【市長発表:新年の抱負について】
新しい年が幕をあけたわけでございますが、本年は、3月12日に九州新幹線全線開業、来年4月に政令指定都市移行を控え、まさに本市の将来を左右する重要な年でありまして、新たなステージに移行する転機の年と考えております。新年を迎えまして、この大事な時期の市政運営を「新たな挑戦」と位置づけ、私自身、改めて原点に戻り、市民の皆様とともにまちづくりに取り組んでいく決意を新たにしたところであります。
まず、九州新幹線全線開業に向けての取り組みといたしましては、熊本駅前東A地区の再開発事業や西口駅前広場の整備、熊本駅を中心とした交通網の整備など、熊本の陸の玄関口にふさわしい魅力あるまちづくりを進めてまいります。
また、中心市街地におきましても、3月5日の「桜の馬場 城彩苑」のオープンを機に、熊本城と一体となった「熊本の顔」として、新たな賑わい空間を「再デザイン」してまいります。
さらに、年末の会見でも申し上げましたが、桜町地区を念頭にコンベンション施設の整備に向けた検討チームを早急に立ち上げまして、九州中央の交流拠点都市として国際的にも認知されるコンベンションシティを目指してまいりたいと考えております。
一方、本市は、昨年、人口約73万人の新熊本市としてスタートし、政令市移行に向けて大きく前進しました。来年4月の政令市への移行が円滑に進みますよう、組織体制の整備、人材育成、電算システムの開発、さらには区役所庁舎や土木センターの建設など、ソフト・ハード面での移行準備を遺漏なく進めますとともに、「熊本市政令指定都市ビジョン」に基づき、「日本一暮らしやすい政令市くまもと」の実現を目指してまいります。
冒頭、「新たな挑戦」と申し上げましたが、熊本の新しいステージにふさわしいまちづくりを進めますため、「くまもと再デザイン」に取り組むとともに、市民が誇れる「もっと暮らしやすさを実感できるまち」を創り、全国から、さらには東アジアから「選ばれる都市くまもと」となりますよう、今年も様々な挑戦を行っていきたいと考えております。
本年もすばらしい年となりますことを祈念し、新年の挨拶とさせていただきます。
以上、年頭にあたりましての抱負を述べさせていただきましたが、引き続き3点発表させていただきます。