【市長報告:九州北部豪雨における現在の取り組みについて】
本日は、九州北部豪雨における現在の取り組みにつきまして述べさせていただきます。
福岡、大分、熊本に甚大な被害をもたらしました「平成24年7月九州北部豪雨」から間もなく1ヶ月が経過しようとしているところでありますが、改めてではございますが、被災された皆様方に心からお見舞い申し上げる次第でございます。
最新の本市の被害状況報告につきましては、お手元に資料を配布いたしておりますのでご参照いただければと存じます。熊本市内の被災地におきましては、関係機関が一体となりまして復旧活動が実施されましたほか、今回特筆すべきところは、たくさんのボランティアの皆様方にご参加をいただいたところでございまして、7月末までには概ねの活動を終了させていただいたところでございます。改めまして、多くの皆様にご協力いただいたことに心から感謝申し上げたいと存じます。
また、国におきましては、7月31日に今回の災害を激甚災害として指定するための政令が閣議決定されたところでありまして、農地等の災害復旧事業等に特別措置が講じられることが決まるなど、国におきましても復旧に向けた取り組みを進めていただいているところであります。
一方、依然としまして熊本市内におきましては、8月6日現在で26世帯64人の方々がホテルでの避難生活を送っておられるほか、被災された方々それぞれが生活再建に向けまして懸命の取り組みをなさっておられるところであります。本市といたしましても、被災された方々が一日も早く安定した生活を取り戻していただけるようにできる限りの支援を継続していきたいと思っております。
なお、今後の防災対策といたしましては、昨日第2回目の検証部会が開催されたところでありますが、この議論を踏まえまして熊本市といたしましての防災体制を見直しますとともに、国や熊本県とも連携しつつ早急な河川改修の実施など白川における総合的な治水対策を推進しましてハード・ソフト両面に渡る防災対策の充実強化に取り組んでまいりたいと考えております。私からは以上であります。