【はじめに】
本日は、本来であれば、年末の記者会見でありますので、今年1年を振り返っての所感を述べさせていただくところですが、その前に先日発表いたしました複数の処分事案に関しましてお詫びを申し上げたいと存じます。
一昨日でありますけれども、部下職員へのパワーハラスメントを行った職員をはじめ4件10人の職員の処分を行ったところでありますが、いずれにいたしましても、本市職員の公務員としての意識の欠落した、また社会人たる常識をわきまえない行動に強い憤りを覚えるものでございます。
指定都市移行に向けて、全職員がその準備に専念しなければならないこの時期に、このような事態を引き起こしてしまい、市政運営の基本である「信頼」が再び大きく揺らいだことを大変厳しく受け止めており、市民の皆様に改めてここに深くお詫び申し上げる次第でございます。誠に申し訳ございませんでした。
特に、先日処分を発表しましたパワーハラスメント事件につきましては、忸怩たる思いであります。私に限らず、全職員がこの思いを抱いているものと信じておりますし、また、そうあらねばならないと考えております。多くの市民の皆様方からもお叱りの言葉をいただき、更に気を引き締めて市政運営に当たらなければならないと考えております。職員に対しては、公務員としての自覚を持って職務に精励することはもちろんですが、公務外についても公務員としての信用を失墜するようなことがないよう、本日の庁議を通じて伝えたところでございます。
今後も、10月に登用いたしましたコンプライアンス担当監による助言や指導はもとより、職員研修などを通じた公務員倫理の更なる徹底、内部通報制度の運用など、あらゆる対策を講じ職員不祥事の根絶に努めてまいります。