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平成18年4月定例市長記者会見

最終更新日:2006年4月20日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:世界女性スポーツ会議】

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それでは、4月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日は、朝からノーマイカーデーのパレードを行ったところでございますが、記者の皆さん方も朝早くからの取材大変お疲れ様でございました。私も3回目の参加を致しまして、少しずつではありますけれども公共交通機関を少しでも使おうという機運が高まってきているのではないか感じたところでございます。それではこれから始めます新たな事業や取り組みにつきまして、3点の発表をさせていただきます。

まず1点目でありますが、開催まで20日と迫りました「2006世界女性スポーツ会議くまもと」についてであります。この会議は、スポーツ界における男女共同参画社会を目指す会議でありますけれども、同時にスポーツの枠を超えまして社会全般にわたる男女共同参画社会を実現しようというもので、5月11日から14日まで、ホテル日航熊本、くまもと県民交流館パレア、熊本城などを会場として開催をいたします。今回の会議の参加者数でありますが、4月14日現在におきまして、91か国より713名の申し込みをいただいているところであります。世界女性スポーツ会議ですが、これまで主にスポーツ関係者を中心として開催をされてきたところでありますが、今回の熊本会議では、多くの市民の皆様にもかかわっていただいているところでありまして、市民の企画による2つの分科会「ひのくにスポーツネットワーク」と「熊本女性かたらん会」の会議参加、ホームステイの実施、会議に参加できない市民の皆様にもこの会議の状況をお知らせするために、市内4ヶ所におきましてモニター放映を行いますなど新しい試みを行うことといたしております。また、熊本市中心商店街の皆様方によります「市民交流会」なども計画されているところでありまして、広く市民の皆様方にご参加をいただきまして、市民がサポートする会議として盛り上げていきたいと考えております。今回の会議ですが、市民の皆様のご協力によりまして、国内外から本市を訪れていただきます多くの方々を熊本らしいおもてなしでお迎えし、熊本の魅力をアピールすることで、会議の成功につなげていきたいと考えております。また、お手元に資料をお配りいたしておりますが、開催直前のプレイベントと致しまして日本女子代表なでしこジャパン対アメリカ女子代表のサッカー国際親善試合や欽ちゃん球団ゴールデンゴールズと地元球団の熊本ゴールデンラークスの対抗試合などを行います。このほか、併催イベントとして「アスリートトークショー」や「女性スポーツフォーラム」など著名な選手の皆さんに出演していただくイベントの実施をいたします。昨年から、プレイベントとして、女子ラグビー日本選抜東西対抗戦をはじめとするさまざまなスポーツ大会などが本市で開催をされましたが、会議終了後におきましても、この世界女性スポーツ会議の開催実績をもとに、そして会議準備の中で培ってまいりました日本オリンピック委員会や日本サッカー協会などとのパートナーシップを大切にしながら、女性のスポーツ大会をはじめ、さまざまなスポーツ大会の開催でありますとか、各種競技団体の合宿誘致などにも積極的に取り組んでいきたいと考えております。

【市長発表:日本動物園水族館協会通常総会並びに協議会】

2点目でありますが、社団法人日本動物園水族館協会の全国動物園水族館協会通常総会並びに協議会についてであります。協会の総裁でいらっしゃいます秋篠宮文仁親王殿下のご臨席のもとに、5月25日、26日の二日間の日程で、本市において開催されます。動物園や水族館のさまざまな話題が、マスコミ等で全国的に注目されますなか、展示方法や教育普及活動の事例発表等によります情報交換や、運営の課題等について活発な議論が行われるものと考えております。本市の動植物園では、先日新たな遊具を導入いたしまして、市民の皆様方にも好評を博しているところでありますが、この全国規模での関係者によります会議の開催を機といたしまして、さらに本市の動植物園の魅力づくりに努めてまいりたいと考えております。日程などの詳細につきましては、後日、動植物園よりお知らせをいたします。

【市長発表:熊本オフィシャルウォーター】

3点目でありますが、熊本オフィシャルウォーターについてであります。熊本市は、67万の市民の上水道をすべて地下水で賄う「日本一の地下水都市」である訳でありますが、このような都市は世界でも稀であるといわれております。さらに、その品質でありますが、ミネラルや炭酸ガスを含み極めて良質で、全国的にも高く評価をされているところであります。そこで、本市の地下水を「KUMAMOTO(クマモト)ブランド」の一つと位置づけまして、本市のオフィシャルウォーター(公式飲料)として全国に発信をし、100%地下水都市・熊本を内外にアピールしてまいりたいと考えております。その手始めといたしまして、先ほど申し上げました「2006世界女性スポーツ会議くまもと」におきまして、熊本オフィシャルウォーターとして今回新たにデザインをした水のペットボトル「熊本水物語」を活用してまいりますとともに、今後熊本市で開催されます会議やコンベンションなどでも積極的に活用していきたいと考えております。そして、このことに先立ちまして、この熊本オフィシャルウォーターの発表会を、5月8日に、観光関係、経済団体、報道機関、環境団体などの方々をお招きいたしまして、熊本ホテルキャッスルにて、午後1時30分から開催をいたします。当日は、「熊本水物語」のお披露目や本市出身のプロゴルファーの不動裕理さんへのスペシャルユーザー証の授与などを行いますほか、私自身この熊本オフィシャルウォーターのプレゼンテーションをする予定でございます。報道機関の皆様方にも、広くPRしていただきますように、お願いを申し上げます。私からの発表は以上3点であります。それでは質問をお受けいたします。

【質疑応答:木村建設関連の建築物耐震強度調査状況についてーその1】

《記者》木村建設の耐震強度の偽装問題についてですが、熊本市が担当する物件で日本建築防災協会に判断を仰いだ物件があったかと思うのですが、その物件について進捗状況を教えてください。

【市長】3月31日に担当課から公表させていただいたところであります。その際に新たにその耐震性が確認された物件として3件公表させていただいたところでありますが、本市で調査をしているもの、あるいは東京に送って調査をしているものとある訳でありますが、3月31日以降の動きについては今のところ変化はございません。引き続き調査を進めているという段階でございます。

【質疑応答:市役所の防犯体制について】

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《記者》先日爆破予告騒ぎがあった訳ですが、以前も刃物を持った方が市役所に押し入ったことがあったのですが、防犯体制を今後強化していきたいということがあれば教えてください。

【市長】前回の刃物を持った方への対応ですとか、今回のような爆破予告に対する対応でありますとか、その都度対応はしておりますけれども、この対応でどうなのかということを見直しながら防犯体制の、有事の体制の強化に努めているところであります。特にこの前のような爆破予告のような話は非常に多くの人達を不安に落とし入れるような許せない行為だと思っておりますが、私共としてそういう情報を得たとき、どういう動きをするかということ、これも県警や消防と連携をとりながら万一に備えるということをやってきたところでありますが、今回もそれに基づいて動いたというところであります。それから私共でできる警備体制の強化については順次進めているところでございます。

【質疑応答:家庭ごみの減量・NICUの増床について】

《記者》市長は常日頃与えられた環境で停滞させることなく取り組みたいとおっしゃっていますが、例えばごみの減量とかリサイクルについて具体的にどういうふうに取り組んで行かれるのか、あと、産院については修正案のなかでNICUの充実というのをまとめられていたのですが、なかなか難しいというお話でしたが、どういうふうに取り組んでいかれるのか2点教えてください。

【市長】ごみの有料化につきましては申し上げておりますように、ごみの減量及びリサイクルを進めることが第一の目的でありますから、前回の議会の結果を受けまして、どうするかということを担当課で協議をしているところであります。現時点におきましても一般家庭ごみにまだまだリサイクルに回せる資源ごみや資源物が、かなり含まれているような状況でありますから、そこをいかに資源物として回せるかということを徹底して地域での説明会でありますとか、あるいは普及啓発活動でありますとかそういうことに力を入れなければいけないなと考えておりますし、担当課でもそこを中心として今具体的にどうするか、どういうスケジュールでやるかを検討している状況でございます。できるだけ早い時期に動けるようにしたいと思っております。そして与えられた環境のなかでどこまでごみ減量が進めることができるのか、平成22年度までに20パーセントの削減目標を掲げておりますから、どこまで取り組むことができるのかということに挑戦したいと考えております。それから産院関連に伴いますNICUの件でありますけれども、私共として喫緊の課題であり、できるだけ早く増床したいと思っておりますが、なかなか厳しい状況であることは間違いありません。ただ、今、市民病院を始め担当局でもどういった対応が可能かということを検討している状況でありますが、ただこの前も申し上げたように、なかなかすぐに増床ということは非常に厳しい現状でございます。

《記者》ごみの減量、リサイクルについては分別を徹底するような地域の説明会を新たにこれから行うということでしょうか。

【市長】今、出されている一般のごみの中にも資源物に回されているものが含まれている訳でありますから、そこを徹底して取り組んでいただけるようにという普及啓発活動をやらなければいけないと思っております。それは広報媒体を通じましても、あるいは新たな説明資料も必要なのかもしれませんし、具体的にどうすれば、例えば紙ごみに回せますとか、今もごみゼロサポーターの登録等をいただいているところでありますけれども、67万市民全体を考え、そのごみゼロサポーターに登録をいただければ、そういう情報をその方々に対しては提供しているところでありますが、やはり67万市民全体に対しても、もっと徹底した広報活動も必要だろうと、そしてその一環として地域に出向いて行っての説明会というのも必要だろうと考えているところでありまして、どういうスケジュールで取り組んでいくのかということを担当課で詳細を詰めているところであります。

《記者》今までは地域を対象にした分別の徹底に対する説明会というのはされていなかったのですか。

【市長】それもあわせて行っていたのですが、さらに徹底して行うということです。

《記者》NICUは今年度中は難しいということですか。

【市長】今年度中の増床というのは、まだできるかできないかを含めて検討しているところでありますが、繰り返しになりますが、なかなか厳しい状況であると感じております。

《記者》ごみ有料化に絡んで本年度戸別収集のモデル地区を設けて、そこでシミュレーションを行うという計画があったかと思うのですが、有料化の議案否決でその計画は予定どおり行われますか。

【市長】それをどうするかも含めて今、検討中ということですね。モデル地区は確か基金の中で活用してという事業だったかと思っておりますから、基金自体もできなくなった訳ですから、与えられた環境のなかでどこまで減量に取り組めるかということですから、戸別収集の話につきましてもどうするかということを含めて今検討している段階ではあります。

【質疑応答:土佐犬咬傷死亡事故発生について】

《記者》先日市内の内田町で女性が土佐犬に咬まれて死亡したという事故がありましたけれども、それについての新たな対策等あれば教えていただけますか。

【市長】まず、今回の事故でお亡くなりになられた方とそのご遺族の方々に対しまして、心から哀悼の意を表したいと思います。本市においてでありますが、犬の飼い主に対する犬の適正飼養について指導啓発に努めてきたなかで、今回の事件が起きたことは大変残念にとらえております。今後、飼い主に対して犬の適正飼養の普及啓発にさらに努めまして、再発防止を進めなければならないと考えております。

《記者》具体的な再発防止策は何かお考えでしょうか。

【市長】まず、動物愛護センターに登録されている犬のうち、人に危害を加えるおそれの高い犬の所有者に対して文書で注意を喚起しようと考えております。闘犬として品種改良されました土佐犬でありますとかピットブルという種類につきましては、早急に立ち入り調査を実施したいと考えております。その他犬の適正飼養につきましては、市政だよりやホームページ等を通じまして、さらに徹底を呼びかけてまいりたいと考えております。

《記者》今回の土佐犬は登録されていなかったということですが、その辺については何か防止策等考えておられますか。

【市長】先ほどの普及啓発を進めていきますなかで、呼びかけていかなければならないと考えております。

【質疑応答:富合町との合併に向けての取り組みについて】

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《記者》富合町とその後何か協議はされましたか。

【市長】協議は(法定合併協議会の設置案)否決後に、例の富合町での町議会の解散、署名が出されたということは聞いておりますけれども、具体的な今後の協議は致しておりません。ただこの前も申し上げたように、これまで富合町さんと私共との間で積み上げてきましたもの、報告書の策定をし、地域説明会等やってきましたが、決して無駄にしたくないという思いは持っておりますので、今後どうしていくのかということはまた近々協議をしなければならないと思っております。

【質疑応答:九州における道州制について】

《記者》先日の九州市長会で九州府を十年後にという決議をされたと思うのですが、市長も参加されたと思うのですが、市長のお考えを聞かせてください。

【市長】その骨子案を先日、委員会の中で決めたところでありまして、そして五月に行われます九州市長会の総会のなかでそれを諮るということでありますから、最終的に決定したということではありません。委員会のなかでは10年後を目指してということを決めたという状況ではあります。九州府の道州制に対する思いといいますか、これだけ市町村合併が進んでいくなかで広域自治体のあり方というのは当然問われてくるのだろうと、そういう中で九州府、九州における道州制につきましてはこれまでも経済界でありますとか、あるいは知事会のなかで議論が進んでいた状況であります。そして少し遅れる形ではありますが、基礎自治体でもございます市長会のなかでこういう議論がなされるということは、私は大変意義のあることだと思っております。これまでの進め方は、ややもすると国のほうからの押し付けの道州制といいますか、押し付けの道州制にしてしまってはいけないと考えておりまして、やはり住民の視点で考えて、あるいは基礎自治体として、基礎自治体がなにをやるのかと、そしてそれを補う形で補完性の原則で広域自治体が何を行っていくのか、そして最低限国がなにをやるのかと、やはり下からの積み上げでこういうのはやっていかなければならないと。前回の三位一体の改革、あれは地方分権が一歩前進したという意味では大きな意味を持つと思っておりますが、ただ本当の地方分権につながっているかというと中身については少々疑問の残る点もあります。国と地方との配分の比率を何対何を何対何に変えるですとか、そういうものではなくて、やはり基礎自治体がなにをやるのか、そして広域自治体が何をやるのかということで、繰り返しになりますが、下から積み上げていく道州制というのは非常に大事だと思っておりますから、そういう意味では九州市長会のなかできちんとした議論をしていきたいと思っております。その中で10年後を目標として取り組んでいこうと、非常に大きな話でもありますから現実の可能性がどこまであるのか、なかなか難しいなという思いもありますけれども、そこを目標に向かって進めていくということは大事なことではないかと思っております。

【質疑応答:木村建設関連の建築物耐震強度調査状況についてーその2】

《記者》耐震強度不足の問題で先程(前回の発表から新たな進展)は無いとおっしゃっていましたが、いつ頃までにという話が入っているのでしょうか。

【市長】担当課におきましても構造班を新たに作りまして、今、集中的にやっているところでありますので、できるだけ早く出さなければならないと思っておりますが、なかなかいつまでにという目処はたっていないようではあります。当然、国にもできるだけ早くということは求めていきたいと思っております。

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