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平成25年3月26日 第1回定例会後市長記者会見

最終更新日:2013年3月26日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:第1回定例会を終えて】

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 本日は、定例会を終えての所感について述べさせていただきまして、その後1点発表させていただきます。
 今回の定例会でありますけれども、本会議や委員会におきまして慎重にご審議いただきました結果、提出いたしました予算案、条例案など全て可決いただきました。しかしながら、予算案に関しましては、花畑地区広場整備事業、花畑地区広場用地先行取得事業、MICE施設整備事業につきましては、附帯決議のうえで可決いただいたものでございます。この附帯決議を始め、一般質問や委員会等でいただきましたご意見等につきましては、それぞれ真摯に受け止めつつ、特に花畑・桜町地区の事業に関しましては、理解が得られますように今後とも全力で取り組んでまいりたいと考えております。
 そのほか、今定例会におきましては、指定都市2年目となります新年度予算に関することや食肉センター関連の条例、公共交通基本条例などの条例に関するもの、また、指定都市2年目に向けましての抱負やPM2.5への対応などの環境問題、あるいは、体罰・いじめ問題など、市政全般にわたりまして幅広くご質問いただいたところでございます。今定例会でのご議論やご意見等につきましては、今後の市政運営の糧としてまいるとともに、市民の皆様がより暮らしやすさを実感できるまちとなりますよう、また、指定都市2年目に入りまして国内外から選ばれる都市となりますよう、引き続き全力で取り組んでまいる所存であります。

【市長発表:ハローワークサテライトの設置について】

 続いてハローワークサテライトの設置につきまして発表いたします。
 本市の福祉相談業務とハローワーク熊本の職業相談・職業紹介業務を一体的に実施いたします、ハローワークのサテライト「熊本公共職業安定所福祉就労支援コーナー」を4月1日から中央区役所1階に設置いたします。
 就労支援の対象者は、市内の生活保護受給者や相談者のほか、児童扶養手当受給者といたしておりまして、雇用と福祉が一体となって就労促進を図ることといたしております。
 なお、本市は、職業訓練センターを保有いたしておりますことから、サテライトの就労支援と職業訓練、職業体験を併せて行うことが可能となりまして、より一層の就職の促進を図ることができるものと考えております。今後とも、早期自立に向けました就労支援に引き続き取り組んでまいりたいと考えております。私からは以上であります。

【質疑応答:花畑・桜町関連予算について-1】

【記者】花畑・桜町の関連予算についてですけれども、可決はされたものの、新たな委員会が設置されて、事実上5月末まで予算は一時凍結という形になりましたが、それについて市長として改めてどう受け止められておられますか。

【市長】先ほど申し上げたとおりでございまして、委員会が終わった後もぶら下がりでお答えさえていただいたかと思いますが、いただきました意見は、もちろんそれぞれ重く受け止めます。そして、私どもといたしましては、少しでも早く事業がスタートできるように全力を挙げる、それだけでございます。

【質疑応答:新副市長について】

【記者】新しい副市長の人事案が、本日、同意されました。二人の副市長が交代するというのは、今までにない異例のことだと思うのですけれども、市政運営の影響についてと、これからどういう形で新しい副市長に業務の振り分けを行っていくのかについてお願いします。

【市長】異例ということでありますが、私自身はそういう感覚は持っておりません。特に、昨年は、政令指定都市移行の年でもありましたので、副市長だけでなく、全体としての人事につきまして、政令指定都市として、まずは順調にスタートをきることに観点を置きまして人事を行いましたので、それが1年たったということで二人が結果的に同時に変わることになったものであります。お隣に居られますが、お二人には大変お世話になりました。新幹線開業や政令指定都市移行と熊本にとりまして、大きな節目を副市長という立場で全体を調整したり、外に向けて発信をしたり、いろいろな面で努力をしていただきましたので、本当にありがたく思っております。
 新体制の中でしっかりと政令指定都市効果を発揮できるように頑張っていかなければならない。そういう中でそれぞれ新しい副市長がどういう所管事務を担当するかにつきましては、現在検討中ということでありますので、もちろん4月1日までには、しっかりと業務分担等も終えて新年度を迎えたいと考えております。

【質疑応答:花畑・桜町関連予算について-2】

【記者】附帯決議になりまして、市長からご覧になって議会から何故こういう指摘があったと思われるのかということと、仮バスターミナル案など具体的な案というものが先方の方から示されていると思うのですが、この予算が2ヶ月間執行できないということの影響をどうお考えになられますか。

【市長】私どもとしては、可能な限りその段階に応じて説明に努めてきたつもりではありますが、まだまだ不足しているとの指摘も今議会の中で数多く頂きました。ですから、新たに作られる委員会の中で集中的に議論していただけるように出来る限りの情報をお示しし、ご理解を頂けるように努力をしたいと考えております。
 それと、2ヶ月執行できないということへの影響は、詳細に承知しているものではありませんが、ただ、2ヶ月間執行できないということは、少なからず影響があることは間違いないと思っております。先ほども申し上げましたように、出来るだけ早くスタートが出来るように最大限努力するだけであります。

【記者】その「少なからずの影響」とはどういったものですか。

【市長】これまでも検討を進めてきていたわけであって、それが止まってしまう可能性があるわけでありますから、それはやはり影響が全くないということはありえないと思います。

【記者】仮定の話で恐縮ですけれども、もしかしたら、今回、否決されるかもしれなかった。もちろん否決という選択肢も議会側にあったわけです。それを踏まえて今回の結果をどう受け止めておられますか。

【市長】仮定の話はお答えしにくいです。私どもとしては、この議案に関するものだけではなく、議会の中で提案した全てを認めていただきたいということで説明に心がけたということであります。その結果が今日出たということでありますので、その結果を私どもとしては真摯に受け止め、特に花畑・桜町につきましては、繰り返しになって大変恐縮ですが、出来るだけ早く再スタートが切れるように最善を尽くす、それだけであります。

【記者】議会の中でも出ましたが、市民の方や住民の方への説明について、今回の再開発は行政と事業者だけで進めていく再開発で、商店街の人とか市民の方の声が、なかなか反映されにくいのではないかと思うのですけれども、今後そこは具体的にどうされていくお考えですか。

【市長】答弁の中でも申し上げましたように、シンポジウムでありますとか、市民の方々にもこの事業について感心を持っていただいて、意見も出していただけるような環境を整えていく必要があるだろうと思っております。ただ、この問題は、ただ単に再開発事業の話だけではないということです。これまでもシンボルプロムナードの委員会を立ち上げて、エリア一体をどのような位置付けにしていくのかということ、中心市街地の中でどのような空間にすることによって熊本をもっと魅力のあるエリアにしていくのかということを意識しながら進めてきたものであります。
 そのような考えも今回の議会の中で説明させていただいたのですが、新たな委員会の中でもそういうことも含めてしっかり説明していく。あるいは、シンポジウム等の機会を捉えまして、市民の皆様にもしっかりと説明責任を果たしていき、意見聴取もしていきたいと考えております。

【質疑応答:一般会計予算について】

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【記者】これまでの最高額の予算が認められたことについてどうお考えになられますか。

【市長】今回は、国の補正予算対応も含めまして、かなりの金額になったわけであります。過去最高の予算額になったということでもあります。それは、現在の景気対策に呼応した分でもありますが、熊本市にとりましては、政令指定都市2年目に入り、交通体系や中心市街地の再デザイン、あるいは選ばれる都市ですとか、本市の将来を見据えた予算も盛り込ませていただいておりますので、景気の浮揚と同時に熊本市の未来も切り開くような平成25年度にしなければならないという思いを新たにしているところであります。

【記者】総務委員会で出ていました中期財政の見通しのことで、5年後に赤字の収支見込みが出ていましたけれども、これから平成30年代前半にかけて駅前広場の整備や中心市街地とかいろいろと大型の公共事業関連が増えてくると思いますけれども、今回のように投資的経費はどんどん伸びるので今後の財政の運営についてどういうお考えですか。

【市長】今回お示しをした中期的見通しというものは、花畑・桜町を含めまして、今想定されております事業は、可能な限り盛り込んだうえで見通しを出させていただいたというものであります。ですから、4億ほどマイナスも出ておりましたけれども、ただ、十分に飲み込んでいける額ではないかと思っております。
 しかしながら、今後、例えば税収におきましても、想定どおり確保できるかどうか、あるいは国との関係におきましても交付税等の確保が可能であるのかどうか、その辺が不透明であることは間違いありませんので、先ほど申し上げた中心市街地の再デザイン等、未来を見据えた投資を行っていきつつ、健全な財政運営を心がけたうえで市政運営に当たらなければならないと思っております。

【記者】「飲み込んでいける額」というのは、どのように飲み込んでいくのですか。

【市長】来年度は、新たな行財政改革計画も作ることになりますので、この行革の取り組みは普段の継続的なものでありますけれども、さらなる見直し、あるいは切り込みを行うことによりまして、選択と集中ということをこれまで以上に行っていきたい。そのことによって生み出していけるものだと思っております。

【記者】このタイミングで中期財政見通しを出された狙いは何ですか。

【市長】もともと計画は出しておりまして、毎年ローリングをしているその一環であるということです。

【記者】一般市民の受け止めとしては、政令指定都市になる前は財政規模も膨らむという夢を描いたようなイメージがあった中、1年目に「5年後には赤字になりそうです」というものが出てきて、不安に思うのが一般市民の受け止めです。4億円ぐらいなら予算編成の中で飲み込める額だと思いますけれども、市民に対してもう少し具体的な考えをお願いします。

【市長】決して楽観できるものではないということです。昨年度から中期財政見通しを作って、5年間の見通しを出しているものです。そして、その前は、合併協議会の時に政令指定都市に移行した時の10年の財政的な見通しも出していたということです。それを政令指定都市移行とともに見直しをしたものを昨年示させていただいたということです。それをローリングしたものを今年出したということです。
 ですから、記者がおっしゃられたような印象を持たれたかどうかは私どもとしてわかりませんが、ただ、出来る限り今の財政状況をありのまま出していく、それから将来的な厳しい状況も含めて見通しを示していく。しかしながら、その中でもやるべきことはやっていくということを示していくことが必要ではないかという思いで、これまでやってきたものであります。

【質疑応答:政令指定都市移行から1年を振り返って】

【記者】政令指定都市移行からまもなく1年というところですが、1年目を振り返っての所感と、改めてその2年目を迎えるにあたってどういう政令指定都市を目指していくのか、抱負をお願いいたします。

【市長】1年を振り返ってでありますけれども、政令指定都市に移行する前は、かなり期待が高かったと感じております。ですから、一年がまだ経たない中でも政令指定都市効果をいろいろな場で問われることが年度の後半に特に増えてきたと感じております。政令指定都市効果でよく挙げますことは、例えば企業立地件数が16件ということで過去最高の数字を挙げることが出来たことですとか、MICEの開催件数、観光関連でも宿泊件数が新幹線開業2年目になりましても顕著な数字を出したというようなことを、効果として一つ一つとして挙げさせていただいているというものであります。
 また、このことまでも政令指定都市効果と挙げるのは、いかがなものかと思われるかもれませんが、例えば、転出入の人口の中で、熊本市の昨年度の人口がかなり増えていることですとか、地価も上昇しているポイントが増えてきたこと。このことは良く申し上げることですけれども、新幹線と政令指定都市との相乗効果が先ほど申し上げました企業立地も含めまして、表れてきているのではかと捉えております。しかしながら、これを減速させないように2年目以降のこれからがさらに高いハードルを越えていかなければならないと思っております。もう一点、政令指定都市効果を申し上げました時に、市民の皆様方が日々暮らすうえで、政令指定都市効果をどの程度感じていただいているのかを、大切にしなければならないと考えておりますが、その部分におきましては、やはりまだまだと言わざるを得ないと思っております。区役所が出来たことによりまして、より身近なところで行政サービスを受けられることが出来るようになったことが数字としても表れてきているところではありますが、手続きするところが増えたというだけでは物足りないというのが市民の皆様の率直な気持ちだろうと思います。ですから、私どもといたしましては、区役所を拠点として地域の特色を活かしたまちづくり、地域の活動が活発になっていく中で政令指定都市効果を感じていただきたいと思っております。
 そういう意味におきましては、今年度も取り組んでまいりましたが、例えば防災面の地域ハザードマップでありますとか、健康まちづくりでございますとか、さらには公共交通の再編整備など、そのような取り組みを区役所が拠点となって、そして、地域住民の方と一緒になって形を出していく中で政令指定都市効果を感じていただけるように今後もさらに努力が必要かと思っております。効果と課題を併せてお答えさせていただきました。

【記者】企業立地件数とかMICE開催数というところをおっしゃっておられましたけれども、例えば熊本城入場者数は前年よりも下回っている状況ですけれども、市長が思われていた政令指定都市効果がどのくらい実現されたのかというところと、「選ばれる都市」と掲げられておられますけれども、今後注目を集めるという意味では政令指定都市効果はどんどん薄れていくと思いますが、2年目はどのように取り組んでいかれますか。

【市長】政令指定都市というワードは今後薄れていくことは間違いないと思っております。これは、移行した年が一番注目されることは間違いない。政令指定都市熊本は当たり前となりますから、どういうまちづくりを進めていくのかが問われてくると思っております。先ほど、再デザインの話や暮らしやすさなどを申し上げましたが、熊本の特色に磨きをかけていくということにさらに力を入れていく中で差別化を図っていく、あるいは、熊本の存在感を高めていくことに力を入れていかなければならないと思っております。
 ですから、花畑・桜町の話にしましても、ただ単にエリアの整備だけではなく、「お城と庭続きのまちの大広間」というコンセプトとして、熊本城の素晴らしさを、さらに引き立たたせるための整備にしなければならないと思っておりますし、国連の“生命の水”の最優秀賞を頂いたということも地下水都市・熊本、あるいは地下水100%に象徴されるような暮らしやすい都市である熊本を、さらに磨いていくということによりまして、政令指定都市効果ですとか、政令指定都市になって存在感を示すことができた熊本市をもっともっと魅力のある都市にしていくことに注力していきたいと思っております。

【記者】「熊本の特色」や「差別化」というお話がありましたけれども、熊本はどのような姿を目指していきたいのかを具体的にお願いします。

【市長】例えば、政令指定都市ビジョンで言いますと、「日本一暮らしやすい政令指定都市くまもと」というものを目指す姿として示させていただいております。地下水の話ですとか、農業・食の話ですとか、医療環境・教育環境の充実、そういうことを捉えて「日本一暮らしやすい」ということをこれまで目指しておりました。要は、それをさらに伸ばしていくことに尽きるのではないかと思っております。

【質疑応答:センバツ高校野球 済々黌の初戦突破について】

【記者】市長の母校が本日、甲子園で勝利をおさめましたが、ご感想を一言お願いします。

【市長】全く見ていなかったです。議会中でもありました。とは言え、休憩時間もあったので、見ようと思えば見れましたけれども、見てはいけないと思いまして見ませんでした。ただ、2-0で勝ったと結果は聞きました。「すごいな」と思いましたし、試合前に池田監督も「ロースコアーの試合に持ち込みたい」と言っておられましたが、想定していたとおり、落ち着いた戦い方が出来たのではないかと思いました。ですから、次の試合に向けて無欲で望んでほしいと思います。一戦一戦大事に戦ってほしいと思います。

【質疑応答:社会福祉法人 慈雄会の不正について-1】

【記者】今回の議会でも慈雄会の問題で質問があったと思いますが、議会開催中に検証結果が出されましたけれども、それについて2点お伺いします。
 一つは、我々の取材では、三角前市長が前局長に接触されたと明言されておられますけれども、それに対して関係者、組織の中でどういう質疑をされて、どういう答えが出てきて、それをどう判断されたのか。
 それともう1点は、仮理事会を選任されたことが判断ミスだったというのが今回の結果だと思いますけれども、最終的には、市長も副市長も決裁権者だったと思います。これに対して何らかの責任や処分はどうお考えですか。

【市長】まず始めのご質問は、聞き取りの中では確かに当時の局長が2回ほど接触があったということが明らかになっております。ただ、そのことによって判断等が変わったというものではないと私どもとしては総括しております。
 それから、今後の責任につきましては、私どもとしては、慈雄会に対する対応はまだ途中でございますので、しっかり検証と同時に今後の一連の対応をしっかりやり遂げるということをやらなければならないことだと思っております。もちろん、当時の判断について誤りが無かったとは言い切れないと思っております。ただ、責任という意味におきましては、先ほど申し上げましたようにしっかりと今回の対応をやり遂げるということに尽きるだろうと思っております。

【記者】「まだ途中」とおっしゃいましたけれども、検証はまだ中間発表のようなものなのでしょうか。

【市長】検証につきましては、終わったということであります。慈雄会との関係という意味で申し上げました。回答が来て、再質問を出していて28日が期限でありますから、それでどのような回答が返ってくるのかを待っている状態です。

【記者】前回の会見でもお聞きしましたけれども、今回の検証の中で出てきた対応マニュアルの中に「私的流用や使途不明金が発覚した時は警察へ情報提供を行う」と書いてあります。マニュアルが後から出来たからというわけではないでしょうけれども、今回もそういう事案なので刑事告発はお考えなのでしょうか。

【市長】そこはまだ途中だということです。ただ、時効という点もございますので、そこも踏まえたうえで対応しなければならないと思います。

【記者】そこも含めて対応しているというお考えでよろしいのでしょうか。

【市長】そこは最終的な私どもとしての対応の中で考えていくべきことだろうと思っております。ただ、申し上げたように時効等の問題もあるということは間違いないという事実であります。

【記者】刑事告発ということを市としてお考えですか。

【市長】刑事告発自体を考えて進めているものではありません。ただ、最終的に慈雄会の方からどのような回答がなされてくるのか、私どもとしてどう対処するのか、それによって最終的な判断をしなければならないだろうと思っております。刑事告発を前提として行っているものではないということであります。

【記者】そうなると、マニュアルとの整合性がつきませんけれども、先ほども申し上げたように、マニュアルの中には「私的流用や使途不明金等が発覚した時には、警察へ情報提供を行う。」と書いてあります。今回、まさに私的流用が発覚している事案です。

【事務局】時効等が発生しておりますので、弁護士等とも相談しているのですけれども、告発はなかなか難しいと考えております。

【質疑応答:地方公務員の給与問題について】

【記者】議会の中でも答弁されておられましたけれども、給与のカットを実施するかどうかをいつ決めるのかということと、政府のやり方についてのお考えを改めてお伺いします。

【市長】これまでも繰り返し申し上げてきたことでございますが、今回の国のやり方については、憤りを覚えるものであります。自主的な判断と言いつつも、強制に近いような形で交付税を引き下げてくるというやり方は、地方分権の流れにも反する行為ではないかと考えております。
 ただ、国から示されている期限は7月までということでありますので、それまでには判断をしなければならないと思っております。

【記者】7月から給与引き下げを求められておられますが。

【市長】ですから、6月末までということです。

【質疑応答:社会福祉法人 慈雄会の不正について-2】

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【記者】施設の運営の中で利用者の方の処遇には何等問題は無かったけれども、公金が投入される福祉施設の中で私的流用というのが今回の構図だと思うのですけれども、そうなった時に、一般市民が思うのは、運営者側がお金を抜けるということであるならば、公金の使い方として不思議に思うと思います。例えば、熊本市として、国に政策的な提言をしていくというお考えはありませんか。

【市長】今、私どもでやっているのは、定期監査の見直しですとか、情報が入ってきた時の対応マニュアルですとか、そのような中で再発防止に取り組んでいるということであります。今のお話は、国を巻き込んでいく福祉の根本的な話に関わってくることでもありますので、なかなか簡単に答えが出せる問題ではないと思っております。
 ただ、お話のあったような疑問を持たれる方が、いらっしゃるのも現実だろうと思っております。ですから、そのような観点は私どもも持ちつつ、今後の対応にあたっていかなければならないと思っております。ただ、一方において、他の社会福祉施設の皆様から聞こえてきます声は、あの問題を捉えて全てがそのように見られてしまうということに対して非常に憤りを感じておられる声も数多く届いておりますので、そういう意味でも今回の一連の行為を出来るだけ明らかにして、公表をしていかなければならないだろう。まじめにやってらっしゃる方々に対して、迷惑をかけないようにしなければならないだろうと思っております。

(終 了)

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