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平成18年1月定例市長記者会見

最終更新日:2006年1月25日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

 それではただ今から定例の記者会見を始めさせていただきます。本日はこちらのほうからの発表項目は特に用意しておりませんけども、一点だけ、先週発生いたしました窃盗等の容疑によります本市職員の逮捕についてでございますけれども、現在事実の確認を行っているところでございますが、このような市職員の逮捕という市民の信頼を裏切るような不祥事が発生いたしまして、大変申し訳なく思っております。今後、職員の処分につきましては農業委員会が行うこととなりますが、事実の確認を行いましたうえで厳正に対処することになろうかと考えております。私のほうからは以上でございます。それでは皆さんから質問をお受けいたします。

市長会見1

【質疑応答:市職員の逮捕について―1】

≪記者≫今の件についてなんですけれども、職員の不祥事の再発防止策についてどのように考えていらっしゃるのかという点と、昨年は不祥事を受けて三役の3ヶ月間の減給などもされてましたけれども、そういった点についてはどのように考えてらっしゃるのか、2点お願いします。

【市長】職員の不祥事の再発防止策につきましては、これまでも事あるごとに研修等を行いまして再発防止に努めてきたところではございます。しかしながら、今回また新たにこういう大変市民の信頼を失墜させるような事件が発生したわけでございますから、先程申し上げましたようにまだ事実関係明らかにはなっておりませんけれども、明らかになり次第、分析をし、そしてその対応等に努めなければならないと考えております。さらなる徹底、研修も含めました徹底が必要であると考えております。それから先程の三役の対応につきましては、まだそこのところまでは考えておりません。

≪記者≫研修についてなんですけど、具体的にどのような研修をしてらっしゃるんでしょうか。

【市長】これまでも職員としての倫理観の徹底や、具体的な事例に基づいた対応など、いろんな研修を進めてきているところでありますが、今回のこの事例も踏まえまして今後のあり方というのを考えなければならないと思っております。

【質疑応答:家庭ごみ有料化について】

≪記者≫(ごみ有料化の)ゴミ袋についてなんですが、60円から45円に議会に上程される前に下げられたという点について、市長の考えをお聞きしたいのと、市民から高いとの声があったということなんですけれども、45円でも高いというふうに、そういう声が出る可能性もあるんですが、そういった声に対する対応はどのように考えてらっしゃるのか、その点をお願いします。

【市長】このごみ有料化についての取り組みでありますけれども、これまでも永きにわたりまして、市民の方々からご意見を伺い、また私どもの方からも積極的に説明会等を開催させていただきながらこの素案をつくり、そしてその素案についてもまたご意見を伺うなどして進めてきたところであります。そして今回手数料につきましての値段の引き下げといいますか、45リットルあたり60円を45円に、1リットルあたり1円ということで、今回条例として提案させていただく段階におきまして引き下げさせていただいたところであります。これは近隣の自治体でありますとか、あるいは県内の他都市の手数料等を見ました時に、やはり45リットルあたり60円というのは非常に高いというふうな、相対的なものもございますし、また市民の方々からも多く声がありましたし、また議会からもそのような意見が多数出てきていたところであります。この有料化につきましては、再三申し上げてまいりましたように、ごみの減量が目的ということでありますので、この手数料を引き下げるということは、減量効果としては下がる可能性があるわけでございますが、多くの市民の皆様方の協力が無ければこれはできないことでありますから、今回の45円をもって是非ともご理解いただくように、私どもとしてパブリックコメント、さらには説明会等を行いますので、ご理解をいただくように努力をしてまいりたいと考えております。さらなる引き下げがということでありましょうか、それにつきましては、私どもとして減量効果等を勘案しつつ、やはりこれが減量効果も出る価格ではないかということですから、さらなる引き下げというものは考えておりません。

≪記者≫今、市長のお話の中で、相対的なものというのが出てたんですけども、それは60円を提案するときにも分かっていたことではないかなと思うんですけど。

【市長】元々の料金を設定した根拠といたしましては、先程申し上げたようにこの手数料を設定するにあたっては、このごみの有料化の目的自体がごみの減量に向けた取り組みということで、アンケート調査を基に設定をさせていただいたということでありました。そして結果的に45リットルあたり60円ということであったわけですが、確かにその時からも相対的な部分では高いということは分かっていたことではあります。しかしながら減量につなげたいということで提案をさせていただいたところではありますけれども、いろんな過程の中でご意見をいただく中で、やはり先程申し上げたように多くの市民の皆様方のご理解をいただくために少し引き下げさせていただいたところでありまして、そういう中で減量を徹底して取り組んでいきたいと思っております。

【質疑応答:「都市圏及び政令指定都市についての研究会」と市町村合併について】

市長会見2

≪記者≫熊本都市圏及び政令指定都市についての研究会の初会合が10日に開かれましたけれども、これについて市長は従前から合併の話はしないというふうにおっしゃっていましたけれど、会議の席上でも生臭い話をしなければいけないですとか、いくつかの首長さんから合併についても検討していくというお話もありましたけれども、改めてあの会議の中で合併というものをどう扱うのか、あるいは扱っていかないのか、その辺を教えてください。

【市長】研究会の中では、合併の具体的な枠組みについては論じるつもりはありませんし、それは呼びかけの時からそのように申し上げてきました。ただこれまでも合併を論じる前に、いろんな意味でビジョンが欠けているのではないかと、ビジョンが無いではないかというご指摘をいただいていたところであります。そういう意味で、都市圏のビジョンづくり、そしてその中での政令指定都市の必要性について、これを是非論じたいということで呼びかけたわけでありますから、その主旨というのは最後まで貫きたいと思っております。それと、ビジョンを描くことと同時にやはり近隣の自治体との信頼関係といいますか、これもまた大事だと思っておりますから、議論を重ねることによりまして、信頼関係が深まることにもつながるのではないかと思っています。そういう中で合併という道筋もまた出てくるのではないかということを期待はしておりますけれども、ただあの中で具体的な合併の話はしないということです。それは最初の約束ですからそうしていきたいと思っています。

【質疑応答:市職員の逮捕について―2】

≪記者≫最初の不祥事の件ですけれど、逮捕された職員は53歳だったと思うんですけど、ベテランの職員がこのような形での逮捕ということへの認識と、職員に対して市長のほうから例えば何か通達を出すとか、今回の件での対応というのはあるのか、あれば教えていただきたいのですが。

【市長】まず53歳というベテランの職員がこうした事件を起こしたということでありますが、その具体的なことにつきましては先程申し上げましたように、まだ私どもの職員も本人に会ってもおりませんし、まだ取り調べの途中でもございますし、事実関係が明らかになっていない段階では、なかなかコメントというものは難しいかと思っております。それからこれを踏まえての全職員に対しての私のほうの対応でありますが、これも先程お答えをさせていただいたとおりでありまして、しかしながらこういうことが続きますと多くの市民の皆様方からの信頼を失うことにつながりかねませんので、そこのところは職員一人ひとりがこういったことに対して危機感を持つようなそういう徹底の仕方を考えなければならないと思っています。

【質疑応答:新年度予算等について】

≪記者≫今、各課の予算の査定の途中だと思うんですが、特に何か今年の特徴があるのかを聞きたいという点と、先日、おもしろくまもと創造会議から提言があったんですが、後のレクチャーの時に、何か直ぐ始めるような事業はないかとお聞きしたんですが、提言が出てきたばかりだという事でなかなか無かったんですけれども、せっかく民間から出てきたということで、何か直ぐこれはしたいというような意向があればお伺いしたいのですが。

【市長】まず来年度の予算につきましては、今お話しが合ったように査定の段階で、市長査定もまだ終わっておりませんので、まだどういう姿になるのか、特徴的なこと、具体的な話はまだ申し上げられませんけども、ただこれまでもまちづくり戦略計画に掲げておりました3つの柱、これについては重点的に取り組んでいかなければならないと思っておりますし、さらには来年度で言いますと、5月には世界女性スポーツ会議が開催されることになりますから、予算的にもあるいはその体制につきましても、これについては100カ国から700名近いお客さんをお迎えするわけですから、ここにつきましては遺漏のないように取り組んでいきたいと思っています。さらには来年の熊本城築城400年でありますとか、新幹線開業に向けた対応でありますとか、こういったものにつきましてはやはり重点的に取り組まなければならないかと思っています。それからおもしろくまもと創造会議につきましては、先般、提言をいただいたところでありまして、その中で今すぐにでも実現すべきもの、そして早急に体制整備等を図り、実現につなげるもの、それから将来の実現に向けて調査研究に取り組むべきもの、この3段階に分類をして提言をされているところであります。まだ具体的に何かをやるというところが決まったわけではありませんが、特に今すぐにでも実現すべきものにつきましては、場合によっては予算が伴わないものもあるでしょうし、これは来年度を待つというものでもなく、やはり直ぐできるものについては取り組んでいく、その機動性を持たせたい、そんなことを期待した提言ではないかと思っておりますから、私どももそういった対応を心掛けたいと思っております。

【質疑応答:消防署所再編について】

≪記者≫昨年の当初予算で、消防署所の再編ですね、市民に説明して理解を求めいくということになってますけど、かなり時間が経っていますが現状はどのようになっているのでしょうか。

【市長】昨年の3月議会による指摘等を踏まえまして、特に昨年はかなりの回数地域に出向きましての説明会等実施しているところであります。そして様々な署所の再編の計画につきましてご意見をいただいているところでありまして、まだ最終的に来年度に向けてどういうふうにしていくかということを決定したわけではございません。今そのご意見を踏まえた中でどう対応していくかということを議論している段階であります。

≪記者≫計画の変更の可能性はあるんですか。

【市長】その計画の変更があるのかないのかも含めて、今、庁内で議論している段階であります。

≪記者≫当初予算に関係の予算はあるということですか。

【市長】場合によっては当初予算に関係することもありますが、そういうことになるかどうかということもまた議論の途中だということであります。

【質疑応答:熊本駅周辺整備について】

≪記者≫九州新幹線の全線開業を控えて、県や市で県市協定に基づいていろんなハード面の整備というのが新年度も進むと思うんですけれど、一つ大きな課題として熊本駅と空港との交通ネットワークの強化とか、熊本駅と中心市街地との結節強化とかその必要性というのは県や市のいろんな提言の中でもあげられているんですけど、具体的に熊本市がどういうふうにしようとしているのかとか、特に空港面等のアクセス強化などでは見えてこないんですけど、その点は市長はどのように取り組んでいかれると思いますか。

【市長】特に駅と空港のアクセスという意味では確かにいろいろと指摘もいただいておりますし、また県を中心としていろんな手法の検討をされているところであります。その必要性といいますか、今の状況では、駅から空港までかなり時間がかかり過ぎますので、よく新幹線が開業すれば新幹線に乗って駅から福岡の空港まで行ったほうが時間的に早いと、そちらのほうに流れるのではないかというご指摘もあるわけでありまして、ここのところはやはり何らかの対策が必要ではないかと考えてはいます。ただ市域を超える課題でありますから、なかなか熊本市だけでどうこうしようということが決められるわけではありません。ここのところは広域的な協議が必要でしょうし、先程の研究会、「都市圏及び政令指定都市についての研究会」、これにつきましても交通問題というものが大きなテーマの一つになろうかとは考えておりますので、そこの場でも場合によっては議論になってくるかと考えております。駅と中心部のアクセスにつきましては、これは市域の話でありますので、ここにつきましては私どもが主体的に取り組んでいかなければならないと考えております。ただこれについてはアクセスというだけではなくて、途中の新町・古町、ああいう、まちづくりという観点からいろんなアクセス方法というものを考えていく必要があるのではないかと、ああいった街を楽しみながら中心部まで行けるということも考える必要があるのではないかということを考えております。いずれにしても熊本市、熊本都市圏にとっての交通、特に公共交通、バスにいたしましても軌道にいたしましても非常に都市圏として考えました時に、弱点の一つではないかという思いを持っておりますから、ここについての再編、そして整備というものは急務ではないかと思っておりますから、先程の研究会そしていろいろな関係者の方々と今後協議を深めて、具体的な行動に移れるような準備を進めていかなければならないと思っています。

≪記者≫中心市街地との結節の点では、市電を中心に考えていらっしゃるんですか、それともバスのほうでということですか。

【市長】市電もあるでしょうし、バスもあるでしょうし、ただそこが同じような位置づけでは競合してしまうこともありますから、その辺の整理は必要じゃないかと、市電は市電としての特徴、バスはバスとしての役割ということ、これは整理していく必要があると思っております。それから熊本駅に関しましては、交通のターミナル機能を持たせなければいけないと思っていますから、そういう意味では都市圏の交通網の再編の中で、あそこをターミナルとした時の再編というものを考えていかなければならないと思っています。

≪記者≫今いちイメージがわかないのですけれども、間に合うんですか。

【市長】もう開業まで5年という状況でありますから、いろんな意味でできるところからやっていく姿勢も必要でしょうし、あるいは将来的なビジョンをきちんと描いて、そこに向けて一歩一歩進んでいくということも必要だと思っています。

【質疑応答:郊外型大型ショッピングセンター出店問題について】

≪記者≫都市計画法の見直しが計画されてますけども、佐土原のイオンの出店への影響は何かありますか。

【市長】都市計画法の見直しが今進められているところでありますけれども、佐土原のことに関係するかどうか、これは施行がいつになるかどうかということもはっきりしておりませんので、現段階であれに影響するかどうかということははっきりしたことは申し上げられません。

≪記者≫施行の前に決着はつきそうなんですか。

【市長】今、庁内の対応会議におきまして慎重に対応しているところであります。どれぐらいかかるかというものは、まだはっきりしたものはありません。

(終了)

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