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平成25年6月21日 第2回定例会後市長記者会見

最終更新日:2013年6月21日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:第2回定例会を終えて】

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 本日は、定例会を終えての所感について述べさせていただきまして、その後に3点発表させていただきます。
 まず定例会についてでありますけれども、今回提出いたしました予算案、条例案などの議案につきましては、議会におきまして慎重に審議をしていただきまして、その結果として原案どおり全て可決となったところであります。また、第1回定例会におきまして、予算の執行が凍結されておりました「桜町・花畑地区再開発事業関連予算」につきましてもご承知のとおり、凍結解除となったところであります。このほか、一般質問におきましては、コンベンション誘致でございますとか、東アジア戦略などの観光戦略、TPPによる影響を踏まえました農業振興、あるいは、ICカード導入や道路整備など交通に関しますこと、マイナンバー制度への対応、区のまちづくり、環境、教育、福祉など、市政全般にわたりまして幅広いご質問をいただいたものであります。また、大都市制度や道州制、州都に対する考え方や、人口減少社会の到来を見据えました持続可能な社会の実現など、中長期的な視点に立ったご質問もいただいたところであります。今回いただきましたご意見等につきましては、今後の市政運営の糧としたいと考えております。

【市長発表:アメリカ・サンアントニオ市への訪問について】

 続きまして、アメリカ・サンアントニオ市への訪問について発表させていただきます。サンアントニオ市とは、1987年12月に姉妹都市の締結を行っておりまして、今年で25年目を迎えます。この節目の年を迎えるにあたりまして、サンアントニオ市長から、招聘状が届いておりまして、7月10日(水)から7月15日(月)の日程で、同市を訪問することとなりました。今回は、25周年祝賀の開催に加えまして、サンアントニオ市におきまして第57回全米国際姉妹都市協会年次大会という国際会議も開催されておりまして、この会議でのオープニングスピーチも要請されているものであります。オープニングのスピーカーとしましては、サンアントニオ市長等名誉ある数名の方々とともに、そのうちの1人として私も行う予定であります。詳細は、お手元の資料をご参照いただきたいと思いますが、この度の訪問を機に、10月31日から本市で開催することになりますアジア太平洋都市サミットに、サンアントニオ市長を招聘いたしまして、特別基調講演をお願いしたいと考えているところでありまして、両市の交流を更に深めていきたいと考えております。

【市長発表:フランス・ジャパンエキスポでのシティプロモーションについて】

 続きまして、フランス・ジャパンエキスポでのシティプロモーションにつきまして発表いたします。ご案内のとおり、本市は、本年2月にフランス・エクサンプロヴァンス市と交流都市の締結を行いましたが、東アジアのみならず、欧州におきましても本市の存在をアピールいたしますため、7月4日(木)から7月7日(日)までの日程で、パリ市近郊で開催されます「第14回ジャパンエキスポ」に、県と共同で出展をいたします。このジャパンエキスポには、若者を中心としまして、フランスだけでなく、欧州各地からの日本ファンが23万人ほど集まると見込まれておりまして、参加者の方には、是非熊本を知っていただきまして、熊本への誘客や両国の友好親善に寄与していただきたいと考えております。出展内容については、「くまモン」が参加するほか、本市からはケロロ軍曹加藤清正バージョンのフィギュアを展示いたしますとともに、熊本城の大型パネルをブース内に設置いたしまして、写真撮影会を開催いたします。また、本市のフランス語パンフレット(2種類)を来場者に配布いたしますほか、熊本クイズ大会なども開催する予定であります。また、このジャパンエキスポ出展に併せまして、エクサンプロヴァンス市も訪問することとしておりまして、今後の交流について協議を行いますほか、本市からジャパンエキスポに参加される民間の方々におきましても、民間レベルでの交流を積極的に図っていきたいと考えております。詳しくは、お手元の資料をご参照ください。

【市長発表:夏季の節水重点期間について】

 最後に、夏季の節水重点期間について発表いたします。本市では、平成17年度から市民一人一日あたりの生活用水使用量230リットルを目標といたしまして、節水市民運動を展開してまいりましたが、水使用量は年々着実に減少しておりまして、昨年度は228.9リットルと、市民の皆様のご協力もありまして、初めて目標を達成することができました。本年度も、年間を通じまして節水の呼びかけを行っているところでありますが、特に水使用量が増加いたします7月から8月までの期間を「夏季の節水重点期間」と位置づけまして、多くの方々に節水に取り組んでいただきますよう、PR活動にも力を入れていきたいと考えております。具体的には、交通センターや、ショッピングモールなどにおきまして、節水啓発の催しを行いますほか、前年同期と比較いたしまして水道使用量が節減できた方に、白川中流域の水田で育ちました農産物「水の恵み」セットが抽選で当たる「わくわく節水キャンペーン2013」を実施いたします。また、6月30日(日)午後1時から市庁舎前広場で「夏季の節水重点期間オープニングセレモニー」を開催いたしまして、下通り入口から新市街までパレードを行う予定でもあります。市民の皆様お一人お一人の節水の実践によりまして、昨年度に引き続き目標を達成したいと、さらなる節水を考えておりますので、引き続きご協力をお願い申し上げます。なお、 平成20年度から実施しております「くまもと「水」検定」につきましても、7月1日から実施いたしますので、多くの市民の皆様に、熊本の水の魅力や課題などについて知っていただきたいと考えております。私からは以上であります。

【質疑応答:職員給与の削減について-1】

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【記者】職員給与の削減についてですけれども、「所得を増やすことに逆行する。」ですとか、「地域の経済にもいい影響はない。」といった指摘もありましたけれども、職員給与の削減についての市長のお考えをお願いします。

【市長】これは、本会議の質問、あるいは、委員会等でも述べてきたとおりですが、本来であればこういうことはあってはならないと思っております。異例の国からの要請。しかも、それが交付税を実際に削減するということで、なかば強制的に地方公務員の給与を引き下げるような、地方分権に明らかに逆行するようなやり方に対しまして、強い憤りを覚えているものでありまして、国に対して二度とこのようなことを繰り返さないように強く申し入れを今後も行っていかなければならないと思っております。ただ、現実問題として交付税がカットされております中で給与削減を行わないという判断をすることが出来ませんでした。このことにつきましては、地域経済に与える影響、あるいは、職員に対しましても負担を与えかねないことではありますけれども、やむを得ない措置としてご理解をいただきたいと思っております。

【質疑応答:市長の給与1ヶ月カットについて】

【記者】市長給与の1ヶ月カットの件ですけれども、議員からも「前回も同じようなことをやったけれども、やはり不祥事が起きている。」「実際の効果があるのか。」といった声もありましたけれども、今回のカットすることによって市長の再発防止に向けた思いをお聞かせください。

【市長】再発防止と今回の給与カットというのは、イコールではないと思っています。再発防止という意味におきましては、これまでもこの場で何度か話をしてまいりましたように、何が行われたでありますとか、原因究明、それからそれに基づいて全庁的な調査、さらには、それを踏まえましての再発防止策、そのようなことを徹底することによって二度と同様のことを繰り返さないという強い決意で今回臨ませていただいたものであります。今回、何故給与カットに踏み切ったかということでありますが、「二度と同じようなことを繰り返さない。」と申しましたが、今回の不祥事というものは、今申し上げましたような再発防止策、これまで行われていたはずの再発防止策等が徹底されていなかったことによって引き起こされた。当事者の責任はもとよりでありますけれども、組織としての責任が大変重い、組織が生み出した不祥事であると言っても過言ではないという私自身の思いがあります。そういう中で組織のトップとして、このような形で責任を取らせていただいたものであります。

【質疑応答:職員給与の削減について-2】

【記者】職員の給与削減と不祥事続発についてですけれども、職員の給与削減のいろいろな質問の場でも士気を落としてしまうのではないかというご意見もあったかと思います。不祥事も続いて市民の皆さんの視線の厳しさであるとか、給与削減とか市職員の方も思いがいろいろあるかと思いますが、再発防止もそうですが、士気を高めるような工夫などはありますか。

【市長】今回の給与削減の措置に対する考え方につきましては、今回の議会を通じまして、思いも含めて話をさせていただきましたし、市政経営会議等でもそのような趣旨のことは話をさせていただいたし、今後もやらなければならないだろうと思っております。それから、これはこれからの予定ですけれども、全職員に対しまして、今回何故このような給与削減の判断をしたのかという説明をしなければならないということで、メールの配信の準備をしているところであります。その中で、特にここ数年市町村合併でありますとか、政令指定都市への移行、さらには昨年の九州北部豪雨災害に対する対応でありますとか、職員が非常に頑張っているということに対しまして、改めて感謝の気持ちも含めて、政令指定都市2年目に入って市民の皆様方の期待も高い、それに応えていこうと、共に頑張っていきましょうという趣旨のメールを配信しようということで今準備をしているところであります。

【記者】そのメールというのは、市長から全職員にということですか。

【市長】はい。

【質疑応答:桜町・花畑地区再開発事業関連予算の凍結解除ついて】

【記者】先ほどの所感でもおっしゃられた凍結されていた花畑・桜町の予算ですけれども、特別委員会の場とか、その他の場でも市長が交渉の先頭に立って進めていくというお話もありましたけれども、今回、凍結が解除されて、まず何を重点的に取り組んだり進めたりしようとしているのでしょうか。

【市長】この凍結期間にそれぞれ進めることが出来なかったことがありますので、これをスタートできるように準備を始めたいと思っております。それから、この事業というものは、関係者の方々の協力が無ければ進めることが出来ませんので、地権者でありますとか、事業者でありますとか、そのような方たちにこれまでの議会での議論も含めて説明し、今後の事業進捗に対して協力していただけるように改めて話をしなければならないだろうと思っております。

【質疑応答:6.26水害から60年の所感】

【記者】6.26水害からまもなく60年の節目を迎えますけれども、それに対する所感をお願いします。

【市長】昨年の7.12水害もありましたが、しかしながら、数多くの死者、あるいは被災が発生いたしました昭和28年の白川大水害の事も私どもとしては決して忘れてはならない災害であるという位置付けでおります。昨年改めて九州北部豪雨災害ということで白川などでの水害が発生したわけでありまして、今は防災、減災に向けた取り組みに力を入れているところではありますけれども、それをさらに強化しなければならないと思っております。昨年の九州北部豪雨もそうですし、昭和28年の白川大水害も市民の皆様方の記憶にもしっかりと留めておいてほしいということで展示するという機会も設けようと考えております。特に、白川大水害からは60年という節目の年でもありますので、白川大水害が過去に発生したことを、まだ産まれていなかった方が多数を占めております中で、そのような啓発を行っていきたいと考えております。

【記者】当日に、それに関連した市長の動きの予定はありますか。

【市長】詳細についてはまだ承知をいたしておりませんが、パネル展示等で市民の皆様方に対する周知を図ろうと準備をしているところであります。これは、熊本市だけでやるのではなく、国等々とおそらく一緒になってやるのではないかと思っております。それに加えまして、7.12の九州北部豪雨災害についても改めて啓発を行いたいということで準備を進めているところであります。

【質疑応答:参議院選挙に向けて】

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【記者】夏の参議院選挙が迫ってきて、前回の衆議院選挙でも開票作業でトラブルがあったかと思いますけれども、今回の開票作業に向けて、例えば研修に立ち会うとか、開票場に行かれるとか、市長のほうで何かお考えになられている対策はありませんか。

【市長】私自身が研修等に立ち会うというスケジュールが現時点で組まれているものではありませんが、ただ、前回の反省を踏まえまして、このことも二度と繰り返してはならないことだということ。それから、研修等も何回か行われておりますが、進捗状況についての私自身の確認でありますとか、その辺は選挙管理委員会事務局と直接話をし、確認しながら準備を進めているところであります。私どもとして出来ることをしっかりとやっていかなければならないと思っております。

【記者】今回は北区が単独で開票作業をされて、他のところは全体でやりますが、政令指定都市になって、それぞれの各区ごとの開票に今後なっていくと思うのですけれども、今年については分かれることで心配だったり、逆に期待されているところはありますか。

【市長】基本的には、各区ごとで行われていくのが基本であると思っております。ただ、一気にいかない中で今回は段階的な措置ではないかと思っております。もちろん分けることによってのメリットも考えられるでしょうが、逆にきちんと監視が行き届くかどうかですとか、マイナスにもなりかねないことも懸念されるわけでありますから、十分そこのところは想定したうえで準備を進めてくれているものと認識しております。

【記者】今回は大丈夫ですよね。

【市長】同じことを繰り返さないように全職員が気を引き締めて準備を進めているところであります。

【記者】今朝開かれた選挙管理委員会でも前回はあれだけのミスをしたわけで、今回は大きくやり方を変えるのではなく、前回同様1箇所でやる方がいいのではないかという意見も出ましたけれども、今回からあえて北区を実験的に分けてすることが適切なのでしょうか。

【市長】基本的には、選挙管理委員会が決められることですので、委員さんの中にはいろいろな考えをお持ちの方もおられると思います。ただ、最終的には選挙管理委員会が決定される事項でありますので、そのような懸念にしっかりと、そうならないように応えていかなければならないだろうと思います。
(終 了)

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