【市長所感:第4回定例会を終えて】
本日は、第4回定例会を終えての所感と、それから1点の発表を行わせていただきます。
まず第4回定例会を終えてでありますけれども、提出した予算案、条例案などの議案について、議員各位において慎重にご審議していただいた結果、一部を除き、「熊本市区の設置等に関する条例」や「熊本市事務分掌条例の一部改正」などの指定都市移行関連議案を含む議案について可決いただいたところであります。指定都市移行まで、残り3ヶ月あまりとなりましたが、4月1日のスタートに向けてしっかりと準備を進めてまいります。
「熊本市附属機関設置条例の一部改正」については、ご承知の通り否決となりましたが、私としましては、住民の意見を聞く場自体を否定されたものではないと認識しております。この区民会議は、区の特色を活かしたまちづくりを進めていくための住民意見を聞く新たな仕組みであるため、議会の考えを改めて伺いながら、設置に向けて最大限努力してまいりたいと考えております。
そのほか、今定例会は、政令指定都市への移行が閣議決定、及び公布がなされた後の定例会でありましたことから、質問に登壇された全議員から、指定都市に関する様々な質問をいただいたところであります。
質問の中では、指定都市への思いや決意のほか、世界同時不況の懸念が高まる中での指定都市熊本が今考えるべきこと、また、二重行政や特別自治市など大都市制度のあり方など、地方自治体の枠を超えた幅広い見識を要する質問もいただいたところであります。また、合併町に関しての質問では、新市基本計画の進捗状況や実現に向けた取組みのほか、都市計画の区域区分などについても質問をいただいたところであります。
そのほか、指定都市関連以外では、本市の防災対策や交通政策に加えまして、環境問題や少子高齢社会に向けた対策、また、上下水道総合管理システム開発問題等についてご議論いただいたところであります。
今定例会でいただきましたご意見等については、重く受け止め、今後の市政運営あるいはまちづくりに活かしていきたいと考えております。