発表に入ります前に、先日、本市管理職の職員が起こしました飲酒運転につきまして、冒頭述べさせていただきます。飲酒運転の撲滅につきましては、ご承知のとおり昨年8月「熊本市飲酒運転撲滅宣言」を行いますとともに、各職場におきまして飲酒につきましての話し合いや、飲酒のルールづくり、終礼の実施など、全庁を挙げまして様々な対策を講じてきたところでありますが、今回、このような事案が発生したことにつきまして、私自身、大変な憤りを覚えているところでございます。またしても、このような結果を引き起こしましたことを市長といたしまして、大変責任を感じているところでございまして、ここに市民の皆様方に対しまして深くお詫びを申し上げる次第でございます。
なお、職員の処分につきましては、既にご承知のとおりでございますが、懲戒処分の指針に照らしまして、当該職員を本日付けで免職といたしまして、その上司につきましても訓告等の措置を行ったところであります。また、本件の発生を受けまして、7月29日(月)、8月6日(火)、本日、市政経営会議を開催いたしまして、綱紀の保持はもちろんのこと、今後の対策につきまして、局長等と協議を行いまして、新たな取り組みとして、以下の2点を決定したところでございます。
1点目は、これまでの飲酒運転の事例を踏まえまして、「飲酒場所に車等を持ち込まない」という取り組みを全庁的な取り組みとして定めまして、飲酒運転撲滅宣言の中に加えさせていただきました。全職員へ周知を図りまして、二度と飲酒運転を起こさないことの徹底に努めたいと考えております。2点目は、飲酒運転撲滅のためには、常に職員への動機付けが必要でありますことから、飲酒運転撲滅のための職場のルールが守られているかどうか、コンプライアンス担当部署から定期的に各職場で話し合い、検証させる仕組みとしたいと考えております。以上、2点でございます。今後もこのような取り組みを徹底いたしまして、飲酒運転も含めました不祥事根絶に向けて、粘り強く取り組んでまいりたいと考えております。