市民の皆様へ
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
このたび、多くの市民の皆様から温かいご支援を賜り、第33代熊本市長に就任し、引き続き市政を担わせていただくことになりました。改めまして職責の重さに身が引き締まる思いで新年を迎えた次第でございます。
早いもので、熊本地震から3回目の新年を迎えました。今なお仮設住宅等で不自由な生活を余儀なくされている皆様方に、改めまして心からお見舞い申し上げます。
昨年は、被災された方々の生活再建を最優先に、熊本城の復旧や市民病院の再建など熊本地震からの復旧・復興に全力で取り組むとともに、地域主義に基づくまちづくりや子育て支援策のさらなる充実といった復興の先を見据えた取組を進めてまいりました。
新たに迎えました本年は、新元号となる新しい時代の幕開けであると同時に、市制施行130周年という大きな節目の年でもあります。
本市としましては、引き続き、震災からの復旧・復興を最優先に恒久的な住まいの再建をはじめ、住まい確保後の生活支援、見守りやコミュニティづくりなど被災者の将来への安心を確立していくほか、誰もが分かりやすく利便性の高い交通体系の実現や人生100年時代を見据えた健康で暮らしやすい生活都市づくりなど、未来への礎づくりを着実に進めてまいります。
また、本年は、ラグビーワルドカップや女子ハンドボール世界選手権といった国際スポーツ大会の開催をはじめ、熊本城大天守の外観復旧工事完成に伴う特別公開や熊本城ホールの開業なども予定しており、本市にとりまして、さらなる飛躍につながる一年にしてまいりたいと考えております。
そして、一つひとつの課題を市民の皆様とともに解決していくことで市民力・地域力・行政力を結集し「地域主義による新しい自治のカタチ」を確立するとともに、人権が尊重され暮らしに安心や潤い、さらには活力と勢いのある「誰もが憧れる上質な生活都市くまもと」の実現に向け、全力でまい進してまいります。
皆様方におかれましては、本市市政運営に対しなお一層のご支援とご協力を賜りますとともに、今年一年が皆様にとりまして素晴らしい年となりますことを心から祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします