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平成25年4月24日 定例市長記者会見

最終更新日:2013年4月24日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:わくわく江津湖フェスタ2013の開催について】

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 本日は、1点発表させていただきますけれども、その前に、先日公表いたしました職員による公金等の私的流用につきまして、私のほうから少し発言させていただきます。
 ご承知のとおり、本件は、公金等を私的に流用するという決してあってはならない行為でございまして、市政を預かる者として、その責任を大変痛感いたしますとともに、関係者の皆様方をはじめ、市民の皆様方に大変申し訳なく感じているところでございまして、ここに深くお詫び申し上げる次第でございます。
 現在、全容解明に向けまして鋭意調査を行っているところでございますが、本人が未だ行方不明であることに加えまして、領収書や激励金申請書などを偽造して騙し取りますなど、その手口が大変巧妙であることもございまして、今現在におきまして実際に支払いができていない金額が確定していない状況にございます。いずれにいたしましても、早急に金額等の事実関係を明らかにいたしまして、改めてご説明させていただきたいと考えております。また、この調査と平行いたしまして、なぜこのようなことが起きたのか徹底的に原因を究明いたしますとともに、全部局にわたります公金外会計の具体的な調査方法などにつきまして、昨日開催いたしました市政経営会議におきまして、その方針を決定し、全庁的な総点検を指示したところでございます。現在の状況につきましては、以上でございますが、今後関係職員に対しましては、厳正に対処しますとともに、再発防止に向けて取り組んでまいる所存でございます。
 なお、先ほど教育委員会の方から発表があったと思いますが、教職員の逮捕についてでありますが、昨夜から今朝にかけまして報告を受けたところであります。本件は、教育者としてあるまじき行為でございまして、このことにつきましても厳正な対処を私からも求めますとともに、担任を持っているということでもありますので、子どもたちに動揺が広がらないようにということも併せて指示をさせていただきました。
 5月3日(金・祝)から開催いたします「わくわく江津湖フェスタ2013」につきまして発表させていただきます。
 2回目の開催となります今回は、本市が誇る素晴らしい自然環境の宝庫・江津湖一帯を舞台といたしまして様々な催し物を行いますことで「地下水都市くまもと」を広く発信し、また、来場される方々に対しまして江津湖の魅力を再発見・再認識してもらう内容としたいと考えております。期間中は、地域団体やNPO法人、環境、健康づくりの各種団体など、民間事業者の方々が実施されます催し物や行政が主催するものなど、江津湖の特色を最大限に活かした催し物を予定しているところであります。なお、本日現在での参加事業数でございますが、民間が主催するものが昨年より9件増えまして42件、行政が主催するものが2件増えまして16件となっており、合計58件となっております。
 今回も環境配慮型の催し物といたしまして鋭意努めてまいりたいと考えておりますが、その具体的な取り組みといたしましては、ゴミの持ち帰りやマイバッグ・マイ箸の持参などを促進いたしますとともに、来場に当たりましては、市電やバスといった公共交通機関や自転車、あるいは徒歩でお越しいただきますなど、市民の皆様に広く呼びかけてまいりますとともに、報道各社におかれても周知にご協力いただければ大変ありがたいと考えております。
 なお、去る3月22日、本市が国連「生命の水」(水管理部門)の最優秀賞を国内で初めて受賞しております。このことは、近隣市町村と協力して行っております広域的な地下水保全の取り組みなどが世界で高く評価されたものであります。このフェスタを通じまして、今回の受賞となりました地下水保全の取り組みを含めました「地下水都市くまもと」をPRしてまいりますほか、環境保全に関する意識啓発についても、改めて力を入れてまいりたいと考えたところであります。詳細は、お手元のパンフレットをご参照いただければと存じます。私からは以上であります。

【質疑応答:職員による公金等の私的流用について】

【記者】本年度に入って公金の流用、動植物園の不適正経理も発覚しました。そして、今回は盗撮という不祥事の事案が続いていますが、政令指定都市2年目のスタートにこういう事案が続いていることに対する所感をお願いします。

【市長】公金の流用等につきましては、先ほども申し上げましたとおりでございまして、決してあってはならないことでありまして、原因究明を急ぎますとともに、再発防止に取り組んでいきたいと思っております。いずれにいたしましても、政令指定都市2年目のスタートしたばかりの中で、今のような状況であるということを厳しく受け止めて、それぞれ再発防止につなげていかなければならないと思っております。

【記者】公金等のお金の取り扱いに関しても表面化していますけれども、スポーツ振興課の職員の件につきましては、前の担当していた職員も同じような不正で関係職員が処分されているとのことですので、長い間にわたってこういったことを生むようなムードがあるということが気になるのですけれども、こういったことが続いているということについて、どのように受け止められておられますか。

【市長】今回の公金及び公金外現金の私的流用につきましては、いろいろな重要な問題が含まれていると思っております。それは、同じようなことを繰り返してしまったということでありますとか、監査の指摘がなされていたにも関らずといったことでありますとか、さらには、20年近く同じ部署に所属をしていたりでありますとか、これまで改善しなければならないということで市全体として取り組んでこようとしていたことがなされていなかったこのことが、改めて明らかになったのではないか。こういう事案であるということは、市全体として、これまでの中で最も重く受け止めなければならないような事案ではないかと思っております。今、市政経営会議の中で何度か会議を繰り返しているところではありますけれども、このことを自らのこととして、きちんと受け止めてもらえるような手口でありますとか、それを極力明らかになるように調査に入り、そして、再発防止策を全員で考えるといったプロセスをしっかりとやっていきたいと思っております。

【記者】調査の現状のお話が先ほど少しありましたけれども、まだ全容解明には至っていないということで、いつ頃を目処にはっきりさせたいとお考えですか。

【市長】今は、8割程度が明らかになっているということでありますけれども、とにかく本人が居ないということがまだ確定できない大きな要因でありますけれども、そのような状況の中で激励金等を受け取ったと思われる人への確認でありますとか、フェスタのお金などに対する確認作業を行っている。しかし、記憶があいまいな部分がありましたり、なかなか確定できないところもあるということです。しかしながら、出来る限り急ぎたいと思っております。今の段階で大変申し訳ないですが、「いつまでに」ということが申し上げられる状況ではありませんけれども、しかしながら、急ぎたいと思っております。

【記者】それに伴う処分に関しても、本人が不在のまま何らかの処分をされるのですか。

【市長】処分につきましては、もちろん厳正な対処をしたいと思っております。ただ、本人に呼びかけが届くのであれば「とにかく出てこい」ということであります。そして、自分がやってきたことをしっかりと説明して、自分なりに責任を取るということを本人に届けたいと思います。

【記者】警察への被害届などの手続きはどうされるのですか。

【市長】告発につきましては、そこも視野に入れて準備をしているところであります。

【記者】不祥事の疑いが庁内で発覚した時に、失踪を許してしまって本人が居なくなってしまった。これは防ぐことはできなかったのかと思いますが、このこと点について市長はどうお考えですか。

【市長】私が報告を受けております限りでは、昨年度分の支払いがなかなか進んでいないということで、担当課長を含めまして本人に対して再三「急げ」と促すということを行っていた中で、失踪したということであります。それが「防げなかったのか」と言われますと、なかなか難しいところがありますけれども、そのような手続きをきちんとさせようとした中で今のような状況になってしまったということであります。

【記者】発覚から半月間は、本人は普通に勤務をしていたと思いますが、その間で他の方法はなかったのか、当然逃走することも考えられたと思いますが。

【市長】逃走を防ぐことは、非常に難しいことだろうと思います。全てを明らかにすることを求めていた過程の中でのことであったかと思いますが。

【記者】金額も高額でありますし、もう少し早い段階で警察に通報するなりして、逃走や証拠隠滅の恐れを防ぐことも出来たのではないかと思いますが。

【市長】まず、そういう状況になった時に警察へ通報するということを考えるものではないと思います。市の中で起きたことでありますから、市の中でしっかりと原因究明をして、対策を講じていくということが基本であると思っております。甘いと言われるかもしれませんが、逃走するということまで想定は出来なかったということであります。

【事務局】3月の中旬にある競技団体から「支払いが遅い」という情報を頂いて、3月下旬の逃走するまでの間は、私の方で確認をするという作業を重点的にやらせていただきました。当然、不正流用をやっているということを前提としてやっていたものではなかったということもございまして、まず書類や通帳確認をやらせていただくべきだということで、提出するように指導をしていた中で、最終期限を切った段階での逃走ということになりましたので、当然まだ犯罪者という断定も出来ておりませんし、内容確認も出来ておりませんでしたので、警察への届出等が出来る状況ではなかったということであります。

【市長】そのような手続きの遅れという認識であったということであります。

【記者】これまでも課題として挙がっているような問題が改善されずに今回も発覚したと思います。再発防止ということもおっしゃっておられますが、これまでよりさらに踏み込んだ対策が必要だと思いますが、市長としてこれまでの対策と違う再発防止策のお考えは現時点でございますか。

【市長】公金外現金の取り扱いにつきましても、本年4月1日から要綱を策定しているわけですが、今回の市政経営会議の中でその要綱の内容につきましても改めて説明したところでありますけれども、その辺の全体的な認識がまだまだ浅かったということもありました。ですから、基本的には、これまでやってきた対策がどこまで浸透していたのか、それから監査もしっかりとなされていれば防げていたものではないのか、今の仕組みの中でどうであったのかということをまず検証しなければならないと思っております。それを踏まえたうえで、さらなる対策が必要かどうかというところ。先ほども申し上げましたが、今回の件につきましては、市政経営会議のメンバーで一緒に調査方法につきましても、今回のようなことを浮き彫りにするための調査とはどういうやり方ですとか、その調査を踏まえたうえで、再発防止のための対策をこれまでに加えて何が必要なのか等をこのメンバーの中で最終的に決定したいと思っております。この問題につきましては、もちろん急がなければなりませんけれども、再発防止にいたりますまでには丁寧にやっていきたいと思っております。

【記者】調査というものは、今回の件について、どういう手口だったのか、どのようにして起こったのかという調査ですか。

【市長】いいえ。手口につきまして、本人が居ない状態で分かる範囲につきましては、市政経営会議の中で周知をしたところであります。そして、今はその次の段階の調査に入ったということであります。公金外現金の取り扱いでありますとか、各課で現状がどのようになっているのかという調査に入っているということであります。

【記者】今回の方は、20年ほど同じ職場に在籍していますが、前回、上下水道局で公金の横領があった時も課は異動されておられますけれども、上下水道局に長年居られた方だったと聞いております。長期同じ職場に居る職員に対して次の異動の際に調査をするとか、そういった対策は考えておられますか。また、人事の適切な管理についてはどう思われますか。

【市長】これまでも長期同じ部署に居る職員に対しましては、基本的にはジョブローテーションということを前提として人事配置を行ってきました。しかしながら、そこには例外もあるわけであります。専門的な技術が必要とされる部署もありまして、他の人に代われないようなところがあるのも事実ではありますけれども、しかしながら、今回のことを考えました時には、決してそれには当てはまらないと思っておりますので、そういうところが他にないかということを検証の1つと思っております。あくまでも例外であるということが少し広く運用されていたのではないかと感じております。これは、私自身の反省であります。

【記者】例外というのは、専門性の高い技術的な職員ということですか。

【市長】そうです。今回のこの職員の場合は、それに当てはまらないと判断しております。そのような状況で放置されていたということの問題責任はあると思っております。

【質疑応答:熊本城に関する文化庁からの指摘事項について-1】

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【記者】昨日の文化財保護委員会でも話題になりましたが、熊本城の復元整備のあり方について18日に文化庁と協議されて、市長のほうにも内容についてはご報告をされたとお伺いしておりますが、文化庁としては「今のやり方を一度リセットしてほしい。それほど深刻な状態である。」と伝えられたとお聞きしましたが、市長として、現時点で整備のあり方、活用のあり方について市としてどこに問題があったのかと、ご認識されているのかお聞かせください。

【市長】今回の報告を受けまして、大変厳しい指摘を頂いたと感じました。これだけ厳しい指摘をいただくまでの間に何らかの対策を講じることが出来なかったのかという私自身の反省も持ったところであります。今回改めて担当課等に指示をしたこととしまして、まず、文化庁が求められておられます専門組織の設置につきまして、検討を急ぐようにということで指示をさせていただいたということであります。それから、復元整備自体については、「リセット」という言葉もありますが、この復元事業自体が全く否定されたものではないと思っております。ただ、1つ言えることは、第2期の10ヵ年計画がございますけれども、そのスケジュールに拘ることなく、指示を仰ぎながら保護を基本と置きながら復元に切り替えていくべきであるという話をいたしました。それから、もう1つの利活用のことについては、一定のルールはきちんと守るべきであろうと思いますが、保護と利活用の適度なバランス。利活用を図るということは、あまり文化財のお城等に関心がない方を惹きつけて文化財に触れていただくという貴重な機会でもあると思いますので、しっかりとバランスを考えながら利活用についても今後行っていきたいということなど、報告を受けた中で担当課と協議をしたところであります。ですから、また近いうちに上京をし、文化庁の方にそのような考え方を改めて説明をさせる予定であります。

【記者】文化庁の報告の中でも3年前から指導をしていたにも関わらず、何故是正されなかったのか、是正するという意識がなかったのではないかという疑問もありますけれども、それについてはどうお考えになられておられますか。

【市長】3年前の馬具櫓の復元の際には、復元年代の設定でありますとか、技術的な指導について文書で指摘を受けまして、復元のスピードなどにつきましても口頭で指摘を受けてきたというものでありました。復元整備は、国の現状変更の許可を得ましての事業でありまして、復元年代の設定でありますとか、技術的な指導につきましては、個別に対応してきたという認識でおりました。しかしながら、復元のスピードでございますとか、発掘調査の報告書の作成などにつきましては、対応が十分でなかったことであろうと考えているところでございます。ですから、全く対応してこなかったというものではない。しかしながら、不十分であったという中で今回の厳しい指摘に至ったものと思っておりますので、しっかりと残された課題につきまして対応してまいりたいと思っております。

【記者】城彩苑の整備についてですが、熊本城の策定報告書の中には、規制をかけて公園化すると書いてあったが、城彩苑というものを整備したということで、文化庁の方からも「文化財の価値を損なう状態にある」という指摘があったかと思います。城彩苑の整備については、文化庁の指摘をどう受け止めてらっしゃいますか。

【市長】城彩苑があります桜の馬場地区でありますが、昭和57年に策定されております熊本城跡の保存管理計画策定報告書におきまして旧城域として将来史跡の追加指定を目指す地区とされている場所であります。城彩苑は、元々県営プールがあった場所でありますが、平成9年度に策定されました熊本城復元整備計画によりまして、熊本城をより深く多くの方に理解していただくために熊本城のエントランスゾーンとして体験学習機能を備えた城彩苑を整備したものでして、私どもの考え方としては、お城の魅力をより引き出す、あるいは広く多くの方たちに知っていただくための施設であるということで整備をさせていただいたものであります。また、外観につきましても、極力お城の雰囲気を壊さないよう、また遺構に影響を与えないよう元々プールがありました場所を中心に文化庁とも協議を行いながら整備を進めてきたと認識をしております。ただ、そこも含めまして、文化庁のお考え等につきまして、改めまして再度把握はしておかなければならないだろう。そして、現状において何か対応が必要なことがあればやらなければならないと思っております。ただ、これまでの進め方としては、そのままのプロセスで進めさせていただいております。

【記者】文化庁から出されている改善点については、回答や対応をいつぐらいまでにとお考えですか。

【市長】出来るものから早急にと思っております。専門組織等の設置につきましても、その意向は伝えてありますが、もう少し具体的なものにして回答させていただきたいと思っております。ですから、これはなかなか1回で終わるものではないと思っておりますので、とにかく何度も足を運ぶ中でご理解をいただけるように努力をしたいと思っております。

【記者】復元の整備計画については、見直すという形になるのでしょうか。先ほど「スケジュールに捉われず」とおっしゃいましたが。

【市長】私どもとしては、今第2期の中で進めております事業自体を否定されているのではないと認識しております。ただ、今の遺構の保護の仕方でありますとか、研究報告書の作成でありますとかのご指摘、その進め方についての厳しいご指摘であったかと認識をしておりますので、今の計画自体を大きく見直そうとしているものではありません。スケジュールにつきましては、指摘を踏まえた中で慎重に考えていかなければならないだろうと思っております。

【記者】城彩苑の整備について、史跡の価値を損ねるなど厳しい意見を向けられたと思いますけれども、将来的に史跡の追加指定を考えてらっしゃる場所であるので、城彩苑を造る前の段階でもう少し文化庁と意見交換等が出来なかったのか。急いで造ったという印象を受けたのですが、それについていかがでしょうか。

【市長】城彩苑についてもそうですが、復元整備の進め方ですとか、利活用のことなど、いろいろな思いを持っておられると思います。確かに、これまでもう少し意思疎通をしっかりと図っていればこういう状況にならなかったという指摘は受け入れなければならないと思っております。もうここに至っておりますので、しっかりと改めて文化庁の考え方等を確認しながら丁寧に対応していきたいと思っております。熊本城が大変重要な文化財であるという思いは私たちも、もちろん持っているわけでありまして、その基本的な思い自体に変わりはないと思っております。復元整備だけで申し上げますと、一口城主という形でも多くの皆様方が期待されている事業でもあると思っておりますので、そのような方々の気持ちに、ぜひ応えたいと思っております。ただ、進め方の問題の中で丁寧にやっていかなければならないと思っております。

【記者】観光客に長く居てもらうための施設として必要だとは思いますけれども、まだ追加指定されていないとはいえ、将来的に史跡の追加指定をする予定地であればより慎重な対応が必要ではなかったのか。急ぎすぎたのではないかという印象が強いです。

【市長】そういう場所でありますから、相談も何もせずに一方的に進めてきたものではないと思っておりますが、今の状況を見ますと考え方に対する温度差があったことは間違いないだろうと思います。ですから、率直な意見交換を行う中でもう一度しっかりと丁寧に進めていく必要があると思っております。

【記者】今後も追加指定は目指していかれるのですか。

【事務局】昭和57年策定の熊本城跡の保存管理計画策定報告書の見直しを現在行っているところでございまして、平成26年度の策定を目指しております。その中で、今後の指定をどうしていくかという議論を行っていくべきだと認識をしております。この策定報告書の計画の中に追加指定のことが書いてありますので、その策定委員会の議論の中で今後どうしていくのかについてもう一度議論していく必要があると思っております。

【記者】追加指定するかは白紙の状態だということですか。

【事務局】いいえ。「追加指定をする」と書いてありますので、基本的な方向性としてはそうだと思いますが、現在、報告書自体の見直しをかけているところでございますので、その中での議論を見守っていきたいと考えております。

【質疑応答:地方公務員の給与削減について】

【記者】国から地方公務員の給与の削減を求めている問題で、岡山県のように職員組合に削減を提示している自治体も出てきておりますが、熊本市としてはどうされますか。

【市長】まだそこまでには至っておりません。先日も熊本県市長会として国に対して意見書を出したところでありますし、地方6団体におきましても国との協議がまだ続いている状態でありますので、組合との協議に至っているものではありません。今回の手法等についての疑義を訴えているという状況であります。

【質疑応答:熊本城に関する文化庁からの指摘事項について-2】

【記者】1期目10ヵ年の時は、櫓の整備ですとか本丸御殿など文化庁と歩調を併せながら問題なく進んできたと認識しておりますけれども、今回の2期目は、3年前から指摘があっているというのは、どういった事情でしょうか。

【市長】そこも含めまして文化庁の考え方を確認する必要があると思っております。聞きますと、1期目は、築城400年という目標があったということで。そこに向けて1期の復元整備を進めてきたということです。そこについては、文化庁としても出来る限り歩調を併せていただいたのではないかと思っております。ただ、2期以降の復元につきましては、大きな期限的な目標があるというわけではありませんので、そこについては1期目以上に慎重な姿勢になられたのではないかと思っております。そこはこちらの方の想定でありますから、1期についてどうであったのかを含めて文化庁の考え方を確認したうえで2期目も進めていかなければならないと思います。

【記者】文化財保護委員会ですとか、花畑・桜町再開発に関する委員会も始めからスケジュールが決まっていて委員の意見を尊重せずに執行部がやってきたという話がありますが、その辺はどう思われますか。

【市長】お城の話と花畑・桜町の話を一緒に聞かれるとなかなか応えにくいところがございます。

【記者】文化財保護委員会のほうだけのお話で結構です。

【市長】それは、先ほどから申し上げていることに尽きると思います。こちらとしては、審議会に諮りましたり、先ほど3年前の是正についての対応等も闇雲に進めてきたわけではないという認識を持って行ってきたわけでありますが、ただやはり、この現状を考えました時には、これまでの進め方に問題があったことは間違いないだろうと思っておりますので、どこに問題があったかを確認したうえで、今後に反映させたいと思っております。

【質疑応答:花畑・桜町地区再開発事業の附帯決議に関する特別委員会について】

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【記者】昨日行われた花畑・桜町の再開発の特別委員会の中で、次回は責任ある人の出席を求められましたけれども、市長として出席するお考えはありますか。

【市長】議会の方の意向を確認しなければならないだろうと思っております。もちろん、私に出席を求められれば出席したいと思っておりますが、いずれにしても議会の意向を確認したうえです。

【記者】現時点で確認はされておられないのですか。

【市長】まだしておりません。
(終 了)

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