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令和5年第3回定例市議会 市長提案理由説明

最終更新日:2023年9月4日
財政局 財務部 財政課TEL:096-328-2085096-328-2085 FAX:096-324-1713 メール zaisei@city.kumamoto.lg.jp

 提案理由の説明に先立ちまして、一点お詫びを申し上げます。


 先日、市立学校の教職員が、熊本県及び長崎県の少年保護育成条例違反により警察に逮捕され、去る八月二十五日に罰金五十万円の略式命令を受けました。


 教育に対する信頼を失墜させるこのような事案が発生しましたことは誠に遺憾であり、今後、事実を確認の上、厳正に対処してまいります。


 改めまして、議員各位をはじめ市民の皆様に御心配、御迷惑をおかけしておりますことに対し、深くお詫び申し上げます。


 次に、三点御報告を申し上げます。


 まず、八月二日から十一日までの十日間にわたり開催しました「世界マスターズ水泳選手権二〇二三九州大会」について御報告いたします。


 この大会は、福岡市、熊本市、鹿児島市の三都市で開催し、本市アクアドームくまもとにて行われた水球競技には、三十四の国や地域から約四百五十人の方が参加されるとともに、世界各国から水球愛好家の方々が来熊され、迫力ある水球競技の観戦や熊本の観光を楽しまれました。


 本大会の開催を通じて、改めて熊本の魅力や熊本地震から力強く復興しているまちの姿を国内外に発信するとともに、多くの市民の皆様にスポーツのすばらしさや感動をお伝えすることができたものと考えております。


 次に、「第四十六回火の国まつり」について御報告いたします。


 八月四日から六日にかけて開催しました「火の国まつり」は、開催期間中、様々なイベントが催され、多くの来場者で賑わいました。


 特に、メインイベントである「おてもやん総おどり」には、五十一団体、約四千人の皆様に御参加いただき、沿道にも、お子様連れの御家族や帰省中の方を含め多くの皆様がお越しになるなど、メインイベントにふさわしい盛り上がりとなりました。


 最後に、八月二十六日に開催しました「江津湖花火大会二〇二三」についてでありますが、開催にあたりましては、地域住民の方々の御協力のもと、来場者の皆様の安全確保を最優先に取り組んでまいりました。


 当日は、天気に恵まれたこともあり、過去最高となる約十四万七千人もの方々に御来場いただき、熊本の夜空と江津湖の湖面を鮮やかに彩る一万発の花火をお楽しみいただけたものと考えております。


 特に、「火の国まつり」及び「江津湖花火大会」は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止を余儀なくされ、実に四年ぶりの開催となりましたが、関係機関との連携のもと、大きな事故等もなく、無事に大会を終えることができました。


 ここに改めまして、議員各位をはじめ、開催にあたり、御尽力いただきました関係者の皆様に対しまして、心から厚く御礼申し上げます。


 それでは、提出議案について、説明に入らせていただきます。


 今回の補正予算案は、「コロナ・物価高騰」への対策経費をはじめ、先日発生した街路樹の倒木事故を受けて実施する市有施設等における樹木の緊急総点検に要する経費など、今後の業務推進上、速やかに対応する必要があるものを計上しております。


 まず、補正予算案の概要について申し上げますと、一般会計において十五億九百三十六万円の増額、補正後の予算額三千九百三十一億九千九百三十八万円、特別会計において二億三千三百七十一万円の増額、補正後の予算額二千三百二十四億六千六十八万円、企業会計において千万円の増額、補正後の予算額八百三十六億六千五百万円となり、全会計の補正後予算額は七千九十三億二千五百六万円となりました。


 補正後の予算を前年同期と比較しますと、一般会計では一・〇%の減、特別会計では二・七%の増、企業会計では三・〇%の減、全会計の合計額では〇・一%の減となっております。


 主な内容について申し上げますと、まず、「コロナ・物価高騰関連分」の補正予算ですが、今回は合計で三億九千六百四十万円を計上しております。


 分野別に申し上げますと、まず、健康福祉部門では、介護施設等における感染防止対策のための簡易陰圧装置の設置や家族面会室の整備に対する支援に要する経費を計上しております。


 次に、経済観光部門では、観光需要の早期回復に向けた台湾からの観光客やMICEの誘致促進に要する経費を計上しております。


 次に、教育部門では、各学校における感染防止のための備品等の購入に要する経費を計上しております。


 続きまして、コロナ・物価高騰関連分以外の補正予算の内容につきまして、まず、政策部門では、県と共催する『「世界津波の日」二〇二四高校生サミットin熊本(仮称)』の開催に要する経費のほか、半導体関連産業の熊本進出を踏まえた台湾との交流促進に要する経費を計上しております。


 次に、文化市民部門では、パスポート交付手数料として徴収する県収入証紙の購入に要する経費を計上しております。


 次に、健康福祉部門では、老人福祉施設等の整備に対する支援経費のほか、生活困窮者自立支援法に基づく包括支援等の業務委託や障がい者相談支援センターの運営業務委託に伴う債務負担行為を計上しております。


 次に、こども部門では、こども基本法に基づく「熊本市こども計画(仮称)」策定に向けた調査に要する経費を計上しております。


 次に、経済観光部門では、企業版ふるさと納税を活用した熊本ヴォルターズホームゲームにおける「市民DAY」等の開催に要する経費のほか、起業家等の海外派遣に係るセミナー開催等に要する経費を計上しております。


 次に、農水部門では、六月三十日から七月三日にかけて発生した豪雨により被災した農地・農業用施設の災害復旧に要する経費のほか、市街地におけるミヤマガラス対策に要する経費を計上しております。


 次に、都市建設部門では、先ほど申し上げました、街路樹・公園等の市有施設における樹木の緊急総点検等に要する経費や豪雨により被災した土木施設の災害復旧に要する経費のほか、熊本駅前広場等の維持管理業務委託に伴う債務負担行為を計上しております。


 次に、教育部門では、ICT等の先端技術を活用した不登校対策に要する経費のほか、共同調理場や小学校における給食調理等の業務委託に伴う債務負担行為を計上しております。


 次に、特別会計のうち、国民健康保険会計では、産前産後期間における国民健康保険料免除制度の創設に伴うシステム改修に要する経費、後期高齢者医療会計では、後期高齢支援システムの標準仕様準拠システムへの移行に係る調査経費、競輪事業会計では、競輪場施設整備に係るインフレスライド等への対応に要する経費を計上しております。


 最後に、企業会計のうち、工業用水道事業会計では、城南工業団地における取水ポンプ故障に伴う井戸の内部調査に要する経費を計上しております。


 以上が、補正予算の歳出の説明でございますが、これを賄う財源として、それぞれの歳出に見合う国・県支出金等の特定財源や市債を計上しますとともに、一般財源として繰越金を充当しておりますほか、競輪事業会計においては、競輪事業施設整備基金を活用することとしております。


 続きまして、条例等の議案でございますが、主なものとしまして、まず「熊本市自治基本条例の一部改正」について御説明いたします。


 これは、多様な市民の参画等の推進を明確化するとともに、防災等に関する規定を拡充するため、所要の改正を行うものであります。


 次に、「熊本市犯罪被害者等支援条例の制定」についてでありますが、これは、犯罪被害者等の支援に関し、基本理念を定めるとともに、市、市民及び事業者の責務を明らかにするものです。


 また、犯罪被害者等の支援の基本となる事項を定め、当該支援のための施策を総合的かつ計画的に推進することで、犯罪被害者等が受けた被害の軽減及び回復を図り、もって市民の皆様が安心して暮らすことができる地域社会を実現しようとするものであります。


 その他の議案につきましては、末尾に簡単な理由を付しておきましたので、説明を省かせていただきます。


 以上で説明を終わりますが、何とぞ慎重に御審議の上、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

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