【市長発表:第3回定例会を終えて】
まず、今議会に提出した予算案、条例案などの議案については、慎重にご審議いただいた結果、企業立地促進事業を除いて可決いただいたところであります。なお、上下水道局の料金系システム構築等経費については、附帯決議のうえ可決いただいたところであります。
この2件につきましては、それぞれ市議会の判断を重く受け止めなければならないと考えております。今藤団地については、本市にとりましても必要な工業団地であることから、早急に事業内容を再度精査したうえで、改めて予算案を議会に提出し、理解が得られるよう丁寧に説明を行い、そして企業立地に向けて整備を進めてまいりたいと考えております。また、上下水道局の料金系システムについては、市民生活に影響を及ぼさないよう、現行システムの運用継続に最大限努力してまいりたいと考えております。
そのほか、今議会では、合併町への対応を含めた政令指定都市への準備状況をはじめ、事務事業外部評価会議や区民会議、2000人市民委員会など市民の市政参加に関することや、東日本大震災と関連して、緊急時における防災対策のあり方、また、指定管理者や駐輪場の有料化、動物愛護に関する条例制定など市政全般にわたって幅広くご論議いただいたところであります。
また、円高など昨今の日本経済の状況に対する認識や本市の経済の方向性など、地方自治体のリーダーとして大局的な視点を要する質問もいただいたところであります。中でも、政令指定都市関連では、「組織のあり方」や「予算編成における考え方」、「政令市職員に望む姿勢」などの質問もいただき、政令指定都市にふさわしいまちづくりのために、政令指定都市の市長として、その先頭に立つ決意を述べさせていただいたところです。
また、合併町に関する新市基本計画に基づく事業の進捗状況や今後の方向性、線引きなどについてのご質問をいただいたところでありますが、それぞれの地域特性を生かしたまちづくりを進めることが、ひいては市全体の活性化に繋がり、そして新しい熊本づくりに寄与するものでもあり、今後も計画に基づいて着実に取り組んでまいりたいと考えております。
以上が所感であります。続いて発表及び報告を行わせていただきます。