【はじめに:熊本市名誉市民 安永蕗子さんの逝去について】
それでは発表に入る前に、改めてではありますけれども、去る17日、本市の名誉市民であり、歌人の安永蕗子先生がご逝去されました。そのことについて少し触れさせていただきます。
先生は、戦後の歌壇を代表するお一人でございまして、長年、宮中歌会始詠進歌選者も務められますなど、我が国随一の女流歌人として確固たる地位を築かれるとともに、女流書道人としても多大な御功績も残された方でございます。また、熊本県教育委員長や熊本県文化協会会長などの要職を歴任されるなど、熊本における教育・文化の第一人者でもございました。
本市は、先生を郷土の誇りとして深く敬愛いたしますとともに、平成21年、市制120周年という節目の年に、熊本市名誉市民として御顕彰申し上げ、その御功績を称えた次第でございます。つきましては、市民の皆様方とともに、故安永蕗子先生の生前の多大なご功績に深く感謝を申し上げますとともに、ここに改めまして御冥福を心からお祈り申し上げる次第でございます。
それでは、発表に移らせていただきますが、本日は、「定例会を終えての所感」及び指定都市移行に伴う関連行事などについて発表させていただきます。