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平成26年1月22日 定例市長記者会見

最終更新日:2014年1月29日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:城南図書館・児童館のオープンについて】

市長記者会見の様子 

 

 本日は、城南図書館・児童館のオープンにつきまして発表いたしました後、その後、数点ご報告させていただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。
 まず、城南図書館・児童館のオープンについてでございますが、来る3月1日、南区城南町に地域の生涯学習の拠点・子どもたちの健全育成のための施設といたしまして「城南図書館・児童館」がオープンすることになりました。本施設でありますが、平成22年3月に策定しております「熊本市・城南町新市基本計画」に基づきまして、本と出会い、人と出会い、地域住民の生涯学習とふれあい交流の場となる図書館を目指し、また、児童館を併設した施設として、火の君文化センター隣に建設を進めてきたものであります。図書館は、6万8千冊の蔵書を整備した一般開架のほか、視聴覚・パソコンコーナー・学習コーナーや多目的室を、児童館は、子どもたちの交流の場となります遊戯室・集会室・おはなしコーナー・芝生広場などを設けているものでございます。建物の構造を木造といたしますことで、木の優しさ・ぬくもり・親しみやすさが感じられる施設とし、また、太陽光発電システム、貯留槽設置による雨水利用、多目的トイレの設置、LED照明の配置など環境やバリアフリーにも配慮した施設となっております。
 なお、3月1日には、関係者をお招きしました記念式典を開催いたしますとともに、コンサートや朗読会などのオープニングイベントも開催する予定でございます。その他、内覧会や施設の詳細につきましては、お手元の資料をご参照いただければと存じます。

【市長発表:急行バス社会実験の利用状況等について】

 続きまして2点目は、現在、社会実験中でございます急行バスにつきまして述べさせていただきます。今月14日から実施しておりますイオンモール熊本クレアから交通センターを結んでおります急行バスの社会実験についてでございますが、昨日までの結果につきましては、お手元に資料を配付いたしておりますので、ご参照いただければと存じます。まず、平均所要時間についてでございますが、既存バス路線が38.4分であるのに対しまして、急行バスが31.6分ということで約7分短縮されておりますとともに、定時性につきましても、既存の路線バスが平均9.2分遅れているのに対しまして、急行バスの遅れは平均3.8分となっているものでありまして、速達性・定時性の確保につきましては、概ね期待したとおりの結果が得られているという考えでおります。次に、利用者数についてでございますが、初日の35人から、日を追うごとに伸びてきているところでございまして、現在では53~54名程度利用されているという状況でござまいす。因みに、この時間帯における通常のイオンモール熊本クレアでのバス利用者総数は、約150人であることから、約3~4割の方が急行バスに乗り換えているという計算になっております。なお、併せて実施しているパークアンドライドについてでございますけれども、既に利用されておられました方が45台であるのに対し、今回の実験を期に新たに登録していただいた方が現在6名となっておりまして、この点につきましては、まだ十分に活用されていない状況という認識であります。本市といたしましては、交通体系の再デザインをさらに進めてまいりますために、今回の実験を今後のバス路線網再編の具体化に繋げていくこととしておりまして、これを機会に、さらに多くの方々に実験への参加や公共交通の利用促進を呼びかけて参りたいと考えておりますので、皆様方におかれましてもご協力をよろしくお願い申し上げたいと存じます。

【市長発表:宇城広域連合からの脱退に伴う各種サービスの変更について】

 続きまして、宇城広域連合からの脱退に伴います各種サービスの変更につきまして述べさせていただきます。

 旧富合町・旧城南町につきましては、宇城広域連合との協定に基づきまして、合併の日から平成26年3月31日までの間、本市が宇城広域連合に加入いたしまして、宇城広域連合において両町域の消防、し尿処理、ごみ処理及び火葬場に関する事務を実施するとしたものであります。この宇城広域連合につきましては、本市の脱退に関しまして、各構成市町と協議が整いましたことを受けまして、12月の市議会において議決いただきましたほか、広域連合の各構成市町におきましても、宇土市、宇城市が一昨日の20日、美里町が昨日21日に、それぞれ脱退議案について可決いただいたというものであります。このことによりまして、これまで宇城広域連合において実施しておりました富合・城南地区における、ごみの分別など4つの事務が本年4月1日から熊本市において実施され、ルール等の統一も図られることとなったものでございます。これも詳細につきましては、お手元の資料をご参照いただければと存じます。

【市長発表:中国・上海における熊本港ポートセミナーについて】

 最後に、先週16日、中国・上海で開催いたしました熊本港ポートセミナーにつきましてご報告をさせていただきます。海外でのポートセミナーにつきましては、外国の企業などが熊本港を利用、あるいは検討していただきますために、私が会長を務めております熊本港ポートセールス協議会と県、市の共同で昨年度から開催しているものであります。今回は、中国・上海市におきまして、物流関係や上海に進出しております日系企業など約50名の方にご参加いただきまして、熊本港の紹介とセールス活動を行ってきたものでございます。セミナーにおきましては、熊本港が都市圏の産業集積の高さなどからポテンシャルの高い港であることは認識していただいたと感じているものでありますが、熊本港の地理的優位性を活かすための戦略とともに、現在の週2便を、更に増便いたしますなど、リードタイムの短縮を望む企業もおられまして、利便性の向上につきまして、さらに力を入れなければならないと感じたところでもあります。なお、この熊本港でございますが、一昨年のガントリークレーンの設置をされましたり、コンテナ国際定期航路の週1便が週2便化されたということもございましたり、県と連携いたしました荷主企業に対する助成やポートセールス活動の成果などによりまして、昨年1年間の総コンテナ貨物取扱量は、過去最高の7,022TEUとなっておりまして、前年比約40%増となりましたほか、昨年、大型クルーズ船が初めて就航いたしますなど、物流のみならず、観光など人流の拠点といたしましてもその機能も発揮されつつあると感じているところでございます。今後も、熊本港のPR活動を積極的に行ってまいりますことで、荷主企業、あるいは観光で来熊される方にも大いに熊本港を利用していただけますように県と連携した取り組みをさらに進めていきたいと考えているものでございます。また、今回は、ポートセミナー以外にも上海市旅遊局や、領事館などを訪問してまいりました。また、企業等にも訪問してまいりました。上海事務所を開設いたしましてから2年が経過したところでございますが、これまで力を入れてまいりましたインセンティブツアー誘致も、すでに1,000名を超える観光客にお越しいただきますなど着実に成果を上げているのではないかと感じているものでありますが、今後とも企業への誘致活動などを積極的に進めてまいりたいと考えております。私からは以上であります。

【質疑応答:急行バス社会実験の利用状況等について-1】

【記者】まだ1週間ぐらいの結果しか出ていませんが、これをもって来年度以降もこの路線での急行バスを確定させるのか。あと8方面にも社会実験の急行バスを進めていくのか。その点についてお願いします。

 

【市長】この位置づけですけれども、全体のバス網再編の中の大変重要な取り組みとしての社会実験ということでありますから、もちろん社会実験の結果を踏まえて是非定着できるようにしていきたいと考えております。全体を考えました時に、公共交通網の基幹軸を8軸考えておりますけれども、急行バスとして位置づけたいと考えている路線も他にいくつかございますので、この社会実験の結果を持って他の路線等にも反映してまいりたいと考えております。全体の公共交通網の再編を確実に進めていくことができるような社会実験にしたいと考えております。

 

【記者】一方で、ゆうゆうバスが南区・西区方面を走っていますが、今年度いっぱいで廃止の方向だと伺っておりますけれども、そういった交通不便地域での公共交通の在り方はどのようにお考えですか。

 

【市長】交通不便地域につきましては、ご承知の通り基本条例を制定いたしまして、交通不便地域というエリアを設定させていただいております。まずは、その空白地域の解消に向けて、現在、乗り合いタクシーをすでに数か所運行を開始しているということでありますし、残りの空白地域につきましても地元と鋭意協議を進めているという状況でございます。全体のバス網再編とともに空白地域の解消は、私どもにとっても大きな課題と思っておりますので、そこにも並行して取り組んでいきたいということと、今回、ゆうゆうバスを廃止せざるを得ないところにつきまして、空白地域でありますとか不便地域の対象となっているエリアもありますので、今後は新たなやり方で公共交通手段を確保できないかを地元の皆様方と協議しながら進めていきたいと考えております。

 

【記者】急行バスの実験と併せて行われておりますパークアンドライドに関してですが、新規の登録が6人ということですが、初日から比べて6人増えたのですか。

 

【市長】これまでパークアンドライドをやってらっしゃった方に加えまして、社会実験とともに一定の枠を確保して、そこに新たに加わられた方が先ほど申し上げた数字であるということです。ですから、もっと多くの方にパークアンドライドと急行バスを利用していただきたいという想定でしたけれども、なかなかそちらのパークアンドライド自体が伸びていないということでありますので、急行バスとともにパークアンドライドを併せて周知を徹底する必要があると考えております。

 

【記者】6人という数字について、この人数に止まっていることについてどうお考えですか。

 

【市長】その辺は社会実験が終わりましてアンケート調査等も行うことになると思いますので、それも踏まえて分析する必要があると思っております。先ほど申し上げたように周知がまだまだ不足しているところもあるという思いもございますので、社会実験の期間内に徹底できる部分は徹底していきたい。少しでも利用の向上に努めていきたいと考えております。

 

【記者】今回の急行バスの運行で普段の路線バスより7分間短縮されるということですけれども、この急行バスの当初の目標値は何分でしたか。

 

【市長】当初の目標値は短縮効果として、最大10分間の短縮ということで予測をしておりました。それに比べて先ほどの数字でありますので、少し差はありますけれども限りなく近い数字は出ているかと思います。

 

【記者】最大10分の目標値を定めていて、7分間短縮されて目標値に近い値ということで期待どおりというお考えですか。

 

【市長】そうですね。その時間の実際の短縮効果と乗って利用された方の感覚は、一部テレビで利用された方のコメントを聞きましたけれども、時間以上に短く感じたというコメントも聞かせていただきました。ですから、実際に利用された方がどの程度時間短縮を感じられたのか、あるいは急行バスを利用した快適性ですとか、そういうことも含めてしっかりと把握し、次に繋げたいと考えております。

 

【記者】時間短縮も非常に大事ですけれども、乗客の安全の部分で、先日、追突事故が起こったと思いますが、運転手個人としての要因もあると思いますけれども、市長として体制にどのような課題があったのか、また今後どのように解決していきたいとお考えですか。

 

【市長】前方不注意であったり、体制といいますよりも運転の基本が怠っていたことによって起こった事故だと認識しておりまして、その点につきましてはこちらからも厳しくお話をしたところでありますし、バス事業者自体も非常に注目をされている中、それから急行バスの重要性を認識しておられますだけに大変反省もされておられたということであります。ですから、二度と繰り返さないように、そして安全に目的地まで短い時間で到着できるということ。安全というのが基本中の基本であるでしょうから、もう一度事業者にも徹底を促したいと思っております。

【質疑応答:城南図書館・児童館のオープンについて】

【記者】城南図書館がどのように住民の方に利用されて、この開館によってどのような効果を期待されているのかについてお願いいたします。

 

【市長】施設の内容についてはお伝えしたとおりですけれども、ただ単なる従来型の図書館というものではなく、いろいろな利用が可能なのではないか。あるいは児童館との併設をしているということでファミリーでも楽しめるような施設になるのではないかと思っております。また、この施設は先ほど申し上げましたように、合併の基本計画によって作られたものではありますが、旧城南町の方々だけではなく、より広い市民の方々にご利用していただきたい施設だと思っております。そして、時間帯も長く開館をいたしておりますので仕事帰りの方にも是非ご活用をしていただきたいと考えております。

 

【記者】位置的にも南区の中央にあり、南区の拠点としての位置づけでもあると思いますけれども、全体で考えた時に、中央区には市立図書館があり、西には森都心があり、北には植木の分館がありますが、東が空白の状態で公民館図書室しかないという現状があると思いますけれども、そのあたりのバランス的なものはどう感じてらっしゃいますか。

 

【市長】もちろんいろいろな施設を作る時に市域全体のバランスということは考えながら整備しているものであります。ただ、だからと言って、即座に1区に1つずつということはないだろうと思います。これは図書館の話だけではなく、体育館でありますとかいろいろなことが政令指定都市になり区制がスタートし、そういう話が出てくるわけでありますけれども、もちろん市域全体のバランスは意識をしつつ、今後の整備は進めていかなければならないと思っております。ただ、今の段階で東区に新たに作るという考えを持っているものではありません。ただ、公民館図書室の東区の利用はかなり多いと聞いておりますので、その辺の充実は考えなければならないと思っております

 

【記者】「公民館図書室の充実」の中に開館時間の見直しというようなことも含まれてくると思いますが、以前「できるだけ早く方向性を」というお話をいただいているのですが、その進捗状況はいかがでしょうか。

 

【市長】富合の図書館のことをきっかけにそのような議論が高まったということがございました。そのような中で、アンケート調査等も実施し、現在、検討を進めているというところであります。その結果について報告を受けているものではありませんけれども、利用者の方々に利用しやすい環境になるように検討が進められていると思いますので、いずれかの時点でそういうことがお話しできるように協議を急がせたいと思っております。

 

【質疑応答:急行バス社会実験の利用状況等について-2】

市長記者会見の様子 

【記者】利用が初日よりも伸びてはきていますけれども、当初の目標に見込まれていた100数十人にはまだかなり少ないと思いますけれども、利用者を増やす方策ですとか、先ほどおっしゃっていました「社会実験の結果を踏まえ継続できるように。」というお話でしたけれども、社会実験終了後は定期の路線として運行を検討されるという方向はあるのでしょうか。

 

【事務局】まず1点目の増やすためにどういうことをやっているのかということについては、イオンモールクレアのバス停での案内を継続して実施しているところでございまして、今週から熊本バスの路線バスの中で乗換案内にアナウンスを実施しているという状況です。また、フェイスブックですとか、ホームページ等でできる限りの広報を予定しているところでございます。

 

【市長】2点目につきましては、先ほどから全体のバス網の再編ということを申し上げてきておりますけれども、この基幹軸を設けると同時に、ゾーンバスシステム、基幹軸を基本と考えたフィーダーバス(交通網において、幹線と接続して支線の役割をもって運行される路線バス、ないしその路線のこと)でありますとか、そういうことまで想定をした公共交通網の再編であるという位置づけでありますので、もちろんこの基幹軸の定着と同時にその他のバス路線の再編も並行して考えていかなければならないことである。もちろん今のグランドデザインの中でもそのような位置づけでもありますし、そのような形で今後も進めていきたいと考えております。

 

【記者】今の急行バスの路線を引き続き通常の路線として運行するということは考えてらっしゃいますか。社会実験終了後に社会実験ではなく定期的に走らせる急行バスとして続けられるお考えはありますか。

 

【市長】先ほども答えましたように、社会実験はあくまで社会実験でありますので、それを急行バスとして本格運行に繋がるように今回の実験を踏まえていろいろな改善も踏まえながら本格運行できるように努力したいと考えております。例えばバス停も今のところでいいのかでありますとか、そのような声も出てくるかと思いますので、そういうことも含めて見直しをしつつ定着を目指したいと考えております。

 

【記者】本格運用に向けて具体的に決まっているという状況ではないということですか。

 

【市長】具体的なスケジュールまでは決まっておりません。

【質疑応答:中国・上海における熊本港ポートセミナーについて】

【記者】日系企業など約50人が参加したということですけれども、市長として「ポテンシャルの高さを感じてもらえた。」というお話でしたけれども、参加者から熊本港をどのように整備してほしいですとか、利用状況についてどういう意見が出されたのでしょうか。

 

【市長】先ほども申し上げましたように、要望といたしましては、現在は週1便から2便化されたということで利便性は向上したと思っておりますが、さらに2便から3便に増便してほしいという声ですとか、今は釜山と結ばれていますけれども、上海や中国と繋げられないかですとか、いろいろな声はございました。ただ、先ほども申し上げましたように、今回取扱量がだいたい前年比約40%増で1.4倍になって過去最高を記録したと申し上げましたけれども、その要因といたしましては、リクシルさんとかサントリーさんなどの企業が新たに熊本港を使い始めていただいたということ。それから、ブリヂストンさんも利用拡大をしていただいたということが要因となっていることでありまして、皆さんご存知の企業が熊本都市圏の中にかなり集積をしているということは、今回のポートセミナーの中でリクシルさんの工場長にも一緒に行っていただいて何故熊本港を使うようになったかということもご説明していただいたところでございますので、改めて先ほど申し上げた都市圏の産業の集積ということを認識していただいたのではないかと思っております。

 

【記者】サントリーさんなどが使い始めたということでしたけれども、市長ご自身の考えとして、利用を促したい業種ですとか、熊本が農業県ということを踏まえて、力を入れたい業種というのはどのようなものをお考えでしょうか。

 

【市長】もう業種を選んでいる状況ではないと。とにかく少しでも多く利用いただきたいということです。繰り返しになりますが、都市圏にはこれだけの企業や工場が集積をしておりますが、残念ながら一番近い熊本港を利用していただいていないという現状があります。ただ、その企業からは利用できるものだったら利用したいと。それはやはり物流コストの縮減にも繋がりますし、環境負荷の低減に繋がるということでもありますし、そのような声はとても強いものがあります。ですから業種などを絞るよりも、使いたいけど使いづらいと考えておられる方々に使っていただけるようなセールスをもちろん海外でもやりますが、地元の企業の皆様方に対してもアピールをしていきたいと思っております。そのことが企業のメリットにも繋がるということを是非ご理解いただけるようにセールスをやっていきたいと思っております。

 

【質疑応答:桜町再開発事業に関する説明会ついてー1】

【記者】1月17日に桜町の都市計画の説明会がございましたが、17日の昼と晩の2回の説明で終わりなのか、それとも共産党さんが求められているように各区役所ですとかより細かく市民の方々にお伝えするということはお考えにあるのか。

 

【市長】いろいろと説明責任や周知の努力が求められており、それだけ関心の高い事業でもあり、私どもはそれにできる限り応えていかなければならないと思っております。ただ、説明という中でいろいろと混同している部分があると思っております。

 都市計画につきましては、先般、説明会を開催させていただきました。都市計画につきましては、都市計画法に基づきましてこれから案を策定いたしますが、その案を持って広く縦覧を行うという予定でございますので、この段階で色々なご意見をいただきたいと考えております。都市計画だけでなく、例えばMICE施設に関しては、基本計画を策定中でありますけれども、現在、パブリックコメントを実施しているというところでもあります。さらには、オープンハウスなども開催する予定でありますので、是非そのような場で一人でも多くの皆様にご意見をいただきたい。それから、パブリックコメントやオープンハウスは受け身でありますので、積極的に色々な団体等に出向いて行ってこの間にご意見をいただくような努力もやらなければならないと考えております。

 花畑・桜町地区全体がどうなのかということですが、昨年シンポジウムを開催いたしております。あのような形で今後も必要に応じて花畑・桜町地区全体が今後このような姿になっていくということをご紹介なり、ご説明できるよう機会を設けていく必要があると思っております。

 さらには、これまでも2000人市民委員会を設置しておりますけれども、その中でもご意見をいただいてきたということもございますので、それぞれの事業に応じてご意見を伺う機会を極力設けてきたところでありますけれども、今後も引き続きやっていかなければならないだろうと思っております。

 

【記者】17日は産交さんの社内で説明会を開催されましたけれども、市役所など市民の方が入りやすいところでやるという配慮はなかったのですか。

 

【事務局】会場につきましては、産交さんで開催させていただきましたが、今回の都市計画に関する説明会というのと、市民の皆様が関心の高い桜町の再開発ということで事業者さんの説明会ということで開催させていただきました。その中で多くの方が交通センターをご利用されて集まりやすいところ。特に、バスターミナルの変更等もございましたのでバスにも周知広報をさせていただいておりますので、集まりやすいところということで産交さんの会場を使わせていただいたということであります。

 

【記者】説明会でも市民の参加者から質問がありましたけれども、市の補助金も投入されたうえでの再開発という話ですけれども、そこに産交さんが誘致するマンションであったり、ホテルであったり、商業ベースの建物が誘致されることになりますけれども、そこの中で市として誘致に対して何かしらの関与をしたりとか、そういった考えや対応はお考えにありますか。

 

【市長】この再開発自体が中心市街地の活性化ですとか、賑わいを生み出すということで公共性の高い事業だということで、私どもとしては都市計画の手続きを進めているという状況です。個別の話で言うと、同じような話が駅前の東A地区の再開発の中でも議論としてありまして、あのエリアは図書館などの施設とマンションであった。そのマンションに対して補助金等を導入するかどうかという話がありましたけれども、そこには私どもとしては基本的には共有スペースに対する助成であるというご説明をして、それは認められているものという話であります。

 ですから、細かいことで言いますとマンションでありましてもそのような支援できる制度がありますので、それは使っていきたいと思っておりますし、さらにはホテルが予定されているわけでありますが、MICE施設とホテルというものは切っても切り離せない存在と思っておりますので、トータルとして賑わいを生み出すような、広域的に人を呼び込めるような施設になるように最大限努力したいと思います。

 

【記者】MICEに関しては、議会の意見も絡んで建設が進められていくと思いますけれども、企業の誘致に関して市の関与方法としては、協議会なり設けて産交さん側と話し合う場を設けたり、意見を書面でやり取りしたりとか、そういうことをなさっていかれるのですか。

 

【事務局】あくまでも民間の再開発事業ということで私どもは新たな都市機能という観点でマンションでありますとか住宅とかが新たに導入されるということに対しては高く評価をいたしております。その中で補助金等々も出していく。決定というのはあくまでも再開発事業者ということになります。

 ただ、MICEという形で市も床を取得するという形から、協議中ですけれども今後MICEという立場からきちんとした意見が出せる協議会的なものを会社側と組織していこうという考えはございます。

 

【記者】MICEに関することですか。

 

【事務局】再開発事業に関してです。

 

【記者】それはいつごろまでに。

 

【事務局】いつごろまでというのは決まっていませんけれども、今やっと都市計画の説明が終わった段階であり、その後事業認可という手続きになりますので、事業が着手するまでにはそういう場を設けたいと考えております。

 

【記者】マンションの設計であったり、企業の誘致に関して協議をされるわけですか。

 

【事務局】具体的にマンションの数でありますとか、部屋の形ですとか、そういうものにはその場で議論になることはないだろうと思っております。住居が入るということについてはこの前の都市計画の説明会の中でもご説明したとおりで、私ども市としても歓迎しているところでございますので、MICEの概要等についてはその場できちんと意見を言う形になるとは思いますけれども、マンション等については民間で十分にやっていただけると考えております。

 

【市長】最終意思決定に一緒になってやるということではないということです。ただ、これまで例えばホテルにしましてもよりグレードの高いホテルですとか、マンションにしましても配置上MICEからのお城を望む景観は確保してほしいでありますとか、そのような中で意見をしてこれまで進めてきたところでありますので、今後も意見交換をしながら全体としてより良いものにしていくということは今後もやっていくということであります。

【質疑応答:細川元首相の都知事選出馬について】

【記者】都知事選に熊本にゆかりの深い細川元首相が出られますが、先輩の政治家が一旦首相を経験しながら都知事選に出られるということと、もし仮になった場合、東京都は東京電力の大株主であるという立場から原発ゼロという国政に切り込んでいくということをおっしゃっておられますけれども、政界に復帰されることについてのお考えと、一つの地方自治体が国政を動かしていこうということについてお考えを伺いたいと思います。

 

【市長】1点目については、総理まで務められた方が引退をされて再度チャレンジをされることにつきまして、よく政治家の定年制を言われることがありますが、これはおかしいと思っておりますので、別に何歳になっても、一旦引退されたとしてもチャレンジするということは誰でも持っている権利だと思っておりますので、今回の都知事選に対して普通であれば総理まで経験された方が何でということになるかもしれませんが、おそらくそれなりの覚悟を持って臨まれていると思いますので、原発ゼロだけではなく、どのような公約を示されるのか、候補者同士でどのような議論が戦わされるのか。日本全体をリードしていく地域であることは間違いありませんので、今後活発になっていくでしょうから期待をするところでもあります。

 電力問題をこういうところに持ち出すのはいかがなものかという声もありますけれども、東京電力の最大の株主でもあり、最大の消費地でもある東京都がどのような姿勢を示すのか。このことを持ち出すのはおかしいとは私は思いません。しかしながら、どのような説得力を今後持たせるのか。一方においては、「電気料金が上がるのではないか。」もしくは「現実味がないのではないか。」ですとか不安や疑念の声もあるわけでありますので、そこをどのように払しょくされるのかだろうと思います。

 争点の一つとしてこれがあるのはあってしかるべきだと思っております。ただ、今回の一連の動きを見まして「これはいけない。」と思いましたことは、明日が告示ですが、表明されたのが遅くなったのは仕方がないとは思いますけれども、告示前に公開討論会でありますとか、政策論争がなされないままに選挙戦に突入してしまうということは一人の政治家としてそういう状況を作った責任はあるのではないかと感じているものであります。それだけに今後の告示後のしっかりとした論争を期待するものであります。

【質疑応答:熊本城マラソンまで残り1か月を切っての意気込み】

【記者】熊本城マラソンまで、あと1か月を切りましたが、先日「5時間以内に」と心の中に秘めた目標時間を発表されましたが、5時間を切れそうな調子なのかということと、1か月切ったところでの意気込みをお伺いします。

 

【市長】「5時間以内に」と言わなければよかったというのが正直な気持ちです。やはり1か月を切りましても42.195キロは未知の世界でありますので、とても不安でありますし、その不安はますますスタートの日が近づくにつれ高まってきていると感じております。目標を達成できるかどうかは走ってみなければわからないところがありますが、とにかく元気にゴールしたいというのが私の中での目標と思っております。

【質疑応答:桜町再開発事業に関する説明会ついてー2】

【記者】再開発準備会社の社長さんが「総事業費がおそらく2割ぐらい高くなるだろう。」とお話をされていましたけれども、金額が上がることで市が進められているMICE事業にどのような影響があるのかお話しください。

 

【市長】説明会の中で事業費が2割程度アップするという発言をされたことについては私も承知をいたしております。ご承知のとおり東日本大震災の復興でありますとか、東京オリンピックが決まったということも影響しまして、資材でありますとか、人件費がかなり暴騰しているということは客観的な事実であるということであります。そのような環境を踏まえた中で2割程度という発言がなされたということであります。私どもはこれまでの説明の中で概算の事業費でありますとかは説明をしてまいりましたけれども、今後はそんなことも含まれるということは常に申し上げてきたところであります。

 ですから、見込んではいるものではありますけれども、私どもとしてそのような環境の中でもできる限りのコスト縮減ということは究極まで考えていかなければならないだろうと思っております。詳細につきましては、これから事業者と協議をしつつ、MICE施設にも影響してくる話でもありますので、その中でどれだけコストを抑えることができるのかは今後も詳細に協議をしていかなければならないということを改めてこの間の発言から考えたところであります。

 

【記者】2割ぐらい上がるということですが、市が事業者に対して払う補助金も上がってくるのですか。

 

【市長】上がることも想定されるということです。もちろんMICEだけでなく、全体の事業費につきましてもチェックはしなければならないだろうと思っております。ですから全体の事業費、その中でも特にMICE施設について、上昇していく環境にはありますけれども、そのような中でどこまで抑え込むことができるかということをギリギリまで協議していく必要があるだろうと思っております。

 

【記者】先週発表されたことなので発言の趣旨なども分析をされると思いますけれども、今の段階でどれくらい金額として補助金の額が増えるとか、MICE整備の関係で市に影響が出ることとか、具体的な数字の話は出ているのでしょうか。

 

【市長】まだ具体的な数字を持って協議をしているものではありません。ただ、一般的によく言われます2割だとか1割だという感覚での発言であったと認識しております。

 

【記者】説明会の時に県民百貨店の方が権利の保護について「特にお願いを。」というような発言がありましたけれども、そこについて、今、入居されている方が次も入居を考えられるような権利に対して市としてどのような形で関与されていくのでしょうか。

 

【市長】これまでも申し上げてまいりましたように、当事者間での話だと基本的には思っておりますが、ただ、法の話だけで申し上げますと、都市再開発法の中では今回の県民百貨店さんも含めまして借家人の権利というものは、その都市再開発法の規定によりまして保全されるというものであります。現時点で私どもが聞いております話といたしましては、県民百貨店は再開発後のビルに残るということで協議が進められていると聞いておりますので、その際、都市再開発法におきましては、権利変換計画におきましては、借家権が与えられるように定められているというものであります。ですから権利という意味では、そのような権利がありますということで説明会の中では改めてそのことを県民百貨店さんが確認されて私どもが答えさせていただいたということであります。そのような権利がある中で基本的には当事者同士に話し合いの中で決定していくものだと思っております。

 

【記者】法に定めてあればそれは確定したものなので、それをあえてあのような場で確認をされたということは不安を持っていらっしゃるところがあるからなのかと思ったのですが、当事者間の話の中に市としても関与していかれるものもあるのでしょうか。

 

【市長】これもこれまで申し上げてきたとおりですが、私どもとしては県民百貨店などで働いていらっしゃる雇用の維持については非常に注目もしておりますし、意を用いなくてはならないことだと思っております。その点につきましては当事者同士にしっかりと話をしていかなければならないことだろうと思っております。

 ただ、繰り返しになりますが、事業者と入居されている方々の話は、当事者同士の話し合いが基本だろうと思っております。そのような中で色々な権利などもあってその範囲の中で話し合いが行われるということだと思っております。

 

【記者】桜町の再開発が来年着工して3年間は使えないということで、2核3モールと市長はよくおっしゃっておられますけれども、1つの核が桜町界隈から無くなる。百貨店は仮店舗などで営業するかもしれませんが、あのエリアの賑わいが失われるのは影響が大きいと思いますが、市としてテコ入れされるという関与の仕方はあるのでしょうか。

 

【市長】今おっしゃったように、例えば百貨店が残るということになり、どこかを借りてということになればそういうことになるでしょう。大きいと思っているのは、交通センターのバスターミナルがございますので、それを工事期間中でも周辺に確保されなければならないと思っておりますので、私どもとしても最大限努力する必要があるだろうと思っております。

 2核3モールの一つの核であることは変わりないわけでありますから、工事期間中は支障が出ることは間違いない。それをいかに最小限に食い止めることができるかどうかということは私どもとしてもできる限りの努力は必要だろうと思っております。

 

【記者】3年間人の流れが変わるということは将来に渡っても大きく変わってしまうのではないかと思います。3年後には新しい施設ができて賑わいを取り戻すかもしれませんが、あそこで商売をなさっている人から話を聞きますと「一旦流れが変わってしまうと流れは戻りづらい。」という話を聞きます。ですから、経済方面から施策とか、そういうことを市としてできないのでしょうか。

 

【市長】それはどこを対象とした話になるのでしょうか。例えば桜町の周りにおられるお店に対してということでしょうか。

 

【記者】ある程度移転をされる方に対して何らかの補助は出るとか、そのような方向は考えておられないのですか。

 

【市長】実際おられる方々が仮に出て行かれるということになれば補償などもあるでしょう。なかなか難しいです。個別の話でないとするならば、繰り返しになりますけれども、工事期間中もできる限り賑わいが維持できるようなことを考えていかなければならないでしょうし、できる限り使えない期間を短縮できるような工夫も事業者に対して求めていきたいと思っております。

 

【記者】「工事期間中最大限努力する。」というのは、県民百貨店がもし正式に再開発ビルに入居が決まった場合は仮店舗の場所も行政として携わっていったりするのですか。

 

【市長】その辺は今後どういう話になっていくのかだと思っております。少し前にも産業文化会館を使えないかと申し出にいらっしゃったこともございましたが、実際にあそこは私どもとして取り壊すことを決定しておりましたり、スペース的にも全然足らないということが過去にございました。そういう中で、県民百貨店さんは基本的に残るということを前提として協議をされておられるということでありますので、工事期間中の仮店舗として営業されるのかとかはこれからの話でありますから、まずは協議の動向を見守りたいと思っております。その中で私どもとして何か協力できる部分があるのであれば検討したいと思っております。

【質疑応答:フェアトレード国際会議について】

【記者】3月28日からフェアトレードの国際会議があるということで、熊本市の共催ということで、日本で言うとアジアで唯一のフェアトレード都市を宣言されているということですけれども、具体的に民間の企業の中で政令指定都市である熊本市がフェアトレード都市を宣言してどういうことができるのか。今回の国際会議を通じて内外にフェアトレード都市であるということをアピールするということになると思いますけれども、それ以外に具体的にやろうとしていることは何ですか。

 

【市長】質問に的確に答えられるかはわかりませんが、何故フェアトレードシティになったかというと、もともと民間がベースにあったということです。長年に亘って非常に活発に熊本の地でフェアトレードの事業を展開してこられたという土台があったということです。その方々が行政に対してもいろいろ協力を求められるようになり、国際交流会館を中心としていろいろな施設でフェアトレード商品を使えるようにしたり、周知・広報などに協力をしたり、地道な取り組みが評価をされ、アジアの中で最初の1000番目のフェアトレードシティと認定されたということでありました。

 市民の中でも「フェアトレードって何。」とおっしゃる方が多いのが現状でありますから、今後もそのような活動を継続していきたいと思っておりますし、今回そのような会議が行われるということで熊本の地においてさらに認識が高まるのではないかと期待しているものでもあります。

 少し話が逸れるかもしれませんが、政令指定都市になりましてから国際交流が活発になってきております。台湾の高雄でありますとか、蘇州高新区でありますとか、エクサンプロヴァンスでありますとか。世界、あるいはアジアに視野を広げて熊本の存在感を示していきたい中でこのフェアトレードシティであるということも一つの大きな看板として打ち出すことができればと思っております。また、市民レベルとして気軽にできる国際貢献の一環として、フェアトレードというものも認識していただけるように周知・広報に努めたいと思っております。

【質疑応答:民放で放送されている児童養護施設を舞台にしたドラマについて】

【記者】先日、慈恵病院の理事長が記者会見を開かれて民放で放送されている児童養護施設を舞台にしているドラマについて、その中の主人公の女の子に赤ちゃんポストをもじった「ポスト」というあだ名がつけられていて、そこの言葉が繰り返し使われている。これが対象となる子どもへの差別の助長にあたり、且つ施設に対する偏見も生み出すということで民放側に改善及び放送中止等を求めていますが、市長ご自身は今のドラマの内容をどのように受け止めてらっしゃいますか。

 

【市長】この質問が出てこなければいいなと思っておりました。この質問に答え、これが報じられることによって過度に注目が高まっていくということは望ましいことではないのかなと思っておりましたので、正直「聞かれなければいいな。」と思っておりましたが、聞かれましたので答えたいと思います。

 その時間帯ではありませんが、録画されたものを拝見いたしました。まず感じましたことは、設定の中であの子が「ポスト」と呼ばれる必然性というのは全くないのではないかと感じました。これは1回しか見ておりませんので、テレビ局側は最後まで見てくれとおっしゃっておられます。

 前提として、私は放送の取りやめとか、そういう立場ではないということであります。ただ、1回見た感想として申し上げますと、「ポスト」という名前をあの状況で使う必然性は全くないのではないかと思いました。それから、児童養護施設を舞台としたドラマであるということです。児童養護施設という施設は、まだまだ一般的に知られているところではありませんし、より多くの人たちにそういう施設があり、その施設には様々な事情を抱えた子どもたちが生活をしているという現実を多くの人たちに知っていただきたいと思っております。そのことは「こうのとりのゆりかご」を設置し、その後もずっと申し上げてきたことですけれども、ゆりかごだけを見るのではなく、周りを取り巻く環境や現実を一人でも多くの人たちに知っていただく、そして課題があるのであればそれを解決していくということに繋げてほしいということを申し上げてきましたが、このようなドラマで児童養護施設を取り上げられるということは良いことだと思いました。

 ただ、1回を見た限りにおきましては、非常に過激な描写でありますとか、演出、現実離れした表現が多いのではないかと思いましたし、そのことが児童養護施設を知るだけではなく、誤解を与えかねない内容であると感じたところであります。

 ですから、当事者である養護施設の協議会の方々もいろいろと行動をとられているようでありますけれども、そのような声を真摯に受け止められて局側も今後の内容には十分に留意してほしいと思っております。

 

【記者】熊本市はゆりかごに預けられて乳児院なり養護施設に預けられていく境遇の子ども達が実際にいるわけですが、当事者の子ども達に与える影響というのはかなり懸念されているのでしょうか。

 

【市長】それは確かにあります。ですから私はこのドラマの中で「ポスト」とあえて持ち出す必然性は何もなかったのではないかと感じているところであります。

【質疑応答:熊本駅0番線跡地の再開発について】

市長記者会見の様子 

【記者】0番線跡地の利用に関してですが、「中心市街地の回遊性を大事に考えたい。」とおっしゃっておられましたけれども、駅の方と中心市街地との賑わいの繋がりに関しては、改めてどのような工夫を考えていらっしゃるのか。それから、「県外からも訪れていただけるような拠点。」とおっしゃっておられましたけれども、JR九州との連携についてはどのようなお考えなのか。改めてお伺いいたします。

 

【市長】繋がりという意味では、アクセス手段で言いますと市電であったり、周遊バスを含めたバスで繋げたりということがございました。ですから、駅周辺と中心部を繋いでいくということは、先ほど申し上げた公共交通グランドデザインの中でも中心市街地をメインのターミナルと位置づけ、サブターミナルとして駅周辺を位置づけるということでありますので、メインとサブの繋がりをさらに太くするということによりまして回遊性の維持・向上を目指したいと思っております。

 私たちが申し上げております中心市街地は、この中心部と熊本駅周辺を含めた中心市街地なのですが、ここを熊本の顔として位置付けて多くの人たちを呼び込みたいということです。それがこの中心市街地の中でバランスが崩れてしまったということに終わらせてはいけないという問題意識を持っておりまして、例えば中心部に来られる方々がそのまま駅前に移ってしまった。駅周辺は栄えたけれども、中心部が停滞していくということにならないように全体としての調整をしっかり意識しておかなくてはならないと思っております。実際に0番線跡地が動き出す時期を見据えながら花畑・桜町の事業を確実に進めておくべきではないかということをJR九州の唐池社長の発言からも認識をさらに深くしたものであります。そういう意味での回遊性を考えております。

(終 了)

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