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平成17年7月定例市長記者会見

最終更新日:2005年7月26日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:節水社会実験の報告】

市長会見1

 それでは、7月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日は、これから始めます事業や取り組みにつきまして、4点の発表をさせていただきますが、本題に入ります前に、今月実施しております節水社会実験についてご報告いたします。
 今回の実験は全国でも初めての取り組みでありまして、今月1日の節水ステーションの設置を皮切りに、15日からはごみ収集車による広報、さらには18日の上通り・下通り・新市街での節水パレードなど、市民、議会、企業、そして報道機関の皆様など、多くの方々にご協力をいただきまして、全市をあげて節水社会実験に取り組んでいるところであります。その結果、19日現在、平均で247リットル、約3パーセントの節水効果が顕れております。しかしながら目標の230リットルを達成した日は現在のところ一日だけでありまして、更なる皆様のご協力が必要であると考えております。今後も引き続き目標の10パーセント達成に向けまして、市民の皆様の更なるご協力をお願いいたしますとともに、報道関係各位におかれましても、市民の皆様への周知につきましてご協力を賜りますよう改めてお願いいたします。
 それでは本日の発表をさせていただきます。

【市長発表:熊本戦後60年展『熊本大空襲と平和の誓い新た』】

 まず1点目ですが、今年は戦後60年を迎えますことから、8月3日から8月9日まで鶴屋本館サテライトスタジオにおきまして、「熊本大空襲と平和の誓い新た」と銘打って熊本戦後60年展を開催いたします。この「熊本戦後60年展」では、昭和20年7月1日の「熊本大空襲」で焼け野原と化した当時の様子などを伝える写真や、市民の皆様からご提供をいただいた焼夷弾、防空頭巾など戦争中の資料や物品、そして、市民の皆様から募集した熊本大空襲の手記などを会場に展示いたします。特に「熊本大空襲」は、市内一円に被害が広がり、被災者約47、000人、死者600人以上にのぼる悲惨な記録が残っており、甚大な被害を現在に伝えております。また、この「熊本戦後60年展」の開催とともに本市のホームページ上での平和啓発コーナーの開設など併せて行いますが、これらの取り組みを通じまして、市民の皆様と一緒に平和や命の尊さを再認識し、戦争を二度と繰り返さない決意を新たにしてまいりたいと考えております。

【市長発表:「くまもと夏のお城まつり」「火の国まつり」について】

 次に、2点目ですが、この夏予定しております催し物についてお知らせいたします。

(くまもと夏のお城まつり)
 まず、7月31日から8月26日まで「くまもと夏のお城まつり」を開催いたします。「くまもとお城まつり」も市民の祭典として定着し、市民の皆様の日頃の文化活動の発表の場としても、またふれあいの場としても年々参加者も増え、県内外から数多くの方においでいただいておりまして、築城400年に向け、熊本城の魅力アップにも繋がっていると考えております。
 昨年、今まで以上に県内外から多くの方々においでいただけるよう「お城まつり」の充実に向けた見直しを行いまして、「くまもと夏のお城まつり」も、従来にも増して、魅力ある多彩な内容で開催いたしましたところ、昨年は期間中約1万2000人もの皆様にご来場いただいたところであります。
 今回も、昨年同様、シネマウィーク、夜間ステージイベントなどを行いますほか、昨年好評をいただきました、熊本城の午前7時半から午後8時までの開園時間の延長を8月31日まで実施いたしますとともに、夜間開園中の午後5時以降にゆかた姿でお出での皆様に対しまして熊本城の入場無料も昨年に引き続き実施いたしております。
 また、開催中の8月19日には、熊本城築城400年祭開幕500日前イベントといたしまして「テディ池谷と未来を担う子ども達の夢コンサート」も開催します。
 次に、毎年恒例となっております「火の国まつり」を8月11日・12日の2日間開催いたします。今年で28回目を迎えます「火の国まつり」でありますが、昨年まで熊本国際コンベンション協会が主催で開催をしておりましたが、今年から熊本市が主体となって運営をしてまいります。
 今年は、「おてもやん総踊り」と並び祭りの目玉であります花火大会を祭り初日の8月11日に開催することといたします。昨年までは、上江津湖で開催しておりましたが、今年は熊本城「二の丸公園」で開催されます開幕式典及びオープニングステージ終了後に、藤崎台球場で打ち上げられることとなります。
 また期間につきましては、この花火大会を初日に実施いたしますことから、今年は2日間の開催といたしますが、「おてもやん総踊り」をはじめ「火の国SORAKOI祭~ダンスコンテスト2005~」など従来どおり多彩な催しを予定しております。
 以上、この夏の主な催し物についてのお知らせでありましたが、来月は市民の皆様方や各種団体によります様々なイベントも開催されます。先日も、アーケード街を中心に「城下町くまもと・ゆかた祭り」が開催されまして、私もゆかた姿で見物させていただきましたが、このような市民の皆様方などによります様々な夏のイベントと私どもが取り組んでおります「夏のお城まつり」、「火の国まつり」が相まって、「くまもとの夏」がますます盛り上がるものと期待しております。いずれの催し物におきましても、多数の市民の皆様にご参加いただきたいと思っておりますので、報道各社のご協力をよろしくお願いいたします。

平成16年度夏のお城まつり

【市長発表:市電130円均一運賃の試行について】

 次に3点目ですが、市電130円均一運賃の試行についてであります。10月1日から10月31日までの1ヶ月間、市電全線一律130円で運行をいたします。これは、皆様が利用しやすい運賃制度を目指しまして、現在の対キロ区間制と均一運賃制との比較をいたしますために、社会実験的に行うものです。均一運賃にした場合の利用実態の基礎データや最低運賃で実施することによる高額運賃支払い者の動向データを収集することによりまして、今後の運賃制度のあり方についての研究に役立てたいと考えています。
 その内容といたしましては、期間中、全線を対象といたしまして、運賃を一律 130円、小児は 70円といたします。なお、現金、プリペイドカード(おでかけ乗車券を含む)が対象となりますので、定期券、1日乗車券等は現行どおりとなります。
 今回の均一運賃の試行にあたりましては、より多くの市民の皆様に市電をご利用いただき、これを機会に環境や人にやさしい市電を広く知っていただきたいと考えております。

【市長発表:住民参加型ミニ市場公募債について】

 次に4点目ですが、今回で3回目となります住民参加型ミニ市場公募債「蘇(よみがえ)る名城くまもと市民債」を8月1日から募集させていただきます。
 熊本城復元計画も、築城400年にあたります平成19年に向けまして、現在最も大規模なものとなります本丸御殿の復元工事も順調に進んでおります。
熊本城復元にあたりましては、一昨年度から、熊本城復元基金、7月1日現在8億9,305万円に加えまして、復元整備資金の一部として住民参加型のミニ市場公募債を取り入れさせていただいてきたところであります。平成15年度は1973通、平成16年度は2,329通もの多数のご応募をいただき、おかげをもちまして、盛況のうちに完売してまいりました。
 詳細につきましては、お配りしているお手元の資料の通りでありますが、今回の募集におきましても積極的に市民の皆様方にご応募いただき、築城400年に向けた熊本城復元への機運をますます盛り上げていきたいと考えております。
 本日、私からは以上です。それではご質問をお受けいたします。

【質疑応答:九州産業交通のスポンサー問題について-その1】

≪記者≫九産交のスポンサー問題ですが、現時点での市長の見解をお聞かせください。

【市長】九産交のスポンサー問題でありますが、いろいろと報道がなされておりますが、詳細なところは承知してはおりません。まだ産業再生機構側で選定作業が進んでいるものと思われておりますので、私のほうとしては、その結果を待ちたいと考えております。

≪記者≫関連の質問ですが、市営バスの路線の移譲ということがありましたが、今後更なる移譲が進められる可能性も考えていらっしゃいますか。

【市長】市営バスの路線の移譲につきましては既に4路線の移譲を済ませておりますが、今後も競合路線、競合路線に順ずるような路線につきましては、移譲というものも考えていかなければならないと思います。

【質疑応答:富合町との合併について-その1】

市長会見2

≪記者≫富合町についてですけれども、先日政令指定都市実現に関する特別委員会の中で市長自ら富合町に出向いていってセールスをやるべきではないかという声もありましたがそれについてはどうお考えですか。

【市長】富合の町長さんとはいろんな場でお話しているところでもありますし、また研究会の場でも事務的にいろいろ積み上げている段階でもございますので、急な会議もあると思いますが、今後も、私自身の動きも含めまして、この動きが順調に進んでいくように、私自身もいろいろ対応を考えたいと思っています。

≪記者≫具体的には。

【市長】たとえば、いろいろと研究会の中で調査報告書等が出来てきた段階では私どもも市民の皆様に対する説明も必要でしょうし、さらには富合町との調査報告書に基づいた互いトップ同士の協議も必要になってくると思います。その段階ではきちんと私としてもやらなければいけないと考えています。

【質疑応答:大型ショッピングセンター出店問題について-その1】

≪記者≫大型ショッピングセンターに関してですが、今回の対応会議が始まったばかりですが、この会議の役割というのはどういったものになるのでしょうか。

【市長】この会議の役割ですけれども、郊外型の大規模商業施設が本市に及ぼす影響について、まちづくりの観点から幅広く調査分析いたしまして対応を検討いたしますとともに、将来的な土地利用あるいは開発の方向性、今後の取り組みに対する基本的な方針こういったものを定めようとしているものであります。出店に伴う個別具体の技術的な問題に関しましては、関連する法令等に基づいて審査を行う担当部局で課題を整理して、そして、この対応会議に報告するものと位置付けております。

≪記者≫この会議で規制の方針を打ち出すということはあるのですか。

【市長】現段階で規制の方針を打ち出すというような、そういう方向性が決まっているものではありません。出店に伴ういろいろな影響がどうなのか、それについてどういう対応の必要があるのか、また、今、国のまちづくり3法の見直し等も行われておりますし、さらに県の方でのガイドラインを策定するという動きもありますし、この国県の動き等も十分見据えながら私どもとしての対応を考えていかなければならないと思っています。

【質疑応答:九州産業交通のスポンサー問題について-その2】

≪記者≫九産交のスポンサー問題ですが、熊本市としては地元企業の連合を強く押していたと聞いているのですけれども、25日には正式決定すると思いますが、県外の資本が入ってくることに対して市長がどのようにお考えなのかということと、九産交のスポンサー企業が確定すると、バス事業の4社体制の見直しというのが本格化すると思いますが、その点についてはどのように進んでいかれようとお思っていますか。

【市長】市としての、九産交のスポンサー選定についての考え方ですけれども、今年の3月に県とともに産業再生機構に対して熊本商工会議所等が推薦します地元企業グループを選定していただくように要望しているところでありまして、現在もこの考えに変わりはございません。今、産業再生機構の方で選定作業が進められている段階でありまして、先ほども申し上げたように、今はその結果を待ちたいと考えております。ですから県外からというお話でありましたが、あくまでも仮定の話ではありますが、今、それについては、決まったわけではないでしょうから、なんとも答えられないというところが正直なところであります。また、当然、バス4社体制の見直しというお話もございましたが、バス網の再編や運行体制のあり方など、そういうものは、結果がどうあれ、やはり今後も必要になってくると考えております。今の厳しい状況から考えて、そういった対応を急がなければならないと考えています。それは、スポンサー企業がどこに決まっても同じことではないかと思っています。

【質疑応答:県バス運行補助の打ち切りについて】

≪記者≫バス関係ですけれども、県の補助金の見直しなんですが、交通局に対する補助金が10月になくなるということなんですけれども、熊本市としては、あまり時間はないと思うのですが、どのように対応されるのか、そのへんはいかがですか。

【市長】まだ具体的にそれをどうするというところまでは決定しているものではありません。ただ交通局に対する補助がなくなることについては、交通局の中でもいろんな努力をしていただくことになるのではないかと思っています。路線を維持していくかどうかというようなことについては、また個々に検討することになるのだろうと思っています。

≪記者≫ 今の時点では、お金の面では、まだはっきり決まっていないと。

【市長】まだ対応については未定でありますし、また、それぞれの路線の利用状況がどうなるかというようなところも、今、いろんな地元にも、もっと利用してくださいということを呼び掛けているところでもありますし、そういったものも見ながら、今後の対応を考えていかなければならないと思います。

≪記者≫10月の前までに決めないといけないところではないですか、10月から補助金がなくなると思いますけれど。

【市長】それは事務局から説明します。

(事務局)補助金は年度末に入りますので、10月すぐにということではなく、清算として来ますので、基本的には今年度中ということになります。

【質疑応答:富合町との合併について-その2】

≪記者≫富合町との合併の件で2点お伺いします。先日富合町長が城南町の町民からの住民発議を議会に付議しますということが報道されていますけれど、このことについて市長はどう思われますか。それと、先日の市議会の特別委員会で、熊本市と富合町の住民サービスの比較表が出たのですけれども、いろんな面で格差があることが分かったのですが、それについてはどうお考えですか

【市長】城南町との協議会についてのことを富合町議会に付議するということになったと聞いておりますが、それにつきましては富合町議会の方でどのように判断されるのか、その結果を見守りたいと思っています。私どもとしては、今、富合町さんと設置しております研究会、これを粛々と進めていかなければならないと思っております。それから、富合町と熊本市の住民サービスの比較表を出しましたが、確かにいろんな差があることは明らかであります。ですから今後、一つ一つの差についてどうしていくのかということ、これは研究会等で個別に話を深めていかなければならないと思っていますし、そういった差を今後どうやって埋めていくのか、それぞれの自治体にとって厳しい状況ではありますから、その辺お互いどうやってこの厳しい状況をクリアして、住民にとってのサービスの低下等に繋がらないようしていくためには、どうしたらよいのかということまで、突っ込んだ議論が必要だと思っています。

≪記者≫熊本市と研究会をやっている現状で、城南町との住民の発議ですね、付議しないという選択肢も町長としてもできたと思うのですけれども、付議されたということについてはどうお考えになりますか。

【市長】城南町と富合町の問題でありますが、以前から合併を望んでいる声も一部にはあるわけでありまして、それを、やはり議会の判断を仰ぎたいという富合町長さんの、まずご判断だったのだろうと思いますので、これにつきましては、特段私のほうから申し上げることはありません。

【質疑応答:大型ショッピングセンター出店問題について-その2】

≪記者≫大型ショッピングセンターの問題ですけれども、基本方針を策定されるということですが、現行法令で実際規制というものはなかなか難しいということなんですけれども、そのような中で基本方針でどうやって実効性を探そうという何か具体的なものは。

【市長】確かに現行法上出店を規制するというようなことは、なかなか厳しいわけでありますが、大型店の出店にあたって、市域中心部、さらには既存商店街に与える影響はかなり大きくなることが予想されますから、やはり何らかの対応を考える必要はあるのだろうとは思っています。ただ、具体的にどういった形をとっていくのかということは、いろんなやり方は考えられるとは思いますが、たとえば、条例を制定するということもあるでしょうし、またガイドライン的なものを作るということもあるでしょうし、そういったことは、まだこれから、庁内会議を立ち上げたばかりでございますから、どういう形にしていくのかということは今後だろうと思っています。

≪記者≫現段階では市長としては、出店規制というのは難しいという認識ではあるということでしょうか。

【市長】出店そのものを規制するということは難しいと思っていますが・・・。今は佐土原の大型ショッピングセンター出店についての話をされているということでいいですか?

≪記者≫はい。

【市長】それについては、かなり大規模な計画でもありますし、環境面や交通の問題、また地下水に与える影響などいろんな悪い影響が出てくることも考えられますから、そこについては慎重な対応が必要ではないかとは思っています。

≪記者≫だから条件を付けたうえで許可を出すというようなことですか。

【市長】まだ、事前の申請を受け付けたという段階ではありませんから、それについてはまだ今後のことと考えています。

【質疑応答:内申点記載ミスに伴う和解について】

≪記者≫先日、専決処分された教育委員会の慰謝料についてですが、公費を投入することに対しては市民の方からいろんな意見があると思うのですけれども、どういう考え方をして公費を投入されることに決まったのか、その辺のお考えをお聞かせください。

【市長】国家賠償法の1条に、「国又は公共団体の公権力の行使に当たる公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によって違法に他人に損害を加えたときは、国又は公共団体が、これを賠償する責に任ずる」とございます。今回の出来事は、公務員が職務の事務行為の中でおきた過失で損害を与えていますものですから、この国家賠償法に基づいて支払うものであります。

≪記者≫合否に関係しなくてもミスがあった生徒さんがほかにもいたのですけれども、公平という面でどうお考えですか。

【市長】今回のこの和解をされた方につきましては、やはり、この転記ミスによりまして、進学する高校が変わったという事実が明らかになったわけでありますから、それにともなって、実際、公立に行った場合と私学に行った場合の学費等の差、こういったものが明らかに出てくるわけでございまして、それについては、やはり市として、教育委員会としても対応が必要であると判断したものであります。

≪記者≫その差額については分かりますけれども慰謝料についてはどうでしょうか。

【市長】本来合格していたはずの学校に、転記ミスによって合格できなかったという、それはご本人にとっても、またご家族にとっても、精神的なものも含めまして、多大な損害を与えたのだと思っておりますから、それに対する対応は必要だと思っています。確かにほかの転記ミスが許されるというものではありませんが、賠償するという意味では、やはり進学する所が変わったということに対しては賠償する必要があると思っています。

【質疑応答:市立産院見直しについて】

≪記者≫産院についてですが、廃止条例案の提案を9月議会に出されるのかということと、地元への説明が今どのような状況になっているのかということ、もう一点ですが、見直し案が、赤ちゃんに優しい病院の取り組みを民間医にも広げたいというところが含まれているのですけれども、その解釈についてですが、熊本市として母乳育児を推進していくと考えていいのでしょうか。市長のお考えをお聞かせください。

【市長】まず1点目の条例の提出時期については、これについてはまだ正式に決まっていません。ただ見直し案については新年度できるだけ早い時期に移行したいと思っています。それに基づいて、どの段階で条例を提案するかということを、今内部でいろいろと議論をしているところではあります。それから2点目、説明会等が今どのような状況になっているのかということ、これにつきましては、地元からいろいろ陳情もございまして、7月12日に向山校区の自治会に対する説明を行っています。今後、7月22日に向山校区にまた出向く予定になっております。それから、春竹校区や本荘校区の方々からも陳情をいただいておりますから、こちらの方々への説明も今後やっていきたいと考えています。それから産婦人科医、お医者さんから要望書をいただいており、産院存続を求める要望書をいただいた5つの病院がございましたが、そこにつきましても個別に説明を行っているところで、1つの病院だけまだ終わっていませんが、他は説明を終えたところでございます。それから母乳育児を政策的に推進するかどうかというところでありますが、これにつきましては赤ちゃんに優しい病院の指定を受けている産院と市民病院、民間でも1つ受けているところもあります。こういったところがさらに広がっていけばという思いを持っています。赤ちゃんを産んだお母さんにアンケートをとった時に、母乳で育てたいと思っていたけれども途中で出なくなったり、そういったときに乳房管理などの知識が不足していたために出なくなったということもありますが、そういうところに対してきちんと情報提供を行ったり、指導を行うなどの必要はあると思っております。今回見直し案でいろいろとネットワークづくりをしておりますけども、そういうお母さん方に対するきちんとした指導、またケア等をやっていくことによって母乳育児というものをやはり進めていきたいと思っております。ただ、母乳が出ない方もいらっしゃいますから、これが絶対だというものではないと思っています。ただいろんな情報が不足することによってできるのにできなかったり、やりたいと思ってもできなかったり、という方々に対してはきちんとしたケアが、また行政として対応が必要だと思っております。

≪記者≫自治体で母乳育児を推進しているところでは光市とかが有名ですが、都市宣言とかがされていますが、そこまでは、そのレベルまではないということでしょうか。

【市長】市として宣言するというところまでは考えているものではありません。

≪記者≫予算を重点配分するとか。

【市長】予算を重点配分するといいますか、今回見直し案では、市民病院と今度新たに作ることを考えておりますサポートセンターと、それから民間の医療機関、保健福祉センター、この連携によって、7000組みのお母さんと赤ちゃんに対するいろんな育児に関する取り組みに、やはり積極的に取り組んでいきたいと考えています。これはまちづくり戦略計画の方針の一つでもありますし、子育てという意味で母乳育児も含めて、そこはやはり積極的に取り組んでいきたいと思っております。母乳育児だけを中心にやっていくというものではありません。それも含めた取り組みを積極的にやっていくということであります。

≪記者≫向山校区の方は、説明会ではどのような意見がありましたか。反対の意見なんですか?

【市長】やはりなくなるという事に対する不安の声というのはあっているようであります。ただ私どもで産院という形から新生児母子サポートセンターという新たな形での取り組みというものも説明をさせていただきましたし、ある意味やはり私どもとしてきちんとした説明がなされていなかったものですから、これである程度はご理解をいただいているものと思いますが、まだまだ説明が足らないというお話もありますので、また再度説明をさせていただくことにいたしております。

【質疑応答:内申点記載ミスについて-その2】

≪記者≫内申書のミスの話に戻りますけど、いろいろ学校とか先生の話を聞いていますと、内申書のつけ方ですとか記録の仕方などが具体的に急に変わったというようなことは無いということですけど、そういう中で今年初めて調査をして、県全体ですがかなりミスがあったということですけれども、去年以前がゼロであったとはなかなか考えにくいと思うんですけど、遡って調査をするということはないのですか。

【市長】今のところは遡って調査をするというところまでは考えていません。今回調査をすべてやったということでありまして、遡って調査をするというところまでは、教育委員会のほうとしても考えていないようです。

≪記者≫必要性はないということですか

【市長】その必要性等については、また教育委員会のほうからでも答えさせていただきたいと思います。

【質疑応答:住民基本台帳に係る個人情報の保護に関する条例について】

≪記者≫8月1日に熊本市で住民基本台帳に関しての個人情報保護条例を施行して1年になると思うんですが、振り返って市長としてどう評価されているかお聞かせください。

【市長】条例を施行して1年になりますが、当初いろんな懸念といいますか、そのようなことが言われておりましたけれども、順調にこの条例が推移しているのではないかと考えております。それと個人情報保護の意識が高まる中で、そういった市民の声に、期待に応えることができている条例ではないかと思っています。他都市におきましても同様の条例を策定するところもありますし、国におきましても法律自体を見直すという動きも出てきておりますので、そういった意味では先駆けて取り組んだ意味もあったのではと思っております。

【質疑応答:富合町との合併について-その3】

≪記者≫合併の話なんですが、もし富合町と城南町の合併協議会が設置されることになった場合は、今富合町と熊本市で研究会をされてますけど、やはり城南町を含めた形で話をされるということになっていくんでしょうか。

【市長】それはその状況になってみないと何とも申し上げられません。先ほど申し上げましたように私どもにとっては、今、富合町と進めております研究会、これを確実に前進させることに全力を尽くしてまいりたいと思います。

(終了)

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