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平成25年1月4日 年頭市長記者会見

最終更新日:2013年1月4日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:年頭にあたって】

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 皆様、明けましておめでとうございます。皆様におかれましても、健やかに新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 本日は、年頭にあたりまして、今年1年の抱負を述べさせていただきまして、その後、2点発表させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 まず、年頭にあたってでございますが、政令指定都市となりまして2年目となります本年は、市民の皆様に政令指定都市効果を実感していただけるよう、魅力溢れるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。具体的には、市民の皆様とともに、参画と協働によるまちづくりをさらに推し進めてまいりたいと考えておりますが、例えば、現在策定しております区の振興ビジョンでございますが、住民ワークショップや区民による懇話会の開催など、区民の皆様とともに策定しておりますけれども、今後は、このビジョンに基づくまちづくりを進めてまいります中で、区のまちづくり推進事業など様々な事業につきまして、参画と協働により進めていくことによって、この区役所が市民の皆様に身近な存在になっていくこと、そして、地域の活動がさらに活発となりまして、指定都市効果をより実感していただけるよう、さらに力を入れていきたいと考えております。指定都市に移行して9ヶ月が経過いたしまして、これまで様々な指定都市効果を感じているところでございますが、この指定都市移行という本市の飛躍への大きなチャンスをさらに活かし、より指定都市効果を発揮できますよう、これまでの取り組みをさらに加速させてまいりたいと考えております。
 具体的に申し上げますと、桜町花畑地区を始めといたしまして、上通り・下通り、新町・古町、あるいは熊本駅周辺などの中心市街地におきましては、賑わいと歴史文化が融合いたしました、熊本らしい町並みの整備に向けまして積極的に事業展開してまいりたいと考えております。また、コンベンションに関してでありますが、本年は、約120カ国から閣僚を含む約700人が参加されます水銀条約外交会議を始めといたしまして、全国豊な海づくり大会やアジア太平洋都市サミットなど、大規模な国際会議や全国規模の会議が開催されますほか、学術会議といたしまして5月には約12,000人の参加が見込まれます日本糖尿病学会や日本心臓病学会、日本薬学会が開催される予定でありますけれども、これらを成功に導きまして官民で連携を図りながら、今年も誘致活動をさらに強化してまいりたいと考えております。なお、交通体系についても、「(仮称)公共交通基本条例」を制定し、公共交通空白地域あるいは不便地域への対応を図ってまいりますほか、基幹公共交通の機能充実に向けまして実態に応じた強化策を講じますための調査を行うとともに、可能であれば社会実験等も実施したいと考えております。
 本年は、これらの事業を確実に実施していくことはもとより、本市が有する豊かな自然や歴史・文化、優れた医療環境や高等教育機関といった数多くの特色にさらに磨きをかけてまいりまして、その魅力を国内外に広く発信してまいりますとともに、九州中央の交流拠点として飛躍し続けますために、中心市街地等の再デザインを加速させてまいりたいと考えております。そして、将来を見据えた新しいまちづくりを皆様とともに進めてまいりますことで、もっと暮らしやすさを実感できる「日本一暮らしやすいまち」、また、様々な場面で「選ばれる都市」の実現を目指してまいりたいと考えております。
 新しい年に入りまして、平成25年度予算編成もいよいよ本格化いたします。国におきましても、新しい内閣が発足いたしまして、経済対策を目的とした大規模な平成24年度補正予算が編成されるとの報道もあっているところでありまして、本市としても国の政策を踏まえつつ、積極的に対応していきたいと考えております。なお、平成25年度当初予算でありますが、指定都市として初めての予算編成となるわけでありますが、拡充されました権限と財源をフルに活用いたしますとともに、国に対しましても国の施策や予算に関する提案を積極的に行いますほか、本市の重要施策につきましても提案・要望を引き続き行っていきたいと考えております。年頭にあたりましては以上であります。本年もすばらしい年となりますことを祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。

【市長発表:第2回熊本城マラソンにおける「スマート・ランナーズ・サポート」サービスについて】

 引き続き、第2回熊本城マラソンにおける「スマート・ランナーズ・サポート」サービスについて発表いたします。第2回熊本城マラソンの開催につきましては、現在、鋭意準備を進めているところでありますが、今回、ランナーや応援される方々に対しまして、前回以上に熊本城マラソンを楽しんでいただきますため、「スマート・ランナーズ・サポート」サービスを実施することといたしました。このサービスは、昨年2月、NTT西日本と県、市の3者で締結いたしました「ICTの利活用に関する包括連携協定」に基づく取り組みの一環として実施するものでありますが、そのサービスの一例を申し上げますと、特設サイトにおきまして、ランナーのゼッケン番号、または氏名を入力すると5キロごとの通過状況、通過時間などが表示されるというものであります。そのほかのサービスにつきましては、お手元の資料をご参照いただければと存じますが、ランナーとして出場者される方々や沿道で応援される方々がより熊本城マラソンを満喫していただけますよう、また、地域の皆様のみならず、熊本が一体となった素晴らしい大会となりますよう、準備に万全を尽くしてまいりたいと考えております。

【市長発表:ウェブページ「くまもと低炭素都市づくり~見て、知って、学ぶ地球温暖化~」の公開について】

 続きまして2点目でありますが、ウェブページ「くまもと低炭素都市づくり~見て、知って、学ぶ地球温暖化~」の公開についてです。平成25年1月10日から、熊本市の地球温暖化防止に向けました啓発や対策に関する総合的なウェブページ「くまもと低炭素都市づくり~見て、知って、学ぶ地球温暖化~」を公開することといたしました。このウェブページは、日常生活や事業活動の中で排出するCO2(二酸化炭素)の見える化を図りますとともに、温暖化防止に向けた具体的な行動方法や本市の地球温暖化対策に関する情報を提供いたしますなど、市民や事業者の皆様方が地球温暖化防止に向けまして、さらに推進していただくことを目的といたしております。このウェブページの主な機能でありますが、環境家計簿を使いまして、毎月入力した電気・ガス等の使用量をもとに家庭や事業所で排出されたCO2をグラフなどで分かりやすく表示いたしますとともに、入力されたデータでそれぞれの家庭や事業所におけるCO2の削減状況の評価もできるようになっております。
 また、子ども向けのキッズページも設けておりまして、パズルゲームやクイズに挑戦しつつ楽しく気軽に温暖化のメカニズムや現状について学んでいただけるようになっております。さらに、このウェブページでは、フェイスブックとも連動させることで、より広く情報発信できますよう対応させているものであります。今後は、このウェブページを総合的な情報発信ツールとして積極的に活用いたしまして、本市における様々な温暖化対策の推進に繋げながら「低炭素都市くまもと」の実現を目指してまいりたいと考えております。詳細につきましては、記者会見終了後、担当課から説明することになりますので、その際にお尋ねいただければと存じます。私からは以上であります。

【質疑応答:熊本城マラソンについて】

【記者】市長は、最近、ランニングやウォーキングなどをしているということですけれども、熊本城マラソンには出られるのでしょうか。

【市長】出場は、いたしません。以前から申し上げておりますが、いつかそのうちにと思っています。昨年から定期的に走ったり歩いたり運動を始めたばかりでありまして、いつか42.195キロ走れると自信がついた時にはチャレンジしてみたいと思いますが、今年の2月ではとても無理だと思っております。徐々に距離を伸ばしていきたいと思っております。

【質疑応答:年頭にあたって-1】

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【記者】昨年の年末の会見の際に、「政令指定都市としての点数をつけるならば何点か」という質問で、点数を付けられなかったですけれども、今年の個人的な点数の目標はありますか。

【市長】点数の目標は、より高くということだろうと思います。100点満点を目指すということなのかもしれませんが、ただ、年末の記者会見でも申し上げましたように、100点満点というのはどんなに頑張っても有り得ないと思っておりますので、より市民の皆様方が暮らしやすさを実感していただけるような、あるいは全国的にも評価していただき、選ばれる都市に繋がるような都市づくりを進めていきたいと思っております。

【記者】今年を漢字一字で表すとどういう字になりますか。

【市長】今年は「安」をあげさせていただきたいと思います。安心の「安」、安全の「安」、あるいは安寧の「安」ということで、昨年を振り返りました時に、最も忘れてはならない、教訓としなければならない出来事が九州北部豪雨災害であったと思っております。ですから、安全安心で災害の無い年、あるいは国際的にも緊張関係が高まっておりますので、平和な年であることを願いたいと思いますし、それと同時に、私たちが出来ることとしまして、暮らしやすい都市であること、この熊本市で安心していつまでも住み続けられることが出来るようなそんなまちづくりを熊本市の中で着実に進めていくことが肝要ではないかと思っております。

【記者】昨年の漢字一文字は、一般の方向けと職員向けの一字ずつあったと思いますが、今年もございますか。

【市長】今年は用意しておりません。ただ、先ほど本庁14階ホールにおいて管理職を集め、職員に対し訓示を行いました。管理職の職員に対して望むこと、あるいは職員全員に対して期待すること等につきまして、これまで以上に時間をかけて話したつもりではあります。全庁的に放送されておりますし、要約が職員向けの掲示板にも掲載されることにもなるでしょう。また、14階で直接聞いた職員から伝わっていくことになると思いますので、あの言葉を職員が受け止めてくれることを期待するものであります。

【記者】特にどこを受けて止めてほしいですか。

【市長】やはり政令指定都市2年目でありますので、効果を発揮していかなければならない昨年以上に大事な年と言えるかもしれません。そういう中で、私たち一人一人、あるいは組織としてもっとレベルアップをはかっていかなければならない。そして、コンプライアンスの確立とともに市民の皆様方からの信頼をしっかりと確保していくことに意を用いていかなければならないと思っております。

【記者】昨年、政令指定都市1年目でしたが、残念ながら不祥事もかなり多く、その点もかなりクローズアップされたことを受けて、今年は2年目で真価が問われるということですか。

【市長】昨年のいろいろな不祥事も含めまして改善策も講じているところでありますので、昨年起こしてしまったこと、そして、それに対する対策がしっかりと講じられているのかどうか、年頭にあたって改めてそのことも振り返り、信頼される市政づくりにさらに精進していかなければならない。それは全庁一丸となって全職員が同じ気持ちを持って取り組む必要があると思っております。

【記者】先ほど「今年は災害の無い年に」とおっしゃいましたが、九州北部豪雨からまもなく半年を迎えますけれども、県のほうで移転交渉なども進めていらっしゃいますけれども、被災者の方々へこういうような取り組みをしていく、あるいは防災でこういうように取り組んでいくという具体的なお考えがあればお願いします。

【市長】まず、先ほど申し上げたのは平和であったり、災害の無いというのは、祈りや願いという部分です。ただ、災害に強いまちづくりは自らのこととしてハード・ソフト両面から進めていかなければならないと思っております。ハードにつきましては、河川改修もそうですし、少し長期的なことで言うとダムの建設等もその観点からも必要だと思っております。着実に進めていただきたいと思っております。ただ、白川や合志川の被害が大きかったところに対するサイレンの設置、今年の梅雨前までには設置を急ぎたいと思いますし、自助・共助の観点から特に重要だと思っておりますことは、地域におけるハザードマップづくりです。これを今年は本格的に取り組んでいきたいと思っております。一昨年に市全体のハザードマップを配布いたしておりますけれども、自分が暮らしているところがどういう場所であるのか、あるいは避難所までどういうルートで避難すればより安全なのか、危険箇所は無いのか等々確認し、防災意識の向上に繋がるという意味からも、これはとても大事な取り組みだと思いますので、着実に市域全体で取り組んでいただけるように私どもとして、住民の皆様方に働きかけていきたいと思っております。

【質疑応答:来年度の予算編成について】

【記者】来年度の予算編成が本格的になるということですけれども、こういうものを組み込んでいきたいというような思いはありますか。

【市長】例えば、今申し上げたことも来年度一部含まれるものもあるでしょうし、さらには、防災行政無線の整備です。情報伝達手段としては、防災ラジオの普及も進めているところでありますが、中にはシティエフエムの電波が届かない場所もあります。あるいは、防災行政無線が有効だと考えられるエリアもございます。そのようなところに対しては、防災行政無線の整備を段階的に進めていくことを予定しておりますので、そういうものも来年度は予算化されていくことになるだろうと思っております。

【質疑応答:年頭にあたって-2】

【記者】去年は、出先機関にも訓示に出向かれたかと思いますが、今年もされますか。

【市長】今年は今のところ予定いたしておりません。先ほどの14階の訓示で本庁と出先機関の関係は大幅に見直されるということを申し上げましたけれども、意識として、もう出先機関ではないということです。特に区役所は自ら考え、自ら行動をしていく独立した組織でなければならないと思っております。区長たちも本日来ておりましたけれども、私からのメッセージを受け止めて彼らとしてしっかりと対策、対応も講じてくれることを期待しているものであります。

【記者】昨年の職員向けの漢字一字は、「信」でしたけれども、今年も継続するものなのか、それとも「信」が達成されていると思われているのか、どちらでしょうか。

【市長】市民の皆様方から信頼を得ることは、ここで終わりということは決してないと思っております。今後も私どもが常に意識をしながら取り組んでいかなければならない。そういう意味においては、継続だと思います。

【記者】市長が今年一年で一番楽しみにしていることと、一番緊張するであろうことは何ですか。

【市長】まずは、第2回目の熊本城マラソンが「スマート・ランナーズ・サポート」サービスの実施ですとか、昨年の指摘を踏まえた改善策も講じておりますので、より参加者の方々に満足していただけるような大会になるかどうか。15万人を超える沿道の大応援団が第1回目の盛り上げの重要な役割を果たしていただいたと思っておりますので、全体として前回以上に盛り上がる大会になるかどうかということは緊張でもありますが、楽しみでもあります。それから、秋には先ほども申し上げたようないろいろな国際会議等もありますので、それも是非とも成功に繋げていきたいと考えております。

【質疑応答:第2回熊本城マラソンにおける「スマート・ランナーズ・サポート」について】

【記者】「スマート・ランナーズ・サポート」は他都市の前例があるのですか。

【事務局】NTTさんと組んでのこのような事業は熊本城マラソンが初めてです。ただ、通過サービスは東京マラソンですとか大阪マラソンでも行われております。

【記者】前回の大会で、必要性が参加者や関係者からあがってきていたのですか。

【事務局】本市の大会にとっては、とても魅力的な取り組みでございまして、「こういうことがあればいいな」という声はいただいておりました。

【質疑応答:今後の中国との関係について】

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【記者】昨年は国際関係の緊張感がありまして、熊本市も中国との関係で予定されていたことが延期になったりしましたが、その後中国との関係が進展したり、新たな予定が組まれたりしているのでしょうか。

【市長】昨年予定していたことで、蘇州高新区と協定締結を進めていたところでありますが、それが延期になっている状況で、お互いに情報交換は行っておりますけれども、まだ具体的に何時締結できるというところまでは至っていないということです。また、福岡、鹿児島の3都市で上海にて観光プロモーションを行う予定といたしておりましたが、なかなか出来ない状況は変わらないということであります。ですから、今年に変わりまして、昨年中止や延期になっていたものが新たに出来そうだとここで申し上げられる状況ではありませんが、ただ、上海の現地事務所等でもいろいろな情報交換、情報共有を行っているところでございますので、状況が改善していけば出来るだけ早く只今申し上げたことが実現できるように常に情報交換、情報共有、あるいは信頼関係の構築に努めていきたいと思っております。

(終 了)

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