【年頭にあたって】
まず、年頭にあたってでございますが、先ほど14階でも申し上げましたように本年は、本市が政令指定都市元年となる大きな節目の年でもあります。この節目の年に、市長として立ち会えることを大変幸せに感じますと同時に、市民の皆様方から、その舵取りを任されることについて身の引き締まる思いでありまして、「日本一暮らしやすい政令指定都市熊本」の実現に向けて全力で取り組んでまいる所存であります。
本市は、4月1日に指定都市として新たなスタートを切るわけでありますが、指定都市移行を契機として、指定都市のメリットのひとつである都市ブランド力の向上に加え、与えられる権限、生み出される財源を活用して市民の皆様方とともに、本市の特性、魅力を引き出し、更に磨きをかけまして、国内外に積極的にアピールすることで本市の存在感を高めていきたいと考えております。
それでは、指定都市移行までの今後の主なスケジュールについて申し上げたいと存じます。
まず、4月の職員配置に伴う人事異動についてでありますけれども、あさって6日に区役所の全課長等に対して政令指定都市推進室の兼務辞令を発令し、11月に兼務辞令を発令した職員とともに、区役所設置に向けて必要な準備を進めていくこととしております。
さらに今月20日には、区役所、土木センター等に配属する職員に対し4月異動の内示を行うこととしております。内示を受けた職員は、区役所業務の事前研修や端末操作研修をはじめ4月からの業務開始の円滑なスタートに必要な準備を本格的に行ってまいりますほか、区役所への引越し作業についても進めていくことになります。
また、市民の皆様方に対しましては、指定都市移行を周知するために、市政だより2月号と併せて「政令指定都市移行ガイドブック」を全戸配布することとしております。なお、2月から住所表示、窓口変更等に関する住民説明会を開催しまして、指定都市移行により市民生活に混乱が生じないよう、十分な説明を心がけたいと考えております。
なお、県からの権限移譲関係でありますが、第1回定例会において指定都市移行関係条例・予算案等を提案いたしますほか、3月には、熊本県と本市における事務引継書の調印を行うこととしております。
このような準備を経て、4月1日には、政令指定都市移行記念式典を崇城大学市民ホールで開催し、また、翌2日には、5区それぞれの区役所において、開所式を開催する運びでおります。指定都市移行まで残り3ヶ月を切ったところでございますが、4月1日には、万全の体制でスタートが切れるよう、全力を尽くしてまいります。
そのほかの主な取組みとしましては、今月11日の「熊本上海事務所」の開所式、また、指定都市移行記念事業として2月の「熊本城マラソン」の開催や、5月には、「(仮称)江津湖マンス」などを開催することとしております。
「年頭にあたって」は以上であります。本年もよき年となりますことを祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。続きまして5点発表させていただきます。