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平成17年3月市長定例記者会見(兼3月議会終了後)

最終更新日:2005年3月29日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:3月議会を終えて】

市長会見1

 本日は、第1回定例市議会が終了いたしましたので、議会後の記者会見を兼ねましての定例記者会見とさせていただきます。本日は発表が3件ございますが、まず最初に今回の議会についての所感を少し述べさせていただきたいと思います。
 今議会におきまして、平成17年度当初予算案および条例案につきましては、自治基本条例案が特別委員会設置による継続審査、また当初予算案につきましては一部修正となりましたが、その他の提出議案につきましてはご賛同をいただいたところでございます。新年度におきましても、「まちづくり戦略計画」「行財政改革推進計画」の実行の2年目といたしまして、引き続き着実な実施に努めてまいりたいと考えております。
 自治基本条例につきましては、これまで、この条例制定の意義をご理解いただきますための取り組みを重ね、今議会でもその必要性についてご説明してまいったところでありますが、今回、自治基本条例案は特別委員会設置による継続審査という結果になりました。今後についてでありますが、条例案制定に関わっていただきました多くの市民の皆様方、また、この条例の制定に期待を持っていただいている多くの市民の皆様方のご期待に応えますためにも、さらには市民協働で築く自主自立のまちづくりを実現してまいりますためにも、できるだけ早い段階での条例制定を目指したいと考えております。また、今議会で各議員から様々な質疑・ご意見をいただきましたが、理念につきましては、この条例の趣旨自体についてはおおむねご賛同を頂けたものと感じております。私どもといたしましては、先程申しましたが付託されました特別委員会で改めて説明を行いまして、できるだけ早い時期の制定を目指して努力してまいりたいと考えております。
 また、平成17年度当初予算におきまして、消防局平田出張所関連予算については修正による減額となりました。これは地域住民の皆様のご理解を得ていない中で、早急な実施は問題であると、ご指摘いただいたものと認識しております。この方針は、市域全体を見渡した効果的な体制を構築するものと考えておりましたが、今後は、地域住民の皆様をはじめ、市民の皆様に十分な説明を行い、ご理解を頂くよう努力してまいりたいと考えております。
 それでは、本日の発表3点を申し上げます。

【市長発表:飯田丸五階櫓竣工について】

 まず1点目ですが、熊本城復元整備計画に基づきまして復元を進めてまいりました飯田丸五階櫓の竣工式を今月28日に執り行いまして、4月から一般公開を始めます。飯田丸五階櫓は木造外観三層五階建ての天守級の規模を誇る櫓でありまして、江戸時代の絵図や明治初期の写真などの資料をもとに設計され、築城当事の工法を用いますなど、史実に忠実な復元がなされているものであります。熊本城では西出丸一帯の5つの建造物は既に完成しておりまして、現在、復元整備計画の最後となります「本丸御殿大広間」の復元工事も順調に進んでおります。今回の飯田丸五階櫓の完成によりまして、熊本城の魅力がまたひとつ増えたものでありますが、2007年の築城400年に向けまして、なお一層の熊本城の魅力の向上に努めてまいりたいと考えております。

飯田丸五階櫓

【市長発表:香りの森について】

 2点目ですが、戸島にありますハゼ山埋立跡地に整備をしておりました「香りの森」を4月1日からオープンいたします。お手元に資料をお配りしておりますが、香りの森は、約4.1ヘクタールの敷地に、キンモクセイなどの香りのする約1万3千本の樹木や、ラベンダーなどのハーブ類、それから友好都市・姉妹都市を象徴するアメリカハナミズキ、アジサイなどを植栽しております。樹木や草花の香りを楽しむことにより、心身のリフレッシュや憩いの場として、また、子どもたちの学習などの場として、市民の皆様に活用していただきたいと考えております。
 なお、オープンに当たっての記念式典も予定しておりますので、後日改めて皆様にお伝えいたします。

【市長発表:市民の声データベースについて】

市長会見2      

 3点目ですが、「まちづくり戦略計画」の信頼される市政運営の実現のために準備を進めておりました「市民の声データベースシステム」が、いよいよ4月1日から稼動することになります。このシステムは、市民の皆様から寄せられました「市長への手紙」や電子メールを利用した「わたしの提言」、さらには各課に寄せられます要望・相談事項の内容などとともに、それに対する行政としての回答の要旨をデータベース化し、市民の皆様に公開していくものであります。これは、市民と行政との情報の共有化を進めるとともに、政策立案への活用を図るものであります。市民の皆様への公開につきましては、行政としての回答や対応が完了した月の翌月に本市ホームページに掲載することとしておりますので、実際にご覧になれますのは、5月中旬頃からになる予定であります。なお、本市ホームページでの公開等にあたりましては、基準を定め、個人情報等の取り扱いに充分配慮いたしているところであります。
 私からは、以上です。それでは質問を受けさせていただきます。

【質疑応答:自治基本条例案について-その1】

【記者】議会で自治基本条例が継続審議になったことについて改めて感想を聞かせてください。
【市長】今回賛同いただけなかったという意味では、大変残念に考えております。これまで1年半にわたりまして市民会議の方々を含め多くの市民の皆様方のご意見も伺いながら、また、庁内でもいろいろと議論を重ねてつくり上げてまいりましたこの条例案でございますので、それが今議会において実現できなかったという意味では、大変残念に考えております。しかしながら先程も申し上げましたように、この条例制定の意義と言いますか理念ですとか、そういう部分につきましては、各議員の方々からも必要であるという声を多数いただいておりますので、新たにできます特別委員会の場でさらに改めて説明をさせていただき一日も早い実現に向けて全力で取り組んでいきたいと考えております。
【記者】一部会派の調査で自治基本条例案が7パーセントしか理解されていなかったという結果が明らかになりました。これについてはどのように思われますか。
【市長】アンケートの内容をよく見ていませんので、何とも申し上げられません。聞き方にもよるでしょうし、その項目にもよるでしょうからそれを見ておりませんので何とも申し上げられません。委員会だったでしょうか、そこでおっしゃった限りでは、よく理解しているという方が7パーセントでしたかね、知っているという方が20数パーセントぐらいだったかと思いますが、いずれにしましてもまだまだ周知が完全に行き渡っているとは思いませんけれども、私どもといたしましては、これまであらゆる手段を使いましていろいろと市民の皆様方に周知広報活動を努め、さらには意見をいただきたいとの思いで徹底して取り組んできたつもりではございます。ただそういったアンケートも、もしいただけるのであれば参考にして今後の取り組みにも生かしてまいりたいと思っております。

【質疑応答:予算案の減額修正について】

【記者】予算案が減額修正になったことについてはどのように受け止めてますか。
【市長】この件につきましては、消防署所の体制整備、方針案の一環として進めたいという思いで今回平田地区の調査費を計上させていただいたものでございます。しかしながら今回の整備方針案の中で廃止対象となる池田地区、池田出張所、また、現在の南熊本出張所周辺の方々からの反対の声もありということで今回あの平田地区における予算につきましては、減額ということになってしまいました。この件につきましては市民の皆様方にやはり廃止をされたり、また、移転をするということになりますれば、不安の声があがる。これは、当然だろうと思っております。ですから今後私どもといたしましては、今回なぜこの整備計画案を作ったのかということをできるだけ早い時期に地元に出向いてきちんと説明をさせていただきたいと思っております。とにかくそれを早くやらなければいけないと思っています。
【記者】市長ご自身、市民への説明が十分だったとお考えですか。それとも不十分だったとお考えですか。
【市長】整備方針につきましては、まだきちんとした形で説明をしておりませんでしたので、そういう意味では、不十分であると思っております。ただこの整備方針案は市域全体を見ました計画でもございますので、やはり地域におきましては、なかなかご理解もいただきにくい部分もあろうかと思っておりましたので、できる限り丁寧なわかりやすい説明が必要であろう、きめ細かな対応が必要であろうと思っておりまして、そういう意味では、今回のなぜ整備方針案を作ったかということ、今自治会等から陳情もいただいておりますので、特にそういう方々に対しましては、まずはこういう考え方の中でこの整備方針案を作ったんだという説明を先程も申し上げましたが、まずはやらないといけないと思っております。

【質疑応答:自治基本条例案について-その2】

【記者】自治基本条例案なんですが、昨日総務委員会でもいろんな条文についての不備な点とかいろんな意見が出てたんですけれども、今後特別委員会でいろんな議論が進むと思うんですが、執行部として条例案を修正してまた再提案するとかそういったことはこの時点で考えてらっしゃるのでしょうか。
【市長】今の段階におきましては、今私どもで提案させていただいている条例案が最善のものであるという思いでありますから現時点で修正をして再提案するという考えはございません。これから特別委員会の場でいろいろと具体的な議論になってくるのではないかと思っております。私どもとしては、今の条例案の説明に取り組んでそしてご理解いただきたいと思っております。
【記者】ということは今回の継続審査は執行部としては、最善のものを出したのだけれども説明がいまいち不十分だったということで、こういう結果になったとみてらっしゃるのですか。
【市長】説明が不十分だった点もあるかもしれませんが、審議時間が足らないと言う声も議会の方からも出ておりましたからそういう意味では時間的なものもあったのかもしれませんし、またこの自治基本条例というものは、他都市でもいろいろと策定に取り組んでいるところもあるんですけれども、私どものような理念条例的なものもありますれば、もっと具体的なものまで踏み込んだものもありますれば、いろんな条例があるわけでありましてそういう意味では、市民の間でもいろんなご意見がある中でまとめあげてまいりました。議会の中でもやはりこの自治基本条例に対しては、いろんな意見があるということ、これは仕方ないことだろうと思っていますし、これから先程も申し上げた特別委員会の中でいろいろ議論を交わす中でできるだけ早く実現に向けて取り組んでいきたいと思っています。

市長会見3

【質疑応答:議会への対応について】

【記者】自治基本条例案とか当初予算案の修正ということで執行部の方で提案された重要議案が原案通りいってないというような状況になったんですけれども、今後の議会への対応というか議会対策というのはどのように考えてらっしゃるのですか。
【市長】今回、自治基本条例案、さらには消防出張所に対する予算案の減額ですとかございました。これにつきましては、私どもとしてはやはり提案した議案をすべて通したいという思いでこの議会に望んだわけですから結果的には大変残念だと思っております。今後の議会との対応という意味では、これまで以上に議会の場でもっと丁寧な説明に心掛けてご理解をいただくようにがんばるというしかないと思っております。
【記者】自治基本条例とか消防とか相次いで今議会で議会からNOを突き付けられた形になってると思うんですが、そのことをどう思われますか。
【市長】理解いただけなかったことは大変残念だと思っています。ただ通った条例もたくさんございますし、予算も一部減額にはなりましたが、他の予算につきましては、お認めをいただいたわけでございますし、すべてNOということを突き付けられたものではないと思っております。2つのものにつきましては、できるだけ早く実現できるようにがんばってまいりたいと思っております。
【記者】自治基本条例ですとかは議会への説明が不十分だという議員さんの声もありましたが、議会との関係が上手くいっていないのではという印象も拭えないと思うのですがその辺はいかがですか。
【市長】公の場で、常々申し上げているように、議論させていただいているところであります。それが見方によっては上手くいっていないように映ることもあるかもしれませんが、その辺は上手くいっている、いっていないという次元の問題ではないのではないかと思っています。

【質疑応答:市立産院の廃止方針について】

【記者】市立産院の廃止の方針を来年度打ち出していらっしゃいますよね。これについては反対の声もありますが、どうするおつもりですか。
【市長】これにつきましては、行財政改革推進計画の中におきましても市民病院との一体化の中で今産院の中で担っている機能をいかに市民病院に、さらには民間病院に担っていただくかということの協議を進めている段階でありますから、そういう意味では決して市立産院を形としてはなくなるかもしれませんけれども、その機能を十分残していくんだという取り組みを進めていく中で、今反対されてらっしゃる方のご理解もいただきたいと思っております。

【質疑応答:富合町との合併について】

【記者】富合町との合併についてなんですが、例えばいつ頃町長と会う予定というのが決まっているとか、話し合いというのはどうなっているのでしょうか。
【市長】まだ富合町長さんといつ会うということが決まっているわけではございません。私も今日まで議会でございましたから、これから先方の状況もあるでしょうけれども、いずれ会う機会もあるのではないかと思っています。

≪終了の声≫
【記者】ありがとうございました。
【市長】ありがとうございました。

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