【市長発表:9月議会の提出議案について】
まず、今回の補正予算につきましては、国庫補助等の内示に伴うものがほとんどでありますが、その他、今後の業務推進上やむを得ないものにつきまして計上しています。
その主なものといたしましては、民間社会福祉施設の整備費助成におきまして、国の補助内示に伴い、所要の減額を行いますとともに、エイズ及び性感染症対策におけるエイズ抗体検査機器の更新に必要な経費を計上いたしております。
また、サンアントニオ市にあります日本庭園「熊本園」が老朽化しており、改修が必要となっておりますため、サンアントニオ市からの技術者の派遣要請に応えまして、所要の経費を計上いたしております。このほか、国の補助内示に伴い、河川関係及び熊本駅周辺整備関係で、所要の経費につきまして、それぞれ増額補正を計上いたしております。一方、道路関係では、国の補助内示に伴い、都市計画道路整備事業の新土河原出水線外五路線などの経費を減額いたしております。
そのほか、国の新規委託事業として、市内の公・私立幼稚園、16ヵ園において、未就園児の親子を含めた親の子育て力向上に取り組む経費などを計上いたしております。
特別会計では、国民健康保険会計での、生活習慣病予防のための運動を中心とした健康教室開催経費などを、また熊本駅西土地区画整理事業会計におきましては、国の補助内示に伴い、補償予定物件の建物調査経費を計上いたしております。
企業会計におきましては、水道事業会計におきまして、上水道事業債を低利率で借り替えをいたします経費、公用車をリース契約により借受ける方式に変更する経費などを計上いたしております。
その結果、一般会計において、3億5,993万円の減額補正、特別会計においては、補正額4,022万円の増額補正、また、企業会計において、1億9,218万円の増額補正、一般会計、特別会計、企業会計の合計では補正額1億2,754万円の減額、補正後の予算額は4,582億2,577万円となりました。
補正後の予算を前年同期と比較いたしますと、一般会計では5.9パーセントの減、特別会計では2.4パーセントの増、企業会計では4.2パーセントの減、一般、特別会計、企業会計の合計額では2.1パーセントの減となっております。
次に、条例案件でありますが、今回、指定管理者関係の条例を30案件提案しています。これはいずれも、指定の基準、指定管理者に行わせる業務などの整備を行うものであります。
また、そのほかの主なものといたしましては、下水道使用料の改定をするための熊本市下水道条例の一部改正をいたします。下水道事業に関しましては「中・長期経営計画」で示しておりますとおり、今後経費節減に努めましても、平成18年度からH21年度の4年間に収支不足額が発生いたします。これを、全額使用料で補いますと平均20.6%の改定が必要となりますが、不足額の一部に資本費平準化債を発行いたしますことで平均18.5%の改定案といたしました。
このほか、熊本駅東A地区第二種市街地再開発事業を施行するための条例を制定いたしますほか、辛島公園地下駐車場の供用時間を午後11時までだったものを午前1時までの2時間延長する市営駐車場条例の改正、熊本城・旧細川行部邸年間共通入園券の対象を、市内の人に限定していたものを市外の人にも拡大するための公園条例及び旧細川行部邸条例の改正などを上程いたしております。私からは以上です。それではご質問をお受けいたします。