市長室トップへ

ようこそ!市長室へ(スマホ版)ようこそ!市長室へ

  • 音声読み上げ リードスピーカーを起動します
  • 文字サイズ 拡大標準
  • 背景色 青黒白

平成23年8月定例市長記者会見

最終更新日:2011年8月12日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:「秋のくまもとお城まつり」について】

イメージ

 早速ですが私の方から発表をさせていただきます。本日は、3点について発表を行います。
 まず1点目は、「秋のくまもとお城まつり」についてであります。今年の秋のお城まつりは、恒例の催しに加えまして、3月に予定していた新幹線全線開業記念イベントを振り替えて行うこととしておりまして、新幹線開業を改めて強くアピールすることによって、本市の魅力を全国に発信したいと考えています。
 このようなことから、期間を通常より6日間延長し、10月1日から10月16日までの16日間として、期間中は、3回ある週末を九州新幹線の名前を冠(かん)して「みずほの宴(うたげ)」「さくらの宴」「つばめの宴」と名づけ、熊本ならではの伝統文化や芸能を中心とした催しを熊本城竹の丸一帯において開催する予定であります。
 まず、第1週の「みずほの宴」は、初日の開業を祝う創作舞台で幕をあけまして、その夜は熊本県が中心となって企画をされているサプライズ・ナイトで、お城まつりのオープニングを飾る予定であります。
 第2週の「さくらの宴」では、従来からの秋のお城まつりで人気の高い太鼓饗演会(たいこきょうえんかい)や、10月から3ヶ月間実施される熊本・宮崎・鹿児島の3県及びJRによる大型観光キャンペーン「デスティネーション・キャンペーン」のオープニング・ステージも開催されるなど盛りだくさんの内容となっております。
 最終週に開催する「つばめの宴」では、「羽ばたけつばめ!」と題しまして、未来の熊本を担う子どもや若者を中心としたステージが計画されております。
 また、秋の風物詩として定着した感のある「大にぎわい市」や「みずあかり」もお城まつりと併せて、10月8日、9日の両日に開催する予定です。その他、お城まつりと前後して、熊本駅周辺の春日・二本木エリア、新町・古町エリア、中心市街地などでも、多くの関連事業が開催される予定であります。
 さらに、10月15日~18日にかけては、ご存知のように本県でねんりんピックも開催される予定でありまして、全国から選手や関係者など多くの方々をお迎えすることになります。秋の行楽シーズンとあいまって多くの方々が来熊されることから、訪れる皆様方に秋のくまもとお城まつりで賑わう熊本の秋を存分に堪能していただければと考えております。
 このように官民上げての賑わい創出への取組みにおいて、市民の皆様にも積極的にお出かけいただき、各催事を楽しんでいただきますとともに、来熊者への温かいおもてなしで新たな交流が生まれることを期待しているものであります。詳しくは、お手元の資料をご参照いただければと存じます。

【市長発表:本庁舎における節電の取組み状況について】

 2点目は、「本庁舎における節電の取組み状況」についてであります。
 本市では、今夏の電力不足の事態を想定しまして、電力需給の状況に応じて4段階に区分した電力対策方針を策定したところであります。この方針に基づき、7月1日から第2段階までの節電対策を実施しているところでありますが、この度、7月1ヶ月間の本庁舎における節電の状況について取りまとめましたので、この場でご報告させていただきます。
 電力対策方針におきましては、第2段階までの節電の効果として、6%程度の削減を見込んでいたところですが、昨年7月の通常勤務時(月~金、祝日を除く)における電力使用量との比較では、平均6.1%の削減となっておりまして、また、1日のピーク時の比較でも平均5.2%の削減となり、見込んだ削減率と同程度の効果を得ることができました。また、電力の用途別の削減率を見てみますと、照明にかかる電力使用量が19.3%、同じくOA機器等のコンセントが11.2%と削減率が顕著でございまして、照明の間引き点灯や昼休みのパソコンのスタンバイモードへの移行の取組みが大きな効果を上げたのではないかと評価しております。
 しかしながら、例年8月のお盆前後に本格的な電力需要期を迎えることに加えまして、今後の電力需給についても引き続き予断を許さない状況であることから、これまでの第2段階までの対策について更なる徹底を図りながら、節電の取組みを進めたいと考えております。これも詳しくは、お手元の資料をご覧ください。

【市長発表:東松島市からのお礼の寄せ書きについて】

 最後3点目は、こちらのほうに掲げておりますけれども、「東松島市からのお礼の寄せ書き」について発表させていただきます。
 本市では、東日本大震災の被災地である東松島市に対して、移動図書館車と2,500冊の図書、13,770枚のしおりを先月寄贈したところであります。その移動図書館車が先月12日に目的地の東松島市に到着しており、現地では、図書館長はじめスタッフの皆さんから熱烈な歓迎を受けたとの報告を受けております。
 東松島市図書館によりますと、夏休みを迎えた7月21日から、「出前図書館」として活用いただいているようでして、仮設住宅を計画的に巡回する他、子ども会等の要請で東松島市内の各集会所を訪問されているとのことであります。利用者の方々からは、「車が流され震災後は図書館を利用する機会が減ったため移動図書館車はありがたい」とか「世界児童文学集など興味のある本が多く楽しい」などのご意見も寄せられていると伺っております。
 この度8月4日に、東松島市図書館から本市の移動図書館車の寄贈に対して、「お礼の寄せ書き」が届きましたのでご報告させていただきます。この寄せ書きに書かれております多くの子どもたちや学校の先生からのメッセージを拝見し、本市の支援が被災地において少しでもお役に立てていることを大変嬉しく思った次第であります。
 なお、いただいた寄せ書きは、市立図書館に掲示することにしております。お手元に、現地の写真も添付しておりますので、ご覧いただければと存じます。以上で発表を終わらせていただきます。

【質疑応答:全線開業から5カ月を迎えた新幹線の効果について】

【記者】新幹線が3月11日に開業して5カ月が経ちます。今度、秋のお城まつりのいろんなイベントで、九州内や関西あたりからお客さんを呼び寄せようということだと思いますが、当初効果を期待されていた中心市街地の集客の効果については、実質的にどうなのでしょうか。新幹線開業で上がっているのでしょうか。
【市長】中心市街地全体ということになると、なかなか捉え方が難しい所がありますが、例えば熊本城の入場者や新たに開設した桜の馬場城彩苑の入場者等々を見た時には、新幹線の開業効果は確実に上がっていると思っております。開業当初は東日本大震災の影響もあり、静かな滑り出しではあったのですが、例えばゴールデンウィーク期間中を弾みとして、また、この夏休み期間中、更には秋のイベントということで、開業効果は徐々に高まりつつあるのではないかという認識は持っております。
【記者】それを示す具体的な数値はあるのでしょうか。
【市長】例えばお城の入場者数でも構わないのでしょうか。
【記者】はい。
【市長】お城につきましてはご案内の通り、平成19年に築城400年を迎え、翌年の平成20年5月に本丸御殿が完成したということもあって、入場者に関しては平成20年がピークでした。その時は200万人を超えたという状況だったのですが、それが21年、22年となるにつれ、だんだんと1割ぐらいずつ減ってきた状況があります。その現象に歯止めがかかったと言えるのではないかと思います。
 例えば7月1カ月の入場者数ですけれども、昨年は約8万3千人だったのが今年は約10万人ということで、約1万7千人増加しているということであります。それから4月の数字で見てみますと、(今年)約14万6千人が(昨年は)約14万人で約6千人増えています。5月・6月を見てみると5月は約4千人のマイナス、6月は約1千人のマイナスでありますが、トータルでは4月から7月にかけて1万5千~6千人ほど増加していますので、先ほども申し上げたように減少傾向に歯止めがかかり、増加しつつあると言えるのではないかと思います。
 城彩苑につきましては、開業から7月末までの累計で70万1千人の方にお越しいただいているという状況です。

【質疑応答:節電の取組みについて―1】

イメージ

【記者】節電の件ですけれども、7月の市全体での電力需要はいかがだったのかということと、市役所でこれだけ取り組んでいますが市民に協力をお願いしたいところなど、市長のお考えがあったらお願いします。
【市長】先ほど申し上げた数字は本庁舎の数字でありまして、市全体の数字は担当課のほうからいいですか。
【事務局】熊本市域全体でということですね。その資料は後ほど。
【市長】それと市民に対してどのような協力を求めるのかということについては、先ほど電力の受給についてお話しした通り予断を許さない状況であることは間違いありませんし、これまでは昨年と比較すれば気温が少し低めだったことも電力需給からいえばいい方向だったと思います。ただ、今日やここ数日は猛暑日も予想されておりますし、お盆頃がピークということもありますので、その辺は市民の皆様方に対しても節電のご協力はお願いしたいと考えています。
 それは、これまでも市政だよりやいろんな広報を通じて呼びかけているところですが、この記者会見を通じてさらなる市民の皆様方へのご協力もお願いしたいと考えております。

【質疑応答:節電の取組みについて―2】

【記者】節電に絡みまして、7月は第2段階ということでしたけれども、九電からの節電要請があった場合は第3段階にいくと。今の時点では要請がないのだと思いますが、今後要請がくる見込みはあるのか。第3段階に移行する可能性をどのように見ていらっしゃるのか、教えてください。
【市長】現時点で要請があっているかどうかということでは、「ない」ということです。第3段階への移行が必要になってくるかどうかということについては、今のところ、そこまでは必要ないと思っております。ただ状況がどう変わるか分かりませんので、しっかり注視しておかなければならないと思っております。
【記者】電力需要がピークを迎えるのはお盆頃と先ほどおっしゃいましたが、やはり8月が山場と考えてよろしいのでしょうか。
【市長】8月が1つの山だと思いますが、また冬にも同じような山を迎えることもあるようですので、この夏を乗り越えればよいというものではないですし、原子力発電の再稼働問題についてもなかなか見通しが立たないことを考えた時に、これはやはり単発的な協力依頼ではなく長期的に電力を控えるという形で取り組まなければならないと思っております。

【質疑応答:公債発行特例法成立に向けた民主党マニフェストの見直しについて】

【記者】今朝の朝刊でありましたが、公債発行特例法が成立する見込みとなり、お伺いしたいことが2点あります。
 民主党が当初描いていたマニフェスト、例えば子ども手当や高速道路無料化などが、今回軒並み見直されることになりそうです。そのことに対しての市長のお考えをお聞きしたいのと、もう1点は子ども手当についてなのですけれども、今回一旦廃止されて新しいものを作るということで、所得制限が導入されるなど、事務量としてもかなり自治体の負担が増えるのではないかというところもありますし、自治体の負担が見えづらくなっていると思います。この点に関して市長のお考えがありましたらお聞かせください。
【市長】1点目の、民主党マニフェストに基づく子ども手当や高速無料化、高校の授業料無償化、そうしたものが今回見直されるという与野党間の合意がなされたとの報道がされておりますけれども、もともとこうしたものに取り組むに当たっては当然、財源の確保が裏打ちされた事業であるべきだと思っております。それが基本的に10兆円の財源を捻出することがなされていないことから、こうした公約をやり続けることに対しての限界が今回の見直しになったという認識を持っております。
 さらに、それに加えて予想を超えた景気の低迷や今回の大震災のこともあります。ただ今回の見直しは、大震災を理由にしてはいけないのではないか。その前段からかなり無理が出ていたことは間違いないと思っています。ですからマニフェスト自体の信頼性が、ひいては政治不信につながっているということに対して、政治家の一人として大変危機感を感じています。
 全く同じとは言いませんが、恒常的な経費が必要となってくるようなもの、例えば子どもの医療費助成など市の単独事業がありますけれども、そうしたものも財源を見ながら順次拡大させていただいています。私も昨年11月の公約の中で、ある程度見通しが立つ中で小学校3年生まで通院分の助成を引き上げたということがありました。
 ですから今後こうした事業、新たに取り組む事業は、本当にその財源が確保されるのかどうかを政党側がもっと詰めた検証をしたうえで出すべきだと。見通しが甘かったということは間違いないと思いますし、それをきちんと見分けたうえでの国民の選択がますます求められていると感じた次第です。
 いずれにしても今回の見直しは、ある意味それを期待して投票された人たちを裏切ることではないかと思っています。
 それから子ども手当の所得制限について事務量が増えることは間違いありません。仮にそういう変更であるならば一定の期間が必要になってまいりますし、それをどこが負担するのかも問題になってまいります。やはり一定の期間が必要になってくるという意味においては、今もある程度方針は示されてはいますが、できるだけ早く方針を示して欲しい。それに応じて私どもは粛々と対応するだけだと思っております。

【質疑応答:火の国まつり及び夏のイベントについて】

イメージ

【記者】今年の火の国まつりのことなのですけれども、花火大会の中止によって例年より人出が少ないとの予想がなされていましたが、実際3日間の開催が終わり、今年の火の国まつりの賑わいを市長はどのように受け止められたのかということと、以前表明されていた夏のイベントを考え直すための検討機関の設置について、ある程度見通しが立っているのであれば教えていただきたい。その2点、お願いします。
【市長】火の国まつりを終えて、賑わいに関してはこれまでよりも開催期間を1日延長したり、中心市街地のアーケード内においても露店や現代の明かりの演出、バルーンアーチ、走馬灯の灯り等を設置したり、街と一体となった、街を挙げてのまつりということに、第1段階ではありますけれども模様替えさせていただきました。それによる一定の効果は上がったのではないかと思っております。具体的な数値につきましては集計中でして、現時点で公表できる段階には至っておりません。しかしながら、私もいろいろと回った中で、アーケード街も含めて多くの市民の皆様方が訪れていたように感じましたので、一定の効果は上がったのではないかと思っています。
 ただ、花火には毎年10万人近い方が来られていたのですけれども、それをカバーすることができたかということは現時点で申し上げられる段階ではないということです。
 それから来年度以降の見直しにつきましては、検討機関の設置を表明していますけれども、これもまだ設置時期とかどういう方に委員に入っていただくかとか、まだ検討中でありますので、今回の火の国まつりの検証と並行して次の準備を進めていきたいと思っております。

(終了)

このページに関する
お問い合わせは
政策局 秘書部 広報課
電話:096-328-2043096-328-2043
ファックス:096-324-1713
メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp 
(ID:1988)
※資料としてPDFファイルが添付されている場合は、Adobe Acrobat(R)が必要です。
PDF書類をご覧になる場合は、Adobe Readerが必要です。正しく表示されない場合、最新バージョンをご利用ください。
〒860-8601 熊本市中央区手取本町1番1号 代表電話:096-328-2111(代表)096-328-2111(代表)
[開庁時間]月曜~金曜日の午前8時30分~午後5時15分(ただし、祝・休日、12月29日~翌年1月3日を除く)
copyrights(c) 2013 Kumamoto City Allrights Reserved