ですので、しっかりとそうした動向に注視しておかなければならないと考えております。
 ただ今回は私の姿勢として減額させていただいたものであります。

【質疑応答:「行程表」の表記について】

【記者】用語の使い方でお尋ねなのですけれども、資料に「アクションプラン行程表」とあります。市長にお伺いするのもどうかと思うのですが、「行程」は通常、新聞用語では「目的地までの道のり」。当選後のインタビューでうちが使わせていただいたのは「工程」で、これは「作業の進行する順序、過程」。それでこの(「アクションプラン行程表」の)「行程」は?
【市長】「工」なのか「行」なのか、どっちだと。
【記者】そうです。あえて市としては「行程」でいかれるのか。
【事務局】庁内では「行程」で統一しているところです。国においても「行程表」を使っていますよね。できれば統一を。
【記者】行程表で最終的な形は、選挙に出る方が何年以内に何をするなど出馬表明の際、公約発表の際に行程表を出されることが多いのですけれども、それに似たようなものですか。何年以内に何をするという形で最終的に出てくると考えていいですか。
【市長】基本的には4年間のスパンの中でどういうスケジュールでやっていくのかを示したいと思っています。それからもう1つは財源のことでありますが、ある程度想定した上で今の財政計画との整合性を取っていかなければなりませんので、そういうことも成果物の中には出てくるだろうと思います。

【質疑応答:民間のコンプライアンス担当官設置について】

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【記者】先ほど議運で、市長の最初のご挨拶の中で「不祥事削減・撲滅に関して民間からコンプライアンス担当者を呼んで…」とありました。そこをもう少しご説明いただけないでしょうか。
【市長】これも130項目の公約の1つでして、今回選挙戦に臨むにあたって何が争点になるのか、課題になるのかと考えました。その中でやはり不祥事が続いておりなかなか一掃できていない状況、どうやって信頼回復につなげていくのかを、公約の中でもしっかりと打ち出さなければならないということの1つとしてコンプライアンス担当官のことを掲げさせていただいたものであります。民間の方に入っていただいて、民間の視点で今の市役所の体質や仕事の進め方など様々提言していただきたいと思って準備を進めているものであります。
 これもただ今の行程表の中で具体的なスケジュールは詰めていくことになろうかと思いますが、できるだけ早く立ち上げたいと思います。できれば新年度からと考えているところではあります。
【記者】関連で、その民間の方というのはどういうキャリアの持ち主でどういう人物を想定しているのですか。
【市長】いろいろと考えられると思います。たとえば法律の知識に詳しい方、行政内部の事情にも精通しておられる方、いわゆる学識経験者の方も対象になるのではないかと考えております。
 ただやはり、直接関連はありませんけれども公的オンブズマンも立ち上げていくことになりますので、そことの違いや住み分けを考えた上で配置する必要があると考えております。

【質疑応答:職員不祥事について】

【記者】市長選の後に教職員の逮捕や納税課の個人情報一時紛失などが早速起きているわけですけれども、これをどう受け止めていて、今の民間コンプライアンスにも関連するのでしょうが、再発防止にどんな思いを持っていらっしゃるのか教えてください。
【市長】それにつきましては、1つは個人情報が含まれている大事な資料を、一時とはいえ紛失したことは大きな問題だと。それが市民の皆様方に対する信頼の失墜につながったということ。しっかりとここも今回の件を踏まえて改善していかなければならないと考えています。
 もう1つの教職員の件につきましては、基本的な資質に関わるようなことで、これまでも起こってきたようなことでありますが、改めて今回のことを重く受け止めた中で基本的部分からの立て直しも必要かと感じたところであります。
 今後の再発防止に向けた思いということでありますけれど、今熊本市自体が新幹線開業や政令市移行という大変重要な時期を迎えているという自覚を職員一人ひとりがしっかりと持ち、今やっている仕事に誇りを感じ、不祥事を2度と起こさないという思いを一人ひとりがしっかりと持ってもらえるように、制度的な見直しを行いましたり、研修を通じた意識啓発に取り組んだり、様々な角度から取り組んでいかねばならない大きな課題だと認識しております。

【質疑応答:福岡市長選挙について】

【記者】福岡市長選で53歳の現職を倒して36歳の新人が当選しました。政令市では千葉に次いで2番目に若いということで、市長が当選された時より若い市長が誕生したのですけれども、市長なりに今回の福岡市長選をどう捉えられたかということと、鹿児島と3市連携をやっていますが、そういう中で今度の市長とはどんなことをやっていきたいと思っているのかをお願いします。
【市長】まず今回の福岡市長選をどう見るかということですが、8人の候補者が出ておられましたので、大変混沌とした中でどのような結果が出るのか、予想が難しい選挙だったと捉えておりました。そういう中で高島さんという方が当選されたわけでありますけれども、熊本からみております限りでは今回の選挙は国政の代理選挙という形になったとも見ておりました。現在の民主党政権に対する国民の皆様方からの大変厳しい声が選挙にも一定反映しているのではないかと感じました。
 それから現職の吉田市長さんの公約で、こども病院の見直し等を挙げておられたわけですが、結果的にそれを現地建て替えで進められたということに福岡市民の皆様方の不信感が根強かったのかなと感じたところでもありました。
 いろんな見方があるのかもしれませんが、1つは国政の代理戦争のような形になったこと、あるいは現職の4年間の取り組みに対する厳しい市民の判断が下されたということが言えるのかなと感じたところであります。
 そういう中で今回、新たな市長さんが誕生されたわけであります。
 福岡市と熊本市の関係は、これまでも大変重要であるということで、両市だけではなく鹿児島市さんも含めた3市連携事業を進めてきました。新幹線開業も迫っておりますし、さらにその関係は緊密にしていきたいと思っておりますので、まだ就任もされていないと思いますので就任されましたらできるだけ早くお会いし、今後の福岡・熊本両市の関係について、あるいは3市連携のことも含めていろいろと意見交換をしてまいりたい。そして、ともに九州全体の発展に向けて取り組んでまいりましょうというお声掛けも是非させていただきたいと考えています。
【記者】市長は、面識はあるのですか。
【市長】面識はありません。テレビで観たぐらいです。

【質疑応答:(仮称)くまもとシティマラソン大会について】

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【記者】シティマラソンの件について。先ほどお話にもありましたけれども、新幹線開業記念で、政令市移行直前の市民マラソンの開催ということになります。どういったコースで、どういった所を回っていくのかということを含めて、どんな考えをお持ちなのかお聞かせください。
【市長】実行委員会を立ち上げたばかりですので、具体的には今後詰めていくことになるでしょうが、やはり熊本らしさを強く打ち出す中で全国からも参加しようと思っていただけるような大会に是非つなげていきたいと思っています。
 ある意味シティマラソンは昨今ブームのようなところもありますので、そういう中でいかに熊本らしさを強く打ち出して全国から来ていただけるものにつなげていくかということが、これからの知恵の絞りどころだと思っています。
 そういう中で、熊本城に象徴されるような歴史や伝統・文化をこのマラソンに重ね合わせていくとか、あるいは地下水100%のような自然環境の豊かさを感じていただけるようなコースを設定するとか、そういう意味での熊本らしさを打ち出していくことができればと考えています。ただ具体的なコース設定ということになりますと、いろいろと難しいところもございますので、これから詳細を詰めていくことになりますが、歴史性ですとか地下水に象徴されるような自然環境の豊かさを強くアピールできるような大会にしていくことができればと考えております。
【記者】シティマラソンに関して、関連イベントもというお話がありましたけれども、具体的なものは。
【市長】具体的にはこれからになると思います。特に今回は新幹線開業イベントということで、先ほど発表したことも含めていろいろと行うことにしております。これも一過性のイベントものではなく継続的なものにしていかなければならないと考えておりますので、その中でこのシティマラソンも重ね合わせていきたいと思っております。


(終了)

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