【市長発表:今年1年の抱負について】
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皆さん、明けましておめでとうございます。それでは、年頭の記者会見をはじめさせていただきます。本日は、年頭にあたりましての1年の抱負などをお話させていただきたいと思います。
今年は、例年に比べますと長めの年末、年始の休暇でしたので、私自身もプライベートとしてゆっくりと家族と過ごすことができました。また、気持ちの上でも、昨年は、就任間もないということでもありまして、緊張のうちに正月を迎えましたが、今年は、また、まったく違った思いでございまして、6千数百名の職員の皆さんと、さらに力を合わせて一丸となって、先ほど(仕事始め)式でお話をさせていただきましたように、同じ意識のもとで、新しい熊本づくりの実現に邁進していくんだというような思いで新年を迎えたところでございます。
昨年は、「市政改革元年」と位置付けさせていただきまして、新しい熊本作りのために、三位一体による「まちづくり戦略計画」、「行財政改革推進計画」づくりに集中したわけでございますが、なんと申しましても、改革には、スピードが要求される訳でございまして、一日も早く、改革の土台となります計画を策定し、直ちに実行に移していかなければならないという思いでございました。一方で、本市のまちづくりの方向性の策定に向けて、もっと、もっと議論や検討を積み重ねていかなければならないという、スピーディさとは、相反するところもございますが、私自身といたしましても、日々、悩み続ける時期でもありまして、職員の皆さんにも大変、ご苦労をおかけしたと思っております。
しかし、その甲斐もありまして、まずは、予定通り、10月には、中間報告をおこなったところでございます。その後の12月の定例市議会でのご論議や今後開催が予定されております各委員会、さらには、次回の定例市議会でのご論議もいただきながら、また、今月末からは、パブリックコメントを実施させていただく予定でございまして、それに加えて地域に出向きましての説明会の開催も計画をしているところでございます。このような機会を通しまして、数多くのご意見をいただきながら、そして、これらのご意見をできる限り取り入れながら、3月までには、三位一体での計画の策定を終了させたいと考えております。そして、新年度からは、直ちに、平成20年度を目標年次とした、新しい熊本づくりに向けまして、着実に一歩、一歩進んでいきたいと考えております。パブリックコメントや地域説明会の時期がまいりましたら、改めて、市民の皆様方にお知らせしたいと考えておりますので、報道機関の皆さんのご協力をお願い申し上げます。
この「新しい熊本づくり」を1本の木に例えますならば、昨年は、大きな木として育っていくための土台となります、土壌作りや様々な種を蒔いた年でもございました。そして、今年は、「自然と調和した市民が主役の活気ある熊本」という大きな木が芽を吹く年でございまして、これから、成長して参りますため、絶えず目配りをし、水や栄養を与え続ける期間が平成20年までであると考えております。そして、やがては、「良好な環境」、「健やかに成長する子どもたち」、さらには、「人々の集い、交流」などをはじめといたしました、様々な花をつけたり、実を結んだりと、個性豊かな魅力あふれる九州中央の拠点都市へと成長していくものと考えております。
そして、今年は、芽吹くであろう小さな木を枯らさないように、行財政改革によって生み出された人員や財源、さらには、市民との協働という新たな力などの水や栄養を与え続けて行かなければいけないと考えております。
そのような意味におきましても、今年は、「市政改革の芽吹きの年」として、「新しい熊本づくり」に向け、最も重要な年になると考えております。確固たる決意のもとに、「まちづくり戦略計画」に基づきます施策の推進、あるいは、「行財政改革推進計画」の実行に向けて、様々な課題に全力で取り組んでまいりたいと考えております。
まずは、新年度直ちに両計画のスムーズなスタートができますように、3月の最終報告に向けまして、丁寧な仕上げに全力を傾注いたしますとともに、同時に、新年度予算にも十分に整合性を持たせてまいりますことや、計画推進体制の整備につきましても、許されます範囲におきまして、人員体制を含めまして、できる限りの整備を図ってまいりたいと考えております。
年頭に当たりましての抱負は、以上で終了いたします。それでは、質問があればお受けいたします。