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平成18年3月定例市長記者会見

最終更新日:2006年3月30日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:平成18年第1回定例会を終えて】

市長会見1

 それでは、3月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日は、第1回定例市議会が終了いたしましたので、最初に今回の議会についての所感を述べさせていただきたいと思います。本日、今議会におきまして平成18年度当初予算案および条例案計96件を可決いただき、今議会に上程いたしました議案のほとんどが可決をされましたが、これまで、様々な面から検討を重ね、いろいろな場面でその必要性を説明してまいりました、家庭ごみの有料化並びに熊本産院廃止の関連条例につきましては、議会のご賛同をいただけなかったところであります。家庭ごみの有料化案につきましては、市民一人ひとりがごみの発生抑制・リサイクルの行動を起こすための、「ごみ減量」を目的とした施策として、多くの市民の皆様からご意見を伺いながら進めてまいりました施策だけに、今回の否決は大変残念ではあります。しかしごみ減量やリサイクルは本市の喫緊の課題でありますので、今後も市民の皆様などからご意見をいただきながら、様々な観点から循環型社会の構築に努めてまいりたいと考えております。また、これまで産院で培われましたノウハウを活かし、本市で生まれる7000組のすべての赤ちゃんとお母さんの安心づくりのために、これまで3年をかけて練り上げてきました、熊本市病院事業の設置等に関する条例の一部改正につきましては修正可決、同時に上程いたしました「すこやか赤ちゃん支援センター」設置は否決となり大変残念であります。特に産院の2年間の継続とNICUの増床につきましては、今後その実現の可能性等について、担当部署で精査することになりますが、現実問題として解決すべき課題もあるようです。いずれにいたしましても、与えられた環境の中で、本市すべての赤ちゃんとお母さんの安心づくりに取り組んでいかなければならないと考えております。
 以上今回の議会についての所感でありますが、新年度は、今議会の議決に基づき、様々な分野におきまして、新しいくまもとづくりが本格的に始動いたします。熊本駅前東A地区の再開発事業につきましては、先月の県の事業認可を受けまして、来年度は用地取得に着手いたしますほか、本市初のPFIによる熊本市総合保健福祉センター(仮称)も平成20年の完成に向け、設計にとりかかることとなります。このほか、政令指定都市の実現や、築城400年に向けた中心市街地の賑わいづくり、さらには、これまで特区の申請や教員の指導力の向上などに準備を進めてまいりました少人数学級もいよいよ実現する運びとなります。新年度も引き続き、厳しい財政状況の中、新しい熊本づくりに向けて、事業の選択と集中を図りながら、「まちづくり戦略計画」の着実な実行に努めてまいりたいと考えております。それでは本日の発表を2点させていただきます。

【市長発表:市民活動支援センター等について】

 まず、1点目でありますが、4月1日から、現在くまもと阪神8階にあります「ボランティア活動支援コーナー」を産業文化会館1階に移転し、「市民活動支援センター」としてリニューアルオープンいたします。この「市民活動支援センター」ではボランティア活動のみならず、市民の皆さまの公益活動を広くサポートしてまいりますほか、今までと比べ、打ち合わせスペース等も広くなり、交流、作業の場など活動の拠点としてご利用いただける施設となります。また、同じくくまもと阪神8階にあります「市民サービスコーナー」も4月1日から産業文化会館1階に移転リニューアルをいたします。今回リニューアルした点は、「熊本市市民サービスコーナー」では、住民票の写しや印鑑証明書等を土曜・日曜に必要な方は、金曜日午後5時までに予約が必要でしたが、これからは土曜日・日曜日でも、事前予約なしで交付できるようになります。この2つの施設は、熊本市の中心部にある産業文化会館に移転いたしますとともに、平日はもちろん、土曜日、日曜日、祝日も午後7時半まで業務を行いますので、市民の皆さまのご都合に合わせてご利用いただくことができるものと考えております。なお、4月1日の11時20分から同センターにおいて、オープニングを予定いたしております。ボランティアの皆さんによります演芸やボランティア活動のパネル展示など楽しいイベントを開催いたしますので多くの皆さんにご来場いただきたいと考えております。

【市長発表:動植物園大型遊具導入について】

 続きまして、二点目でありますが、動植物園に設置を進めておりました2つの大型遊具が完成いたしまして、来月から市民の皆様にご利用いただけることとなりました。今回設置しました大型遊具は、日本初導入として昨年の愛・地球博で好評を博した大人向けの「ディスク・オー」と小さなお子さまにも楽しんでいただけるミニ急流すべり「ドルフィンパラダイス」の2つの遊具であります。現在、4月4日からの供用開始に向け操作研修を行っているところでありますが、子どもさんだけでなく大人の人にも楽しんでいただける新たな遊具の導入は、動植物園の新たな魅力となるものであり、多くの皆様に足を運んでいただけるものと期待しております。なお、報道機関の皆様には、3月31日に事前の試乗会を予定しております。私からの発表は以上です。それでは質問をお受けいたします。

【質疑応答:家庭ごみ有料化案・産院廃止条例案について―その1】

≪記者≫先ほども市長おっしゃいましたが、ごみ有料化案が否決、それと産院廃止条例案が条件付で可決されましたが、ごみの方は市民に周知が足りないと、あと60円が45円になった理由があいまいだとかという理由がありました。産院の方は先ほど言われたようにNICUの問題、産院との存続などむずかしい問題があるかと思いますが今後どのような対応をこの二つに予定しておられますか。
【市長】今後の対応につきましては、先ほども申し上げたとおり与えられた環境の中で最善を尽くす、これに尽きると思っております。家庭ごみの有料化につきましても、産院の問題につきましても、やはり長い年月といいますか、本市にとりましての大きな課題でもございましたし、そして今回の提案に至りますまで、いろいろと議論を重ね、また、いろんなご意見をいただきながら進めてきたものでございます。それが今回同意をいただけなかったことは大変残念ではありますが、ただ今回の議会の中でも否定的な意見だけではなくて、賛同するご意見もかなりいただいておりまして、議会の中におきましても理解が進みつつあるのではないかと考えております。ですから、二つの関連の議案につきましては当面は与えられた環境の中で先ほども申し上げたとおり最善を尽くすということでありますが、そういう中で、またご理解をいただけるように努力を続けていくと、議会に対しても努力を続けていくということであろうと考えております。

【質疑応答:次期市長選について】

市長会見2

≪記者≫本議会で市長選への出馬についてしかるべき時期にと話をされていましたが、だいたいいつ頃というのを具体的にお考えでしょうか。

【市長】たしかに記者会見の場でも申し上げましたし、本会議場でも、しかるべき時期にというようなことを申し上げました。それと同時に今取り組んでいることは4年では終わることではないということも併せて申し上げたところでありますけれども、議会が終了した現時点におきましても、その思いに変わるものはありませんし、そして4年で終わるものではないというその思いはますます強くなってまいりました。ただ表明の時期はしかるべき時期ということでありまして正式にいつと決めているものではありませんけれども、議会でもああいうかたちで表明させていただきましたので、また多くの支持者の皆様方からもいつなのかという声もいただいておりますので、できるだけ早い時期に表明をしなければならないのではないかとは考えております。

【質疑応答:家庭ごみ有料化案・産院廃止条例案について―その2】

≪記者≫ごみの問題ですが、残りの任期中に再提案の可能性はありますか。

【市長】再提案は、当然、いずれ必要であるとは思っておりますが、任期中になるのか、いつになるのかということは、まだ決めているものではありません。今回の決定を踏まえて今後どう対応していくのかということを担当局と十分議論をしていかなければならないと思っておりますが、ただ今回の条例の否決でごみ減量リサイクルの動きを止めてしまってはいけないと思っておりますので、与えられた環境の中で当面は全力を尽くすことを心がけたいと思っております。

≪記者≫先ほども本会議で答弁がありましたが、ごみと産院の否決・修正で予算への影響額ですけれども、たとえば当初予算で一般財源がどれくらい増加するとか、そこらへんの試算は出ていますか。また、財政健全化にあと10億円以上収支不足額がさらに拡大するというような答弁もあったのですけれども、その点については?

【市長】産院の関連とごみの関連で条例が修正もしくは否決されたことによって、当然予算への影響というものは出てまいります。それがどの程度の影響になるというものかは、まだ具体的な数字は、詰めたものは持ち合わせておりません。それから予算の修正につきましては6月議会での補正で対応することになろうかと考えておりますので、今回の決定を踏まえて、これから早急に詰めなければならないと考えております。

≪記者≫財政健全化に収支不足が10億円もさらに増えそうだというところについては、どのようにお考えですか。

【市長】有料化によって、いただく手数料について、基本的には基金として減量リサイクルにつかうということでありましたが、一部につきましてそういう形で見込んでいたものもあります。それが入ってこなくなるということでありますので、それにつきましてはさらなる他の対応を考えなければならないと。財政健全化計画自体が、新たな計画自体が、平成21年までの4年分を平成18年度の後半以降見込んでおりましたが、今回の否決ということでその分を落とさせていただいたということでありますので、またさらなる取り組みが必要であるとは考えております。

≪記者≫産院なんですけれども、市長の受け止め方としては修正可決が、半歩前進なのか、ほぼ否決という受け止め方なのか、そこらへんはどうですか。

【市長】いずれにしても、先ほど申し上げたとおり、与えられた環境の中で、お母さんと赤ちゃんの安心・安全づくりに向けた取り組みを最大限行っていくと。ただ、今回の条例案を見ておりますと産院はそのまま存続と、それからNICUも取り組みなさいということであります。決してこの二つの問題を天秤にかけたものではありませんけれども、議会の中で話があったように天秤にかけたものではありませんけれども、しかしながらNICUにつきましてはこれも喫緊の課題だと思っておりますので、現状与えられた条件の中でどのような対応ができるのかということを、これも早急に詰めなければならないと考えております。それから、支援センターの中で取り組もうとしていたこと、これも産院の現行のスタッフ等を中心に考えておりましたので、これも現状ではできなくなりますけれども、しかしながらこの目標も旗を降ろすことなく進めていかなければならないと考えております。

≪記者≫修正案をそのまま執行する形で考えていらっしゃるのですか。

【市長】現実問題として、そのまますぐ執行するというのはかなり難しいものであります。人の問題もありますし、人が一番の課題であります。

≪記者≫改めて市長側から再提案するようなことも視野にあるんですか。

【市長】すぐ再提案ということは考えておりませんが、何度も申し上げておりますとおり与えられた条件の中で最善を尽くすということであると考えております。それを進めていきます中で、必要な場合は再提案ということもあり得るかとは思います。ただ、付帯決議の中で2年間という条件も出ておりますし、それも踏まえなければならないのではないかとは考えております。

≪記者≫市民病院のNICUですが、6、7月からの稼動が予定されていたと思うのですが、現時点では無理だという認識でよろしいですか。

【市長】7月からの稼動予定だったのですが、現時点では7月からの稼動は無理ではないかと考えております。

≪記者≫人の問題が一番大事だと思うのですが、例えば3床ではなくて、1床とか2床とか縮小した形で増床するということもあるのですか。

【市長】3床を1床にしたからといって人数が3分の1になるものではないということでありますので、簡単に、3床を1床、まずは1床ということが現実問題としてやりにくいところでもあります。ですからどのような対応が必要かしばらく時間を要すると考えております。

≪記者≫検討の結果、できないということになった場合に、それは議会の方に執行部側から説明をされることになるのですね。

【市長】それは、説明をしなければならないと思います。もしできないという結論に達した場合は、それは説明が必要だろうと思っております。

≪記者≫新たに人を雇うという選択はできないということでよろしいですか。

【市長】ご承知のように行財政改革推進計画の中において、また集中改革プランの中におきましても厳しい定員管理を進めております中で、そうそうに人を増やすということは難しいのではないかと思っております。あとは病院内での対応がどこまでできるのかということだと考えております。ただ、市民病院の中におきましても経営改善計画をつくりまして、それを進めております中だけに、そうそう簡単に人は生み出せられないのではないかと思っております。

【質疑応答:PFIについて】

≪記者≫PFIですが、情報公開のあり方についてもかなり要望が出たのですけれども、その点はどのように改善していかれるのですか。

【市長】それはできる限り情報公開には努めなければならないと考えておりますが、ただ、本会議や委員会の中でも答えておりましたように、やはり提案してきた企業のいろんな問題もあろうかと思いますので、それはどこまで公開できるかということ、これは他都市の状況等も参考にする必要もあるのではないかと考えております。提案されたもの全てを公開するのは難しいと思っております。どこまで出せるのかということを今回の意見を踏まえて考えていかなければならないのではないかと思っています。

≪記者≫初めてのPFI事業になると思うのですが、地元の建設業界の方たちが落とせなかったということで、かなり危機感を高めていらっしゃるんですが、なかなか、PFI事業は地元が落とせないのが現状だと思うのですが、今回熊本市が(県内の)自治体として初めて行われるということで何か地元参入の問題で課題を残したとか、そういった点の認識はありますか。

【市長】当初の審査をするうえでの配点の問題ですとか、できる限り地域貢献といいますか、そういうものを手厚く、できる範囲内で手厚くということでやってまいりましたが、結果的に地場の方々がとれなかったという結果で終わりました。やはりPFIという手法は今後も広まってくるのではないかと考えております。また、非常に財政的に厳しい中で平準化という意味でも、またコストの縮減という意味でも、私ども今後も用いていきたいと思っております中で、地場の方々が今後も参入しようという意欲をもっていただくようなどういう手法があるのかということ、これは(建設業)協会等ともまた協議をしていく必要があるのではないかと考えております。

【質疑応答:意見陳述人制度について】

≪記者≫今議会に議員提出されました意見陳述人制度、これが可決されましたけれど、県などから地方自治法などに抵触するのではないかとの指摘が出ていますがそのことについてはどのように考えていらっしゃいますか。

【市長】抵触するのではないかという意見があることは聞いておりますが、ただ明確に抵触しているということではないと聞いております。ですから、県なり専門家のご意見を伺いながら執行には万全を期したいと考えております。

≪記者≫予算の執行はされるということですか

【市長】議会の中でもいろいろとチェック体制といいますか、慎重な体制をつくるというお話が先ほど出ておりましたし、私どもそのへんを確認のうえ、執行には万全を期してまいりたいと考えております。

≪記者≫再議ということは考えておられませんか。

【市長】今のところ考えておりません。

【質疑応答:政令指定都市・富合町との合併について】

≪記者≫富合の件ですが、新年度以降合併に向けて、これまでの取り組みを無駄にしたくないとおっしゃられているので、まだ協議をされると思うのですが、具体的にはどんなふうな進め方をされようと思っておられますか。

【市長】具体的には、また、富合町の中におきましてもいろんな説明会等を、住民の理解を得るために進めていかれると聞いておりますので、そういった部分に対して私どももできる限り協力してまいりたいと考えております。

≪記者≫富合町はもう一回説明会を開かれるということですか。

(事務局)まだ決まってはおりません。十分ではなかったという意見で否決ということだったので、それに対して、今後どのように住民の方々に話をしていくかということを富合町の方で検討しておられるということで、そのようなことがあれば私どものほうで情報提供をしていくということで、具体的に富合町のほうとしているものではありません。

≪記者≫市民に対しては何かありますか。

【市長】これまで必要に応じまして出かけて説明会等を行っているところでありますので、今後もそれを継続していくということとなると考えております。

≪記者≫富合町との研究会についてはそのまま存続していくということですか。

【市長】当然この研究会は存続ということであります。

≪記者≫研究会の再開というのは考えておられますか。

【市長】それはまた、今後どういう状況になるのか、もうしばらく富合町さんの状況を見定めたうえで、この研究会をどうするかということは考えていきたいと思っております。

≪記者≫第2回の都市圏研究会がはいっていますけれども、あの場では直接合併の話はしないということですが、今後任期が半年になって政令市実現を公約に掲げておられたわけで、都市圏研究会では今後どういった議論をされていくのですか。

【市長】研究会の課題でもありますけれども、たとえば産業政策でありますとか、喫緊の課題と考えておりますが交通問題でありますとかそういう具体的テーマ、あるいは全体的な都市圏のビジョンづくりなどをやっていきたいと。スケジュールでいきますと9月までには基本構想、そして2月までには基本計画の策定までもっていきたいと思っておりますから、そうそう時間もありませんのでそれに全力を挙げて取り組むということになるだろうと思っております。そういうことを続けていく中で自治体同士の信頼関係を高めていくことにつなげていきたい、そして私もそれぞれの首長さんと信頼関係を築いていくということに全力を挙げたいと考えております。

市長会見3

【質疑応答:郊外型大規模商業施設対応について】

≪記者≫今議会に佐土原の件(大型ショッピングセンター)についてもいろいろ陳情が出ておりましたけれども、いつ頃に開発許可をされる予定ですか。

【市長】時期については、まだ未定であります。対応会議の中におきましてもいろんな角度から研究を進めている段階でありますので、いつぐらいに出せるという、見通しがあるものではありません。

≪記者≫その対応会議の中でまだ時間がかかるという認識なのか、もうそろそろ判断をするまでに至っているのか、その点はどうなのですか。

【市長】特に佐土原の問題に関して、そうそう時間を長くかけるというものではないのではないかと考えておりますけれども。できるだけ早く方針を示さなければいけないのではないかと考えております。ただ、これがいつぐらいになるのかということ、これはまだ見えておりません。

≪記者≫課題の整理というのはだいたい終わったということでいいのですか

【市長】課題の整理もまだ完全ではないと思っております。

【質疑応答:議会対応について】

≪記者≫今回市民の皆さんからの意見ももらいながら提案された議案が結局通らなかったということで議会側への説明のあり方、市長の考えを議会側に理解してもらうための説明のあり方が現状これでいいのか、今後は何か考えていかなければいけないのか、そのへんの認識というのをお聞かせください。

【市長】議会への説明のあり方という意味では、3年数ヶ月になりますがいろいろご指摘を受けながらより丁寧な説明をというものをこころがけてきたつもりではございます。そういう中において今回の結果的には否決となりました二つの問題につきましても、過半数には至りませんでしたけれども最初にくらべれば理解はかなり進んだのではないかと考えております。また、結果的に反対となられた会派の中におきましても個人的に理解されている方は広がってきているのではないかと思っておりますので、これまで取り組んできたことをさらなる丁寧な説明というものを今後もこころがけていくということだろうと考えております。

【質疑応答:耐震強度問題について】

≪記者≫耐震強度不足が指摘されている市内の物件についてですけれども、先日そのうち5件が問題がないと、のこり7件残っていますが、いつ頃に結果が出そうなのかということと、国土交通省の専門機関に託しているものについても市が報告することになるのか、国土交通省が直接発表することになるのか、2点について教えてください。

(事務局)国のほうでも慎重に対応しておられますので目処はまだついておりません。
当初は2件を理論とかを考えをまとめているところでありましたけれども、慎重に1件ごとの検証になっているようです。

【市長】ですから国が調査している分についてどちら側で発表するということも決まっていないということです。とにかく非常にシステムといいますか、ソフト自体も100種類ぐらいあるというものでもありますし、何を持って最終的な数値とするのかということは大変難しいようであります。市民に対して混乱を生じないように慎重にも慎重を期したうえで公表しなければならないと考えています。

【質疑応答:議員定数削減について】

≪記者≫議員定数の削減について提案が出ていたんですけれども、市にとっても経費の節減になるとは思うのですが、市長はどのようにお考えですか。

【市長】議員数の削減に取り組んでいきましょうという提案を議会運営委員会でされたということですね。県議会におきましても確か6名の削減を進められましたりとか、行財政改革をしなければならない、そういう中で議会のほうも何らかの対応が必要であろうということでこれから検討にはいられるようであります。基本的には議会側での結論を待ちたいと思っております。

≪記者≫それは数を減らすということにつながるということですよね。

【市長】これから議会の中で議論をされるのだろうと思っております。そして議員の数を減らすのか、あるいは別の方法があるのかということになるかもしれませんし、その辺はわかりませんが、ただ、そういうことをやっていこうという姿勢を示されることはありがたいことだと思っております。

≪記者≫経費の削減についての取り組みにということですか。

【市長】行財政改革を行政側が取り組んでいる中で議会側もという発想だろうと私は理解しておりますので、結果的にそうつながるのではないかと思っております。

(終了)

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