【市長発表:新年度にあたっての抱負】
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本日は、新年度にあたりましての抱負について少し述べさせていただきました後、1点発表させていただきます。
平成25年度がスタートいたしまして指定都市2年目となります本年度でございますが、改めまして「日本一暮らしやすい政令指定都市」の実現に向けまして、本市が持つ独自性、あるいは魅力に磨きをかけまして、区の特性を活かしたまちづくりを、より一層推進していく大変重要な年でもありまして、市民の皆様が本市の暮らしやすさを、より実感していただけますように、引き続き様々な事業に取り組んでいきたいと考えております。
具体的には、市民の皆様とともに、参画と協働によるまちづくりをさらに推し進めたいと考えておりますが、昨年度策定いたしました区まちづくりビジョンに基づくまちづくり推進事業でございますとか、地域ハザードマップの作成、健康まちづくりなどを着実に実施してまいります中で、地域の活動がこれまで以上に活発となり、区民の皆様が区の一体感を感じていただけるよう、そして、その一体感を市全体で享受することができるよう、私自身努めてまいりたいと考えております。それから、昨年度好調でありました企業立地等につきましても、今後も注力していくことによりまして、昨年度の勢いを持続していきたいと考えております。
それでは、本年度の主な取り組みと組織体制について述べさせていただきます。本年度の主な取り組みについてでございますが、先ほども申し上げました区におけるまちづくり推進事業のほか、基幹公共交通軸の機能強化を目的といたしました社会実験でありますとか、ゆうゆうバスの継続的な運行、新規コミュニティ交通の導入支援など、交通体系の再デザインに関する取り組みを加速させますとともに、MICE施設やシンボルプロムナードを含む桜町・花畑地区における賑わいと潤いの都市空間づくりなど、中心市街地の再デザインを図ってまいりますほか、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー、学級支援員の増員など教育環境の充実や私立保育園に対する助成など待機児童の解消、また「(仮称)がん情報・相談センター」の設置をはじめとするくまもと医療都市グランドデザインの推進などにつきましても、それぞれ充実させていきたいと考えております。さらに、本年度は、「アジア太平洋都市サミット」や、「水銀条約外交会議」、「全国豊かな海づくり大会」などの大規模な会議の開催によりまして、本市の魅力を国内外に向けてましてアピールいたしますとともに、誘致活動につきましても官民で連携を図りながら強化していきたいと考えております。
続きまして、組織体制についてでありますが、指定都市移行に伴います区役所の設置など、昨年度から大幅な組織改編を行ったことから、本年度は、現在の組織体制の定着を図ることを基本としつつ、新たな行政課題に対応いたしますために、主に以下に述べる3点について改編したところでございます。
1点目は、農水商工局に、農商工連携推進課を新設いたしました。これは、農産物の生産から加工、商品開発、流通、消費から販路拡大までの取り組みを総合的に推進いたしますために、従来の農商工連携推進室と流通消費対策室を統合いたしますとともに、農業政策課の生産振興係の業務を移管いたしまして新設課として設置するものであります。
2点目は、観光文化交流局のコンベンション推進室を再編いたしまして、MICE推進室に改称いたします。国際会議や全国規模の大会、学会などのコンベンションに加えまして、企業等の行う会議や報奨・研修旅行、イベントや展示会などを包括いたしました新たな集客施策の枠組みでございますMICEの普及と推進を図りますとともに、スポーツ振興課からスポーツコンベンションの誘致関係業務を移管いたしまして、名称を変更するものであります。
3点目は、土木センターの機能強化であります。九州北部豪雨災害の復旧事業等を踏まえまして、整備係と維持管理係で区分いたしておりました係編成を、道路、河川、公園の施設ごとに見直しまして現場体制の強化を図ったものでございます。以上が組織についてでございます。
最後に、冒頭でも触れましたように、本市は、指定都市2年目に入りました。区まちづくりビジョンも策定いたしまして、このビジョンに基づく事業を着実に推進してまいりますことで、地域の活動がさらに活発となり、それが形となって表れ、一人でも多くの方々に本市で暮らせることを幸せに感じていただけますように、最大限努力してまいりたいと考えております。以上、本年度の抱負について述べさせていただきました。