【市長所感:第4回定例会を終えて】
まず、議会を終えての所感でありますが、補正予算、条例など提案した議案につきましては慎重にご審議いただきまして、継続案件1件を除き、原案どおり可決いただいたところであります。
今議会では、先月末(26日)に国の「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策補正予算」が成立したことに伴いまして、本市の経済対策関連補正予算案を、議会最終日直前に急遽追加提案させていただきました。年末を控え、経済・雇用情勢の悪化が懸念されているところでありまして、国・県などの動きに呼応し、迅速かつ効果的な雇用・経済対策を実施する必要があることから、今議会の会期に間にあうように提案したところであります。
その主な内容としては、「雇用対策・地域活性化」、「安全・安心対策」、「弱者対策」、「知の地域づくり」この4つの対策を柱に据え、道路・橋梁・河川の整備や学校施設の耐震化、庁舎等公共施設の改修、さらには新幹線開業記念プレミアム付商品券の経費助成、子宮頸がん予防・ヒブ・小児用肺炎球菌の三種ワクチン接種経費の助成などに取り組むこととしております。本日、可決いただきましたので、準備の整いましたものから早急に執行し、本市の雇用確保・地域経済の活性化につなげていきたいと考えています。
本会議の質問におきましては、初登壇の方からベテラン議員まで登壇され、政令市移行後のまちづくりや地域振興策をはじめ、間近に迫りました九州新幹線全線開業に向けた観光振興策や農業問題、シティマラソン大会開催に向けた取り組み、さらには子育て支援や、教育問題、地域主権と二元代表制などなど、市民生活に身近なさまざまな話題から国政や地方自治の課題まで質問内容は多岐に及びました。
また、市長当選後初めての議会ということもありまして、「3期目に向けた決意」として、公約実現に向けた財政的な裏付けや乳幼児医療助成制度拡充や市政経営会議(仮称)の設置、市場化テスト・事業仕分けの導入、コンベンション機能充実への取り組みなど、市長選で掲げた公約に関する数多くの質問もいただいたところであります。
市長選を通じまして繰り返し申し上げてまいりましたように、3期目の市政運営を「新たな挑戦」と位置づけておりまして、私自身、改めて原点に戻り、公約実現を目指し、市民の皆様とともに新たなまちづくりに挑戦してまいりたいと考えております。公約に掲げた130項目の事業を着実にかつ、できるだけ早く実現してまいりますためにも、「挑戦元年アクションプラン・プロジェクトチーム」で「挑戦元年アクションプラン(行程表)」の策定に取り組んでいるところでありまして、2月中旬までにはお示ししたいと考えているところでございます。