【市長発表:第3回定例会の提出議案について】
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本日は、第3回定例会の提出議案について述べさせていただきましたのち、1点発表させていただきます。
まず、今回の定例会の提出議案ですけれども、予算案件4件、決算案件6件、条例案件9件、その他案件34件の合計53件を予定いたしております。また、報告案件として16件を予定しております。
まず補正予算案についてでありますが、九州北部豪雨災害関連の経費のほか、今後の業務推進上やむを得ないもの、国や県の補助を受けて実施するもの、さらには、斎場や地域コミュニティセンター等の指定管理に伴う債務負担行為などを提出しているところであります。補正予算案の概要について申し上げますと、一般会計において29億1,512万円の増額、補正後の予算額2,794億1,658万円、特別会計において2,992万円の増額、補正後の予算額2,036億2,363万円、企業会計におきまして750万円の増額、補正後の予算額820億5,523万円となり、合計では補正額29億5,255万円、補正後の予算額は5,650億9,545万円となる。
補正後の予算を前年同期と比較すると、一般会計では2.7%の増、特別会計では13.5%の増、企業会計では僅かに減少いたしておりますが、全体といたしましては5.9%の増となっております。主な内容について申し上げますと、まず平成24年7月九州北部豪雨災害関連の補正予算でありますが、水道事業会計、下水道事業会計を含めまして23億9,411万円を計上いたしております。今回の災害関連の事業を3つに区分して申し上げますと、まず、1番目は「被災者救援、災害復旧」に関連するものでありまして、浸水被害の大きかった植木地区、龍田地区における現地対策本部の設置や災害復旧活動に必要な資機材等の購入、被災住宅等の土砂や災害ごみの撤去や処分等に要する経費のほか、農地や水路、道路、橋梁等の復旧に要する経費、小中学校のグラウンドや公園の整地、植木温泉福祉交流館や排水機場制御盤等の施設、設備等の復旧経費など20億8,545万円を計上しております。次に、2番目は、被災者の方々に対する生活支援に関連するものであります。避難所における食事や生活必需品の提供、体育館等の避難所での生活が困難な被災者のための福祉避難所の設置、さらには、市営住宅や民間住宅借上げによる住宅の提供や被災住宅の応急修理、児童生徒に対する学用品等の支給のほか、今後の生活立直しのための災害援護資金の貸付などの経費として、2億3,728万円を計上しているものであります。最後3番目でございますが、今後の防災対策に関連するもので、現時点におきまして速やかに対応を図るべく白川、合志川流域の警報局設置に向けた調査、排水機場の遠隔監視を行うための経費など7,138万円を計上しているところであります。
また、災害関連以外の予算につきましては、その主なものを申し上げますと校区単位での健康まちづくりを推進するための経費や、放置自転車ゼロ作戦を推進するため中心市街地における放置自転車整理指導員を増員する経費のほか、平成26年4月の開設に向けて準備を進めております(仮称)南消防署建設のための工事費について計上しているところであります。以上、主なものについて説明いたしましたが、その他、補正予算の個別、具体的な内容につきましては、配布をしております「平成24年度8月補正予算(案)の概要」をご参照ください。
続きまして、条例議案でありますが、主なものとしまして熊本市事務分掌条例の一部改正について説明いたします。これは、本市の中長期的なまちづくり構想に資する調査研究活動を行いますとともに、職員の政策形成能力の向上を図るための内部組織といたしまして、都市政策研究所を設置するため、所要の改正を行うというものであります。以上が、第3回定例会の提出議案についてであります。