【市長発表:第4回定例会の提出議案について】
本日は、2点について発表させていただきます。
今回の定例会の提出議案でありますが、予算案件12件、条例案件49件、その他の案件43件の合計104件を予定いたしております。また、報告案件としては、1件を予定いたしております。今回の補正予算案ですが、九州北部豪雨災害に関連いたいますものや、国の経済危機対応・地域活性化予備費を活用した経済対策関連経費、県の補助内示に伴う事業など、今後の業務推進上やむを得ないものなどを計上させていただいているものであります。また、来年度当初から業務を開始することとなります施設の維持管理などにつきまして、今年度中に、入札等の契約事務を実施するための債務負担行為も提出しているところでございます。
まず、補正予算案の概要につきまして申し上げますと、一般会計におきまして14億2,284万円の増額、補正後の予算額2,810億7,342万円、特別会計におきましては、49万円の増額、補正後の予算額2,036億2,413万円、企業会計におきましては、6,279万円の増額、補正後の予算額821億1,802万円となりまして、合計では補正額14億8,613万円、補正後の予算額は5,668億1,558万円となっております。補正後の予算を前年同期と比較をいたしますと、一般会計におきましては2.2%の増、特別会計では13.1%の増、企業会計では0.1%の増となっておりますが、全体で見ますと5.5%の増となっているものであります。
補正予算の主な内容につきまして申し上げますと、九州北部豪雨災害に関連したものといたしまして、防災情報システム設置など、災害対策指揮室の整備でありますとか白川流域の龍田地区、合志川流域の植木地区などに来年の梅雨時期までに警報局を設置するための経費でございますとか、被災者の方々が住宅の建設、復旧のために借り入れる資金の利子に対する補助などにつきまして計上させていただいております。
その他、熊本港における定期コンテナ航路利便性向上対策として新たな支援を行うための経費でございますとか、国の経済危機対応・地域活性化予備費を活用した経済対策関連の補助内示に伴う道路交通安全対策事業のほか、平成29年4月に開校予定の特別支援学校高等部建設に係る測量及び造成設計等委託経費などにつきましても、計上させていただいているものであります。
また、債務負担行為につきましては、わくわく江津湖フェスタの開催や熊本城のおもてなし業務などのほか、小中学校に設置する特別支援学級の教室改修に係るものなどにつきましても計上させていただいているものであります。以上、主なものにつきまして説明いたしましたが、その他、個別具体的な内容につきましては、既に配布いたしております「平成24年12月補正予算(案)の概要」をご参照ください。
続きまして、条例議案ですが、今議会では昨年制定されました「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」の1次法、2次法が施行されておりますが、それに伴いまして、福祉施設、その他の施設等の構造、設備、運営などの基準を定める条例を提案することといたしております。これらは、これまで国が定めておりました施設基準等を地方公共団体の条例で定めることになったものでございまして、いくつかの独自基準等を含めたものとなっております。
その他の条例議案につきまして主なものをご説明いたしますと、「熊本市ふれあい広場条例」についてでありますが、この条例は戸島地区と扇田地区にあります廃棄物の最終埋立処分場につきまして、パークゴルフ場等を備えました公の施設として設置するために制定するものであります。
以上が第4回定例会の提出議案についてでありますが、引き続き、先ほどの市議会全員協議会で説明いたしました桜町・花畑地区における賑わいと潤いの都市空間の新たな方向性についても改めてこの場で説明・発表させていただきます。