蘇る名城くまもと市民債について
|
【市長】おはようございます。それでは、10月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日私から報告いたしますことは5点あります。最初に「住民参加型ミニ市場公募債の発行」について、二点目として、「国民健康保険財政健全化対策会議及び保険料特別徴収キャンペーン」について、三点目に「熊本市社会福祉施設等施設整備審査基準」について、四点目に「図書館のインターネットによる貸出予約の開始」について、最後に「市庁舎等における不審者等対応マニュアル」についてであります。少々、長くなりますがお許しいただきたいと思います。
それでは、早速ですが、まず第一点目の住民参加型ミニ市場公募債の発行について申し上げます。お手元に資料もあると思いますし、(パンフレットを指しながら)このパンフレットもお配りしてあるんですかね、これにつきましてご報告いたします。先の第2回定例市議会において表明いたしました住民参加型ミニ市場公募債、今回、「蘇る名城くまもと市民債」と名称を決定いたしましたが、その発行にあたっての詳細がまとまりましたのでお知らせいたします。内容につきましては、記者会見に関します資料を先ほどお配りいたしておりますが、そのお手元の資料の通りでございます。ご存知のように、熊本城の復元につきましては、昨年の南大手門の復元に続き、今年8月には、戌亥櫓(いぬいやぐら)の復元を終えまして、さらには、いよいよ本丸御殿の復元工事に着手するなど、築城400年という節目の年にあたります、平成19年に向け、順次、整備を進めているところでございます。この熊本城復元にあたりましては、これまでの数多くの皆様方からの浄財によります熊本城復元基金、9月末におきまして、約1万5百件、金額にして約6億8千万円のご寄付をいただいているところでございますが、この復元基金に加えまして、今回、新たな手法として、復元整備資金の一部をミニ市場公募債という形で募集させていただくことになりました。これによりまして、これまで以上に本事業に対しまして、積極的に市民の皆様方にご参加いただき、復元事業に対する、さらには、築城400年に向けて機運を盛り上げてまいりたいと考えております。なお、今回は、より多くの市民の皆様にお買い求めいただけますよう、往復はがきでのご応募とさせていただいておりますので、奮ってご応募いただきたいと考えております。熊本城に関しましては、去る8月に、公募いただいた市民の皆様を含め、利活用検討委員会を立ち上げ、熊本城のこれからの利活用についてご検討いただいているところでもあり、今後、復元整備と合わせ、名実ともに市民のシンボルとなるよう、さらには、先の定例市議会において、決議して頂きました「観光立市くまもと都市宣言」の実現に重要な役割を果たします観光資源となりますように、市民の皆様と知恵を出し合い、力を合わせ築き上げてまいりたいと考えているところでございます。