【市長発表:年頭にあたって】
|
皆様、明けましておめでとうございます。皆様におかれましても、健やかに新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
本日は、年頭にあたりまして、今年1年の抱負を述べさせていただきまして、その後、2点発表させていただきますので、よろしくお願いいたします。
まず、年頭にあたってでございますが、政令指定都市となりまして2年目となります本年は、市民の皆様に政令指定都市効果を実感していただけるよう、魅力溢れるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。具体的には、市民の皆様とともに、参画と協働によるまちづくりをさらに推し進めてまいりたいと考えておりますが、例えば、現在策定しております区の振興ビジョンでございますが、住民ワークショップや区民による懇話会の開催など、区民の皆様とともに策定しておりますけれども、今後は、このビジョンに基づくまちづくりを進めてまいります中で、区のまちづくり推進事業など様々な事業につきまして、参画と協働により進めていくことによって、この区役所が市民の皆様に身近な存在になっていくこと、そして、地域の活動がさらに活発となりまして、指定都市効果をより実感していただけるよう、さらに力を入れていきたいと考えております。指定都市に移行して9ヶ月が経過いたしまして、これまで様々な指定都市効果を感じているところでございますが、この指定都市移行という本市の飛躍への大きなチャンスをさらに活かし、より指定都市効果を発揮できますよう、これまでの取り組みをさらに加速させてまいりたいと考えております。
具体的に申し上げますと、桜町花畑地区を始めといたしまして、上通り・下通り、新町・古町、あるいは熊本駅周辺などの中心市街地におきましては、賑わいと歴史文化が融合いたしました、熊本らしい町並みの整備に向けまして積極的に事業展開してまいりたいと考えております。また、コンベンションに関してでありますが、本年は、約120カ国から閣僚を含む約700人が参加されます水銀条約外交会議を始めといたしまして、全国豊な海づくり大会やアジア太平洋都市サミットなど、大規模な国際会議や全国規模の会議が開催されますほか、学術会議といたしまして5月には約12,000人の参加が見込まれます日本糖尿病学会や日本心臓病学会、日本薬学会が開催される予定でありますけれども、これらを成功に導きまして官民で連携を図りながら、今年も誘致活動をさらに強化してまいりたいと考えております。なお、交通体系についても、「(仮称)公共交通基本条例」を制定し、公共交通空白地域あるいは不便地域への対応を図ってまいりますほか、基幹公共交通の機能充実に向けまして実態に応じた強化策を講じますための調査を行うとともに、可能であれば社会実験等も実施したいと考えております。
本年は、これらの事業を確実に実施していくことはもとより、本市が有する豊かな自然や歴史・文化、優れた医療環境や高等教育機関といった数多くの特色にさらに磨きをかけてまいりまして、その魅力を国内外に広く発信してまいりますとともに、九州中央の交流拠点として飛躍し続けますために、中心市街地等の再デザインを加速させてまいりたいと考えております。そして、将来を見据えた新しいまちづくりを皆様とともに進めてまいりますことで、もっと暮らしやすさを実感できる「日本一暮らしやすいまち」、また、様々な場面で「選ばれる都市」の実現を目指してまいりたいと考えております。
新しい年に入りまして、平成25年度予算編成もいよいよ本格化いたします。国におきましても、新しい内閣が発足いたしまして、経済対策を目的とした大規模な平成24年度補正予算が編成されるとの報道もあっているところでありまして、本市としても国の政策を踏まえつつ、積極的に対応していきたいと考えております。なお、平成25年度当初予算でありますが、指定都市として初めての予算編成となるわけでありますが、拡充されました権限と財源をフルに活用いたしますとともに、国に対しましても国の施策や予算に関する提案を積極的に行いますほか、本市の重要施策につきましても提案・要望を引き続き行っていきたいと考えております。年頭にあたりましては以上であります。本年もすばらしい年となりますことを祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。