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平成24年7月25日 定例市長記者会見

最終更新日:2012年8月13日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:九州北部豪雨について】

 本日は、九州北部豪雨につきまして述べさせていただいた後に2点について発表させていただきます。
 まず、九州北部豪雨についてでありますが、7月11日(水)から7月14(土)にかけまして九州北部地方は、猛烈な雨に見舞われたところであります。気象庁は、7月12日未明から降り続きました大雨を「これまで経験したことのないような大雨」と表現されたところでございますけれども、この豪雨によります被災状況は、福岡県、大分県、熊本県の3県におきまして7月24日現在、死者・行方不明者が32人にのぼりますなど、甚大な被害となっております。まずもって、この九州北部豪雨によりまして亡くなられた方々のご冥福を衷心よりお祈り申し上げますとともに、依然として行方不明者もいらっしゃるという状態でございます。一刻も早く発見されますことを願うものでございますし、改めまして被災された多くの皆様方に対しまして、心からお見舞い申し上げる次第でございます。なお、本市におきましては、亡くなられた方はいらっしゃいませんでしたが、3名の方が負傷されまして、また、家屋被害につきましては、7月22日現在で全壊61棟、半壊104棟、床上浸水362棟、床下浸水283棟など、その被害は深刻でございまして、特に北区龍田地区におきましては、大きな被害となったのはご承知のとおりでございます。
 また、今回の豪雨におきまして課題となりました避難指示のあり方につきましては、26日に設置いたします検証部会におきまして、原因を究明・検証していただきまして本市の防災全般に今後生かしてまいりたいと考えております。既に、豪雨から2週間が経過しようといたしておりますが、避難所には、依然として40世帯90人を越える方々が避難されている状況でございます。本市におきましても、鋭意復旧に向けまして全力で取り組んでいるところでございますが、その中には自治会の地元住民の皆様方や災害ボランティアの皆様方などにおいても、日々懸命に取り組んでいただいている状況でございます。中でも、災害ボランティアにおきましては、猛暑の中、延べ7,000名を超える皆様方にご活動いただいているところでございまして、この場をお借りしまして改めて感謝を申し上げたいと存じます。
 また、本市におきましては、12日には市内全域に災害救助法の適用となりましたほか、先週の17日に災害対策本部を災害復旧対策本部に移行したところでありまして、災害復旧活動を本格的に展開いたしますとともに、国の関係省庁、あるいは県などに対しまして災害復旧に関する緊急要望を行ったところでございまして、政府におきましては、激甚災害の指定に向けた手続きに入る意向を示されたところであります。被災者に対する支援メニューなど、本市の取り組みにつきましては、お手元の資料をご参照いただければと考えておりますが、被災者の方々が1日も早く普段どおりの生活が送れますように国の補助メニューなども最大限活用しながら、最大限の支援を行ってまいる所存であります。以上が九州北部豪雨についてであります。

【市長発表:事務事業外部評価会議について】

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 続きまして発表を2点させていただきますが、その1点目「事務事業外部評価会議」についてであります。昨年度に引き続きまして本年度も開催することとしておりますが、8月25日(土)・26日(日)の2日間、市庁舎14階大ホールにおいて開催をいたします。事務事業外部評価会議は、本市の事務事業が効果的・効率的に運営されているかなどにつきまして、市民参加による公開の場で議論を行い、その意見を聞くことにより透明性・信頼性の高い市政運営を図ることを目的として開催いたしております。昨年に続き2回目であります。具体的には、本市が実施しております事業の中から必要性・有効性・効率性、あるいは社会・経済・環境や市民ニーズの変化に照らして検証が必要と思われます事業を選定いたしまして、そのあり方について外部の視点から評価・意見をいただき、次年度以降の事業の進め方の参考とするものでございます。
 また、市民の皆様方に、本市が提供しております行政サービスの受益と負担の関係について、その問題点や課題を明らかにし、共有できる機会としたいと考えております。今回は、お配りした資料のとおり防災・福祉・環境・教育などの分野から10項目を選定いたしまして、様々な角度から論議していただきたいと考えておりますが、昨年度の実施状況やその後の会議の検証におけるご意見などを踏まえまして、今回につきましては、いくつか改善を図っております。
 まず1つ目は、会議の議題となります項目の選定につきましては、庁内各局からの選定に加えまして、外部評価会議委員にも選定していただいたところであります。2点目が、一つの議題を審議する時間が60分でしたが、さらに充実をする意味で80分に拡大いたしましてより深い議論を行うことができるような時間配分とさせていただきました。3つ目は、より多くの市民の皆様方、特に学生など若い世代の方々にもいち早く会議の模様をご覧いただけるように、インターネットを通じまして、リアルタイムで動画配信を行うこととしたところであります。以上、3点について改善を図ったところでございます。当日は、一人でも多くの皆様方に外部評価会議での議論をご覧いただきたいと考えております。なお、詳細については、後ほど担当課から説明をさせる予定でございます。

【市長発表:2000人市民委員会について】

 発表の2点目は「2000人市民委員会」についてでございます。昨年9月に設置した2000人市民委員会でございますが、これまで2回のアンケート調査を実施いたまして、本市の政策立案などにおける参考とさせていただいております。お手元の資料にございますように、第2回アンケートにつきましては、「健康づくり」と「家庭におけるエコライフの実践」の2つの項目についてお尋ねしております。「健康づくり」につきましては、市民の健康状況や健康づくり活動への取り組みのほか、健康づくり事業の認知度向上や市民が参加しやすい条件などについてご意見をいただいたものであります。ここで得られました内容につきましては、今後の健康づくり事業の展開の参考にしてまいりたいと考えております。
 また、「エコライフ」については、東日本大震災を契機に、エコライフに対する意識の高まりを知ることができたものでございます。本市が有する豊かな自然環境を後世に引き継いでまいりますためにも、いただいたご意見を取り入れながら、エコライフの推進にこれまで以上に取り組んでいきたいと考えております。なお、第3回アンケートでございますが、「政令指定都市移行後の区役所の機能」「日本一の地下水都市・熊本」「くまもと医療都市グランドデザイン」の3項目についてお尋ねすることとしておりまして、今月末の発送を予定しているところであります。私からは以上であります。

【質疑応答:九州北部豪雨について】

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【記者】九州北部豪雨の災害の件ですけれども、避難指示等ありましたけれども、改めて市長が考えていらっしゃる問題点を教えていただけますか。

【市長】まずは、市の態勢について課題があるのではないかと考えております。それは、あのような緊迫した状況の中で様々な情報が入ってくるわけでありますけれども、その情報をどのような形で捉え、そしてそれを避難勧告や避難指示につなげていくかという部分につきましては、詳細は明日以降の検証部会の会議にお願いしたいと考えておりますが、やはりそこが機能していない部分があったのではないかということを課題として捉えているものであります。あるいは、河川が国、県管理でございますけれども、そのような国、県との連携がどのような状況であったのかということも課題としてあるのではないかと思っております。

【記者】一番被害がひどかった龍田地区ですけれども、川が蛇行していたり、水が氾濫しやすいと地元の方もおっしゃっておられましたが、あの地区に対して市としてどのような対応が必要とお考えでしょうか。

【市長】質問から反れるかもしれませんが、白川全般につきましては天井川でもございますし、やはりまだまだ治水安全度が高いとは言えない河川だと思っております。これは白川全般の整備をさらに進めてもらうよう国、県に対しまして強力に働きかけていきたいと思っております。そういう中で龍田地区ですが、今回の課題としては避難勧告や指示等を出すタイミングの問題もあろうかと思いますし、そしてそれを仮に出していたとしてもどのように伝えることができたのか、そのようなことも課題の中に含まれるのではないかと思っております。
 ですから、今考えておりますことは、例えば水位計等にしましても、もっと充実をさせる必要があるのではないかと思っておりますし、水位計等によって得られました情報を発信するときに例えばサイレン等を大きな音で鳴らして緊急事態だということを伝える態勢でありますとか、そのようなことを考え、そしてこれはできる限り早急に対応しなければならないのではないかと考えております。そういうことも含めまして、検証部会の皆様にお願いしたいと思っておりますが、市としてできることにつきましては早急に対応していきたい。特に、台風シーズン等も控えておりますので、できる部分につきましては可能な限り早急に対応したいと考えております。

【記者】サイレンを設置するということですか。

【市長】それも一つの手段だと思っております。ただ、それを水位計と連動させるとなればそこの調整がどうなのか。いずれにしても可能な限り早く対応できることを考えたいと思っております。

【記者】復旧作業が龍田陳内地区でも行われていますが、住民の方の中には「もうあそこには住めない」という話もあがってきているかと思います。今後の龍田陳内地区のまちづくり、河川は国、県との話になりますが、そのあたりとの連携も踏まえてどのように市としては、あの地区を考えていこうというお考えですか。

【市長】あの地区全体をどうするかということですが、まずは今回の災害を教訓として、より安全度の高い地域にしていかなければならないと思っております。先ほど申し上げたソフト的な対策もその一つだろうと思いますし、河川の改修をすることによって安全度を高めていくこともあるだろうと思っております。そういう中で、今回の大きな災害を教訓にしなければならないと考えております。

【記者】今後被害の全容が見えてきて復旧にどのくらいのお金が必要なのかという手当ての問題が出てくるかと思いますけれども、現在熊本市として、どのくらいお金が必要だという被害額の確定の作業と、今後補正も必要になってくると思うのですが、その予算措置の見通しについてお尋ねいたします。

【市長】被害額につきましては、農業の部分でありますとか、土木の部分でありますとか出せる部分につきましては公表させていただいているという状況であります。そういう中で、財政的な措置でありますけれども、もちろん激甚災害の指定でありますとか、国等の様々な支援をもらいながら市としても補正予算を組み、可能な限り迅速な対応に繋がるよう努力したいと思っております。

【記者】先日発表された農業や商業関係の被害額で全てだということですか。

【市長】現時点で把握しているのはそうでありますけれども、まだ積算の段階でありますので、それを詳細に詰めていく中で変化というものも出てくる場合もあると考えております。

【記者】今もなお90人を越える方が避難生活を送っておられるということで、住まいの確保と今後の生活再建に向けた最大限の支援が必要になってくると思います。市営住宅の入居も始まっているようですが、全体的に戸数が不足していたり、民間の協力を得る部分もかなり出てくると思うのですが、住まいの確保という部分でどのような見通しをお持ちですか。

【市長】現段階で市営住宅でありますとか、特別優良賃貸住宅でありますとか民間住宅、民間賃貸住宅での借り上げを確保しまして住宅として提供させていただいている状況でございます。
 それからもう1点は、一時的な避難所という位置づけではございますが、ご高齢の方・妊婦・小さなお子さんをお連れの方等々につきましては、福祉避難所を用意させていただきまして、そちらの方にも7月22日現在で18世帯38人の方にお住まいをいただいているという状況でございます。避難所には、いろいろな方がいらっしゃいます。家屋が全壊、半壊、あるいは浸水をして家が使えるようになるまでという違いもありますから、そのような違いに応じたできる限りのきめ細かな対応をしていきたいと考えております。

【記者】支援制度の細かな話になるのですが、いろいろな支援制度があるのですけれども、問合せ先が様々な部局にまたがっているのはしょうがないのですが、手続きをする場合に地元の出張所でできるもの、区役所に行かなければならないもの、あるいは本庁まで行かなければならないもの、非常に煩雑だという声を被災地で聞きました。昨日、区政推進課に確認したところ、現地の龍田出張所、前原公園に現地本部を作って龍田出張所では全ての手続きができるというお答えを頂いたのですけれども、そのように理解してよろしいのかという確認をさせてください。
 もう1つは、龍田出張所の窓口の受付期間が7月27日までと書いてあります。あと2日しかないのでそれで閉じてしまうのか、28日以降はそれぞれの区役所なのか。特に龍田は区役所から遠いエリアなので区役所まで行かなければならなくなると不満が出てくると思うのですが、そこを確認させてください。

【市長】龍田出張所で対応が可能なのかということは基本的にそうだということです。

【記者】申請、問い合わせなども龍田出張所できるということですか。

【事務局】はい。その日に交付とかではなく一旦本庁に送ってとかになるのでそういうご不便はおかけするかもしれません。

【記者】27日までというのはどうなのですか。

【事務局】龍田出張所の手続きにつきましては、30日に延長について判断したいと北区で考えられておられます。

【市長】もちろん本部でありますとか区役所でありますとか出張所それぞれで対応しておりますが、より被災地に近いところで対応していこうということで出張所を設けたり、現地本部を設けたりと進めてまいりました。現地本部の状況につきましては、ご承知かと思いますが、龍田1丁目につきましてはある程度土砂の撤去等も目処が立ちつつありますので、ここにつきましては現地本部を収束させていただいて、龍田出張所の方にまとめようという状況であります。
 ですから、龍田出張所につきましては、これから被災者の方々が生活の再建に向けまして本格的に取り組んでいかれるので、龍田出張所の窓口はもうしばらく残す必要があると思っております。ですから、先ほどおっしゃったような日付で閉じるということを考えているものではありません。

【記者】市民の災害に備えた意識の向上が改めて必要だと思います。実際、避難勧告や避難指示が出ても市民の方の中にはどちらが優先なのか分からないような状況だったと思うのですけれども、改めて市民の災害に備えた意識の向上をどう図っていくのかお聞かせください。

【市長】大きな課題だと思っております。以前も白川に避難勧告を出したことがありますけれども、実際に避難された方が非常に少なかったということがこれまでございました。そして今回の水害が発生したときにも、そのような情報を市民の方々が捉えて行動に繋がらなければ意味がないと思っています。これも検証していく必要があると思っております。今回いろいろな情報をどのような状況で捉えられたのか、そして捉えられたときにどのような行動をされたのか、あるいはされなかったのか。もちろん、私どもが避難指示を発令するタイミングにつきましては、厳しく検証される必要があると思っております。あるいは、消防の方が動かれて危険を呼びかけられたというようなことも何時ぐらいに受けられたのか、それによってどういう行動をとられたのか。私もいろいろな被災地を回らせていただきまして、「何時に誰から情報を得られましたか。どういう行動をとられましたか。」ということを伺うようにしておりましたけれども、地域によって違いがあると感じておりました。これは、そんなに時間をかけていいというものではありませんけれども、丁寧に検証していくうえで今後の市民の意識の向上ですとか啓発につなげていかなければならないだろうと思っております。
 もう一つは、阿蘇で1時間あたり100ミリの雨が4時間ほど降り続いたということ、そして、3時間半から4時間かけて熊本市を襲うということ。ですからこの雨に対する水位のピークとしては10時半から10時40分ぐらいを捉えていたわけであります。しかしながら、その時点で熊本市の雨は上がっていたという状況でありました。そういう中で、もっと水位は上がっていくんだということをどれだけ伝えることができたのかということも検証しなければならない課題だろうと思います。雨が上がったから大丈夫だということで川に近づいて被害を受けるということ。中心部につきましては、土嚢を積みましたり板でささえたりと、なんとか食い止めることはできましたが、そこも紙一重であったということを私たちはしっかりと教訓にしなければならないだろうと思っております。

【記者】がれきの処理に関して進捗の状況はどうですか。

【事務局】昨日まで総重量1万トンが処理場に持ち込まれております。そのうち埋め立てごみ9千トンが運ばれております。

【記者】これは順調に進んでいると考えていいのでしょうか。

【市長】概ね順調に進んでいると思います。

【事務局】土砂につきましては、かなりの量が運ばれてきております。燃やすごみにつきましては、仮置き場からの搬出が始まったところでございます。

【市長】龍田の小学校の建設予定地に仮置き場として確保させていただいたことが搬出のスピードを上げることができた。それによって被災地からの撤去がかなり進み始めたと捉えております。そして最終的な処分場のほうに分別し、運んでいっているという状況であります。

【記者】小学校の建設予定地ということで周りに住宅街がありますけれども、周辺の方たちの理解もあると思いますが、どういうスケジュールで進められますか。

【事務局】土砂につきましては、今週急ピッチで運んでおりますので今月中には土砂の運び出しが完了する見込みでございます。ごみにつきましては、分別が必要でございますので過去の経験からしましても、相当な時間がかかりますが、場所が場所ですのではっきりと、どのくらいという期間は分かりませんが進めているところでございます。まずは、土砂を搬出した後に分別スペースを確保してからの搬出になりますので、その後ということになります。

【市長】ある意味では周辺住民の方々にご迷惑をおかけする部分もありますので、例えば道路に水をまいてホコリが極力たたないようにするでありますとか、子供たちの通学路にトラックが行き交うことになりますので安全対策を講じるでありますとか、その辺はしっかりやっていきたいと思います

【質疑応答:職員飲酒に関する対策について】

【記者】飲酒ルールについてですけれども、アンケートを職員の皆さんにとってらっしゃるということでしたけれども、その作業の進み具合と市長ご自身のルール作りに対する思いをお願いします。

【市長】ルール作りにつきましては進めてはおりますけれども、今回のこのような対応もございましたので予定通り進んでいるかということを問われますと少し遅れ気味になっていると言わざるを得ないと思っております。ただ、このことにつきましても、私どもにとって重要な課題でありますのでできる限り早くアンケート調査等も行いまして一定のルールを設けて二度と飲酒運転を繰り返すことのないようなルールを講じたいと思っております。

【質疑応答:事務事業外部評価会議について】

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【記者】去年もありました事務事業外部評価会議ですけれども、いくつか改善点がありましたけれども、改めて改善された点は、時間が長くなって事業数が減ったと思うのですけれども、改めて市長がこの会議に期待される点についてお願いします。

【市長】改善した点につきましては、先ほども申し上げたように、まず一つ目は審議の事業の選定につきまして、前回は私どもが選定をしたものを審議していただくことになっておりましたが、今回は外部評価会議委員の皆様にも選定していただいた項目を加えているということでございます。それともう一つが、おっしゃったように審議時間がこれまで60分であったのを80分にさせていただいたということでございます。前回はもう少し時間があればということを委員の方々も思われたでしょうし、私も感じたところでございましたので、そのような時間配分をさせていただいたということ。
 さらには、傍聴が少ないというお話があったかと思いますけれども、その周知のあり方もそうですが、インターネットを通じましてリアルタイムでの動画配信を行うことによりましてそこをカバーすることができれば。特に、若い人に動画を通じて見ていただきたいということでさせていただきました。以上、3点が改善点であります。

【事務局】項目数につきまして、昨年は12でございましたけれども、今回は10項目ということでさせていただきたいと思っております。

【市長】項目自体は2項目減っておりますが、一つ一つをより深く審議していただこうというものでございます。

【記者】市長が特に興味をもたれているものはございますか。

【市長】特にどれということはありませんが、今回委員の皆様方が課題として捉えられたものについてどういう議論が展開していくのかということを特に注目をしていきたいと思っております。前回はこちらから選定したものでしたけれども、委員の方々自ら課題として捉えて選定された項目について繰り返しになりますけれども、どういう議論が展開していくのかということを特に注目をしていきたいと思っております。

【記者】委員が選定された項目というのは5項目全部残っているのでしょうか。

【市長】全て残っております。市民広域活動推進事業、児童育成クラブ管理運営事業、記念館保全活用事業、地下水質・量保全対策事業、教育内容充実「学びノート」活用事業、以上5つが外部評価委員の方々に選定していただいた議題であります。

【記者】前回と同様、事業仕分けではないと。これによって廃止だとか縮小であるとか一本化するということはないということでしたが、そこは変わらないということですか。

【市長】「事業仕分け」というのも造語みたいなものですよね。「マニュフェスト」というのも私は造語みたいなものだと思っていて、「公約」という言葉があったではないかということです。「事業仕分け」というものも外部委員さんによる「評価会議」もこれと同じ。そしてその中で場合によっては廃止ということも出てくるかもしれないし、やり方を変えるということもあるかもしれないということです。言葉が独り歩きしてイメージだけが定着していくものではなくて、じっくりこの趣旨に客観的な意見を頂いて、それを私たちができる限り反映するということを極めていくことができればと考えております

【記者】前回は各委員の意見を一本化、集約するということはしないとされていたかと思うのですけれども、そのやり方自体は今回も同様と考えてよろしいのでしょうか。

【事務局】基本的なやり方は前回と変わりません。それぞれの意見を表明していただいて、集約はいたしませんが全体的な話の総括の意見はいただこうかなと考えております。

【市長】そのまとめるための時間が必要だということで時間を少し延ばしたということもあります。
(終 了)

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